温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報を公表します。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)。

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)。

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2016年12月08日

今日から3日間! ポスターフェスティバル


 前橋市民のみなさん、こんにちは!
 いえいえ、市外だろうが県外だろうが、全国から来て見ていただいてもよろしいのです。
 明日から3日間、前橋市の中心商店街(通称:Qのまち) で 「歳末大感謝祭」 が開催されます。
 温泉宿泊券が当たる大抽選会もありますぞ!!

 で、この感謝祭にあわせて、今年も群馬デザイン協会の企画・協力による 「ポスターフェスティバル」 が今日から開催されます。
 昨年同時期に弁天通り商店街で開催された 「弁天通りポスター祭」 が大変好評だったため、今年はエリアを拡大して全中心商店街で実施することになりました。

 協会所属のデザイナーやイラストレターたちが、商店街の一店一店を訪ね、コミュニケーションを重ね、お店の魅力や特徴を話し合い、創り上げた力作ばかり45点!
 1点1mもある迫力あるポスターが、揃いました。
 Qのまち商品券がもらえる人気投票も実施しています。


 えっ、なんでライターの僕が、そんなにも宣伝するのかって?
 はい、理由は2つ!

 僕が所属しているクリエーター集団 「プロK」 のメンバーが多数参加しているのです。
 僕の著書に関わっているデザイナーも作品を出展しています。

 それと、毎年僕は、抽選会の特賞である温泉旅館の選出をしているからです。
 ※歳末大感謝祭は、9日(金)~11日(日) の開催です。


 たった3日間と期間は短いですが、ぜひ、この機会に前橋中心商店街 「Qのまち」 に足をお運びください。



    『Qのまち ポスターフェスティバル』

 ●会期  12月8日(木)~10日(土)
        10:00~19:00 (入場無料)
 ●会場  前橋プラザ元気21 1階にぎわいホール
 ※元気21とシネマまえばしの連絡通路では、A3サイズに縮小して展示し、平成29年1月9日(月) まで人気投票を継続しています。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:31Comments(0)ライブ・イベント

2016年12月07日

伊香保温泉 割烹旅館 「春日楼」


 伊香保中心街を通る県道(通称:一文字通り) から 「かみなり坂」 を下った、一番下。
 「ここも伊香保なの?」 と一瞬、戸惑うほどの静寂に包まれています。
 春日楼は、伊香保温泉で、石段街から一番離れた旅館です。
 まるで一軒宿のように、ポツンとたたずんでいます。

 でも、そのたたずまいは、旅館というよりは料亭。
 形の良い松やヒイラギなどの樹木に囲まれた庭園を歩きます。
 それもそのはず、ここは伊香保で唯一の割烹料理の宿なのです。
 “現代の名工” を受賞した料理長が腕をふるいます。


 玄関では下足番の 「熊二郎」 と、調理見習と描かれたエプロンをした 「熊五郎」 がお出迎え。
 どちらも本物のクマの剥製です。
 「熊五郎は、私より古いんですよ。でも、いまだに見習い中です。フフフッ」
 と笑う古参従業員の一場ふみえさん。
 昭和52年の創業時から客人を出迎えているクマだといいます。

 フロントのカウンターを見れば、ちょうど上毛新聞の1面が出ています。
 群馬テレビの番組広告を指さして、今晩の出演のことを伝えると、
 「あらら、みんなに伝えなくっちゃね。他のお客さんにも」
 と明るく気さくな人柄がのぞきます。

 ネットの書き込みなどを見ると、「従業員がアットホームで居心地が良い宿」 などとありますが、本当に家庭的で、ともすると取材に来ていることを忘れてしまいそうな宿です。


 夕刻までに取材を終え、ひと風呂浴びて、匠の料理をいただき、あとは部屋にもどってテレビを観るだけ……
 畳の上で、ゴロンと横になっていると、
 「小暮さん、大変です。3チャンネルが出ませんよ!」
 と大声を上げるカメラマン氏。
 「どれどれ……、本当だ!」
 と、あわてる僕。
 他のチャンネルは、すべて映るのに3チャンネル(群馬テレビ) だけが映りません。
 放送まで、あと1時間です。

 でも、ご安心ください。
 事情を話すと、すぐに番頭さんが、すっ飛んできてくれました。
 結局、僕らの部屋のテレビは映らなかったため、わざわざ隣の部屋を用意してくださいました。
 ありがとうございました。

 事なきを得て、無事に9時のオンエアを見ることができました。
 放送終了後からメールと電話が、続々入ってきました。
 みなさん、観てくださったのですね。
 感謝!

 今日、家に帰ってパソコンを開いてみると、やはりメールが届いていました。
 「髪の毛は、黒いほうが若く見えて良い」 などの意見もありましたが、みなさん、楽しんでくださったようであります。
 「もっと素顔を知りたい」 なんていうメールもありましたよ。

 テレビを観てくださった友人・知人・読者のみなさん、本当にありがとうございました。
 お礼申し上げます。

 温泉ライター 小暮淳は、ますます裸になって、温泉を駆け回りますよ!
 応援、よろしくお願いします。
   


Posted by 小暮 淳 at 19:51Comments(0)温泉地・旅館

2016年12月06日

いよいよ今夜放送!


 群馬県民のみなさん、こんにちは!
 もしくは、群馬テレビの受信可能な隣県民のみなさん、こんにちは!
 いよいよ今夜、放送ですよ!


 今日の新聞は、ご覧になりましたか?
 上毛新聞1面および読売新聞33面(群馬版) に、大きく番組の広告が掲載されました。

 “火曜夜9時は見逃せない!!!”
 “地域の埋もれた記憶を掘り起こしてトリビアに紹介!”
 “ぐんま!トリビア図鑑”

 そして、今夜の12月6日放送だけ太字で大きく書かれています。

 “温泉ライター 小暮淳の素顔!”

 その横にはロケ地となった温泉のある地名が……

 “前橋市(旧大胡)” 

 そーです!
 今回、僕が裸になる温泉は、あのリウマチが治ったという噂が広まり、一時、首都圏からもわんさか湯治客が訪れた “奇跡の井戸水” が湧く、知られざる前橋市の秘湯であります。
 前橋市民だって、温泉ファンでなければ知らない、知ってても、なかなかたどり着けない住宅地の中の一軒宿です。

 温泉の話はもちろん、名物の隠れグルメなども紹介しつつ、カメラは僕の “過去” を暴き出します。

 20代のカーリーヘアの風来坊時代、ストリートやライブハウスでのシンガーソングライター時代、そして雑誌の編集長時代とタイムスリップして、やがて現在の僕へともどって来ます。


 さてさて、どんな素顔が飛び出すのでしょうか?
 お茶の間で、お楽しみください。

 ※再放送は、12月10日(土) 10:30~と12日(月) 12:30~です。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:15Comments(3)温泉雑話

2016年12月05日

「なかのん」 が観光大使に


 「なかのん」 って、知っていますか?

 頭は、岩風呂と満開の花を表しています。
 趣味は温泉めぐりで、スポーツやアートが大好きな、中之条町(群馬県吾妻郡) のイメージキャラクターです。

 その 「なかのん」 が、このたび(11月6日) に中之条町の観光大使に就任しました。
 そうです!
 僕に続いて、6人(?)目の大使であります。

 僕の就任が10月1日ですから、後輩になります。
 でも町内での知名度でいけば、「なかのん」 のほうが断然有名なのであります。

 ちなみに 「なかのん」 には、子どもがいます。
 「なかっこちゃん」 といいます。
 頭は、温泉のしずくを表しています。
 いつも元気で、ちょっと甘えん坊。
 好きなものは、「なかのん」 と、中之条のおいしいお米 「花ゆかり」。

 どちらも “花と湯の町なかのじょう” にふさわしく、しっかり温泉をPRしています。


 手元に届いた中之条町の広報誌によれば、同日、2人(?) に特別住民票が交付されたとのことです。
 また、今年の 「ゆるキャラグランプリ2016」 で、「なかのん」 は第275位と大健闘!
 昨年が305位ですから、30位もランキングがアップしました。

 ということで、小暮淳ともども中之条町観光大使の 「なかのん」 を、よろしくお願いいたします。
 「なかっこちゃん」 も、忘れないでくださいね。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:32Comments(0)温泉雑話

2016年12月03日

マロの独白⑱ がんばれ!ご主人様


 こんばんワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。

 お久しぶりでやんした!
 3ヶ月以上ぶりなんですね。
 みなさん、元気でしたか?
 オイラは、寄る年波で少々足腰が弱くなりましたが、元気に散歩と昼寝をしています。

 なんでこんなにも、ご無沙汰してしまったのか?
 それは、もう、ご主人様の多忙以外にありませんって!
 この数ヶ月間は、取材に講演にロケにと飛び回っていて、ほとんど家に居ませんでしたもの。
 帰って来ても夜遅くだと、オイラのいるリビングには寄らずに、そのまま自分の部屋へ入ってしまいます。

 でもね、たまに昼間帰って来ると、
 「おお、マロマロマロ~~!! 」
 って、擦り寄ってきて、オイラを思いっ切り抱きしめてくださるんですよ。
 そして、「散歩、行くか? 散歩!」 って外へ連れ出してくれます。

 だから、どんなにご主人様が忙しくても、オイラはいつも我慢して、ご主人様が遊んでくれる時を待っているんです。


 でもね……、
 そんな疲れているご主人様に対して、他の家族は冷たいんですよ。
 昔は、もっと違ったんですけどね。

 長女様が嫁いで行き、長男様も結婚して所帯を持ち、賑やかだった小暮家は、ずいぶんと淋しくなりました。
 昔のように、一家団らんの笑い声も聞かれなくなりました。


 「ねえ、おとうの仕事ってなに?」
 「……」
 「まじ、よく分からないんだけど。本を書いているから、作家?」
 「……」

 高校生の次女様と奥様の会話です。
 オイラは、リビングのストーブの前で、うたた寝をしているふりをしながら聞いています。
 会話といっても、次女様が一方的にしゃべって、奥様は無関心なんですけどね。

 「友だちがさ、テレビで、おとうを観たんだって」
 「……」
 「笑った顔が、私にそっくりだって言うんだよ」
 「……」
 「チョー傷つくんだけど!」
 「……」

 クスッ、クスクス(笑)
 オイラ、聞いていて笑いをこらえるのに必死でやんした。
 確かに、3人きょうだいの中では、次女様が一番、ご主人様に似ていますもの。
 顔も、性格もね。

 それにしても、クールなのは奥様です。
 一切、ご主人様ネタには、言葉を返しません。
 倦怠期っていうヤツですかね。
 “亭主元気で留守がいい”ってことですかね。

 いつか次女様も、いなくなってしまうですよね。
 あーあ、心配だなぁ~。

 でも、ご安心ください。
 オイラがいますよ!

 がんばれ、ご主人様!
 オイラは、いつだって、ご主人様の味方ですからね。
  


Posted by 小暮 淳 at 20:49Comments(2)つれづれ

2016年12月01日

新連載スタート!


 西上州のみなさん、こんばんは!
 今日は、地域限定のお知らせです。

 西上州(群馬県西部地区) といっても、広うござんす。
 もっと詳しく言うと、安中・磯部・松井田(以上、安中市)、八幡・室田(以上、高崎市)、大戸(東吾妻町) のみなさ~ん、こんばんは!
 温泉ライターの小暮です。
 よろしくお願いいたします。

 というのも、地域限定のフリーペーパーで、いよいよ明日から連載が始まるのであります。
 その情報紙の名は、「生活info (くらしインフォ)」(関東新聞販売/4万3,900部発行)。
 先月18日に創刊した、ホッカホッカのフリーペーパーです。

 で、この冊子に僕が毎月、巻頭エッセーを連載することになりました。
 タイトルは、ズバリ!『西上州の薬湯』。
 そう、今年出版した著書と同名タイトルです。
 連載では、上記の配布エリアにある温泉を “一号一湯”紹介していきます。


 この冊子は、毎月各週(第1週と第3週の金曜日) の発行で、僕は第1週を担当します。
 そして第3週を担当しているのが、高崎市在住のジャーナリスト、木部克彦氏であります。

 木部氏といえば、かつて 『続・群馬の逆襲』(言視舎) という著書の中で、僕のことを “温泉バカ一代” と褒め称えてくれた人物であります。
 昔から面識はあったのですが、最近は彼の自宅にまで招かれて、酒を酌み交わす “呑み友” でもあります。
 偶然ではありますが、そんな群馬をこよなく愛する2人が、交互にエッセーを連載することになりました。

 まあ、なんか、とってもレアな冊子になりそうですね。


 ということで、西上州のみなさん!
 末永く、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:26Comments(0)執筆余談

2016年11月30日

「小暮淳の素顔」 って?


 自分で自分の名前の付いた番組名を語るのは、とても気恥ずかしいのですが、タイトルなんだから仕方ありません。
 この際、開き直って、大っぴらに宣伝いたします。

 前々から、それとなく、群馬テレビが僕の番組を制作していることは触れていたので、読者の方もすでに知っていると思いますが、撮影・編集が終わり、いよいよ来週、オンエアされることになりました。


 “番組のスーパーバイザー小暮淳にトリビア”
 “温泉ライターの素顔に迫る” 

 番組の内容概略には、そう記されています。

 えっ、僕の素顔?
 僕も知らなかった、僕の素顔っていうのがあるのでしょうか?
 台本をもらった時から、興味津々です。

 “温泉ライター小暮淳を徹底的に裸にする!”

 きゃーーー!!
 全裸ですか?
 僕はいつだって、温泉に入るときは裸ですけどね。
 実際、撮影でも入浴シーンを撮られました。


 いったい、どんな番組に仕上がっているのでしょうか?
 怖いような、恥ずかしいような……

 みなさん、お楽しみに!



 ●放送局  群馬テレビ(地デジ3ch)
 ●番組名  ぐんまトリビア図鑑
         「温泉ライター小暮淳の素顔!」
 ●放送日  12月6日(火) 21:00~21:15
 ●再放送  12月10日(土) 10:30~10:45
         12月12日(月) 12:30~12:45
  


Posted by 小暮 淳 at 14:09Comments(2)温泉雑話

2016年11月28日

若者よ、温泉に入ろう!②


 今日は、軽井沢へ行ってきました。

 季節外れの避暑地に何をしに行ったのかって?
 温泉でも、ショッピングでもありません。
 もちろん、別荘なんて持っていません。

 講演です。


 会場は、軽井沢プリンスホテル。
 ここで開催された、吾妻職業安定協会主催による 「吾妻郡新規就職者研修会」 の講師をしてきました。
 昨年に続いて、2度目の講演です。

 題して、『温泉が教えてくれる吾妻の魅力 Part2』


 対象は今年、群馬県吾妻郡内に就職した新規就職者です。
 だから若い!
 10代後半~20代前半のピチピチ、ピカピカの社会人です。

 目的は、この子たち(だって僕の娘や息子より若いんだもの) に、吾妻郡内の温泉の魅力を知ってもらい、吾妻郡内で働いていることに誇りを持ってもらうこと。
 でも、なぜ温泉なのか?

 それは、吾妻郡には草津温泉をはじめ、四万温泉や万座温泉など、県内有数の名湯がそろっているからです。
 ほかにも沢渡温泉や尻焼温泉、花敷温泉、鹿沢温泉などなど、魅力ある温泉が20ヶ所以上もあります。
 それらの温泉地の歴史や湯の効能など、たっぷりと1時間半にわたり話してきました。


 でも、若いって、いいな~!
 みんな、キラキラと輝いて見えますもの。
 一生懸命にメモを取りながら聴講している姿には、感動すら覚えました。

 彼ら、彼女らには、未知と可能性がいっぱいあるんです。
 だから最後は、「ワクワク、ドキドキしながら生きなよ! 興味があるものを徹底的に追いかけなさい!」 と親目線のエールを送ってしまいました。

 そして、「大切な温泉を、君たちが入って残すんだよ」 とも。


 今日この研修会に参加した子たちが、温泉に囲まれた自然豊かな環境で仕事をしていることを幸せに感じてくれたなら、講師として、この上ない幸せであります。
  


Posted by 小暮 淳 at 22:26Comments(0)講演・セミナー

2016年11月27日

今日の朝日新聞③


 今日の朝日新聞群馬版に、『温泉宿の再生へ 事業モデル案』 とタイトルを付けた大きな記事が掲載されました。
 NPO法人 「湯治乃邑(くに)」 の活動が、事細かに書かれています。


 僕は過去に、朝日新聞に長期の連載をしていたことがあります。
 2011年4月~2013年3月の 『湯守の女房』 と 『おやじの湯』。
 2013年4月~2015年3月の 『小暮淳の温泉考座』 です。

 そんな縁もあるからでしょうか、今回、実に丁寧な取材をしていただきました。
 今週の月曜日には、高崎市の仮事務所にて、事前取材を受けました。
 その上で昨日、高崎市産業創造館で開催した公開パネルディスカッション 『湯治場の復活を考える』 の会場まで足を運んでくださいました。


 “現場百遍”

 僕が、以前から唱えているライターの心得であります。
 同じライターとして、この入念な取材姿勢には、心を打たれました。

 そして今日、掲載された紙面5段におよぶ内容の濃い記事は、読めば一目瞭然!
 当日、会場に駆けつけただけの、にわか取材では到底書ける文章ではありません。
 僕がNPOを立ち上げた経緯から、温泉地が抱えている問題、そして現在、両親の介護していることまで、記事にしています。

 ただただ、頭が下がります。

 記者の上田学さん、ありがとうございました。
 書いていただいた記事に恥じぬよう、理事長として、またライターとして、精進して生きたいと思います。

 今後とも、よろしくお願いいたします。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:59Comments(0)湯治乃邑

2016年11月25日

伊香保温泉 「横手館」


 ♪ 雪でした あなたのあとを
   なんとなく ついて行きたかった ♪
   (by 吉田拓郎)


 まだ11月だというのに、関東平野に雪が降りました。
 午後、家を出る頃には、前橋の雪は止んでいましたが、登る伊香保の町は雪、雪、雪が降り続いています。
 しんしんと積もる雪の中に、凛とそびえる楼閣……。

 まるで、映画 『千と千尋の神隠し』 の舞台のよう。
 もしかしたら宮崎監督は、ここもロケハンに来たんじゃないの?と思ってしまうほど、威風堂々とした建物であります。


 以前から何度も、横手館の前を通るたび、足を止めて見上げていました。
 「いつか、泊まってみたい」 と……。
 昨日の横手館は雪景色の中で、さらに神々しく、光り輝いて見えました。

 玄関をはさんで、シンメトリーに建つ本館の東棟と西棟。
 向かって左の東棟が木造三階建て、右の西棟は木造四階建てです。
 どちらも総桧造り。
 昨年、国の重要文化財に指定された大正9年(1920) の建物です。


 「雪の中、ようこそお越しくださいました」
 番頭さんに出迎えられ、
 「さあさあ、こちらへどうぞ」
 と仲居さんに通された部屋は、西棟3階の 「あららぎ」 の間。

 昔ながらの襖で仕切られた、2間つづきの和室です。
 書院造りっていうんでしたっけ?
 部屋ごとに意匠を凝らした趣きがあります。

 部屋と窓の間には広縁があり、そのままグルリと部屋を囲むように廊下が配されています。
 雪見障子を開ければ、まさに雪景色が目に入ります。
 窓のガラスも、懐かしいゆがんだ“昔硝子” です。
 今となっては、この製法のガラスを再現できる職人は、ほとんどいないといわれている貴重なものです。


 まずは、広縁の長イスに腰かけ、雪見ビールとしゃれ込みましょう。
 バックから取り出したのは、若山牧水の文庫本。

 <ただ赤城へは此処から七里ほど歩かなくてはならぬ。榛名ならば伊香保まで電車でゆき、あと山上の湖まで二里の路だというので、赤城をばまたの時に思い残しまず榛名へ登ることにする。>(「山上湖へ」より)


 1本が、2本、3本……
 気が付くと、外の雪も止んでいます。

 「さて、ひと風呂浴びてくるか!」

 いい宿は、なんだか人を文豪気分にさせてくれるのですね。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:43Comments(0)温泉地・旅館

2016年11月23日

目指せ!グランプリ in 安兵衛


 「カンパ~イ!」
 「おめでとうございます!」

 6人も座ったら、窮屈なカウンター席。
 昭和で時間が止まってしまったようなレトロな店内。
 ここは、水上温泉街の路地裏。

 ご存じ! 「湯酒屋 安兵衛」 であります。

 えっ、居酒屋でなくて “湯酒屋” なのかって?
 そうです。
 ここは、「一湯一酒の湯酒屋」 なのであります。

 そのココロは?
 いい温泉には、いい飲み屋がある。
 1温泉地に1軒だけ、僕が独断で命名した “湯酒屋” です。


 知る人ぞ知る、みなかみ町民でも滅多に知らない、この小さな小さな店に、何やら温泉臭いヤツラが集まりました。
 メンバーは、みなかみ町観光協会と四万温泉協会の面々。
 それと、僕です。

 昨晩、僕らは群馬の温泉の未来を語ろうと、前々から集まることを計画していました。
 と、と、ところが! その前に、とんでもないミラクルサプライズが起きたのであります。

 そう!
 先日、発表された 『温泉総選挙 2016』(主催/うるおい日本プロジェクト 後援/環境省・観光庁) です。
 この選挙の 「リフレッシュ部門」 で、なななんと、並みいる全国の有名温泉地を飛び越えて、「みなかみ18湯」 が第1位に輝いちゃったのです。

 でも驚きは、それだけではありませんでした。
 さらに、第4位には 「四万温泉」 が選ばれているではありませんか!
 こ、こ、これは、スゴすぎる!

 だって僕は、両方の温泉地を有する町の “温泉大使” と “観光大使” ですからね。
 そして昨晩は、くしくも両方の協会員との懇親会だったのです。
 だもの、もう、顔を合わせた途端に、話は 「温泉総選挙」 一色であります。
 仕事の話は、二の次三の次となり、ピッチを上げて美酒に酔いしれました。


 思えば、今年の4月。
 すべては、ここ安兵衛から始まったのであります。

 「そうだ、小暮さんに温泉大使になってもらいなさい」
 とのパパさん(安兵衛ママのご主人) のひと言がなかったら、この日の祝杯もなかったのであります。
 まさに、瓢箪から駒が飛び出てしまったのです。
 いわば、ここは 「大使発祥の店」 なのです。


 「目指せ!グランプリ」
 「カンパ~イ!」

 さて、いよいよ今週末、各部門の第1位温泉地を有する市町村が東京に集まり、グランプリが発表されます。
 日本の温泉の頂点に立つのは、どこなのか?
 結果の行方を、固唾を呑んで待ちたいと思います。

 ひょっとして、ひょっとすると、また祝杯を挙げるかもしれませんよ!
  


Posted by 小暮 淳 at 13:56Comments(2)酔眼日記

2016年11月21日

湯治場の復活を考える


 今日、朝日新聞社より取材を受けました。

 確か、前回、朝日新聞の取材を受けたのは、今年5月の 「みなかみ温泉大使」 任命の記事でした。
 さて、今回は?
 NP0法人 「湯治乃邑(くに)」 の理事長としてであります。

 以前、ブログにも書きましたが、今週末に 『湯治の復活を考える』 と題したパネルディスカッションを開催します。
 湯治場の復活!
 これこそが、僕がNPOを立ち上げた最大の理由です。

 では、現代の湯治場とは?
 このテーマを追究するため、各ジャンルの識者に集まっていただき、意見交換の場を公開することにしました。
 第1回目の今回は、福祉・医療・介護のスペシャリストを迎え、温泉場の活用について考えたいと思います。


 ●日時  2016年11月26日 14:00~16:00  
 ●会場  高崎市産業創造館 研修室
 ●会費  無料
 ●申込  参加を希望される方は、FAX.027-212-8822まで

 ※詳しくは、当ブログの2016年11月2日 「1周年記念パネルディスカッション」 をご覧ください。
 
   


Posted by 小暮 淳 at 21:01Comments(2)湯治乃邑

2016年11月20日

爪を切る②


 伯母が亡くなりました。
 91歳でした。


 オヤジは7人きょうだいの下から2番目。
 4人の姉と兄が1人、弟が1人いました。
 3年前に伯父が死んだ時、
 「オレ、1人になっちゃったよ。姉さんも兄ちゃんも弟もいなくなっちゃった」
 と、落ち込んでいたことを思い出します。

 亡くなった伯母は、その伯父の連れあいであります。
 これで、14人いた仲良しきょうだい(義兄弟、義姉妹を含む) は、たった2人だけになってしまいました。
 うちの両親です。

 と、いうことで、昨日は伯母の告別式でした。
 葬儀には、アニキとオヤジが参列することにし、僕は実家に残り、オフクロの面倒を看ることになりました。


 「ほら、じいさん。こっちへ来て! 着替えるよ」
 「どこへ、出かけるんだい?」
 何がなんだか分からない、認知症のオヤジに喪服を着せるのは、ひと苦労です。

 「ほれ、そこに座って! 靴下を履き替えるからね」
 と、それまで履いていた靴下を脱がせて驚きました。
 足の爪が、伸び放題に伸びています。

 「あんちゃん(僕はアニキのことを、そう呼びます)、デイ(サービス) じゃ、爪を切ってくれないのかね?」
 「いや、切ってくれてるはずだけど、もしかしたら、手の爪だけかもしれないな」
 「爪切り、どこだっけ?」


 パッチン、パラパラ、パッチン、パラパラ

 切るそばから爪が粉のように砕け散ります。

 「あんちゃん、これ、見て」
 「ああ、カルシウム不足だな。歳だから仕方ないけど」

 パッチン、パラパラ、パッチン、パラパラ

 オヤジの顔を見ると、うれしそうに微笑んでいます。
 「じいさん、良かったな。息子に爪を切ってもらえて」
 「ああ、オレは幸せだ。日本一の幸せだよ」

 パッチン
 「痛い!」
 「ごめん。もう終わりにするよ」


 ネクタイを締めて、革靴を履いて、お出かけ用のステッキを突いて、オヤジはアニキに手を引かれながら斎場へと向かいました。
 あと何回、オヤジの爪を切ってやれるのでしょうか?

 でも、そんな感傷に浸る間もなく、2人を見送った後、僕はオフクロのオムツを交換するのでした。
    


Posted by 小暮 淳 at 12:09Comments(0)つれづれ

2016年11月17日

祝! みなかみ18湯


 これは快挙ですぞー!!!

 先週11月10日に発表された環境省と観光庁が後援をし、「うるおい日本プロジェクト」 が主催する 『温泉総選挙 2016』 で、なななんと! 僕が温泉大使を務める 「みなかみ18湯」 が、リフレッシュ部門で堂々の1位を獲得したのであります。
 参加対象は温泉地を持つ全国1,434の地方自治体で、うち最終的に125の自治体が応募。
 その頂点に、「みなかみ18湯」 を有するみなかみ町(群馬県) が立ったのであります。

 これはスゴイ! ミラクルだ!
 と、今日は1日、歓喜に沸いていたのであります。


 えっ? なんで1週間も経ってからなのかって?
 ええ、まあ、その……、お恥ずかしい話、大使でありながら知りませんでした(懺悔)。

 正直に申しますと、昨日、このブログのコメント欄に、読者のムクさんより書き込みがあったのです。
 それで僕はあわててしまい、今朝一番で観光協会に喜びを伝えると、
 「そうですよ。大使には先週、速報メールを配信しているはずです」
 との、つれない返事。

 ああ、やっちまいました。
 忙しさにかまけて、メールチェックを怠っていたようであります。
 ていうか、本当に寝る間もないほど、忙しかったんですけどね(だから13時間も爆睡してしまったのだ)。
 とりあえず、ムクさんにお礼を申し上げます。
 教えていただき、ありがとうございました。


 ちなみに2位以下は、次の4ヵ所であります。
 2位 霧島温泉(鹿児島県)
 3位 別府八湯(大分県)
 4位 四万温泉(群馬県)
 5位 白骨温泉(長野県)

 みなさん、気づかれましたか?
 そーです、4位に四万温泉が入っているんですよ!
 四万温泉がある自治体は、中之条町であります。
 僕は、みなかみ温泉大使でもありますが、中之条町観光大使でもあります。
 ということは、就任早々、いきなり2冠を達成したことになります。

 これこそ、快挙と言えるかもしれませんね。


 全国のみなさん、群馬には素晴らしい温泉が、まだまだたくさんありますよ。
 ぜひ、「湯の国ぐんま」 に、いらっしゃ~い!
   


Posted by 小暮 淳 at 21:39Comments(2)温泉雑話

2016年11月16日

伊香保温泉 「徳田屋旅館」


 爆睡13時間!!
 日頃の疲れがドッと出たようで、昨晩は、まさに死んだように、こんこんと眠り続けました。
 でも理由は、それだけではありません。
 久々に、ホッとやすらぐ宿にたどり着いたのです。


 いい旅館って、一瞬で分かるものなんですね。

 坂の途中に、形の良い松の木が一本……。
 奇をてらうでもなく、「旅館 徳田屋」 の看板がかかるだけ。
 玄関の戸を開ければ、昔ながらの宿屋風情が漂っています。
 そして、

 「あ~ら、もう着いたの。いらっしゃ~い!」
 と、たっぷりの笑顔と、甲高い声の割ぽう着姿の女性。
 噂で聞いていた名物女将の田中明子さんが、元気いっぱいに登場!

 それだけで、ホッと肩の荷が下りたように、体が軽くなりました。
 そして、「待ってました!」 とばかりに、しゃべくりまくる機関銃トーク!
 こういう女将さん、僕は嫌いじゃないんですね。
 どちらかというと、好きです。
 だって、一発で腹の中が見えますもの。

 「でも、ちょっと女将さん、待ってください。とりあえず、荷物を部屋に置いてきますから。その後、ゆっくり話を聞かせてください」
 と、この場はあいさつだけして、一度、旅装を解きに部屋へ。


 徳田屋旅館は、昭和51年(1976) の創業。
 伊香保生まれで、伊香保育ちの女将さんが、脱サラをしたご主人と始めた宿です。
 女将さんの父親の名前が 「徳志」、ご主人の苗字が 「田中」。
 「それで、両方から一字ずつ取って “徳田” なのよ。よく、田中なのに、なんで徳田なんだ?って言われるけどね。アッハハ!」
 と、豪快に笑い飛ばします。
 いいな、いいな。なんか、こっちまで楽しくなってきましたよ。

 「私、これでも緊張していたのよ。だって、ライターさんから取材を受けたことなんてないからね。でも良かった~! 小暮さんが、こんなにも気さくな人でさ。安心したよ」
 いえいえ、女将さんこそ、素朴で飾らず、聞かないことまで何でも話してくれて、本当に久しぶりに気持ちのいい取材ができましたよ。


 創業以来40年間、継ぎ足し継ぎ足し守ってきた秘伝のタレで、じっくり煮込んだ名物の 「角煮」 のうまかったこと!!
 湯上がりのビールが進みます。

 部屋にもどって、ゴロンと横になり、テレビのサッカー中継を観ているつもりが、うとうと…うとうと……
 あっと言う間に、白河夜船を漕ぎ出していました。

 翌朝、なかなか朝食に下りて来ないものだから、心配した女将さんに起こされてしまいました。
 それほどまでに、居心地の良い宿だったのです。

 いい宿は、眠くなるのであります。
  


Posted by 小暮 淳 at 18:28Comments(2)温泉地・旅館

2016年11月14日

公開講座のお知らせ


 先日、ブログにも書きましたが、僕は県内の公民館を回って、温泉講座の講師をしています。
 主催は公民館でも教室名はさまざまで、「いきいき健康教室」 だったり 「いきいきはつらつ教室」だったりするのですが、ま、早い話が高齢者教室です。

 この “高齢者教室” という言葉が引っかかるんですよね。
 何歳からが対象だと思いますか?
 60歳なんですよ!

 講師を始めた約10年前は、他人事でした。
 「年寄りは温泉が好きだから、温泉の話を聞きに来るんだろう。ヒマな時間もあるし」 なんてね。
 ところが、アラ還(還暦間近) になった今では、聴講者も同世代だったりするわけです。
 いやいや、月日が経つのは早いものですね。


 で、大概は地域在住の高齢者限定の講座なんですが、時々 「公開講座」 として告知される教室もあります。
 館報や回覧板で、一般の地域住民(60歳未満) の方の受講を公募します。
 今回、元総社公民館(前橋市) のご厚意により、地域外の方の受講も可能になりました。
 ただし、予約が必要です!

 興味と時間のある人は、ご参加ください。



      元総社高齢者教室公開講座
      『群馬は温泉パラダイス』
     ~「温泉大国」 ぐんまの魅力を
       再発見してみませんか~

 ●会場  元総社市民サービスセンター(公民館ホール)
        前橋市元総社町3-1-1
 ●日時  11月21日(月) 9:30~11:30
 ●講師  温泉ライター 小暮 淳
 ●受講料  無料
 ※参加希望者は前日までに元総社公民館(027-251-2243)へお申し込みください。
   


Posted by 小暮 淳 at 13:25Comments(0)講座・教室

2016年11月13日

95歳のドライバー


 高齢者ドライバーによる交通事故が多発しています。
 しかも通行人をはねて、死亡させてしまうケースが後を絶ちません。
 高齢化社会の末路です。

 なぜ、もっと早く、国や自治体は対策を取れなかったのでしょうか?


 我が家のボケ老人こと、92歳のオヤジは12年前からクルマの運転はしていません。
 いや、していないのではなく、させないのです。
 80歳の誕生日を境に、僕とアニキとで、強制的に免許証を取り上げ、自家用車も廃棄処分しました。

 もちろん、本人は 「まだ大丈夫だ!」 と駄々をこねました。
 まだ、こんなにも認知症が進む前でしたからね。
 でも、前兆はあったんです。

 一時停止をおこたり、バイクと接触事故を起こしました。
 ま、相手のケガは大したことなかったのですが……。
 このときが、79歳。
 その後、僕とアニキが助手席に同乗して、運転をチェックしたところ、すべての判断能力と操作行動が甘いことを確認したため、“免許剥奪の刑” に処したのであります。

 本人は、クルマを取り上げられたことにより、行動範囲が極端に狭くなってしまったため、しばらくは不服の様子でしたが、今となれば、僕とアニキの決断は正しかったと思います。
 だって、80歳過ぎまで生きて、残りの人生を刑務所の中で過ごさせるなんて、子どもとしてできませんって。
 何よりも、全く関係ない、赤の他人様を傷つけなくて済みました。


 ところが実家の近所には、いまだに軽トラを乗り回している95歳のおじいさんがいるのです。
 ま、一見、90歳過ぎには見えませんけどね。
 それでも、後期高齢者の超後期者であります。

 このおじいさん、現在でも現役で町工場を営んでいます。
 だから仕事でクルマは手離せないようなのですが、近所の人たちはハラハラしながら見守っているのが実情です。
 また、高齢者の娘さんと2人暮しなので、買い物をするのにもクルマは手離せないようです。

 そう、僕の両親が暮らす町は、過疎化が進む “買い物難民街” なのであります。
 なので一概に、他人がおせっかいをやいて、「そろそろクルマの運転はやめたほうがいいですよ」 とは言えないのです。
 こんな場合、どうしたらいいのでしょうか?

 高齢者事故のニュースを耳にするたびに、僕は、そのおじいさんのことを思い出してしまいます。
  


Posted by 小暮 淳 at 13:20Comments(0)つれづれ

2016年11月11日

もっと温泉を知ってほしい!


 始まりは、9年前でした。
 突然、群馬県温泉協会から電話があり、「温泉アドバイザーの研修会講師をしてほしい」 と依頼されたのが、僕の講演デビューでした。

 もちろん、最初は断ることを考えました。
 だって当時は、まだ温泉の本を1冊も書いていない、ただの “フリーライター”でしたからね。
 では、なんで依頼が来たのか?
 ん~、良く分かりませんが、雑誌に温泉記事の連載をしていたから……としか見当がつきません。

 何よりも驚いたのが、ただの講演ではないということです。
 県の温泉アドバイザーを養成する 「フォローアップ研修会」 での講義なのです。
 今だから笑い話として話せますが、実は僕、その研修会に参加しようと応募していたのです。
 で、結果は 「満席で、すでに受付終了!」。
 ガッカリしていたら、なんと! 受ける側ではなく、講義する側で参加することになったということです。

 今となっては、何をどう話したのか覚えていないのですが、好評だったようで、翌年は長野県の温泉協会から講演の依頼が来ました。
 以来、企業や団体からセミナー講師の依頼が来るようになり、最近では県内外のイベントにゲストに呼ばれて、温泉の話をする機会が増えました。


 で、現在、一番多いのが市町村公民館で生涯学習事業の一環として開講されている高齢者向けの教室や講座での講師です。
 1回の講演時間も、休憩をはさんで2時間たっぷり話します。
 もちろん、最後はお約束の唄と踊りも披露したりして、サービス満点の講座となっています。
 でも、これが楽しいんですよ。
 後日、受講生からお手紙をいただくこともしばしば。

 「ああ、1人でも多くの人に群馬の温泉のことを知ってほしい!」
 そんな僕の願いが届いた瞬間でもあります。


 ということで今日は午前中、前橋市内の公民館を訪ねて、会場の下見と事前打ち合わせをしてきました。
 僕は、この作業を可能な限り行っています。
 公民館といっても、規模がさまざまなんです。
 本当に小さな集落の畳敷きの公民館から、立派なホールを有する大きな公民館までありますから、事前の下見が必要となります。

 マイクの有無、コードなのかワイヤレスなのか?
 演台とホワイトボードの確認
 定員は何名で、何人くらい入りそうなのか?
 受講者は会員限定なのか、一般公開もするのか?
 などなど、担当者とじっくり打ち合わせをしてきました。


 段取り8割!
 ここまでチェックができていれば、あとは当日を迎えるのみです。

 どんな人たちが来るのか?
 どんな新しい出会いがあるのか?
 そして、1つでも多くの温泉を知って帰ってほしい!

 今からワクワクしながら楽しみにしています。
   


Posted by 小暮 淳 at 13:55Comments(4)講演・セミナー

2016年11月09日

涙のマーチン


 別れを告げた、あの日あの時……
 こんな日が訪れるとは……
 今日僕は、テレビカメラの前でギターを抱えて、歌いました。


 僕は現在、毎週火曜日に放送されている群馬テレビ 『ぐんまトリビア図鑑』 のアドバイザーをしています。
 年に数回開かれる企画会議に出席したり、時々は 「トリビア博士」 という役で番組にも出演しています。
 でも、あくまでも制作の “裏方” であります。

 まさか、僕が主役になるテレビ番組が作られるとは、夢にも思っていませんでした。
 『ぐんまトリビア図鑑』 第67回のタイトルは、なななんと! 聞いてビックリ! 見てビックリ!

 <温泉ライター小暮淳の素顔>

 なぜ、温泉ライターになったのか? なぜ、温泉に興味を持ったのか? 温泉ライターになる前は何をしていたのか?
 50代の現在から40代、30代、20代へと、まるでタイムマシーンに乗ったように、番組は僕の “ヒストリー” を追い続けます。


 今日、某温泉旅館を舞台に、ロケが敢行されました。
 僕を “裸にしよう” とイジワルな質問を次々に投げかけてくるのは、群馬テレビの若きホープ・小松正英アナウンサーです。
 一緒に温泉に入り、湯の中で詰問攻めに遭いました。

 そして時代は、ついに僕の人生の “恥部” へ……
 「編集者になったのは、いくつの時ですか?」
 「子どもができた30歳からです」
 「では、その前は?」
 「……ミュージシャンを目指していました」
 「ミュ、ミュ、ミュージシャーン!! (驚く小松)」

 そして番組のエンディングで、僕はついに “幻のギター” を取り出して歌い出します。

 幻のギター

 そう、我が青春のマーチンHD-28
 ※(なんで幻なのかは、当ブログの2013年12月5日 「我が青春のマーチン」 を参照)


 僕は20年ほど前から、バンド活動をしています。
 でも、これは、あくまでも僕にとっては娯楽の域を出ない趣味です。
 だから使用しているギターも、40歳を過ぎてから買った安物のギターです。
 僕にとってマーチンは特別な存在ですから、30歳の封印を境に手に取ることはありませんでした。

 では、どうして今回は封印を解いたのか?
 正直なところ理由は分かりません。
 ただ、番組の台本を読んだ時、僕の心の扉を開けさせる琴線に触れる何かがあったことは確かです。

 バンドではなく、ソロの弾き語りをする……
 それには、遠い日に決別した相棒と仲直りをしなくてはならない……
 きっと、そんな思いになったのだと……


 台本を受け取った日、僕は迷うことなくマーチンのギターケースを開けました。
 陰干しをし、ボディーを磨き、弦を張り替えました。
 その行動は、何十年ぶりとは思えないほど、自然なものでした。


 テレビカメラの前で歌い終わった時、聴いていたディレクターやスタッフ、旅館の女将さんたちから拍手が沸き起こりました。
 ただただ、感動です。
 まさか、また、こんな日が来るなんて……

 「では、この後、ギターだけ撮らせてください」
 業界用語で “インサート撮り” というやつです。
 ギターのネック部分からボディへと、まるで女体をなめ回すように、カメラのレンズが動きます。

 「良かったな、お前」
 そう心の中でつぶやいた時、熱いものが込み上げてきて、不覚にも目尻に涙がにじんできました。
 「あの時、お前を手離さなくて良かったよ」
 そう詫びるように、何度も何度もギターに向かってつぶやいていました。


 この収録の放送は、12月6日(火) 21:00~です。
  


Posted by 小暮 淳 at 22:40Comments(0)温泉雑話

2016年11月06日

スッポンポンのポ~ン!


 「えっ、マジっすかーッ!?」

 還暦間近の大人げなく、ケータイを握り締めながら思わず若者言葉で、大声を上げてしまいました。
 今から2ヶ月ほど前の、暑い夏の日のことです。
 電話の相手は、某テレビ局のディレクター。
 なんでも、僕の番組を作ると言い出しました。

 「僕ですか?」
 「そう、小暮さん」
 「僕を、どうするのよ?」
 「裸にします」
 「ハ、ダ、カ……?」


 それから1ヶ月ほど経った、10月初旬のこと。
 僕は某局の会議室で、ディレクターと放送作家とスタッフらに囲まれていました。
 テーブルの上には、著書や新聞記事、歌のCDなど、僕関連のモノが並べられています。

 「ところで、どんなタイトルになるんですか? 仮でいいから教えてくださいよ」
 恐る恐る訊くと、
 「ん~ん、そうですね……。ズバリ、“小暮淳を裸にする” かな」
 と、笑いもせず、真面目な顔で応える放送作家。

 っていうか、そもそも僕は、取材の時はいつも裸ですからね。
 これ以上は、脱げませんって!

 「いえいえ、裸の温泉ライターを、もっともっと裸にするんです」


 あれから、また1ヶ月が経ち、ついに台本が送られてきました。
 ギェ、ギェギェギェーーーーっ!
 読んでビックリしました。

 さすがにタイトルには “裸” の文字はありませんでしたが、ナレーションの台詞に……
 <裸の取材でエッセイやコラムを執筆する温泉ライター小暮淳を、徹底的に裸にする!>
 と、しっかり書かれているではありませんか!

 どこまで裸にされるのかと、不安になりながら台本をめくる僕。
 ギェッ、ギェッと、ページをめくるたびに、顔面が引きつっていきます。
 あんな事や、こんな事まで暴露するんですか~?

 台本によれば、20代や30代の僕まで登場することになっています。
 まさに、素っ裸であります。
 家族ですら知らない過去の僕までもが、テレビの電波で流されるようであります。

 だもの、この数週間は、必死になって納戸や押入れ、はたまた実家の物置まで探しました。
 そう、台本に書かれている、あんなモノや、こんなモノを見つけるためにね。
 超レアな物では、20歳の時に出したレコードなんてモノもありましたよ。


 さて、いよいよ、今週から撮影がスタートします。
 放送日や制作状況などは、追い追いご報告いたします。

 スッポンポンのポ~ン!
   


Posted by 小暮 淳 at 19:56Comments(0)温泉雑話