温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2017年09月28日

コラム 『湯治ふたたび』


 毎日新聞社前橋支局長の山根浩二さんが、9月26日の全国版(夕刊) 社会面に、『湯治ふたたび』 と題したコラムを書いてくださいました。
 とても素敵な内容だったので、全文をご紹介いたします。



  『湯治ふたたび』

 草津、伊香保、四万、みなかみ……群馬は全国に知れた名湯がそろう 「温泉県」 である。だが、浴衣の観光客がそぞろ歩く街だけが温泉ではない。
 前橋市在住の温泉ライター、小暮淳さんによると、群馬には約100の温泉があるが、半数は一軒宿。かつてそれらの宿の多くが湯治客でにぎわった。
 「昔の人は季節の変わり目や農作業で疲れがたまった時など、未病の段階で湯治に出かけた。良質な温泉で心身をリセットしたのです」 (小暮さん)
 だが、今や街中の日帰り温泉施設などに押され、一軒宿の中には後継者不在や業績不振で廃業の危機にさらされている宿も少なくない。一軒宿が消えれば、その温泉名も消滅する。このため、小暮さんはNPO法人 「湯治乃邑(とうじのくに)」 を設立し、貴重な源泉を守るべく湯治場の再興に取り組んでいる。
 「成分や分析値ではわからないが、入ってみれば誰にでもわかる──それがお湯の力です。その恵みを実感するには1週間程度の湯治がいい」 (同)
 古来の湯治には及ばずとも、せめて2泊で出かけようか。 【山根浩二】


 ありがとうございました。
  


Posted by 小暮 淳 at 14:02Comments(0)湯治乃邑

2017年09月09日

湯治場の復活を考える②


 群馬県内には、約100ヶ所の温泉地があります。
 しかし、その半数以上が、たった一軒で湯と温泉地名を守り継いでいる “源泉一軒宿” です。
 そして年々、高齢化や後継者不在、経営不振などの理由から姿を消しているのが現状です。

 なんとかしたい!
 かつては湯治場であったはずの温泉地を元の姿にもどせないものか?

 そんな思いから、有志を募り、3年前に発足したのがNPO法人 「湯治乃邑(くに)」 です。
 絶滅が危惧される温泉地および温泉宿の新たな活用を提案し、再生を支援する活動を始めました。


 昨年から開催しているパネルディスカッションも、たくさんの人に温泉地の現状を知って欲しいという思いから公開しています。
 前回は、予想以上の来場者と反響があり、新聞等にも取り上げられました。
 今年もすでに何紙か、事前の情報を掲載していただいています。

 今回はゲストパネラーに、みなかみ町観光協会理事長で上牧温泉「辰巳館」社長の深津卓也氏と、(株)エムダブルエス日高社長の北嶋史誉氏を招き、観光・環境・介護・福祉の面から温泉の未来を語っていただきます。

 開催まで1週間となりましたが、まだ席に余裕があります。
 この機会に、ぜひ、ご参加ください。



    第2回 公開パネルディスカッション
     消えゆくぐんまの源泉一軒宿
      『湯治場の復活を考える』

 ●日時  2017年9月16日(土) 午後2時~4時
 ●会場  高崎市産業創造館 研修室
 ●料金  参加費無料
 ●申込  ファックスかメールにてお願いします。
        fax.027-212-8822 E-mail:toujinokuni@gmail.com
 ※終了後、懇親会あり。会費3,000円

 <パネラー>
 小暮 淳   温泉ライター・NPO法人「湯治乃邑」理事長
 深津 卓也  みなかみ町観光協会理事長・上牧温泉「辰巳館」社長
 北嶋 史誉  (株)エムダブルエス日高 代表取締役社長
  


Posted by 小暮 淳 at 13:00Comments(2)湯治乃邑

2017年08月17日

第2回 公開パネルディスカッション


 今年も開催いたします。
 NPO法人 「湯治乃邑(くに)」 主催による “湯治場の復活を考える” 公開パネルディスカッション。

 昨年11月に第1回を開催し、大変たくさんの方々に参加していただき、マスコミにも取り上げられ、好評を得ました。
 今回はゲストパネラーに、深津卓也氏と北嶋史誉氏をお迎えして、観光・環境・介護・福祉などの多方面から温泉について語っていただきます。
 今年も、熱いトークバトルをお楽しみください。

 ※終了後に懇親会を準備しております。どなたでも参加できます(会費3,000円)。
  希望者は申込時に明記してください



   NPO法人湯治乃邑 第2回公開パネルディスカッション
        消えゆくぐんまの源泉一軒宿  
         『湯治場の復活を考える』

 ●日時  2017年9月16日(土) 午後2時~4時
 ●会場  高崎市産業創造館 研修室
        (高崎市下之城町584-70)
 ●費用  無料
 ●申込  FAXまたはメールにてお願いします。
        FAX.027-212-8822 E-mail:toujinokuni@gmail.com

 ■パネラー
   小暮 淳  温泉ライター・NPO法人湯治乃邑理事長
   深津 卓也 みなかみ町観光協会理事長・上牧温泉辰巳館社長
   北嶋 史誉 (株)エムダブルエス日高代表取締役
  


Posted by 小暮 淳 at 14:37Comments(4)湯治乃邑

2017年01月19日

貧すれば敏する


 僕はよく、「貧乏力」 という言葉を使います。
 このブログでも、何度か登場しているので、覚えている人もいるかと思います。

 お金 “が” ないのではなく、お金 “は” ないのである。
 お金とお金で買えるモノ以外は、持っているのだから……。

 これが、僕を今日まで支えてくれた持論です。


 昨日、今年最初の役員会議がありました。
 NPO法人 『湯治乃邑(くに)』
 2年前に立ち上げた貧乏団体であります。
 僕は、理事長を務めています。

 類は友を呼びます。
 貧乏理事長の下には、貧乏役員が集まり、貧乏会員が集まって来るのです。
 結果、設立以来、事務所兼会議室の確保に追われるハメとなり、新年早々、3度目の引っ越しをました。


 ♪ あ~、電気もねえ、暖房もねえ、だから昼間しか集まれねえ ♪

 それでも文句は言えません。
 奇特な人から、タダ同然で貸していただいた工場2階の6畳間です。
 雨風をしのげるだけでも、ありがたいというものです。
 (以前の事務所は、雨漏りがひどく、床が腐って傾いていましたから)


 ということで、新年最初の役員会議を心新たに、新事務所で行いました。

 今年の目標は?
 ①会員および賛助会員の確保
 ②提携施設の勧誘および確保

 相変わらず、事務用品を買うにも事欠く貧乏団体ですが、志だけは大きいのです。
 湯治場の復活を目指します!


 金がないのではなく、金はないのである。
 金はなくても、情熱と信念があれば、必ず知恵が授かります。

 “貧すれば敏する”

 そう信じて、今年も活動を続けたいと思います。
 NPO法人 『湯治乃邑』 をよろしくお願いいたします。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:56Comments(2)湯治乃邑

2016年11月27日

今日の朝日新聞③


 今日の朝日新聞群馬版に、『温泉宿の再生へ 事業モデル案』 とタイトルを付けた大きな記事が掲載されました。
 NPO法人 「湯治乃邑(くに)」 の活動が、事細かに書かれています。


 僕は過去に、朝日新聞に長期の連載をしていたことがあります。
 2011年4月~2013年3月の 『湯守の女房』 と 『おやじの湯』。
 2013年4月~2015年3月の 『小暮淳の温泉考座』 です。

 そんな縁もあるからでしょうか、今回、実に丁寧な取材をしていただきました。
 今週の月曜日には、高崎市の仮事務所にて、事前取材を受けました。
 その上で昨日、高崎市産業創造館で開催した公開パネルディスカッション 『湯治場の復活を考える』 の会場まで足を運んでくださいました。


 “現場百遍”

 僕が、以前から唱えているライターの心得であります。
 同じライターとして、この入念な取材姿勢には、心を打たれました。

 そして今日、掲載された紙面5段におよぶ内容の濃い記事は、読めば一目瞭然!
 当日、会場に駆けつけただけの、にわか取材では到底書ける文章ではありません。
 僕がNPOを立ち上げた経緯から、温泉地が抱えている問題、そして現在、両親の介護していることまで、記事にしています。

 ただただ、頭が下がります。

 記者の上田学さん、ありがとうございました。
 書いていただいた記事に恥じぬよう、理事長として、またライターとして、精進して生きたいと思います。

 今後とも、よろしくお願いいたします。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:59Comments(0)湯治乃邑

2016年11月21日

湯治場の復活を考える


 今日、朝日新聞社より取材を受けました。

 確か、前回、朝日新聞の取材を受けたのは、今年5月の 「みなかみ温泉大使」 任命の記事でした。
 さて、今回は?
 NP0法人 「湯治乃邑(くに)」 の理事長としてであります。

 以前、ブログにも書きましたが、今週末に 『湯治の復活を考える』 と題したパネルディスカッションを開催します。
 湯治場の復活!
 これこそが、僕がNPOを立ち上げた最大の理由です。

 では、現代の湯治場とは?
 このテーマを追究するため、各ジャンルの識者に集まっていただき、意見交換の場を公開することにしました。
 第1回目の今回は、福祉・医療・介護のスペシャリストを迎え、温泉場の活用について考えたいと思います。


 ●日時  2016年11月26日 14:00~16:00  
 ●会場  高崎市産業創造館 研修室
 ●会費  無料
 ●申込  参加を希望される方は、FAX.027-212-8822まで

 ※詳しくは、当ブログの2016年11月2日 「1周年記念パネルディスカッション」 をご覧ください。
 
   


Posted by 小暮 淳 at 21:01Comments(2)湯治乃邑

2016年11月02日

1周年記念パネルディスカッション


 NPO法人 「湯治乃邑(くに)」 では、設立1周年を記念して公開パネルディスカッションを開催します。
 テーマは、『消えゆくぐんまの源泉一軒宿 湯治場の復活を考える』 です。

 かつて、「温泉へ行く」 といえば、それは湯治へ行くことでした。
 それが高度成長期以降、観光地化され、営利主義による温泉施設の経営が優先され、いつしか源泉を有する温泉地そのものの文化が影をひそめてしまいました。
 1軒、また1軒と観光という名の営利競争の中で取り残され、経営不振や後継者不在により余儀なく消えていく温泉宿が後を絶ちません。

 でも、宿は消えても、源泉は残る!

 NPO法人 「湯治乃邑」 は、日本の正しい温泉文化を守るため、絶滅を危惧される源泉一軒宿を本来の湯治機能とリハビリ・介護機能とのコラボレーションによる湯治場の復活を目指しています。

 ご興味のある方は、ぜひ、ご聴講ください。

 NPO 法人「湯治乃邑(くに)」 設立1周年記念公開パネルディスカッション
    消えゆくぐんまの源泉一軒宿 『湯治場の復活を考える』

 ●日時  2016年11月26日(土) 14:00~16:00
 ●会場  高崎市産業創造館 研修室
 ●入場  無料 (先着60名)
 ●申込  FAX.027-212-8822
  
 <パネラー>
  小暮 淳  温泉ライター NPO法人「湯治乃邑」理事長
  北村弘之  障害者・介護者専門旅行社「漫遊旅行社」代表取締役
  大澤規江  医療・福祉コーディネーター
          一般社団法人「日本シニアスタイル」理事長
  赤石陵勇  事業再生コンサルタント NPO法人「湯治乃邑」副理事長

お申込み:https://www.facebook.com/events/171492433309724/




   


Posted by 小暮 淳 at 10:10Comments(0)湯治乃邑

2016年09月22日

とっても便利な “自転車の駅”


 僕は現在、NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 の理事長をしています。
 事務所は高崎にあるため毎月、理事会のある日は、高崎まで電車で行っています。
 車で行っていたこともあるのですが、近くに駐車場がないので、電車で行ったほうが便利なのです。

 それでも高崎駅からは、徒歩20分くらいかかります。
 以前は、健康のために歩いていたのですが、最近、便利なモノを発見してしまいました。

 それは、「高チャリ」!


 高崎市の人は、みんな知っていますよね。
 でも他市の人は、システムを良く知らないんじゃないかな。

 これが、便利で便利で感心してしまいます。
 さすが! 文化の街、群馬の商都・高崎であります。
 前橋や他の都市にも似たようなモノはありますが、すべて有料です。

 そう、この高崎まちなかコミュニティサイクル 「高チャリ」 は、中心市街地に設置されたサイクルポートから無料で利用できるレンタサイクルなんです。
 無料ですよ!

 ふつう、この手のサービスって、マナーを守らない人が多くて、なかなか根付かないんですよね。
 でも高崎では、完全に市民権を得ています。
 ただし、ルールがあります。

 ・指定されたエリア内を走行すること。
  エリア外を走ると、すぐに住民から通報されます。
  ※(自転車が派手で目立つので、すぐ分ってしまう)
 ・移動は、必ず“ポートからポート” でなくてはいけません。
  勝手に、自分が用事のある店に止めてはいけないのです。
  最寄りのポートに乗り捨て(返却) ます。

 このルールさえ守れば、誰でも無料で利用できます。
 便利でしょう!
 言い換えれば、街中に “自転車の駅” が、たくさんあるのです。

 自転車があれば、いつでも誰でも乗車OK!(10:00~22:00、無休)
 無かったら、次のポートまで歩けばいいだけのことです。


 昨日は、月に1度の会議日でした。
 駅前のポートには、3台停まっていました。
 どれもメンテナンスが行き届いていて、キレイです。
 もちろん、ブレーキもベルもカゴも壊れていません。

 100円玉をを入れて、チェーンキーを解除。
 我がもの顔で、高崎の市街地をスーイ、スーイ!
 最寄りのポートに自転車を停めて、キーロックをすれば100円は返却されます。


 どうです?
 便利だと思いませんか?

 未体験の人は、ぜひ一度利用してみてください。
 この便利さは、病み付きになること間違いなし!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:52Comments(0)湯治乃邑

2016年04月21日

2度目の春に


 “温泉宿 ←→ 介護・障害者施設”
 “「湯治場」 再生へタッグ”
 “ライターの小暮さんら”
 “NPO設立で活用法を提案”

 これは2014年12月11日の上毛新聞に掲載された記事の見出しです。
 5段ぶち抜きの破格のサイズで、大々的に報道されました。

 記事は、こんな書き出しで始まっています。
 <経営不振や後継者不足により年々姿を消している本県の温泉地を守ろうと、前橋市の温泉ライター、小暮淳さんら有志がNPO法人 「湯治乃邑(とうじのくに)」 の設立に向けて準備を進めている。>

 そうなんです。
 まだこの時は申請中であって、“準備を進めている” 段階でのスクープ記事だったのであります。
 正式に認証を受けたのは翌2015年1月でした。


 あれから2度目の春を迎えました。
 その後は大手新聞社や他のメディアにも取り上げられ、鳴り物入りでの旗揚げとなりましたが、現状は遅々として改善されていません。
 賛同して支援してくださる人たちが多いだけに、発起人であり、理事長である僕の力不足を感じています。

 現在、会員スタッフは10人。
 毎月第3水曜日に役員会議を開いています。
 昨日も高崎市内の仮会議室に集まりました。

 抱えている案件の進捗状況と、来月行われる総会の準備内容が報告されました。
 案件は3つ。
 1件は、小さな温泉郷の湯治場再生プロジェクトで、近在住民とのコンタクトを取りながら町おこしに参加しています。
 1件は、廃業して10年以上経つ温泉宿の復活事業で、オーナーの希望に添いながら行政や他のNPO団体に協力をお願いしているところです。

 残る1件は、「温泉コミュニティー計画」 です。
 これは使われていない源泉を会員制の共同浴場として開放して、高齢者や障害者に利用してもらおうという、当法人の根幹を成す事業であります。
 現在、いくつかの候補地が上がっています。


 NPOという運営団体のため、専従スタッフはいません。
 会員全員が本業を持ちながらの手弁当活動であります。
 原動力は、情熱のみ!

 まだ何も形にはなっていませんが、2度目の春を迎えて、スタッフに情熱だけは失せてないことを確認しました。
 これからも、みなさんの 「湯治乃邑」 へのご理解とご支援をお願いいたします。
    


Posted by 小暮 淳 at 12:54Comments(0)湯治乃邑

2015年10月21日

温泉が消えていく!


 突然、こんなメールが届きました。
 <毎日新聞、拝見いたしました。温泉が一つ消え、二つ消えていく時代に心痛めています。日本秘湯を守る会会員宿も同じです。大変な時代を迎えました。>
 秘湯の一軒宿を営むご主人からでした。

 すでに、ご覧になった人もいるでしょうね。
 10月18日(日) の毎日新聞群馬版に、NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 の活動が大きく取り上げられました。
 先日の役員会議の様子を撮った写真もカラーで載りました。

 記事では、理事長である僕の談話を事細かに詳しく記しています。
 2009年に出版した拙著 『ぐんまの源泉一軒宿』 で取材した宿が、6年後の現在では8軒も廃業していること。
 一軒宿の廃業は、実質、温泉地の消滅であること。
 加速を増して、年々群馬県内から温泉が消えている現状など、記者は丁寧な取材で事実を伝えてくれました。

 そして記事は、当法人が着手している湯治場再生事業の例にも触れ、現在、浅間隠温泉郷(吾妻郡東吾妻町) で行っている “夢の架け橋プロジェクト” についても紹介しています。


 この記事を読んだ一般の人は、どう思ったのだろうか?
 「世の常だ。仕方がないことだ」 そう感じたのでしょうか?
 でも、このままでは全国から “秘湯” と呼ばれる小さな温泉地が確実に消えていきます。

 誰かが声を上げねば!
 そして、何かを始めなくては!
 ただ、その思いだけで活動を行っています。

 だって、こうして、新聞記事を読んだ一軒宿のご主人が、心を痛めながらメールをくださるのですから。
 ジッとなんて、していられません!

 ぜひ、みなさん、力を貸してください。
 1軒でも多くの温泉宿を残すために、ぜひ、足を運んでほしいのです。

 “入って残そう 群馬の温泉”


 一方で、大都会の真ん中に温泉が湧いたと、大騒ぎをしています。
 皮肉な時代になったものです。





  


Posted by 小暮 淳 at 12:15Comments(8)湯治乃邑

2015年10月16日

“夢の架け橋” が架かるまで


 NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 では、湯治場の再生事業の一環として現在、浅間隠温泉郷(東吾妻町) に丸太橋を架けるプロジェクトを推進しています。
 ついては、その費用資金の捻出のためにクラウドファンディング 「FAAVO群馬」 を利用してきましたが、残念ながら期限内に目標額の達成には至りませんでした。

 趣旨に賛同し、支援してくださった方々には、力不足であったことを大変申し訳なく思っています。
 そして会員一同、その心温まる支援に感謝しております。

 よって現在は大幅にコストの削減を図り、最低必要資材のみの調達をし、会員および友人知人らが地元住民と協力しながら、手弁当での作業を進めています。
 当初の予定とは、だいぶ工事が遅れてしまいましたが、何とか来月中には完成する見込みです。
 
 完成した暁には、各メディアに取り上げていただき、地元民の悲願だった “夢の架け橋” をみなさんにお披露目したいと考えています。


 で、昨日は、役員会議の様子を取材に、毎日新聞の記者が高崎市の事務所に来ました。
 NPO設立の経緯や現在着手している事業のことなどを、事細かに聞かれていきました。
 近々、紙面にて掲載されますで、毎日新聞を購読されている方は、ご覧になってください。

 これからも“夢の架け橋” が架かるまでのドキュメントを各メディアに発表していきます。
 読者のみなさんも、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
 
  


Posted by 小暮 淳 at 22:50Comments(0)湯治乃邑

2015年09月10日

夢の架け橋プロジェクト ご支援のお願い


  読者のみなさまへ


 NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 では、群馬県吾妻郡東吾妻町の浅間隠温泉郷地域活性化支援の一環事業として、当域を流れる温川に丸太橋を架ける支援事業を推進しています。
 ※(当ブログの2015年8月21日 「夢の架け橋」 参照)

 現在、地域住民との協力の中、作業を進めておりますが、本プロジェクトを施工するにあたり費用がかかります。
 この費用資金をクラウドファンディング 『FAAVO群馬』 を利用させていただいていますが、まだ目標金額に達していません。
 この事業にご賛同していただき、ご寄付をいただければ幸いです。

 ●寄付金は一口 3,000円~です。

 本趣旨にご賛同していただけます場合は、『FAAVO群馬』 架け橋プロジェクト支援ページにて詳細が記載されておりますので、ログインしていただき、ご支援手続きをお願いいたします。

 ※フェイスブックにて、架け橋専用ページもありますので、ぜひ、ご覧ください。
 https://www.facebook.com/kakehashi.asamagakushi


   NPO法人 『湯治乃邑』 理事長 小暮 淳
                   


Posted by 小暮 淳 at 21:41Comments(4)湯治乃邑

2015年08月21日

夢の架け橋


 昨日は、月に1回の役員会議日でした。
 僕は、NPO法人『湯治乃邑(くに)』 の代表理事をしています。

 いつもは高崎市街地にある事務所で、昼間に行われるのですが、昨晩は “暑気払い” を兼ねて、駅前の居酒屋で行いました。


 生ビールで乾杯をした後、この半年間の活動を振り返りました。
 設立は今年の1月。まだ産声を上げたばかりの、赤ちゃん団体です。
 でも志だけは熱く、いくつもの案件に着手しています。

 その中に、「夢の架け橋事業」 というのがあります。
 これも、僕らがかかげる “湯治場再生プロジェクト” の一環です。

 夢の架け橋、とは?

 浅間隠(あさまかくし)温泉郷(群馬県東吾妻町) には、3つの温泉地があります。
 薬師温泉、鳩ノ湯温泉、温川(ぬるがわ)温泉です。
 そして、そのすべてが一軒宿です。

 温泉郷といっても、源泉の異なる3軒の宿が、温川という清流をはさんで肩を寄せ合うようにたたずんでいます。
 どの温泉も約300年の歴史を持つ、古湯です。
 かつては、江戸と信州を結ぶ裏街道にある湯治場として栄えていました。

 現在、3つの温泉地は同じ集落にあるのに、身近な橋がないため、住民たちはとても不便を強いられています。
 そこで我々が、地域住民と手を合わせて、手軽に行き来ができる木の簡易橋を架けることになったのです。

 すでに、地主さんの協力のもと、山から木を切り出しました。
 いよいよ、“夢の架け橋” の製作です。


 「今後とも、よろしくお願いします」
 僕ら役員たちは、もう一度、乾杯をして、志を新たにしたのであります。

“夢の架け橋” 支援金は下記から



    


Posted by 小暮 淳 at 18:39Comments(0)湯治乃邑

2015年05月21日

消えゆく温泉を残したい


 「消えゆく温泉を残したい」

 これは昨晩、群馬県公社総合ビルホールで開催されたイベントにゲスト出演し、講話したときのタイトルです。
 主催は、ライフプラン21。
 ファイナンシャルプランナーや弁護士、税理士、公認会計士などの専門家たちの団体です。
 僕は、ここの 「ぐんま温泉倶楽部」 の顧問をしています。

 20分という短い時間でしたが、年々消えていく温泉の現状と、危機、そして従来の温泉地への再生策を呼びかけてきました。
 平日の夜でありながら、会場には老若男女、たくさんの聴講者が集まり、話を聞いてくださいました。


 実は、このタイトルは、昨日の講話のために付けたものではありません。
 NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 を設立した際に、理事長のあいさつとしてパンフレットに刷り込んだ文章のタイトルであります。

 パンフレットには、こんなふうに書きました。
 <(前略) かつて湯治場であったはずの温泉地を元の姿に戻せないものか? そんな思いから私たちは絶滅が危惧される温泉地および温泉宿の新たな活用を提案し、再生を支援する活動を始めました。ひいては日本の温泉文化を守るため、本来の湯治場機能とリハビリ、介護とのコラボレーションにより、消えゆく群馬の 「源泉一軒宿」 を守り継ぎ、後世に残したいと考えています。>


 今日は、そんな活動を開始した法人の役員会議でした。

 現在、3つの案件に着手しています。
 一件は、すでに廃業から5年以上が経過して、建物自体が老朽化してしまっている一軒宿の復活。
 一件は、地域住民とコミュニケーションをとりながら、湯治場としての温泉郷の再生と村おこし。
 一件は、現在は一般の旅館として営業中ですが、将来、介護や障害者のためのリハビリ施設として運営していくための準備。

 まだ、産声を上げたばかりの団体です。
 案件はあっても、遅々として進行しません。
 気が遠くなるような、根気のいる活動だと感じています。

 でも、このままでいいわけがない!
 誰かが、立ち上がらなくては!

 そんな思いで、取り組んでいます。
 みなさんも、興味があったら支援や応援をよろしくお願いします。
  


Posted by 小暮 淳 at 20:14Comments(0)湯治乃邑

2015年05月02日

ぽっくりくん


 群馬県吾妻郡東吾妻町、清流・温川(ぬるがわ) に沿って点在する3つのいで湯。
 薬師温泉、鳩ノ湯温泉、温川温泉。
 これらは、すべて一軒宿ですが、総称して 「浅間隠(あさまかくし)温泉郷」 と呼ばれています。
 ※(温川温泉「白雲荘」は、現在休業中。日帰り入浴のみ可)

 この3つの温泉の歴史は古く、江戸時代は鳩ノ湯集落にある寺の所有でした。
 薬師山・本正院

 今日、この寺で 『長寿まつり』 というイベントが開催されたため、僕はNPO法人 「湯治乃邑(くに)」 の代表として参加してきました。
 というのも、現在、浅間隠温泉郷の地域の人たちと一緒に、湯治場の再生事業を行っているからです。
 ※(事業内容については、「湯治乃邑」 のHPをご覧ください)


 で、なぜ 「長寿まつり」 なのか?
 実は、このお寺には 「長寿地蔵尊」(通称、ぽっくり地蔵) が祀られているのです。

 昔からこの地は、豊富な温泉に恵まれた湯治場として親しまれていました。
 湯治客らは寺をお参りすることにより、病むことなく長生きをして、大往生できると言い伝えられてきました。

 死ぬまで元気で、死ぬ時はポックリと苦しまずにあの世へ逝けるということです。


 お寺では以前から 「長寿」 のほかに、「ボケ封じ」 や 「足腰」 「目の守」 などのお守りが売られていますが、このたび、我々と合同開発(?) したユニークなお守りが登場! 人気となっています。
 その名も 『ぽっくりくん』 です。

 ●「ぽっくりくん」 600円
   ぽっくり地蔵を木札にした約6cmの木彫りの人形。
   紙ヤスリが付いているので、これで擦ってバリを取って仕上げてください。
   擦った数の年齢まで長生きができます。

 ●「ぽっくりくん」入り長寿守り 600円
   長寿守りの袋の中に、約3cmの小さな 「ぽっくりくん」 が入っています。


 境内には、焼きまんじゅうや焼きそば、地産物の直売、フリーマーケットなどの模擬店が多数出店され、特設ステージでは地元出身の歌手による歌謡ショーが開催されました。

 この時季、シャクナゲの花が満開ですよ!
 ゴールデンウィーク中、湯めぐりと長寿祈願に、ぜひお出かけください。
  


Posted by 小暮 淳 at 20:36Comments(2)湯治乃邑

2015年02月16日

合コンしました


 昨晩、合コンに参加してきました。
 と言っても、男女のの合コンではありません。

 「ぐんまin NPO合コン」 という群馬県内のNPO団体による協議会です。

 NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 を設立したことは、以前、このブログでも報告しました。
 活動は去年から行っていましたが、正式な設立は今年の1月です。
 よって協議会に参加するのは、今回が初めてあります。

 会場は高崎市内のホテル。

 群馬県内には、600以上のNPO団体があるらしいのですが、その約半分が協議会に加盟しています。
 昨晩は、うち20数団体が参加。代表者が集まりました。

 と、いうことで、なりたてホッカホカの新人理事長として、僕も参加してきたのであります。


 いやいや、僕的には、こういう場はニガテなんですけどね。
 仕方がありません。
 これも、消えゆく温泉宿を救うための大事な活動の1つであります。
 パンフレットと名刺を持って、ご挨拶にまわりましたよ。

 でもね、おかげさまで、僕のことを知っている代表者たちが多く、みなさんから先に声をかけてくださいました。
 「NPOを立ち上げたことは新聞で知りました」
 「いつも新聞のコラム読んでいます」
 「本を持っています」
 なーんてね。

 まー、いろんな団体が県内にはあるもんですね。
 そして、みなさん、熱心に活動をしていらっしゃる!
 正直、知らなかった世界だったので、大変驚きました。

 右も左も分からない、新参者ではありますが、情熱だけは人一倍あると自負しています。
 これからも、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:40Comments(2)湯治乃邑

2015年01月21日

はじめの一歩


 今日は第3水曜日。
 NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 の月例役員会議の日です。
 午後から高崎市の事務所へ行ってきました。

 去年の夏から何度となく通っている道。
 高崎駅西口から歩いて、約20分。
 古い町並みが続く、閑静な住宅街の一角にあります。

 僕は毎回、この駅から事務所までの道程を楽しんでいます。
 もちろん車でも行けますが、駐車場の数に限りがあるので、会議の時は必ず歩くようにしています。

 高崎市は古い町名が残されていて、いいですね。
 鞘(さや)町や羅漢町、九蔵町、歌川町・・・
 前橋市は空襲で焼け野原になってしまったため、戦後、区画整理が進んで、なつかしい町名がほとんど消えてしまいましたもの。
 古い町並みは、それだけで散策が楽しくなります。


 さてさて、今年最初の役員会議であります。
 プロジェクターを使って、結成からこれまでの歩みの報告、および現在着手している案件の現状と予定を話し合いました。

 現在、我々が取りかかっている案件は2件。
 宿を閉めてしまったN温泉の再生と、未使用源泉の活用を考えるH温泉です。

 すでに2件とも昨年から会員が現地に入り、オーナーや地域住民との話し合いを行っています。
 僕も何度か同行して、説明会などを開いています。

 “湯治場の再生は地域の人たちと共に”

 これが我々の基本理念です。
 かつての湯治場は、外部の人たちのための観光施設ではなく、“地域の社交場” であったからです。
 だから使用されていないキャンプ場や廃校など、周辺施設の再利用も含めて、地域住民との連携を進めています。


 約2時間の有意義な会議を終え、僕はまた暮れなずむ高崎の街を歩き出しました。


 NPOの活動は始まったばかり。
 やっと歩き出した幼児と同じです。

 まずは、はじめの一歩から!
 少しずつ、できることからコツコツと歩を進めていきたいと思います。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:41Comments(0)湯治乃邑

2014年12月11日

湯治乃邑(クニ) ・ 群馬


 今日の新聞を見て、驚かれた人もいるのではないでしょうか?

 “「湯治場」 再生へタッグ”
 “ライターの小暮さんら”
 “NPO設立で活用法を提案”

 12月11日付の上毛新聞の社会面(26面) に、大きなタイトルで記事が掲載されました。
 「へー、そんなことも始めたの!」
 「全然知りませんでした」
 そんな声が届いています。

 実は僕、記事にも書かれているように、NPO法人 『湯治乃邑(クニ)』 を設立しました。

 きっかけは、今年5月に前橋市内のホテルで行われた僕の講演会でした。
 聴講者の中に事業再生コンサルタントの方がいて、講演内容に感銘してくださりました。

 『小暮さんによると、県内には約100カ所の温泉地があり、その半数がたった1軒で湯と温泉地名を守り継ぐ 「源泉一軒宿」 だ。経営不振などを理由にここ5年間で4軒がのれんを下ろしており、「観光地化による営利競争の中で取り残され、絶滅の危惧にある」 と指摘する。』(記事より)

 その後、介護施設の経営者やNPO法人の経営者など12人が賛同。

 『経営不振や後継者不足により年々姿を消している本県の温泉地を守ろうと、前橋市の温泉ライター、小暮淳さんら有志がNPO法人湯治乃邑(高崎市歌川町) の設立に向けて準備を進めている。集客に苦心する温泉宿と、これまで温泉を利用したくてもできなかった介護・障害者施設の間を取り持つことで、温泉宿の新しい活用法を提案。経営コンサルタントとも手を組み、温泉宿の事業再生を支援する。』(記事より)

 という運びとなりました。


 温泉宿を本来の 「湯治場」 に戻そう!
 それには、まず日本を代表する “おんせん県” 湯の国群馬から!
 そんな思いから設立しました。

 みなさん、これからの活動を応援してくださいね。
   


Posted by 小暮 淳 at 17:38Comments(5)湯治乃邑