温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使
群馬県立歴史博物館「友の会」運営委員



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2024年02月23日

小松姫が導いた 「びっくりひな飾り」


 7,000体余りのひな人形を一堂に展示する老神温泉 (沼田市) の 「びっくりひな飾り」。
 今年で11回目を迎えました。

 みなさんは、見たことがありますか?
 僕は 「老神温泉大使」 として、何度か式典に出席させていただきました。


 では、なぜ、老神温泉で 「びっくりひな飾り」 が開催されるようになったのでしょうか?
 それには、こんないきさつがありました。

 第1回が開催された平成26(2014)年に、埼玉県の鴻巣市から500体のひな人形が寄贈されたことに始まります。
 すでに鴻巣市は、「日本一のピラミッド型ひな壇」 があることで知られていました。
 実は、鴻巣市と沼田市には、意外な共通点があったのです。

 それは、小松姫でした。


 沼田城の初代城主・真田信幸の奥方、小松姫は、元和6(1620)年に鴻巣の地で亡くなりました。
 そして小松姫の遺骸は、鴻巣市と沼田市と上田市 (長野県) の寺に分骨されました。

 いわば、この 「びっくりひな飾り」 は、小松姫が縁で開催されたイベントなのです。


 まだ見たことのない人は、ぜひ一度、その圧巻なひな壇 (幅18m、高さ3.8m) と、ひな飾り (約7,000体) を間近に感じてください。




     第11回 「老神温泉 びっくりひな飾り
 
 ●期間  2024年2月17日(土)~3月24日(日)
 ●会場  沼田市利根観光会館 (メイン会場)
 ●開館  午前9時30分~午後4時 (最終日は正午)
 ●入場  運営協力金 100円
 ●問合  老神温泉観光協会 TEL.0278-56-3013
  


Posted by 小暮 淳 at 10:12Comments(0)大使通信

2024年01月31日

吞兵衛大国ぐんま


 今日は、「ぐんまの地酒大使」 から緊急報告があります。
 やっぱり、群馬県民は、吞兵衛だった!
 という調査結果が、届きました。


 総務省の家計調査を基に群馬経済研究所が調査したところ、群馬県 (前橋市) の一世帯当たりの日本酒への支出額が全国4位であること分かりました。
 「日本酒」 への年間支出額は7,772円 (2022年)。
 これは、福島市、仙台市、金沢市に次いで多いそうです。

 でも、ちょっと待ってくださいよ!
 記憶力の良い読者なら覚えていると思いますが、僕は以前このブログで、前橋市が全国47都道府県庁所在地の一世帯当たりの清酒の年間支出額が、日本一になったニュースを取り上げましたよね!?
(2022年4月21日 「ノンデル係数 日本一!」 参照)

 あの時の年間支出額は、8,852円 (2020年)。
 ちなみに、2位は秋田市、3位は熊本市でした。


 支出額は1,000円以上もダウン。
 順位も1位から4位と落ちています。

 これって、どういうことでしょうか?
 察するに、前回の調査はコロナ禍だったので、「家呑み」 が多かったのでは。
 ところが今回は、コロナ禍も回復傾向にあり、「外呑み」 が増えた結果、順位を落としたのではないか。

 群馬は、車社会です。
 圧倒的に 「家呑み」 派の県民が多いということです。


 それでも4位でからね!
 胸を張って、吞兵衛県民であることを自慢して、いいと思います。

 呑んで残そう、群馬の地酒!
 “地産地飲” に、ご協力ください。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:56Comments(0)大使通信

2024年01月11日

なぜ 「みなかみ」 は 「18湯」 なのか?


 群馬県から依頼があり、群馬県観光公式サイトに寄稿しました。

 依頼内容は、下記のようなものでした。
 「『みなかみ18湯』 という言葉に、まだ県民でも馴染みのない人が多いようです。そこで、みなかみ温泉大使であり、『みなかみ18湯』 の名付け親である小暮さんに書いてほしいのですが」


 名付け親?
 そもそも 『みなかみ18湯』 という言葉は、著書のタイトルで、僕の造語です。
 命名を頼まれて付けた名前ではではありません。
 僕は著書のタイトルの使用を許可しただけのことです。

 ま、それでも名付け親には違いありません。
 ということは、名付け親は親も同然
 我が子を世に出した責任を取ることにしました。


 「みなかみ18湯」 とは、なんぞや?
 その疑問に答える文章が、県のサイトにアップされましたので、ぜひ、ご覧ください。

 ●群馬県観光公式サイト 「心にググっと観光群馬」
  ~県内最大の温泉郷 「みなかみ18湯」~
  https://gunma-kanko.jp/features/68
 
 


  


Posted by 小暮 淳 at 12:20Comments(2)大使通信

2023年12月28日

祝! NYWSC金賞


 「赤城山」

 なんて読むでしょうか?


 山名は 「あかぎやま」、酒名は 「あかぎさん」 です。

 ということで、今日は 「ぐんまの地酒大使」 からの嬉しいお知らせです。
 近藤酒造 (みどり市) の 「遠心分離搾り純米大吟醸 黒檜(くろび) 赤城山」 が、アメリカで開催された酒類品評会 「ニューヨーク・ワールド・ワイン&スピリッツ・コンペティション (NYWSC)」 で栄えある金賞に輝きました。

 おめでとうございます!


 あまり日本酒では聞きなれない言葉ですが、“遠心分離搾り” って知ってましたか?
 実は僕、2年前に取材で近藤酒造を訪ねたときに、この遠心分離機なる機械を見せてもらいました。

 まあ、見た目は、身の丈ほどの銀色に輝く、ふつうの円筒状のタンクなんですけどね。
 これが、かなりの優れものなんです。
 しかも県内初の画期的な技術でした。


 本来は圧力をかけて、布でろ過する工程を、1分間に約3,000回転という遠心力で酒と粕に分離してしまうのです。
 搾りに無理な圧力がかからないため、雑味のない高品質の酒が造れるとのことでした。

 もちろん僕は、この 「遠心分離搾り」 の純米大吟醸をいただいてきました。
 鼻腔をくすぐる芳醇な香り、口に含んだ時のまろやかな旨み。
 それでいてキレがあり、品と華がある洗練された味わいがありました。


 あのとき呑んだ酒が、海を渡り、遠い異国の地でも評価されたのですね。
 まさに群馬の誇りであります。

 まだの人は、ぜひ一度 「遠心分離搾り」 を味わってみてください。
  


Posted by 小暮 淳 at 09:21Comments(3)大使通信

2023年12月14日

大使に大麻は似合わない


 驚いた!
 テレビのニュースを見ていたら突然、画面に自分の名前が映し出されました。

 <小暮 淳>


 「なんで?」 って、思いますよね。
 「何か犯罪に手を染めたのか?」 って。

 でもね、犯罪に手を染めたのは僕じゃなかったんですよ。
 俳優の村杉蝉之介容疑者(58)でした。
 大麻などの規制薬物を譲り受けたとして、麻薬特例法違反の疑いで12月11日に逮捕されました。


 村杉容疑者といえば、NHKの朝ドラなどにも出演した個性派の俳優です。
 僕は彼の名バイプレーヤーぶりが大好きでした。
 それだけに、今回の報道は大変残念です。

 で、なんで、村杉容疑者の逮捕を報道するニュース番組に、僕の名前が出たのかって?
 実は、僕も彼も中之条町観光大使なんです。
 しかも、彼は僕が温泉大使を務める四万温泉の出身。

 いつかは、お会いして、酒を酌み交わしながら、じっくりと話せると思っていたのに……(クヤシイです!)

 逮捕報道を受け、すでに中之条町はホームページの観光大使一覧から村杉容疑者の項目を削除しています。
 で、その削除したホームページの画面が、ニュース番組で流れたというわけです。
 映し出された観光大使一覧の中に、僕の名前がありました。


 思わぬニュースの思わぬ画面で、自分の名前を見つけたショックって、分かります?
 好きな俳優さんだっただけに、このショックは、しばらく続きそうです。
  


Posted by 小暮 淳 at 10:47Comments(0)大使通信

2023年11月27日

2温泉地が追加! 「御湯印」


 伊香保温泉大使+みなかみ温泉大使+四万温泉大使+老神温泉大使からのお知らせです。

 群馬県内の温泉地の宿泊客に贈られる 「御湯印(ごゆいん)」。
 一昨年に実施された草津、伊香保、みなかみ18湯、四万、万座の5温泉地に、今回は新たに磯部温泉と老神温泉が加わりました(11月25日~実施中)。


 この 「御湯印」 は、群馬県観光物産国際協会が実施している事業です。

 ①宿泊客は、宿泊代の領収書など証明するものを観光協会などに提出。
 ②温泉地名が入った 「御湯印」 をゲット!
 ※来年3月24日 (同23日宿泊分) まで7温泉地で各先着1万人に配布(1万人に達すると期間中でも終了)。


 またプロジェクトのコラボレーション企画として、ユニクロ前橋南インター店 (前橋市亀里町) で、御湯印をプリントしたTシャツを販売しています。

 詳細は、各温泉地の観光協会または温泉協会に問い合わせください。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:09Comments(0)大使通信

2023年09月29日

大使がいっぱい!


 ♪ あの娘の魅力に 水上(皆カミング)
   俺にゃ高嶺の 花敷よ
   無理を承知で 老(追い)神すれば
   私ゃ人妻 猿(去る)ヶ京
   GOGO 温泉パラダイス YUYU 湯の国ぐんま県
   GOGO 温泉パラダイス YUYU 湯の国ぐんま県 ♪
    <じゅん&クァ・パラダイス 『GO!GO!温泉パラダイス』 より>


 先日の東京・台場のテレビスタジオでのこと。
 収録を終え、スタジオを出て、楽屋に向かっている時でした。
 通路の途中で、出演者数人が立ち話をしていました。
 「ぐんま大使」 の中山秀征さんと井森美幸さんもいます。

 「あいさつしようかな? いやいや、会話の邪魔になるな。素人の僕が、話の輪に割って入るのも変だよな。ここは、そーっと立ち去ろう」
 と、通り過ぎようとしたときです。

 な、な、なんと!
 中山さんから気づいてくださり、
 「あっ、今日はありがとうございました」
 と声をかけてくれたのです。


 実は僕、中山さんと井森さんとは、今回が初対面ではないのです。
 数年前、群馬県のグリーンドーム前橋で開催された 「群馬デスティネーションキャンペーン」 のイベントで、僕は群馬の温泉応援ソングを歌ったのです。
 それが、『GO!GO!温泉パラダイス』(作詞・作曲/小暮淳) です。

 そして、その時の司会が中山秀征さんと井森美幸さんでした。

 「ええ、覚えています。あの時、美幸ちゃんと司会をしたんだよな」
 と中山さん。
 「大勢の着物姿の女性が、一緒に踊ったんですよね」
 と井森さん。

 そーなんです!
 あの日、会場には群馬県内の温泉旅館の女将さんたち50人が応援に駆けつけてくれ、僕の歌に合わせて踊ってくれたのです。
 それを覚えていてくれたんですね。
 ありがとうございます。

 「これからも群馬のために頑張りましょう!」
 と、あいさつをして別れました。


 大使といえば、僕も 「中之条町観光大使」」 に任命されています。
 そして出演者の中には、もう一人同じ観光大使がいました。
 中之条町 (旧・六合村) 出身のお笑いコンビ 「タイムマシーン3号」 の関太さんです。
 彼とは、本番前に話しました。

 「こんなところで会うとは!」
 と驚いていました。
 「次は、中之条町のイベントで会いましょう」
 と観光大使同士、互いに郷土愛を深め合ったのであります。


 群馬県人は、熱いぞ!
 10月25日放送の 『ホンマでっか!?TV』 を、お見逃しなく!
  


Posted by 小暮 淳 at 11:51Comments(0)大使通信

2023年06月23日

フランス人によるフランス人のための日本酒


 昨日に引き続き、「ぐんまの地酒大使」 からのお知らせです。
 またまた朗報が飛び込んできました!

 今月、フランスで開催された 「Kura Master (クラ マスター)」。
 食文化に造詣が深いフランス人によるフランス人のためのフランスの地で開催される日本酒のコンクールです。
 このコンクールで、島岡酒造 (太田市) の 「群馬泉 山廃 純米」 が、酒母を昔ながらの手法で造る 「クラシック酛(もと)部門」 で最高位のプラチナ賞を受賞しました。


 “酛” とは酒母のことで、この自然の力を活用した昔ながらの日本酒の作り方のことを 「生酛造り」 といいます。
 江戸時代が主流で、明治の中頃まで杜氏の五感によって造られていた醸造法です。

 さらに受賞した銘柄は、“山廃” であります。
 山廃とは、生酛造りの中の “山卸(やまおろし)” という米をあらかじめ潰す作業を、あえて廃止した酒造のことです。

 なんだか専門過ぎて、よくわからないと思いますが、まあ、それだけ手間をかけて造られたクラシカルな酒ということです。
 そんな群馬の酒が、フランス人によるフランス人のための日本酒として、最高賞に選ばれたのですから、これは素晴らしいことであり、群馬県民の誇りであります。


 コンクールの日本酒部門には、純米酒、純米大吟醸酒、サケスパーリング、クラシック酛、古酒の5部門があり、340蔵、1,090点が応募。プラチナ117点、金賞242点が選ばれました。
 審査員はフランス人を中心に一流ホテルやレストランのソムリエ、料理学校関係者が務めています。

 群馬県内の金賞受賞酒は、次の4銘柄です。

 <純米酒部門>
 永井酒造 「MIZUBASHO Artist Series Dessert Sake」 (川場村)
 <純米大吟醸酒部門>
 永井酒造 「谷川岳 純米大吟醸」 (川場村)
 龍神酒造 「尾瀬の雪どけ純米大吟醸生詰」 (館林市) 
 <クラシック酛部門>
 島岡酒造 「群馬泉 超特選 純米」 (太田市)


 うまい酒なら群馬の地酒!
 これからも群馬の地酒を、よろしくお願いいたします。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:18Comments(0)大使通信

2023年06月22日

いいぞ! 群馬の地酒 祝・金賞8銘柄


 「えっ、これ、りすさんの絵なの!?」
 いつもの呑み屋で、ママと常連客が驚きの声をあげました。

 僕がカウンターに置いたのは、群馬の地酒です。
 『なかのじょう小町』 本醸造生貯 300ml (貴娘酒造)

 ラベルには、着物姿の美人画が描かれています。
 作者は、群馬在住の画家・須賀りすさん。
 このブログでは、「神社かみしばい」 で、お馴染みの作家さんです。

 紙芝居では僕との共作、『いせさき宮子の浦島太郎』 『女堀と桜姫』 の作画を担当していただきました。


 画伯いわく、「もう20年も昔の仕事です」。
 なのに現在でも根強い人気があり、県内の有名酒店や「道の駅」、地元(中之条町) などで販売してます。
 興味のある方は、ぜひ、お買い求めください。


 そんな折、朗報が飛び込んできました!
 『なかのじょう小町』 の醸造元、貴娘酒造をはじめ群馬県内の8銘柄が、日本酒の出来栄えを審査する 「全国新酒鑑評会」 で金賞を受賞しました。

 鑑評会は2022年7月~23年6月に製造した酒を対象に審査され、全国から818点の応募がありました。
 県酒造組合によれば、「8銘柄の金賞受賞は過去2番目の受賞数で、全国で8番目の多さ。昨年の3銘柄から倍以上に増えた」 とのことです。


 金賞を受賞した蔵元と銘柄は、次の通りです。

 町田酒造店 (前橋市) 「清嘹」
 聖酒造 (渋川市) 「関東の華」
 柴崎酒造 (吉岡町) 「船尾瀧」
 聖徳銘醸 (甘楽町) 「鳳凰 聖徳」
 浅間酒造 (長野原) 「秘幻」
 貴娘酒造 (中之条町) 「貴娘」
 永井酒造 (川場村) 「水芭蕉」
 島岡酒造 (太田市) 「群馬泉」
 ※ほか、松屋酒造 (藤岡市) 「流輝(るか)」 が入賞しました。


 おめでとうございます!
 いいぞ! 群馬の地酒

 「ぐんまの地酒大使」 からのお知らせでした。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:35Comments(2)大使通信

2023年05月10日

4年ぶりに大蛇みこし渡御巡行!


 大蛇みこしが帰ってきます!

 毎年5月の第2金曜日と土曜日に開催されていた老神温泉 (沼田市) の 「大蛇まつり」。
 目玉は、全長30メートルもある巨大な蛇みこしが温泉街をねり歩く、勇壮な渡御巡行です。
 が、コロナ禍の3年間は祭り自体は関係者のみで行われましたが、渡御巡行は中止されていました。

 今年は、その待ちに待った大蛇みこしが、4年ぶりに温泉街を “蛇行” します。


 この 「大蛇まつり」 は赤城神社の例祭で、祭りの由来は伝説に基づいています。

 その昔、赤城山の神 (ヘビ) と日光男体山の神 (ムカデ) が戦ったおり、傷ついた赤城山の神が、この地で矢を地面に突き立てると、湯が湧き出したといいます。
 その湯につかり傷を癒やした赤城山の神は、陣を立て直し、日光の神を追い返したことから 「追い神」 → 「老神」 と呼ぶようになったといわれています。


 今年は、盛大に行われるんでしょうね。
 もちろん、僕も 「老神温泉大使」 として神事に参加します。

 大蛇みこしの渡御巡行は、事前申し込みにて一般参加ができます。
 ぜひ、神の宿る温泉地へ、お出かけください。



   老神温泉 赤城神社例祭 「大蛇まつり」

 ●宵祭り 令和5年5月12日(金)
  11:00~12:00  赤城神社神事 (関係者のみ)
  12:00~15:00  御神湯守の儀 (関係者のみ)
  18:30~22:00  若衆蛇神輿渡御 (雨天決行/参加は要申込)

 ●本祭り 令和5年5月13日(土)
  11:00~12:00  赤城神社神事 (関係者のみ)
  12:00~15:00  御神湯守の儀 (関係者のみ)
  13:00~15:00  子供神輿渡御 (雨天中止/利根町在住の子ども)
  14:00~15:00  蟇目の儀 三々九手挟式 (見学無料)
  18:30~22:00  若衆蛇神輿渡御 (雨天決行/参加は要申込)

 ●問い合わせ・申し込み
   老神温泉観光協会 TEL.0278-56-3013
   


Posted by 小暮 淳 at 12:08Comments(0)大使通信

2023年04月28日

「ぐんま温泉インク」 新色登場!


 覚えていますか?
 昨年6月、群馬の温泉を色で表現した 「ぐんま温泉インク」 が発売されたという話を?
 ※(当ブログの2022年6月9日 「温泉インク」 参照)


 発売元は、県内で文房具店 「ハイノート」 を展開するアサヒ商会 (高崎市)。
 同社は 「群馬らしいインクを作ろう」 と、草津・伊香保・水上・四万・万座の5つの温泉地をイメージした5色のインクを開発して、発売しました。

 大変売れ行きが好調のようで、このたび第2弾として、下記の3温泉3色が発売されました。


 ●猿ヶ京 「SARUGAKYO」
  赤谷湖の深い色とバンジージャンプで有名な赤い橋を赤フラッシュで表現。

 ●老神 「OIGAMI」
  水墨画のような片品川をイメージしたグリーンブラック。

 ●尻焼 「SHIRIYAKI」
  川風呂のグレーブルーグリーンと火照った肌を表現したピンクラメを配合。

 1本 (30ml) 2,200円


 その他、県外3県の文具店とコラボした 「温泉インク 旅シリーズ」 も製作。
 鬼怒川温泉 (栃木県)、月岡温泉 (新潟県)、修善寺温泉 (静岡県) などを同時発売しました。

 さすが、“温泉王国ぐんま” の発想だと思いませんか?
 独り占めすることなく、県外の温泉地とコラボするところなんて、王者の風格です。

 「ぐんまの温泉インク」 は、同社のオンラインショップまたは県内4店の 「ハイノート」 で購入できます。


 今回は、みなかみ温泉大使&老神温泉大使&中之条町観光大使からのお知らせでした。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:30Comments(2)大使通信

2023年04月22日

ファンが選ぶ今年の舞風


 これだから一度やったら “大使” は辞められません!

 今週、群馬県酒造協同組合より、「ぐんまの地酒大使」 の委嘱状と一緒に、段ボール箱が届きました。
 「ムフフフフ……」
 中身の察しはついています。

 日本酒です!
 でも、ただの日本酒ではありません。
 地酒です!
 しかも、ただの地酒ではありません。

 オール群馬の地酒 「舞風」 であります!


 「舞風(Maikaze)」 とは?

 酒米や酵母、仕込み水など群馬県産にこだわった地酒です。
 群馬県酒造組合では、「舞風」 のおいしさを味わってもらうために、製造する酒造りのルールを定めています。

 ●酒米は、群馬県産酒造好適米 (オリジナル酒米) 「舞風」 を100%使用すること。
 ●精米歩合60%以下の 「特定名称酒」 とすること。 (純米吟醸酒、吟醸酒、純米酒、本醸造酒)
 ●群馬県産の 「酵母」 を使用すること。

 これらの基準を満たした日本酒だけが 「舞風」 のシンボルマークを揚げて販売されます。


 現在、群馬県内15蔵が 「舞風」 を造っています。
 と、いうことは!
 段ボール箱の中身は?

 イエ~イ!
 15蔵すべての 「舞風」 商品サンプル瓶 (300ml) だったので~す!
 「やった~、やった~」
 と、段ボール箱を開けた瞬間に、小躍りしてしまいましたとさ(笑)


 15本の酒瓶と一緒に、審査用紙も入っていました。

       オール群馬の 「舞風」
    群馬 SAKE TSUGU CUP 2023
   ファンが選ぶ今年の舞風 Our Best

 そして、出品酒のエントリー酒蔵と商品名の一覧が記載されていました。

 ①町田酒造店 清嘹 純米生酒 舞風 (火入れVar.)
 ②栁澤酒造   桂川 純米酒 舞風
 ③聖酒造    かんとうのはな 純米吟醸 舞風
 ④柴崎酒造   船尾瀧 特別純米酒 舞風
 ➄松屋酒造   平井城 超辛純米吟醸 舞風
 ⑥聖徳銘醸   鳳凰聖徳 純米吟醸原酒 舞風
 ⑦浅間酒造   秘幻 純米大吟醸 舞風
 ⑧貴娘酒造   風の詩 純米大吟醸 無濾過原酒
 ⑨大利根酒造 左大臣 純米吟醸 舞風 「舞」
 ⑩永井酒造   谷川岳 純米吟醸 舞風
 ⑪永井本家   利根錦 純米酒 舞風
 ⑫近藤酒造   赤城山 純米吟醸 舞風
 ⑬分福酒造   分福 純米吟醸 館林産舞風 五割五分 KAZE酵母
 ⑭山川酒造   利根川育ち 純米酒 舞風
 ⑮島岡酒造   群馬泉 山廃純米 舞風


 う~ん、毎日1本呑んでも採点するのに、15日もかかりますぞ!
 きゃ~!(うれしい悲鳴)

 現在、5本を審査しました。
 毎晩1本ずつ、審査ができる至福のひと時を過ごしています。

 じっくり味わいながら、採点 (5段階評価) およびコメントを記入しています。


 う~ん、やっぱり知らず知らずのうちに、笑みがこぼれてしまいます(ニンマリ)。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:49Comments(2)大使通信

2023年04月11日

大使再任


 一通の大きな封筒が届きました。
 差出人は、中之条町役場であります。

 封筒の中には、委嘱状が入っていました。


 委嘱状
 小暮 淳 様

 中之条町観光大使に委嘱します

 委嘱期間 令和五年四月一日から令和七年三月三十一日まで

 令和五年四月一日
 中之条町長 外丸 茂樹


 僕の観光大使の再任が決まりました。
 4期目の就任となります。
 微力ではありますが、これからも大使として 「花と湯の町 なかのじょう」 を全国にアピールしていく所存であります。


 まずは、再任最初の宣伝は、これ!

 今年も、いよいよ 「チャツボミゴケ公園」 が開園します。 


 チャツボミゴケとは?

 漢字では 「茶蕾苔」 と書きます。
 苔の一種で、ウロコゴケ目ツボミゴケ科に属します。

 なんといっても、この苔の特長は、その自生している環境にあります。
 強い酸性の温泉水が流れる場所のみ育ち、世界中にある約1,800種の苔の中で、最も耐酸性の強い苔なんだそうです。

 日本国内で自生しているのは、群馬県中之条町(旧六合村) と九州熊本の阿蘇だけ。
 中之条町では、“本州最大規模の自生地” とPRしています。
 (平成29年2月に国の天然記念物に指定されました)

 ぜひ、本州唯一、最大規模の “緑の絨毯” が広がる幻想的な風景を一度、ご覧ください。


 ●場所/群馬県中之条町大字入山13-3
 ●開園/4月26日~11月末
 ●時間/4月~9月 8:45~15:30 10月~11月 8:45~15:00
 ●料金/600円 (小学生以下無料)
 ●問合/中之条町六合支所 六合振興課 TEL.0279-95-3111
  


Posted by 小暮 淳 at 13:47Comments(3)大使通信

2023年03月04日

開催日程決定! 「中之条ビエンナーレ2023」


 9月9日(土)~10月9日(月・祝) の31日間 無休

 第9回を迎える 「中之条ビエンナーレ2023」。
 開催日程が決定しました!
 今年は、展示会場を44カ所予定し、国内外から112組のアーティストが参加する予定です。


 中之条ビエンナーレとは?

 群馬県中之条町で2017年から隔年開催されている国際現代芸術祭です。
 雄大な山々に囲まれた自然豊かな風景や、歴史と伝統ある温泉郷、民俗行事、祭事など、他の土地では見られない里山文化に触れることができる中之条町にアーティストたちが滞在し、制作を行い、その結果を発表します。

 会場は、温泉街や木造校舎など町内各所。
 展示は、絵画・彫刻・写真・インスタレーション(空間アート) など。
 ほか、ワークショップやパフォーマンスも開催されます。


 今月から作家が町に入りはじめ、4月から本格的に制作が始まります。
 現在、19組の作家から材料の提供依頼や協力依頼があります。

 例) 戸板、木材、ポートレートモデル、不要になった傘や布、金属……

 協力いただける人は、事務局までご連絡ください。
 ●問合/中之条ビエンナーレ実行委員会事務局 TEL.0279-75-8848


 中之条町観光大使からのお知らせでした。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:10Comments(0)大使通信

2023年02月27日

4つの大使と2つの大使


 現在、僕は群馬県内の6つの 「大使」 に任命されています。

 温泉大使が4つ、その他が2つ。
 温泉大使の内訳は、「みなかみ温泉大使」 「四万温泉大使」 「老神温泉大使」 「伊香保温泉大使」 です。
 それぞれの温泉地の本を出版したことが縁で、任命されました。

 この4つの大使については、任期の期限はありません。
 まあ、委嘱する側、される側、どちらかが 「辞めてください」 「辞めます」 と言い出さない限り、継続されます。


 では、その他の2つとは?

 「中之条町観光大使」 と 「ぐんまの地酒大使」 です。
 こちらには2年間という任期があります。

 で、その任期が、どちらも今年の3月末で満了となることから、「再任のお願い」 なる書類が届きました。
 再任の委嘱期間は、令和5年4月1日~令和7年3月31日。

 もちろん、承諾しました。


 コロナ禍の2年間は、イベント等はすべて中止、またはリモートとなってしまいました。
 他の大使の方々との交流も、ご無沙汰しています。
 でも今年は、だいぶ緩和されるようです。

 観光イベント、地酒の試飲会など開催されれば積極的に参加して、群馬県のPRに努めたいと思います。


 読者のみなさん!
 温泉地ともども、中之条町および群馬の地酒もよろしくお願いいたします。 
    


Posted by 小暮 淳 at 12:07Comments(2)大使通信

2023年02月17日

明日から開催! 「老神温泉びっくりひな飾り」


 今日は、老神温泉大使からのお知らせです。

 「ろうじんおんせん」 なんて読まないでくださいね。
 「老神」 と書いて、「おいがみ」 と読みます。


 昔々、赤城山の神と日光二荒山 (男体山) の神が戦い、赤城の神が日光の神を “追い返した” ことから、「追い神」 と呼ばれるようになり、「老神」 と表記するようになったと伝わります。

 でも!
 これは伝説です。

 たぶん語源は、現在の小字名 「湯の上」(ゆのうえ) にありそうです。
 かつては 「ゆのかみ」 と呼ばれていたようで、これが 「おゆかみ」 になり、「おいがみ」 となった説が有力なようです。


 さて、そんな伝説のいで湯、老神温泉の “早春の風物詩” といえば、「びっくりひな飾り」 です。
 いよいよ、明日から始まります!

 今年で10回目となる 「老神温泉びっくりひな飾り」。
 利根観光会館をメイン会場に、約7,000体のひな人形が並びます。
 幅18m×高さ3.8mの特設ひな壇や、幅6.7m×高さ3mの15段ひな壇をはじめ、つるし雛などが所狭しと飾られた圧巻の光景は、思わず息をのむほど。

 まだ見たことのない人は、ぜひ今年は老神温泉へ足を運んでください。
 もちろん、観覧の後は、ゆっくりのんびりと老神の湯に、つかってくださいな。


 老神温泉大使からのお知らせでした。



    第10回 「老神温泉 びっくりひな飾り」 2023

 ●期間  2023年2月18日(土)~3月26日(日)
 ●会場  沼田市利根観光会館 (メイン会場)
        および老神温泉参加旅館ほか
 ●開館  午前9時30分~午後4時 (会期中は無休)
 ●入場  運営協力金 100円
 ●問合  老神温泉観光協会 TEL.0278-56-3013
  


Posted by 小暮 淳 at 12:23Comments(0)大使通信

2023年01月28日

祝! 四万&伊香保


 今日は、四万温泉大使および伊香保温泉大使からの、うれしいお知らせです。

 すでに新聞等で発表されているため、ご存じの方も多いと思いますが、先日、リクルートが発行する旅行情報誌 『じゃらん』 が、「タイムトリップ気分が味わえるレトロ温泉街ランキング」 を発表しました。

 調査は近年の昭和レトロブームを受け、2022年12月にインターネットを利用して実施。
 アンケートでは、「タイムトリップしたような感覚が楽しめそうだと思う温泉地」 を選んでもらったといいます。
 これに全国の20~50代の1,088人が回答しました。

 結果、栄えある1位に輝いたのは、四万温泉 (群馬県中之条町) でした!
 さらに、4位に伊香保温泉 (群馬県渋川市) が選ばれました!

 やったー!
 ともに僕が 「温泉大使」 を務める温泉地です。


 『じゃらん』 によると、2温泉地の人気の理由を、こう分析しています。
 <四万温泉は、国内では珍しい 「飲泉」 ができる温泉地としても知られ、四万川に沿って建つ温泉街は、信号、コンビニ、ネオンもなく、昔ながらの落ち着いた街並みで静かな風情を満喫できる点が評価された。>
 <伊香保温泉は、万葉集や古今和歌集などにも登場する歴史の古い温泉。シンボルである365段の石段街で自分の 「誕生段」 で写真を撮ったり、両側の土産店、飲食店、昭和の雰囲気を残す遊技場をのぞいたり、散策が楽しめる。>


 でもね、僕は、四万温泉と伊香保温泉の “共通点” に気が付いてしまったのです。
 それは、ともに、アニメ映画 『千と千尋の神隠し』 の舞台になったとされる老舗旅館があるということ。
 そして、宮崎駿監督が訪れているということ。

 ということは、映画で感じた懐かしさが、2つの温泉地にはあるということではないでしょうか?
 恐るべし、ジブリ効果!
 ジブリ様様であります。


 ちなみに、2位は銀山温泉 (山形県)、3位は渋温泉 (長野県)、5位は黒川温泉 (熊本県) です。
 やっぱり、なんとなく、ジブリっぽい温泉地ですよね。
 、  


Posted by 小暮 淳 at 11:31Comments(0)大使通信

2022年12月05日

日本で最初の温泉大使


 現在、僕は群馬県内6ヵ所の “大使” に任命されています。
 内訳は、温泉大使が4ヵ所、観光大使が1ヵ所、と群馬県の地酒大使です。

 最初に任命されたのは平成28(2016)年5月の 「みなかみ温泉大使」 でした。
 きっかけは、その3年前に、みなかみ町の全温泉および全宿泊施設を網羅した 『みなかみ18湯 』(上毛新聞社) の上下2巻を出版したことにあります。

 すると、こんなサプライズが起こりました。


 みなかみ町は、平成17(2005)年に旧水上町、旧月夜野町、旧新治村が合併して誕生しました。
 それまでは、それぞれの町村に 「水上温泉郷」、「月夜野・上牧温泉郷」、「三国・猿ヶ京温泉郷」 が存在していたのですが、合併後の温泉郷の総称がありませんでした。
 そこで町は、新温泉郷の名前を本のタイトルである 「みなかみ18湯」 を採用。

 ということで、名付け親となった僕が、町の “温泉大使” に任命されたということです。


 ところが!
 サプライズは続きます。

 みなかみ町で任命式が開催されると、県内の新聞各紙が、このことを大きく報道しました。
 なぜか?
 な、な、なんと!
 “日本で最初の温泉大使” だったのであります。

 日本で最初に温泉大使が誕生は、群馬県だった!
 群馬が日本を代表する温泉県の中でも、最初に先鞭をつけたのでした。


 先日、県内外から 「温泉ソムリエ」 が集まった 「ぐんま温泉サミット」 の席で、こんな質問が出ました。
 「なぜ、小暮さんは、群馬県だけに特化した温泉ライターなのですか?」

 いい質問です。
 この答えが分る人は、いますか?

 確かに全国には、温泉ライターや温泉エッセイスト、温泉ジャーナリスト……の肩書を持つ人は何人もいます。
 でも、ほとんどの人は、全国の温泉を対象に取材・出版をしています。
 でも僕は違います。
 群馬の温泉のみを、ひたすら書き続けています。


 答えは簡単です。
 「群馬が大好きだからです」

 言い換えれば、“温泉” が好きなのではなく、“群馬の温泉” が好きなのです。
 だから群馬のすべての温泉を、世に出したいのです。
 そして気づいたら、今までに10冊もの温泉関連本を書いていました。

 同じ理由で、群馬の民話や群馬の地酒についても、取材しているのです。


 「群馬といえば温泉」 の時代は終わりました。
 「温泉といえば群馬」 と県外の誰もが言うまで、僕の “群馬愛” は止まらないのです。
    


Posted by 小暮 淳 at 16:05Comments(2)大使通信

2022年11月08日

「吾妻の温泉文化」 開催中!


 温泉ファンのみなさん、こんにちは!
 中之条町観光大使および四万温泉大使からのお知らせです。

 読者のみなさんは、覚えていますか?
 以前、僕が中之条町の歴史と民俗の博物館 「ミュゼ」 に、次回企画展の打ち合わせに行った話を?
 (当ブログの2022年9月2日 「ダブル大使がゆく!」 参照)
 その企画展が現在、開催中であります。


 令和4年度第2回企画展
 『吾妻の温泉文化 ~温もりと憩いの名泉に集う人々~』

 中之条町のある吾妻郡は、群馬県の奥地にありながら草津温泉を筆頭に、「草津の仕上げ湯」 とも呼ばれる四万温泉、沢渡温泉など、独特の温泉文化が発展した地域です。
 現在、大小約30カ所の温泉地が点在しています。

 企画展では、「上州の三名湯」 といわれる草津温泉と四万温泉を中心に、温泉の歴史と文化を細かく丁寧に解説しています。
 ※もう一つの三名湯は、伊香保温泉です。


 文学ファンには、「温泉を愛した文豪・田山花袋と若山牧水」 のコーナーが必見!
 ともに群馬の温泉地を旅した作家で、花袋は大正7(1918)年に 『温泉めぐり』 を、また牧水は同11年の旅を 『みなかみ紀行』 に著しています。

 会場では、牧水が草津温泉を発ち、花敷温泉に一泊して、暮坂峠を越えて沢渡温泉、四万温泉を経て利根郡へ向かうまでの再現ビデオを視聴することができます。
 たっぷり20分間、“牧水ワールド” に浸れますよ!


 ということで、温泉ファンのみならず、歴史や文学好きも楽しめる企画展です。
 ぜひ、晩秋の吾妻路をドライブがてら、お立ち寄りください。



       吾妻の温泉文化
  ~温もりと憩いの名泉に集う人々~

 ●会期  開催中~2022年12月14日(水)
 ●時間  午前9時~午後5時
 ●休館  木曜日
 ●料金  大人200円 子ども100円
 ●問合  中之条町 歴史と民俗の博物館 「ミュゼ」
        TEL.0279-75-1922       
        群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町947-1

  


Posted by 小暮 淳 at 12:07Comments(0)大使通信

2022年09月02日

ダブル大使がゆく!


 僕は現在、群馬県内6つの 「大使」 に任命されています。
 その中で、1つの町で2つの大使に任命されているのが、中之条町です。

 「中之条町観光大使」 と 「四万温泉大使」 です。


 今週、ダブル大使の公務要請があり、中之条町へ行って来ました。

 1つは、10月に中之条町立中央公民館 (ツインプラザ) で開催される 「中之条大学 きらめき講座」 という60歳以上の町民を対象とした講演会の講師を依頼されているため、その打ち合わせです。
 担当者と会い、会場の下見をし、当日の進行内容を確認してきました。
 ※(受講者の受付は、すでに終了しています)


 もう1つは、中之条町歴史と民俗の博物館 「ミュゼ」 の山口通喜館長と企画展の打ち合わせです。

 僕は以前 (2017年)、「ミュゼ」 で開催された企画展 『世のちり洗う四万温泉』 で、開催に合わせた基調講演の講師をしたことがあります。
 また、その翌年にも 「町勢要覧」 の作成時に、館長と温泉旅館の女将との鼎談 (ていだん) 記事の取材を受けました。

 そんな縁もあり、今回も次回の企画展の打ち合わせに行って来ました。
 もちろん企画展のテーマは、温泉です。
 内容とタイトルは、まだ未公開。
 解禁され次第、ご報告します。


 それにしても、中之条町はアツイ!
 “アツイ” といっても気温じゃありませんよ。
 情熱です。
 それも観光資源としての温泉に対する熱意です。

 観光大使として、温泉大使として、この熱意と情熱に少しでも応えられるよう微力ながらお手伝いしたいと思います。


 みなさん!
 「花と湯の町 なかのじょう」 へ、いらっしゃ~い!
   


Posted by 小暮 淳 at 11:04Comments(0)大使通信