温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使
群馬県立歴史博物館「友の会」運営委員



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2022年06月26日

金賞、とったどー!


 今日は 「ぐんまの地酒大使」 から呑兵衛へ、嬉しいお知らせです。

 先日、日本酒の品質を判定する 「全国新酒鑑評会」 が行われ、群馬県の8銘柄が入賞したとの発表がありました。
 これは2021年7月~22年6月に造られた日本酒が対象に行われる国内最大規模の鑑評会で、全国から826点の応募があり、入賞405点と、この中から金賞205点が選ばれました。


 群馬県は8銘柄の入賞のうち、特に優秀と認められた3銘柄が金賞を受賞しました。

 ●「清嘹(せいりょう)」 町田酒造店 (前橋市)
 ●「大盃(おおさかずき)」 牧野酒造 (高崎市)
 ●「流輝(るか)」 松屋酒造 (藤岡市)


 ひと言、うれしい!
 というのも、距離的にも、すごく身近な酒蔵の酒が選ばれたからです。
 しかも、老舗の造り酒屋。

 清嘹は、若い頃に青春を共にした仲間たちと酌み交わした酒です。
 大盃は、今でも時々晩酌でお世話になっています。
 流輝は、取材で酒蔵を訪ねました。

 そんな、愛すべき地酒が、全国の名立たる蔵元の酒たちと肩を並べたのですぞ!
 これを喜ばずには、いられんでしょう!


 ちなみに金賞以外の入賞5銘柄は、下記のとおりです。

 ●「鳳凰聖徳」 聖徳銘醸 (甘楽町)
 ●「赤城山」 近藤酒造 (みどり市)
 ●「関東の華」 聖酒造 (渋川市)
 ●「貴娘」 貴娘酒造 (中之条町)
 ●「秘幻(ひげん)」 浅間酒造 (長野原町)


 さて、今宵は、どの酒に酔いますか?
 呑兵衛のみなさん、また楽しみが増えましたね。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:29Comments(0)大使通信

2022年06月09日

温泉インク


 めっきり文字を書かなくなりました。

 みなさんは最近、文字を書きましたか?
 文筆を生業にしている僕ですら “めっきり” なのですから、一般の人は “すっかり” ご無沙汰しているのではないでしょうか?

 その昔、日記をしたためていました。
 個人的にも付けていましたが、学生時代は好きな女の子と 「交換日記」 なんていう粋な遊びもしていました。
 今でいえば、メールやラインの交換のようなものです。

 僕の場合、お相手は、通学電車の中で毎朝会う女子高生でした。
 満員電車の中、他の学生たちに気づかれないように、そっと日記を手渡します。
 翌日にな.ると、今度は彼女が僕に、よろけたふりをして近づいて、さっと差し出します。

 今思い出すと、ちょっと赤面する青春の1ページであります。


 で、当然ですが、その日記帳に用いられた筆記用具は、万年筆です。
 あの時代、高校生になれば誰もが、万年筆を持っていました。
 (高校の入学祝いといえば、時計か万年筆でした)

 色は、ブルーブラック。
 インク壺からスポイト式にインクを入れるタイプもありましたが、すでに主流はカートリッジでした。

 文字の上手下手は二の次。
 誰もが日記や手紙を、お気に入りの万年筆で書いていた、そんな時代でした。


 時代は昭和から平成へ。
 筆記用具もワープロからパソコンへと変わりました。
 令和の今は、手帳もスマホに変わりました。

 いつしか文字は、「書く」 ものから 「打つ」 ものになってしまいました。


 そんな中、なんとも時代に逆行する、しかも群馬県ならではの商品が発売前から話題になっています。
 それは、「GUNMA ONSEN INK」。

 なんと群馬の5大温泉地、草津・伊香保・水上・四万・万座をイメージした色の万年筆用インクです!

 「KUSATSU (草津)」 は、湯畑をイメージしたグリーン。
 「IKAHO (伊香保)」 は、“黄金の湯” を表現した金ラメ入りのイエロー。
 「MINAKAMI (水上)」 は、谷川岳からの清き川の流れをイメージしたネイビーブルー。
 「SHIMA (四万)」 は、奥四万湖をイメージしたシマブルー。
 「MANZA (万座) は、乳白色の湯を表現した銀ラメ入りのコバルトブルー。

 30ml入りで、価格は2,200円 (MANZAのみ2,420円)。
 5本セットを購入すると、オリジナル温泉タオルが付くそうです(数量限定)。

 発売するのは、(株)アサヒ商会 (高崎市) が運営する文具専門店の 「Hi-NOTO (ハイノート)」。
 今月18日から各店 (高崎、前橋、伊勢崎) とオンラインストアにて販売されます。


 ご当地インクは、全国にコレクターがいるほどの人気です。
 その中でも、“温泉インク” というのは珍しい!
 話題を呼びそうですね。

 大切な人へのプレゼントだけでなく、新たな “群馬みやげ” にもなりそうです。
 温泉大使としても、今後の話題に大変興味があります。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:47Comments(2)大使通信

2022年05月22日

祝! 「群馬泉 舞風」


 朗報が飛び込んで来ました!

 世界的なワインの品評会 「インターナショナル・ワイン・チャレンジ (IWC) 2022」 のSAKE (日本酒) 部門純米酒の部で、島岡酒造 (太田市) の 「群馬泉 舞風」 が、金メダルの中から選ばれる最高位の 「トロフィー」 に輝きました。


 スゴイ! 凄い! すご~い!
 「ぐんまの地酒大使」 としては、もちろんのこと、個人的にも大変うれしいニュースであります。
 というのも、僕は昨年暮れに島岡酒造を訪ね、6代目蔵元の島岡利宣さんを取材したばかりなのです。

 その時、江戸後期創業の歴史から銘柄名の由来、伝統の製法 「山廃造り」 へのこだわりについてなど、たくさん話を聞いてきました。
 ちなみに、「山廃(やまはい) 」 とは、蔵付きの天然乳酸菌と自然の力を巧みに利用して酵母を育てる日本古来の醸造法です。
 こんなに手間暇かけた酒造りをしている蔵元は、県内には数蔵しかありません。


 そして今回は、その山廃の中でも 「舞風(まいかぜ)」 が受賞しました。
 これまた、スゴイ!
 だって、made in GUNMA の酒が世界に認められたのですぞ!


 「舞風」 とは?

 酒米や酵母、仕込み水など群馬県産にこだわった地酒です。
 群馬県酒造組合では、「舞風」 のおいしさを味わってもらうために、製造する酒造りのルールを定めています。
 ●酒米は、群馬県産酒造好適米 (オリジナル酒米) 「舞風」 を100%使用すること。
 ●精米歩合60%以下の 「特定名称酒」 とすること。 (純米吟醸酒、吟醸酒、純米酒、本醸造酒)
 ●群馬県産の 「酵母」 を使用すること。
 これらの基準を満たした日本酒だけが 「舞風」 のシンボルマークを揚げて販売されます。


 先日、「ぐんま地酒大使」 の僕のもとにも、この “舞風ブランド” のギフトセットが届きました。
 その中に 「群馬泉 舞風 山廃酛純米」 も入っていました。
 ラベルには、こんな一文が添えられていました。

 <当品は群馬で生まれ作付された、酒造好適米 「舞風」 を用いて醸したお酒です。伝統製法山廃造りによる自然な酸味と舞風の透明感のある爽やかな味わいをお楽しみください。>


 まだ、オール群馬の地酒 “舞風ブランド” を未体験の方!
 ぜひ、これを機会に、世界が認めたmade in GUNMA を味体験してください。

  


Posted by 小暮 淳 at 12:33Comments(2)大使通信

2022年05月09日

お前はまだ猿ヶ京を知らない


 <かつて赤谷湖(あかやこ)の湖底を流れていた赤谷川の渓谷には、「湯島の湯」 と 「笹の湯」 という温泉があった。昭和33(1958)年、相俣(あいまた)ダムの完成により、赤谷川はせき止められ、渓谷にあった2つ温泉は湖に水没した。
 旧四軒と呼ばれる湯島にあった桑原館、長生館、見晴館と笹の湯にあった相生館は、代替地として現在の場所へ移転。新たな源泉を掘削して、猿ヶ京温泉として生まれ変わった。>
  (『みなかみ18湯 【上】』 より)


 群馬県を代表する温泉地といえば?
 そう問われて、他県民が真っ先に挙げる名前は、草津温泉でしょう。
 県民に問うたところで、その後に続くのは、伊香保温泉、水上温泉、四万温泉……

 群馬県には俗に 「9大温泉」 と呼ばれる観光温泉地があることをご存じでしょうか?
 上記の4ヶ所と、万座温泉、老神温泉、磯部温泉、やぶ塚温泉、猿ヶ京温泉です。

 4大温泉地に比べると、規模も知名度も劣りますが、魅力ある温泉地がラインナップされています。


 今日は、この中から猿ヶ京温泉について、触れさせていただきます。
 「みなかみ温泉大使」 からの耳より情報であります。

 このたび、みなかみ町の猿ヶ京温泉が、「地域団体商標」 に登録されました。

 地域団体商標とは?
 <地域ブランドの保護による地域活性化を目的に、2006年に導入された制度。地域の名称と商品またはサービスの名称の組み合わせから構成される。> 
  (2022年5月6日付 上毛新聞より)


 特許庁に申請したのは、猿ヶ京温泉旅館協同組合 (持谷明宏代表理事) です。
 温泉名での同商標への登録は、草津、伊香保、四万に続き、これで県内4例目となりました。

 「後継者のために権利関係を明確にしたいと考え、登録に至った。まだ出発点に立ったばかりだが、猿ヶ京温泉のブランドを高めていきたい」
 と、持谷代表理事はコメントしています。


 温泉地は今、どこも後継者問題や新型コロナの影響で廃業する宿泊施設が増えるなど、大変な時代を迎えています。
 温泉地とブランドの保護のために商標登録を目指した猿ヶ京温泉の意気込みを、僕も陰ながら応援したいと思います。

 “まだまだ、お前は猿ヶ京温泉を知らない!”

 これを機会に、ぜひ、足を運んでいただきたいと思います。
 知られざる猿ヶ京温泉の魅力を見つけに。


 <永禄3(1560)年、上杉謙信が越後から三国峠を越えて関東平野出陣の際、今の猿ヶ京である 「宮野」 という城に泊まり、不思議な夢を見た。宴席で膳に向かうと箸が1本しかなく、ごちそうを食べようとするとポロポロと歯が8本抜け落ちた。
 嫌な夢を見たと思い、このことを家臣に告げると 「これは関八州 (関東一円) を片はし (片箸) から手に入れる夢なり」 と答えたので、謙信は大いに喜び、「今年は庚申(かのえさる)の年で、今日も庚申の日。我も申年生まれ。これより関東出陣の前祝いとして、ゆかりの地である宮野を 『申が今日』 (猿ヶ京) と名付ける」 と申し渡したという。> 
  (『みなかみ18湯 【上】』 より)
   


Posted by 小暮 淳 at 11:48Comments(0)大使通信

2022年04月21日

顔の見える地酒


 現在、僕は群馬県内6ヶ所の 「大使」 に任命されています。
 温泉大使が4ヶ所、観光大使が1ヶ所。
 そして一番新しい大使が、2019年4月に委嘱された 「ぐんまの地酒大使」 です。

 「へぇ~、スゴイですね~! こっちの方 (金) も凄いんでしょう?」
 なんて、えげつないことを言う人も中にはいますが、すべて無給であります。
 当たり前じゃ、ないですか!

 ぼ、ぼ、ぼくは、お金のために大使を引き受けたわけじゃありませんって!(キッパリ)
 すべては群馬の温泉のため、観光のため、地酒のために活動しているのです!(本当だよ)

 「でも、なんか特典はあるんでしょう?」

 これまた、えげつないことを訊いてくる人がいますが、そんな時はキッパリ、こう言ってやります。
 「ハイ、あります!」


 まあ、特典といったって、大使は名誉職ですからね。
 観光施設の優待券とか、温泉場ならば “顔パス” くらいですげど……。
 でもね、地酒大使は違います!
 ズバリ、現物支給があります。

 いや~、何が嬉しいかって、この世でもらって嬉しいものといえば、現金と酒に決まっているじゃありませんか!
 それも、どちらの方が、より嬉しいかって問われれば、迷わず僕は、“酒” と答えます。
 1番が酒、2番が現金です。

 と言うと、「現金の方がいいじゃないですか? 現金があれば酒だって買えます」 なんて言い返されそうですが、それは違います!(キッパリ)
 買った酒じゃダメなんです。
 酒は、もらってこそ、旨いんです。

 しかも、群馬の地酒ならば、なお好し!


 オール群馬の酒が発売される話を覚えていますか?
 (当ブログの2022年4月15日 「オール群馬の酒 『舞風』 限定先行販売!」 参照)

 米も酵母も水も、すべて群馬産で造った酒 「舞風」 のことです。
 明日22日(金) の一斉酒店販売を前に、今夜7時から蔵元出演によるトークショー 「舞風解禁前夜祭」 がYouTubeにてライブ配信されます。
 ということで、ひと足先に僕の所にも 「舞風5本セット(蔵元顔ラベル)」 が送られて来ました。

 この顔ラベルが、笑っちゃうくらい似ているんです!

 僕は酒蔵を取材して回っているので、蔵元の顔は、よく知ってますからね。
 「造った人の顔が見える酒」
 というわけです。
 なんか農産物みたいで、いいですね。
 顔が見えると、安心して呑めるような気がします。


 さて、今夜は、どの酒蔵の酒を呑もうかしらん。
 蔵元の顔を見ながら呑むなんて、なかなか粋なはからいであります。

 やるじゃないか、群馬の地酒!

 これからも応援していきます。
    


Posted by 小暮 淳 at 14:26Comments(0)大使通信

2022年04月15日

オール群馬の地酒 「舞風」 限定先行販売!


 日本酒ファンのみなさん、こ・ん・に・ち・は~! (錦鯉風)

 今日は 「ぐんまの地酒大使」 から耳よりのお知らせです。
 オール群馬の地酒 「舞風」 2022 が、いよいよ今月22日より酒店やスーパーで一斉販売が開始されます。
 今年で11年目になります。


 「舞風 (Maikaze) 」 とは?

 酒米や酵母、仕込み水など群馬県産にこだわった地酒です。
 群馬県酒造組合では、「舞風」 のおいしさを味わってもらうために、製造する酒造りのルールを定めています。
 ●酒米は、群馬県産酒造好適米 (オリジナル酒米) 「舞風」 を100%使用すること。
 ●精米歩合60%以下の 「特定名称酒」 とすること。 (純米吟醸酒、吟醸酒、純米酒、本醸造酒)
 ●群馬県産の 「酵母」 を使用すること。

 これらの基準を満たした日本酒だけが 「舞風」 のシンボルマークを揚げて販売されます。


 県酒造組合では、販売開始の前夜となる4月21日(木) 午後7時より動画配信サイト 「YouTube」 にて、『舞風解禁前夜祭』 と銘打ったオンライントークショーを開催します。
 「舞風」 を造った県内16酒蔵の蔵元が出演し、それぞれの酒の出来栄えなどを紹介します。

 また、この前夜祭に合わて参加酒蔵が 「舞風」 の小瓶を詰め合わせた 「限定ボックス」(300セット) を先行販売します。
 ●300ml×5本=4,400円
 ●全3種 (15酒蔵が参加)
 3セット同時購入いると、15種の日本酒を味わえます。
 売り切れ次第終了。
 ※18日発送し、20~21日に届く予定です。

 「舞風」 および 「限定ボックス」 の予約・問い合わせは、各酒店または県産地酒の情報発信サイト 「群馬SAKE TSUGU (サケツグ)」 へ。


 ひと足早く、前夜祭を見ながら今年の 「舞風」 を味わいましょう!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:25Comments(0)大使通信

2022年04月09日

長生きしたけりゃ酒を呑め!


 新聞によりますと……
 (「テレビ三面記事 ウィークエンダー」 風に)

 <広島大と日本医療研究開発機構は7日、清酒酵母に多く含まれる物質 「S―アデノシルホモシステイン」 (SAH) が生物の寿命を延ばすことを発見したと発表した。>
 (2022年4月8日付 毎日新聞より)


 これは朗報であります!
 それも日本酒好きには、願ったり叶ったり、大手を振って酒を浴びる口実にもなりますぞ!
 日本酒を呑んで、長生きをしよう!

 ていうか、難し過ぎて、何が何だか分かりません。
 そもそも 「S―アデノシルホモシステイン」、略して 「SAH」 って何だ?


 新聞によりますと……(古い!)

 <SAHは生物内に現存する代謝物質で、アミノ酸の一種 「メチオニン」 が細胞内で別物質に変化する反応を活性化させる。>

 ますます分からなくなってきました。


 なんでも研究チームによれば、このSAHの働きを調べるための実験を行ったとのことです。

 <単細胞生物である別の酵母と、多細胞生物である線虫に餌としてSAHを投与したところ、酵母は最大1.6倍に、線虫は同1.3倍に、それぞれ寿命が延びることを確認した。> 

 線虫? なんじゃ、そりゃ?
 しかも、線虫とやらの寿命が延びると、人間の寿命も延びるの?

 学のない頭で、自分でも分かるように新聞記事を読み解いてみました。
 すると、どうも、生物の寿命を左右するのが、前出の 「メチオニン」 という物質らしいのです。
 このメチオニンが体内で減少すると、生物は長生きできるとのことです。

 <メチオニンは肉や乳製品などに多く含まれる。>
 いわゆる “美味しいモノ” に含まれているのですね。


 研究の中心になった広島大教授の水沼正樹氏は、こう言います。
 <「カロリー制限は長寿を促進するとされているが、難しいと感じる人も多い。この物質を活用して、食事制限に頼らない長寿命化を模索したい」>

 呑兵衛的に解釈すれば、カロリーを気にせずに、美味しいモノをたくさん食べたければ、日本酒を呑みなさい! ということですね。
 素晴らしい!

 食べて、呑んで、長生きをしよう!


 思えば僕の先祖は、みんな吞兵衛で、大往生しています。
 “酒は百薬の長” とも言います。
 昔の人は、実験なんてするまでもなく、酒の力を知っていたんですね。

 これで 「ぐんまの地酒大使」 としても今後、堂々と日本酒を宣伝していけます。
 研究チームのみなさん、ありがとうございます。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:52Comments(0)大使通信

2022年03月25日

チャツボミゴケの季節


 ♪ 雪が溶けて チャツボミゴケが顔を出します ♪

 ということで、今日は中之条町観光大使からのお知らせです。
 冬の間、閉鎖されていた 「チャツボミゴケ公園」 が、今年も来月から開園いたします。


 「チャツボミゴケ」 って、知っていますか?
 漢字では、「茶蕾苔」 と書きます。
 苔の一種で、ウロコゴケ目ツボミゴケ科に属します。

 なんといっても、この苔の特長は、その自生している環境にあります。
 強い酸性の温泉水が流れる場所のみ育ち、世界中にある約1,800種の苔の中で、最も耐酸性の強い苔なんだそうです。
 ふつうの生物ならば生きられない環境に自生しているのですから、ほぼエイリアンのような生き物ですね。

 日本国内で自生しているのは、群馬県中之条町(旧六合村) と九州熊本の阿蘇だけ。
 中之条町では、“本州最大規模の自生地” とPRしています。
 (平成29年2月に国の天然記念物に指定されました)


 僕が 「チャチボミゴケ公園」 を取材で訪れたのは、約20年も前のことです。
 当時はまだ公園として整備されていませんでした。
 かつての 「群馬鉄山」 という鉱山の採掘跡地だったんです。
 特別に許可を得て、敷地内に入った記憶があります。

 「穴地獄」
 それが当時の名称でした。
 まるで緑色のビロードの絨毯を敷き詰めたような苔が、あたり一面を覆いつくしている風景は、まるで他の惑星に不時着したよう。
 足元を流れる酸性泉の川から立ちのぼる硫化水素臭が、一層、“地獄感” を高めています。

 名の由来は、動物が落ちると出られなくなって死ぬからとのことでした。


 現在は公園として整備され、誰もが散策できるようになりました。
 ぜひ、本州唯一、最大規模の “緑の絨毯” が広がる幻想的な風景を一度、ご覧ください。


 ●場所/群馬県中之条町大字入山13-3
 ●開園/4月22日~11月末
 ●時間/4月~9月 8:45~15:30 10月~11月 8:45~15:00
 ●料金/600円 (小学生以下無料)
 ●問合/中之条町六合支所 産業振興課 TEL.0279-95-3111
   


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2022年03月08日

中之条ぽわぽわ in 六合温泉郷


 中之条町観光大使からのお知らせです。

 「中之条ぽわぽわ」 って、知っていますか?
 これは、中之条町観光協会が制作した同町内の温泉を舞台にした “ミニ映画” です。
 前作品 『中之条ぽわぽわ in 沢渡温泉』 は、YouTubeで公開され、すでに再生回数が2万回を超えています。


 そして、このたび待望のシリーズ第2弾 『中之条ぽわぽわ in 六合温泉郷』 が公開されました!

 「六合(くに)」 とは、合併する前の旧六合村のこと。
 尻焼温泉や花敷温泉など、小さいながら魅力ある秘湯が点在します。

 そして今回も地元ゆかりの俳優たちが、温泉地を舞台に、ほっこりする人間ドラマを演じます。


 主人公の 「ひろ子」 を演じるのは中之条町出身で、劇団 「東京乾電池」 で活躍する松沢真祐美さん。
 小太りの幽霊に憑(つ)かれてしまい、何をしても成仏してくれずに悩む絵本作家のひろ子が、六合にまつわる不思議な歌を知り、六合を訪ね、さまざまな体験をします。

 幽霊役は、旧六合村出身のお笑いコンビ 「タイムマシーン3号」 の関太さんです。


 そして監督は、話題の映画 『フタリノセカイ』 の脚本・監督を手がけた前橋市出身の飯塚花笑さん。
 飯塚さんは、YouTube公開にあたり、次のようなコメントを発表しています。

 「中之条町の温泉地をPRしすぎるショートムービー。ぜひ観ていただきたいですが、見たあとは温泉に入りたくて仕方なくなってしまうと思うので、ご注意ください」


 ということですので、注意しながら、ご覧ください。
 中之条町観光大使からのお知らせでした。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:24Comments(0)大使通信

2022年02月06日

おめでとう!赤城山


 今日は 「ぐんまの地酒大使」 から、ちょっと嬉しいお知らせです。

 で、その前に、みなさんは 「みどり市」 と聞いて、何を思い浮かべますか?
 なに? どこにあるのか、よく分からないって?


 群馬県みどり市は、平成18(2006)年3月、笠懸町と大間々町と東村(勢多郡) が合併して誕生した新しい市です。
 市役所は、旧笠懸町役場に置かれました。
 なので、みどり市と聞いて何を思い浮かべるか? と問われて答えられるか否かは、瞬時に、この3つの旧町村が頭の中に浮かぶかどうかなのであります。

 たとえば旧笠懸町ならば、「岩宿遺跡」 なんて有名ですよね。
 大間々町は、「高津戸峡」 や 「ながめ余興場」 とか。
 東村なら 「富弘美術館」 「小中大滝」 などが、思い浮かびます。

 では、名産となると……


 先日、みどり市が認証する特産品の人気投票 「ブランド総選挙」 というのがありました。
 その結果、認証を受けた30品の中から見事、第1位に輝いたのは、旧大間々町の「清酒赤城山」(近藤酒造) でした。

 いや~、うれしいですね。
 僕は昨年夏、近藤酒造を訪ねて、取材をしたばかりです。
 ※(ちなみに山名は 「あかぎやま」 ですが、酒銘は 「あかぎさん」 です)

 赤城山といえば、左党が泣いて喜ぶ “男の酒辛口” であります。
 しかも、複数の銘柄を持つ蔵元が多い中、創業以来、一枚看板を貫き通しているところにも、硬派で男気を感じます。
 また、酒造りの技術革新が進み、県内の酒蔵では社員杜氏や蔵元杜氏が増えている中、かたくなに伝統的な技術を持つ南部杜氏 (東北地方発祥) が味の采配を振るっているというのも、左党にはたまりません。


 そんな 「赤城山」 が、みどり市を代表するブランド品の1位に選ばれました。
 心よりお祝い申し上げます。
 おめでとうございます。

 近藤社長、その節は、大変ごちそうさまでした。
 ほろ酔い気分で、わたらせ渓谷鐵道に揺られて帰りました。
 感謝!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:57Comments(0)大使通信

2022年01月10日

新成人に地酒を!


 「ぐんま地酒大使」 からホットなお知らせです。

 今日は成人の日。
 依然続くコロナ禍の中で迎えた新成人たちに、粋なはからいをする群馬の酒蔵があります。
 利根沼田地域の酒造4社でつくる 「GI利根沼田協議会」 です。

 GIとは、産地と品質特性が結びついた特産品を登録・保護する国の制度 「地理的表示」 のこと。
 昨年、原料の産地や製法にこだわった清酒をつくる利根沼田地域の酒造4社が指定を受けました。
 認定酒は、使用する米を同地域産に限定、水や酵母も地元のものにこだわっています。

 指定を受けたのは下記の4社です。
 ●大利根酒造 (沼田市)
 ●永井本家 (沼田市)
 ●永井酒造 (川場村)
 ●土田酒造 (川場村)


 僕は3年前の 「ぐんまの地酒大使」 に任命される以前から、県内の酒蔵を取材しています。
 すでに上記のうち、大利根酒造の 「左大臣」、永井本家の 「利根錦」、土田酒造 「誉国光」 を取材しました。
 近々、永井酒造も訪ねる予定です。

 そんな4社が、成人の日に合わせ、地元の新成人たちに認定酒を贈りました。
 なんとも粋なはからいであります。
 日本人の日本酒離れが進んでいる昨今、大人になって最初に口にする酒が日本酒であれば、思い出も味もひとしおというものです。
 これを機に、日本酒を覚えていただき、生まれ育った故郷の地酒を大いにPRしていただきたいものです。


 新成人のみなさん、おめでとうございます。
 今日は 初めての “大人の味” に酔いしれてくださいな。
 僕も一緒に祝いたいと思います。

 カンパ~イ!
 地酒デビュー、おめでとうございます!
   


Posted by 小暮 淳 at 11:59Comments(0)大使通信

2022年01月05日

今年も実施! 如月キャンペーン


 「中之条町観光大使」 から耳寄りなお知らせです。

 中之条町 (群馬県) では今年も 「旅なかのじょう 如月(きさらぎ)キャンペーン」 を実施します。
 如月キャンペーンとは?
 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光需要の回復に向け、町民および県民を対象に商品券および農産物加工品セット割引券を付与することで観光需要の喚起、中之条地域の観光振興を図る事業です。

 ●券はいずれも宿泊施設のフロントにて発行します。
 ●商品券は登録を受けた店舗にて利用可能です。
 ●農産物加工品セット割引券は、特定の引換所にて使用可能です。


 <期間>
 2022年2月1日(火)~2月28日(月)
 ※3月1日チェックアウト分まで。

 <対象> 
 中之条町民および群馬県民

 <特典>
 ・中之条町内で使える商品券1,000円分付与 (一人あたり)
 ・農産物加工品セット割引券1,000円分付与 (一人あたり)
 ※券の使用期間は3月1日まで。

 <利用方法>
 ①キャンペーン登録宿泊施設かどうかを確認 (ホームページにて)
 ②好きな方法で宿泊予約 (旅行会社、予約サイト、直接予約等いずれも対象)
 ③宿泊当日、「旅なかのじょう如月キャンペーン」 を利用したいと伝え、町民あるいは県民である身分証明書を提示 (運転免許証、保険証など)

 <問い合わせ>
 中之条町観光協会 TEL.0279-75-8814


 中之条町には四万温泉をはじめ沢渡温泉、尻焼温泉、花敷温泉など、魅力的な温泉がたくさんあります。
 群馬県民でも 「聞いたことはあるけど行ったことはない」 温泉が、まだまだあるはずです。
 ぜひ、この機会に、知られざる群馬の “湯体験” を楽しんでみてください。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:33Comments(0)大使通信

2021年12月21日

UCHI SAKE ~ぐんまの酒と食のセット~


 今日は、「ぐんまの地酒大使」 からのお知らせです。

 自宅で群馬の地酒と県産食を楽しんでもらおうと、「ぐんま酒と食の祭典実行委員会」(事務局/群馬県地域企業支援課) が日本酒と食のセット販売を始めました。

 セットは8種類。
 各種限定100セットです。
 商品発送は1月中旬から2月上旬予定。
 1セット2,500円 (消費税・送料込み)
 購入者には特典として、蔵元や生産者が参加するオンラインイベントで交流ができます。


 <商品内容>
 ●群馬の地酒 (300ml) ×2本
 ●県産加工食品 (ベーコン、チーズ、こんにゃく、焼きまんじゅうなど) 2~3種類
 ●協力店で地酒が買えるクーポン券 (1,000円分)


 すでに注文の受付は始まっており、数量に達し次第終了となります。

 <購入方法>
 「群馬SAKE TSUGU(サケツグ)」 のサイトまで。
 https://www.gunma-saketsugu.jp/gunmauchisakeset


   


Posted by 小暮 淳 at 10:13Comments(0)大使通信

2021年11月30日

泊まって 「御湯印」 をGET!


 みなかみ温泉大使、四万温泉大使、伊香保温泉大使からのお知らせです。

 すでに新聞等の報道で、ご存じの方も多いと思いますが、群馬県内5つの温泉地の宿泊者を対象に、訪問記念の 「御湯印(ごゆいん)」 をプレゼントするキャンペーンが始まりました。


 企画したのは県や市町村、観光協会などでつくる 「ググっとぐんま観光宣伝推進協議会」。
 対象は、草津、伊香保、四万、万座、みなかみ18湯にある宿泊施設の宿泊者です。
 配布場所は各温泉地の観光協会の事務局で、領収書などの宿泊を証明できるものの提示か、公式サイト内の特設ページでアンケートに回答し、終了画面を見せると受け取れます。

 「御湯印」 は、各温泉とも先着1万5,000人 (計7万5,000人) で、無くなり次第終了。
 また、各温泉地で先着500人には、「御湯印ケース」 がプレゼントされます。

 キャンペーンは、すでに始まっていて、期間は来年2月28日まで。


 ●問合/ググっとぐんま観光宣伝推進協議会 TEL.027-243-7273 
  


Posted by 小暮 淳 at 10:53Comments(0)大使通信

2021年11月25日

おめでとう! ダブル受賞


 朗報が飛び込んで来ました!
 「ぐんまの地酒大使」 としては、大変喜ばしいニュースであります。

 日本酒の出来栄えを評価する 「第92回 関東信越国税局酒類鑑評会」 で、群馬の地酒が最優秀賞をダブル受賞しました。
 受賞したのは、<吟醸酒の部> の町田酒造 (前橋市) 「清嘹(せいりょう)」 と、<純米酒の部> の牧野酒造 (高崎市) 「大盃(おおさかずき)」 です。

 群馬県内の酒蔵が最優秀賞を受賞するのは3年連続。
 吟醸酒の部は142品から、 純米酒の部は89品からの受賞ですから、ともに狭き門といえます。
 とにかく、素晴らしい!
 そして、うれしいじゃありませんか!


 現在、僕は 高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」(ライフケア群栄) の紙面で、『群馬の地酒 ほろ酔い街渡(ガイド)』 というエッセイを連載しています。
 このシリーズでは、群馬県内の全酒蔵をめぐっているのですが、取材では必ず試飲をするため、移動は公共交通機関を利用しています。
 そして、その日のうちに高崎市内に戻り、昼間取材した酒蔵の酒が置いてある居酒屋で締めくくるという、何とも手間をかけた贅沢な記事を書いています。

 たぶん、そのへんの “労” が評価されたのだと思います。
 2019年4月に 「ぐんまの地酒大使」 に任命されました。


 町田酒造さん、牧野酒造さん、おめでとうございます!
 群馬の地酒のレベルが高いことを証明していただき、本当にありがとうございます。
   


Posted by 小暮 淳 at 10:39Comments(0)大使通信

2021年11月22日

「ちろりん坂」 と 「かみなり坂」


 今日は、伊香保温泉大使から “ちょっぴりためになる伊香保の豆知識” をお話しします。


 過日、このブログで、伊香保温泉(渋川市) には、「リンダ坂」 という不思議な名前の坂があることを書きました。
 すると、思いのほか反響があったので、驚いています。
 「ネーミングが面白い!」 「理由を聞いて笑った!」 との声が寄せられました。
 ※(当ブログの2021年11月12日 「リンダ、こまっちゃう!」 参照)

 伊香保温泉は、坂道が多い温泉街として知られています。
 メインの石段街からして長い坂道ですが、脇道に入ると、大小無数の坂道があります。
 「リンダ坂」 は、その中でも傾斜角度が温泉街最大ということで、前回紹介しました。


 さてさて、「リンダ坂」 は通称でしたが、正式名なのに不思議な名前の坂があるんです。

 まずは、「ちろりん坂」。
 温泉街を東西に走る県道 (通称:一文字通り) から下る坂道です。
 「ちろりん」 と聞くと僕ら世代は、子どもの頃にテレビで見た人形劇の 「チロリン村とくるみの木」 を思い出しますが、由来は違いました。

 昭和40年代頃、このあたりには芸者の置屋がたくさんあり、三味線や鉦、太鼓などの稽古をする音が聴こえたので、地元では 「ちろりん村」 と言われていたとのことです。


 「ちろりん坂」 の西には、「かみなり坂」 があります。
 このあたりは、雷が頻繁に鳴っていたことから 「雷(らい)之塚 」 の地名があり、その名残で坂名になったようです。

 実は伊香保は、雷の多い群馬でも昔から最も多い地域だといわれてきました。
 その証拠に、明治12(1879)年7月、県内で最初に避雷針が設置されたのが伊香保でした。

 また 「イカホ」 の語源についても、「イカヅチ(雷)」 と燃える 「ホ(火)」 からきているのではないかという説があります。


 いかがでしたか?
 浴衣で、そぞろ歩くには少し寒い季節にはなりましたが、日中の暖かい時間に坂をめぐる “晩秋の伊香保歩き” を楽しんでみてはいかがでしょう。
 きっと、何か新しい発見がありますよ!
   


Posted by 小暮 淳 at 10:33Comments(2)大使通信

2021年10月25日

さらにお得な 「旅なかのじょうキャンペーン」


 中之条町観光大使および四万温泉大使からのお知らせです。

 群馬県民の宿泊費を補助する県事業 「愛郷ぐんまプロジェクト」 (2021年11月1日~12月31日) に連動して、中之条町では、宿泊利用者1泊あたり2,000円の町商品券を11月1日から発行します。


       『旅なかのじょうキャンペーン』 

 ●期間  2021年11月1日(月)~事業終了まで
 ●対象  ①上記期間に 「愛郷ぐんまプロジェクト」 を利用して宿泊する群馬県民
        ②一人当たりの宿泊が7,001円(税込)以上の宿泊者

 上記①②をともに満たす方に中之条町内の登録店で利用可能な2,000円分の商品券 (1,000円×2枚) を発行します。
 なんと! 「愛郷ぐんまプロジェクト」 + 「旅なかのじょうキャンペーン」 =総額7,000円のお得となります。

 ぜひ、この機会に中之条町内の温泉をめぐってみてください。
 詳しくはホームページまたは下記まで。


 ●問合/中之条町観光協会 TEL.0279-75-8814
  


Posted by 小暮 淳 at 12:34Comments(2)大使通信

2021年10月13日

「中之条ビエンナーレ2021」 会期変更のお知らせ


 中之条町観光大使からのお知らせです。


 2007年から2年おきに群馬県中之条町で開催されている 「中之条ビエンナーレ」。
 自然や温泉、歴史と伝統ある個性的な地域を舞台に開催される国際芸術祭です。
 今年も国内外からたくさんの作家が来町、来日し、作品を制作しました。

 今春、コロナ禍で開催が危ぶまれる中、中之条町は開催を決定!
 このブログでも発表しましたが、緊急事態宣言等の影響もあり、開催期間と開催時間に変更がありましたので、発表いたします。
 ※(当初の予定より会期が約1ヶ月間繰り下げられ、クローズ時間も1時間短縮されました)


 【開催日】
 2021年10月15日(金)~11月14日(日) 9時30分~16時

 ※お出かけの際には、必ず最新情報をご確認ください。


 会場は、温泉街や木造校舎など町内各所 (約40会場)。
 展示は、絵画・彫刻・写真・インスタレーション(空間アート) など。
 ほか、ワークショップやパフォーマンスも開催されます。
 (詳細は公式サイトにて)

 <問い合わせ>
 中之条ビエンナーレ事務局 (イサマムラ内)
 TEL.0279-75-3320
  


Posted by 小暮 淳 at 11:16Comments(0)大使通信

2021年09月14日

緊急事態宣言下の温泉旅館


 今日は、温泉大使からの小さなお願いです。

 昨日より19都道府県で、まさか!の緊急事態宣言の延長が始まってしまいました。
 群馬県もご多分にもれませんでした。

 飲食店をはじめ、様々な業種で 「もう限界だ!」 と疲弊の声が聞かれます。
 なかでも群馬県は、全国屈指の “温泉県” であります。
 「群馬」 といえば 「温泉」、「温泉」 といえば 「群馬」 といわれるくらい、温泉は観光の目玉。

 その群馬の宝 “温泉地” が、今、窮地に追い込まれています。


 昨年初めの新型コロナウイルス感染拡大以来、不要不急の外出は自粛されました。
 その最たるものは、旅行です。
 それでも昨年は、まだマシだったのです。
 国のGOTOキャンペーンやら県の愛郷プロジェクトなどの支援もありましたから、大変ながらも多少の人流はありました。

 ところが、今年は、どうでしょう?
 まん延防止等重点措置からの緊急事態宣言、からの再びの延長であります。
 しかも今回は、国からも県からも救いの手はありません。

 これでは、“弱り目に祟り目” “泣き面に蜂” ではありませんか!

 だからといって依然、世の中は自粛ムードに満ちていますから、温泉旅館自らが 「安全ですから、いらっしゃ~い!」 とは、うかつには言えません。
 ただただ、ジッと耐えながら、コロナという鬼の過ぎるのを待つだけしかないのです。


 しかーーーーし!
 それでは、あまりにも忍びない!
 まがいなりとも、僕は群馬県内4温泉地の “温泉大使” なのですぞ!
 温泉地側から声を発せないのであれば、今こそ、代弁者として声を上げましょう!

 ということで、県内の温泉関係者に話を聞いてきました。


 たぶん、みなさんが一番気になることは、酒類の提供ではないでしょうか?
 これについて関係者は、こう答えます。
 「宿泊者に限定して、ホテル旅館内の食事会場でのアルコール提供は、要請の対象にはなっていません」

 ということで、ほとんどの宿泊施設では、通常通りの営業をしているようです。
 なかには食事処やレストラン、宴会場での酒類の提供を自粛している宿もあるようですが、その場合でも部屋食ならば問題はないとのことでした。


 次に気になるのは、バイキング形式の食事についてでしょうか?

 昨年の新型コロナウイルス感染発生当時は、ホテルや旅館から一律、このバイキング料理が姿を消しました。
 この件について関係者は、こう語ります。
 「お客さまが料理を取るのではなくて、料理人が、そのつど料理を作り、手渡すという方式に変わったところが多いようです」


 いかがですか?
 温泉地は、この逆境を乗り越えるべく、知恵を絞り、日本の文化を守り抜こうとしているのです。

 このご時世ですから、「いらっしゃい」 とは言えません。
 でも少しでも、みなさんの心に思いが届いたなら、群馬の温泉へ足を運んでくださいませ。

 温泉大使からの小さな願いであります。
  


Posted by 小暮 淳 at 13:01Comments(2)大使通信

2021年05月23日

おめでとう! 四万・水上


 先日、朗報が飛び込んで来ました!

 世界最大級の旅行口コミサイトを運営するアメリカのオンライン旅行代理店 「トリップアドバイザー」 が発表した 『2021 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ベスト』。
 この中の 「日本の旅館部門」 で、上位25カ所に群馬県の温泉旅館4軒がランクインしました。

 4位 「柏屋旅館」 (四万温泉)
 7位 「ひなたみ館」 (四万温泉)
 9位 「時わすれの宿 佳元」 (四万温泉)
 12位 「蛍雪の宿 尚文」 (水上温泉)


 いかがですか?
 何か、気づきませんか?

 そーなんです!
 四万温泉も水上温泉も、僕が “温泉大使” を務める温泉地なのですよ。
 これって、偶然ですかね?
 それとも、事前に僕が権力を行使して、アメリカの代理店にリベートを渡して、票の忖度をしてもらっていたのでしょうか? (そんな力はありませんが……)

 ま、選考方法は良く知りませんが温泉大使としては、もとろんのこと、群馬県民として素直に喜んでいます。


 最上位の四万温泉 「柏屋旅館」 の柏原益夫社長は、このようにコメントしています。
 <新型コロナウイルスの影響でインバウンド (訪日外国人客) はいなかったが、日本人や国内在住の外国人の要望に応じたサービスを提供してきた。コロナ収束後のV字回復に向け頑張りたい> (上毛新聞より)

 ちなみに 「柏屋旅館」 は、4年連続、6回目のランクインであります。
 柏原さん、おめでとうございます!


 現在、日本は2年越しのコロナ禍であり、観光地や温泉地は、ますます窮地に追い込まれています。
 そんな中で、いっ時でもホッコリするニュースでした。

 温泉地のみなさん、もう少しの辛抱です。
 コロナ収束後のV字回復に向け、頑張りましょう!
  


Posted by 小暮 淳 at 11:12Comments(0)大使通信