温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使
群馬県立歴史博物館「友の会」運営委員



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2015年06月26日

ライブが最高!


 僕は、講演やセミナーなどの依頼を受けると、可能な限り、担当者との打ち合わせを兼ねて、会場の下見に出かけます。
 それは、会場のサイズとレイアウトの確認をするためです。
 事前に、自分の目で確かめておくことで、当日までにイメージトレーニングができるからです。

 この時に、会場の雰囲気をつかんでおくと、本当に楽なんです。
 予定されている来場者数と座席の配置、演台やホワイトボードの位置を確認して、実際にその場に立ってみます。
 すると、不思議なことに、「ああ、当日は、こんな事を話そう」と自然に講話の流れが頭の中に湧いてきます。

 音楽と同様、講演もライブですからね!
 より良いパフォーマンスを演じるための準備が必要なんです。


 で、今日は雨の中、来月開催される講座の打ち合わせと会場の下見に行ってきました。
 場所は、旧宮城村(前橋市) の宮城公民館です。
 昭和50年代に建てられたとは思えないほど、立派な会館であります。

 僕は、ここで開催される今年度の高齢者教室 「旅講座」 の講師をすることになりました。
 教室とはいっても、当日の会場はホールですから、形式は講演と同じです。

 やはり、下見をして正解でした。
 ライターという職業柄、“現場主義” の姿勢が、またしても功を奏しました。


 会場を眺めていたら、いつものことですが、ワクワクしてきましたよ。
 どんな人が聴きに来るのだろうか?
 どんな反応をするだろうか?
 楽しんでくれるだろうか?

 不安よりも期待のほうが大きくなって、ますますモチベーションを高めてくれます。

 僕はライターですから文章を書くこと、本を作ることが本業です。
 でも、そのワクワク感はライブにはかないません。
 やっぱり、たくさんの人と触れ合えるライブが最高なんだなぁ~!
   


Posted by 小暮 淳 at 20:46Comments(0)講座・教室

2014年02月26日

新講座、受付スタート!


 毎年開講している、NHK文化センター主催による野外温泉講座 『名湯・秘湯めぐり』。
 おかげさまで、6年目を迎えました。

 今年の講座は、今までになく盛りだくさんの豪華ラインナップ!
 4月より毎月、群馬県と近隣の温泉地を交互に訪ねます。

 そして、今年からバージョンアップしました!
 ①昨年度までは年9回の講座でしたが、今年度より年12回開講します。
 ②県外の温泉地が増えたため、のんびりゆったりと移動ができるように中型バスになりました。


 いよいよ今日(2月26日) の午前10時から受付がスタートしました。
 毎年、受付開始と同時に満席となっていましたが、今回はバスが大きくなったぶん、若干の空席があります。
 ご興味のある方は、センターまでお問合せください。
 ※詳しくは、今日の新聞折込チラシをご覧ください。


      『名湯・秘湯めぐり』

 ●毎月第4火曜日
 ●4月22日~3回(4~6月分)
 ●会員 10,368円 諸経費 25,920円
  ※初めての方は入会金3,000円+税が必要です。
 ●講師/温泉ライター 小暮 淳
 ■申込、問合は、電話、ホームページまたは窓口で
   NHK文化センター前橋教室
   群馬県前橋市大手町1-1-1 群馬県昭和庁舎3階
   TEL.027-221-1211
   http://www.nhk-cul.co.jp/school/maebashi/
  


Posted by 小暮 淳 at 10:27Comments(2)講座・教室

2013年12月01日

NHK講座より空席のお知らせ


 2009年4月に開講したNHKカルチャー教室の温泉講座。
 講師を務めて、今年で5年目を迎えています。

 現在、本年度の正規講座(4月~9月) が終了して、10月より追加講座を開講中。
 おかげさまで毎年満席のため、キャンセル待ちをしていただいている状況でした。

 そこで!
 主催者のNHK文化センター前橋教室と話し合った結果、今年度の追加講座より、小型バスから中型バスに変更することになりました。
 これにより現在、若干名(4~5名) の空席があります。
 ご興味のある方は、ぜひ、問い合わせてみてください。


 追加講座では、すでに10月 「別所温泉」(長野県)、11月 「湯西川温泉」(栃木県) へ行ってきました。
 12月は休講となり、来年1月に 「松之山温泉」(新潟県) を予定しています。

 また来春4月からは、2014年度の新講座が開講します。
 詳しくは、お問合せください。



 ●講座の問合・申込は・・・
   NHK文化センター前橋教室
   TEL.027-221-1211 「名湯・秘湯めぐり講座」
  


Posted by 小暮 淳 at 17:35Comments(0)講座・教室

2013年03月28日

今年も満席御礼!


 春は、旅立ちの季節です。
 そして、4月は新年度の始まりであります。

 学生さんは、1つ上の学年に進級します。
 社会人は、すでに新しい職場に転任した人もいるでしょうね。
 僕の仕事だって、例外ではありません。

 僕自身はフリーランスですから勤務地の変更はありませんが、仕事をする相手先の事情により、担当者が替わったり、仕事の内容が変わったりしますもの。
 昨日のブログでも書きましたが、今月いっぱいで新聞の連載が終わり、来月からは新たにコラムの連載が始まります。
 担当者が替わったため、先日、新聞社の人たちと会い、後任者との顔合わせ、および引き継ぎをしてきました。


 で、今日は、4月から開講するNHK文化センターの野外温泉講座 『群馬の名湯・秘湯めぐり』 の打ち合わせに、行ってきました。
 場所は、群馬県昭和庁舎の3階。

 この講座は、今年で5年目を迎えます。
 が、前任の担当者が退職したため、今年度からは新体制になり内容もリニューアルされることになりました。
 そのため、今日は支社長と新担当者と講師(僕) によるミーティングだったのです。

 「相変わらず、この講座は人気がありますねぇ」
 なんて支社長に言われれば、僕だって満更じゃありませんよ。

 おかげさまで、今年度も受講生の定員は満席とのこと。
 うれしいじゃ、あ~りませんか!

 ほとんどの受講生が、昨年度からの在講生のようですが、それでも数名は入れ替えがあり、新しい受講生もいるとのこと。

 春は、出会いの季節でもありますものね。
 どんな新しい出会いがあるのか、ワクワクします。


 まずは、コースの確認。 
 温泉地までのルートと、途中で立ち寄る名所や休憩所の選定。
 出発時間、到着時間など、細部にわたって念入りな打ち合わせをしてきました。

 「先生のブログを読んで、勉強してきました」
 と、新担当者のOさん。
 真面目そうでな方で、信頼が置けそうです。

 Oさん、よろしくお願いします。
 楽しくって、ためになる講座にしましょうね。

 そして、受講生のみなさん!
 今年も1年間、よろしくお願いいたします。

 来月、お会いする日を楽しみにしています。


 ●講座の問い合わせ・申し込みは
   NHK文化センター前橋教室 TEL.027-221-1211
   


Posted by 小暮 淳 at 18:27Comments(2)講座・教室

2013年02月28日

もう1つの温泉講座


 先日、4月から開講するNHK文化センターの温泉講座のお知らせをしましたが、僕は、もう1つの講座でも講師をしています。
 前橋カルチャーセンターの野外教室 『温泉ライター 小暮淳と行く 気ままな湯けむり散歩』 です。

 こちらは2010年から開講している温泉講座で、当時は前橋駅の北口にあったイトーヨーカドー内にセンターがあったため 「ヨークカルチャーセンター」 と呼ばれていました。
 現在は、前橋駅南にあるショッピングモール「けやきウォーク前橋」内に移転したため 「前橋カルチャーセンター」 と名称を変更しています。

 講座で使用するバスも、けやきウォークから発着しますので、以前に比べると、とても便利になりました。
 もちろん、車も無料で1日駐車することができます。


 NHKの講座は群馬県内の温泉限定ですが、こちらは群馬県および隣県の温泉地を訪ねます。
 また、講座のタイトルに “湯けむり散歩” と付いていますので、周辺の景勝地や温泉街を一緒に歩きます。

 今年度も、魅力あふれる温泉地をピックアップしました。
 ぜひ、ご興味のある方は、お問合わせください。
 ※(事前説明会も開催しますので、気軽にご参加ください)


     <日程>
 ●3月17日(日)  説明会 14:00~
 ●4月18日(木)  会津東山温泉(福島県)
 ●5月16日(木)  別所温泉(長野県)
 ●6月 6日(木)  那須湯元温泉(栃木県)
 ●7月 4日(木)  宝川温泉(群馬県)



    温泉ライター 小暮淳と行く
    『気ままな湯けむり散歩』

 ●講師    温泉ライター 小暮淳
 ●講座日   4月~7月(上記日程参照)
 ●受講料   各 2,625円(バス、入浴、昼食代は別途)
          ※入会金5,250円(永久会員)。70才以上は無料。
 ●問合・申込  前橋カルチャーセンター TEL.027-223-5121
           (前橋市文京町 けやきウォーク前橋2F)
  


Posted by 小暮 淳 at 17:46Comments(0)講座・教室

2013年02月24日

NHK温泉講座 今年も開講!


 僕が講師を務めているNHK文化センター前橋教室の温泉講座が、今年も4月から開講します。

 この講座は2009年に 『ぐんまの温泉遺産を訪ねる』 という講座名でスタートした野外講座で、今年で5年目を迎えます。
 2010年 『探訪!ぐんまの源泉一軒宿』、2011年 『探訪!ぐんまの小さな温泉』、2012年 『続・探訪!ぐんまの小さな温泉』と名前を変えて開講されました。
 今年度は 『群馬の温泉・秘湯めぐり』 と題して、新たな温泉地をめぐります。

 今講座でも、前橋駅と高崎駅がバスの発着所となります。
 (僕は前橋駅から乗り込みます)
 今年も道中、みなさんと温泉話を楽しみたいと思います。


 おかげさまで、この講座は人気があり毎回、キャンセル待ちの状態が続いています。
 今回の募集にあたっても、継続者多数につき、若干名の募集となります。
 ご興味のある人は、センターまでお問合せください。

  <日程>
 ●3月12日  説明会(10:00~)
 ●4月23日  四万温泉
 ●5月28日  白根温泉
 ●6月25日  坂口温泉

 ●7月23日  上の原温泉
 ●8月27日  万座温泉
 ●9月24日  たんげ温泉
  ※都合により予定地が変更になる場合もあります。



  2013年野外講座 『群馬の温泉・秘湯めぐり』

 ●講  師   フリーライター 小暮淳
 ●講座日   4月~6月/7月~9月
 ●定  員   22名 (小型バス利用)
 ●受講料   各3回 10,080円
 ●諸経費   各3回 22,050円
          (バス、入浴、休憩、昼食代等込)
  ※当講座は会員制です。
    受講する方は会員としての登録が必要です。

 ●申込受付   電話/2月25日(月) 午前10時~
           窓口/2月26日(火) 午前10時~
 ●問合わせ   NHK文化センター 前橋教室
            (群馬県昭和庁舎3階)
           TEL.027-221-1211    
  


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2012年12月26日

今年の湯納め


 昨日、今年の 「湯納め」 をして参りました。

 今年、116湯目となった記念すべき温泉宿は、猿ヶ温泉の老舗旅館 「猿ヶ京ホテル」 であります。
 前身は 「桑原館」 といい、赤谷湖に沈んだ笹の湯温泉と湯島温泉から移転した “旧四軒” の1軒です。
 ※(猿ヶ京温泉の歴史については、当ブログ2011年11月30日「猿ヶ京温泉 猿ヶ京ホテル」を参照ください)

 なんで行ったのか?といえば、僕が講師を務めるNHK文化センターの温泉講座 「続・探訪!ぐんまの小さな温泉」 の本年度最終講座日だったのであります。
 でも昨日は、ただの最終日ではなかったんです。
 4年前、僕を探し出し、講師に招いてくれたセンターの担当者、Tさんが引退する日でもあったのです。

 TさんはNHKに入社後、現役時代は全国の支局でカメラマンとして活躍されました。
 定年退職後は、関連会社である文化センターの支社長を務め、その後も経験と実績を買われて、野外講座の添乗員をされていました。

 僕の講座は、毎年4月~12月まで、年9講座開催されています。
 それが4年間ですから、計36ヶ所の温泉を共にめぐった相棒でもあります。
 もちろん講座は、来年も続きます。
 でもTさんは、もう、いないのです。

 「先生、本当にありがうございました。先生にお会いしなかったら、こんなにも群馬県内に素晴らしい温泉があることを知りませんでした。温泉のうんちくもたくさん覚えましたし……」
 そんな別れのあいさつをされたら、涙腺を刺激されちゃうじゃありませんか。

 「これからは、どうされるのですか?」
 「50年間、ノンストップで働き続けてきましたからね。残りの人生は、のんびりと女房を連れて海外旅行を楽しみたいと思います。長い間、ほったらかしにしていた罪滅ぼしですよ」
 そう言って、笑いました。


 「みなさん、1年間ありがとうございました。今日は、本年度の最終講座日です。忘年会とTさんの送別会を兼ねて、大いに飲みましょう! カンパ~イ!」
 と、湯上りに宴会場で、僕が音頭をとりました。


 「先生、お約束のあの歌を今年も歌ってくれるんでしょう?! 」

 お約束の歌とは、『GO!GO!温泉パラダイス』 のことです。
 「もちろん、カラオケCDを持ってきていますから、帰りのバスの中で歌いますよ」

 と、いうことで最後は、毎年恒例の年末大合唱を行いました。


 来年度の新講座は、装いも新たに4月から開講いたします。
 ほとんどの受講生が、引き続き受講されるとのこと。
 講師冥利に尽きます。

 数名ですが空きも出るようですので、キャンセル待ちの新受講生さんとも春にはお会いできるわけですね。
 今から開講が、とても楽しみであります。

 みなさん、また春にお会いしましょうね。
 そしてTさん、長い間、大変お世話になりました。
 ありがとうございました。

 あなたが作ってくれたこの講座を、今後も大切に育てていきます。
   


Posted by 小暮 淳 at 18:02Comments(4)講座・教室

2012年12月23日

気ままな湯けむり散歩


 昨日、今日と2日間にわたり、けやきウォーク前橋で開催された 「カルチャーフェスタ 2012」 が、無事終了しました。
 これは、僕が講師を務める前橋カルチャーセンターの講師と受講生らで作品を出展したり、デモンストレーションを行う年に1度の文化祭です。
 僕も温泉講座のコーナーをいただき、講座案内と温泉相談、著書の販売をしてきました。

 おかげさまで、たくさんの人に来場いただき、本当にありがとうございました。
 このブログを見て来てくださった読者の方も、数人いらっしゃいました。
 また、「テレビ、見てます」「新聞、読んでます」 と声をかけてくださった方、サインを求められた方、一緒に記念撮影をされた方など、たくさんの人から声をかけていただきました。
 ありがとうございます。

 なかには、その場で来年からの新講座に受講を申し込んでくださった方もいましたよ。
 うれしいですね。
 来年もぜひ、楽しい講座にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


 と、いうことで、来年1月より新講座が開講いたします。
 (と言っても、タイトルが少し変わっただけです)
 題して、“温泉ライター 小暮淳と行く 「気ままな湯けむり散歩」” 。

 この講座は4ヶ月が1クールとなり、年3クール開講します。
 今回は、2013年1月~4月までの講座発表と、受講生の募集となります。

 月によっては、すでに満席の講座もありますが、まだ若干の空席があります。
 ご興味のある方は、センターまでお問合せください。



       温泉ライター 小暮淳と行く
        『気ままな湯けむり散歩』

   1月15日(火)  万座温泉(群馬県)
   2月19日(火)  湯西川温泉(栃木県)
   3月19日(火)  増富ラジウム温泉(山梨県)
   4月16日(火)  那須湯元温泉(栃木県)

 ●受講料/8,400円(4回分)
         ※バス代・昼食代・保険代は別途
        (未会員の方は入会金が必要となります)
 ●問合・申込/前橋カルチャーセンター(けやきウォーク前橋2F)
           TEL.027-223-5121
   


Posted by 小暮 淳 at 21:20Comments(0)講座・教室

2012年12月20日

カルチャーフェスタ 2012


 今週末、僕が温泉講座の講師を務める前橋カルチャーセンターの文化祭が、けやきウォーク前橋にて開催されます。

 題して、「カルチャーフェスタ2012」。
 各講座ごとにブースを設営して、講師や受講生たちの作品展示やデモンストレーションが行われます。

 たとえば美術コースからは、水彩画教室、きり絵教室、色エンピツ画、陶芸教室など。
 手芸・工芸コースからは、おとなの折り紙、木目込人形、和紙ちぎり絵、ブリザードフラワーなど。
 その他、服飾や着付、写真などの講座からも出展されます。

 もちろん、僕が担当する温泉講座 『小暮淳と行く 湯けむり散歩』 もブースを出展いたしますよ。
 著書販売、講座案内、温泉相談を行います。

 来年こそは何かカルチャーを始めたいと思っている方、僕とおしゃべりしたい方、または、ただ単にヒマな方、どなたでも大歓迎!
 ショッピングの途中でお立ち寄りください。
 会場にて、みなさんのお越しをお待ちしております。
 ※(僕は会場に随時いるとは限りません。不在だったらゴメンなさい!)


     <カルチャーフェスタ 2012>

 ●日 時   12月22日(土) 10:00~18:00
          12月23日(日) 10:00~16:00
 ●会 場   けやきホール (けやきウォーク2F)
          前橋市文京町2-1-1
 ●料 金   入場無料
 ●問 合   前橋カルチャーセンター
          TEL.027-223-5121
   


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2012年08月22日

今度の日曜日、無料説明会!


  『小暮 淳と行く 湯けむり散歩』

 前橋カルチャーセンター主催による野外温泉講座が、いよいよ今年も来月から開講いたします。

 開講日は、9月~12月の毎月第3火曜日。
 計4回の講座で、野沢温泉・越後湯沢温泉・渋温泉・法師温泉を訪ねます。
 (詳しくは、当ブログの7月30日「『湯けむり散歩』今年も開講!」を参照)


 開講にあたり、今度の日曜日に無料説明会を開きます。
 講師の紹介(僕です)、講座内容の説明(僕がします)、講座の申込案内(はセンター所長です) 等、1時間ほどの内容です。

 で、今回は特典があります!

 説明会終了後より、申し込みの受け付けを開始しますが、この際、受講料を全4回分お支払いされた方には、もれなく僕のエッセー本をプレゼントいたします。
 また、当日会場では、僕の著書販売&サイン会も同時に行います。
 ぜひ、ふるって、ご参加ください。

 ※詳しくは、今日の新聞折り込みチラシ、または24日(金 ) の上毛新聞「ぱれっと」欄をご覧ください。



    温泉ライター 小暮 淳と行く
        『湯けむり散歩』
    ~温泉めぐり&健康ウォーク~

      <無料説明会>
 ●日時  2012年8月26日(日)
       午後1時30分~
 ●会場  けやきウォーク前橋 2F
       前橋カルチャーセンター
 ●問合  TEL.027-223-5121
   


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2012年08月08日

最終講座を終えて・・・


 みなさん、大変お疲れさまでした。

 先月から3回にわたって開講された温泉療養研究所主催による温泉講座 『必ず行きたくなる群馬の温泉』 が、昨日、最終講座日を迎え、無事に閉講することができました。
 主催者のみなさん、そして受講者のみなさんに、感謝を申し上げます。


 いや~、やっぱり群馬は捨てたもんじゃありませんよ!
 全国ブラランド力、最下位脱出も間近ですぞっ!

 そう切に感じた3日間でした。

 とにかく群馬の人は、温泉が大好きなんですね。
 それは、きっと昔から脈々と “湯の国ぐんま” 県人としてのDNAが受け継がれているからなんでしょうね。
 本当にみなさん、熱心に受講してくださいました。


 1回の講座が90分ですから、延べ4時間半もの温泉話をしたことになります。
 それでも毎回、後半は話したりなくなって、急ぎ足のトークになってしまいました。
 今振り返ってみると、「ああ、あのことを話すの忘れた」「もっと、あの件は丁寧に話せばよかったな」 など、後悔することしきり。
 「もっと時間があったら・・・」 と受講された方々に、済まない気持ちになります。

 それほどに群馬の温泉は、人に伝えるだけの “魅力” と “価値” があるということです。
 今回の講座で、1人でも多くの人が群馬の温泉の魅力に気づいて、興味を持っていただけたら、講師を引き受けた僕としては、これ以上の幸せはありません。


 さて、当然のことではありますが、昨晩はスタッフらと打ち上げで、夜の街へ、くり出しましたよ。
 「大変お疲れさまでした~」
 と交わす生ビールのウマイこと!

 1つのことを成し遂げた後に飲むビールほど、ウマイものはありませんな~。


 でも、人と人の縁とは、本当に不思議なものですね。
 主催者の I さんも企画者のKさんも、ついこの間までは、まったく知らない2人だったのですから。

 僕の本の広告を新聞で見た I さんは、「何がなんでも、この著者に会いたい」 と思ったんだそうです。
 そんなおり、彼は某雑誌で、僕と山田べにこ(温泉愛好家) さんとの対談記事を見つけます。
 ここからが、彼の実行力の素晴らしさ!(さすが九州男児)

 その雑誌社に知り合いがいたこともあり、猛アタックをかけて、ついに僕と連絡を取ることに成功しました。
 まさに “一念岩をも透(とう)す” であります。

 「では一度会いましょう」
 ということになったのですが、それからは、すべてトントン拍子に事が運びました。

 だって、とにかく彼は “熱い”んですよ。
 人間も熱い男ですが、なによりも群馬の温泉を愛している。
 「どうして群馬の人は、もっと群馬の温泉を自慢しないんですか?」
 と、他県人である彼は、群馬に来て、群馬の温泉の素晴らしさに魅了されてしまったと言います。

 「よし、一緒に群馬の温泉を日本一にしようじゃないか!」
 と、意気投合。
 生まれも育ちも、年齢も親子ほど違う2人ですが、温泉に賭ける熱い思いは同じです。

 彼はすぐに、温泉療養研究所を設立して、僕の講座を開講してくれたのでした。



 「えっ、そうなんですか? じぁあ、もう1回カンパイですね」
 「おめでとうございまーす!」

 実は今日、8月8日は、僕の54回目の誕生日だったのです。

 「ありがとう。みんなのお陰で、とっても、いい誕生日を迎えることができたよ。今夜は浴びるほど飲もう!」

 とかなんとか言っちゃって、結局は、いつもの飲み会になってしまいましたとさ・・・
   


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2012年07月31日

第2回温泉講座 本日終了!


 今月の17日から前橋市の前橋プラザ元気21で開講している、温泉療養研究所主催による温泉講座 『必ず行きたくなる群馬の温泉』 の第2回目講座が、本日開講され無事に終了しました。

 いや~、前回の講座日も暑かったですけど、今日も負けず劣らずアツーイ!
 なのに、今回もたくさんの受講者が集まってくださいましたよ。

 それも、前回より増えている!
 前回は、まだ空席があったと思いますが、今回は補助席まで増やした満席状態です。

 なんでも、主催者によれば、前回の講座の終了後に、このブログや温泉療養研究所のHP、またはフェイスブックなどを見た人からの追加申し込みがあったとのこと。
 また、前回受講された人が、今回は友人を誘って受講してくださったようです。

 みなさん、本当にありがとうございます。
 講師を務めた僕も、話す甲斐があるというものです。

 でもみなさん、本当に温泉がお好きなようで、真剣に話を聴いてくださり、一生懸命にメモ取っている姿が見られました。


 第2回講座の今日は、「知られざる群馬の温泉~その魅力について」をテーマに、群馬県内の大きな温泉地から小さな温泉地、はたまた一軒宿の温泉地など、時間の許す限りお話しをさせていただいたのですが、なにせ、群馬県内には約100ヶ所も温泉地があるんですよ!
 1回の講座時間は、90分なのですが、案の定!
 ついつい話しに熱が入ってしまい、10分もオーバーしてしまいました。

 話し足りなかった部分は、次回の講座で、補足させていただきますね。


 さて、次回の講座は来週8月7日(火)です。
 いよいよ、最終回を迎えます。

 テーマは、「より良い温泉の見分け方、入り方」。

 温泉は、みんな同じじゃない!
 それぞれ、泉質に合った入浴の仕方があります。
 また、どうせお金を払って温泉に入るんなら、良い温泉に入りたい!
 では、良い温泉とは?
 その見分け方、探し方など、とっておきの “裏技” や温泉の “裏事情” をご紹介します。

 新聞や雑誌に書けないこと、テレビやラジオで話せないことを話せるのが “ライブ” です。

 ぜひ、次回最終回もお楽しみください。

 ※最終回のみの受講も、席が空いていれば可能です。希望される方は、主催までお問合せください。



      温泉ライター 小暮淳の温泉講座
      『必ず行きたくなる群馬の温泉』

 ●開講日   2012年8月7日(火) 上級編<最終回>
              13:00受付 13:30~15:00
 ●会  場   前橋プラザ元気21 5階 56学習室
          群馬県前橋市本町2-12-1
 ●受講料   各1回 2,000円(テキスト代込み) 
 ●主  催   温泉療養研究所
 ●企  画   Applce
 ●申込・問合   温泉療養研究所
            TEL.027-289-5507 FAX.027-289-5508
   


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2012年07月30日

『湯けむり散歩』 今年も開講!


 今年も、やって来ました!
 前橋カルチャーセンター主催による野外温泉講座
  『小暮淳と行く 湯けむり散歩 ~温泉めぐり&健康ウォーク~』。

 9月から12月まで、毎月第3火曜日に、バスで県内外の温泉地をめぐります。


 ■9月18日(火)   野沢温泉(長野県)
  奈良時代に、行基菩薩が発見したと伝わる古湯。
  シンボルの “麻釜熱湯噴湯” をはじめ、外湯をめぐります。

 ■10月6日(火)   越後湯沢温泉(新潟県)   
  川端康成の名作 『雪国』 の舞台。
  康成が愛した自然湧出泉の共同湯や文学資料館をめぐります。

 ■11月20日(火)   渋温泉(長野県)
  開湯1300年の歴史を誇る、日本屈指の名湯。
  ノスタルジックな情緒ある温泉街を散策します。

 ■12月18日(火)   法師温泉(群馬県)
  日本を代表する秘湯の1つ。
  旅籠の面影を残す佇まいが、温泉ファンの憧れの的となっています。

 ☆全講座受講される方に、小暮淳のエッセー本をプレゼント!



     温泉ライター 小暮淳と行く
        『湯けむり散歩』
    ~温泉めぐり&健康ウォーク~

 ●開講日   9月~12月の毎月第3火曜日(全4回)
 ●受講料   8,400円(4回分)
          バス代・食事代・保険代は別途
 ●説明会   8月26日(日) 13:30~(参加無料、要予約)
          ※説明会終了後より受付開始!

 ●詳細の問い合わせは・・・
         前橋カルチャーセンター(けやきウォーク前橋2F)
          TEL.027-223-5121
    


Posted by 小暮 淳 at 14:53Comments(3)講座・教室

2012年07月17日

温泉講座、本日開講!


 あつい!
 とにかく暑~い!

 今日の前橋市の最高気温は、38.2度です。

 そんな中、温泉療養研究所主催による温泉講座 『必ず行きたくなる群馬の温泉』 が、前橋プラザ元気21の会場にて、元気に開講いたしました。

 この講座は、3回(3日間) にわたり開催されるセミナーで、3回とも僕が講師を務めます。
 第1回目の今日は<初級編>として、「温泉とは何か? 温泉の歴史」 をテーマに90分間の講話をしてきました。


 いやいや、みなさん、このクソ暑い中、よくぞ集まってくださいました。
 僕は、すでに会場の準備段階から暑気にあたってしまい、クラクラ~フラフラ~とめまいを起こす寸前状態で、みなさんをお待ちしていたのであります。
 いくら省エネだ!節電だ!と言っても、大切な受講者のみなさんが熱中症になられてしまったら、主催者側の責任問題ですからね。
 そこは、エアコンの設定温度を可能な限り低めにセットして、みなさんをお迎えしましたよ。

 で、受付でお話を聞くと、結構このブログを見て来てくださった読者の方がいましたね。
 さながら、オフ会のようでした。

 「えっ、あなたが○○さんですか?」
 といった驚きの連発でした。
 でも、ありがたい限りであります。
 だって、日々勝手放題にブログを書いているだけなのに、こうやって平日の日中に仕事を休んで(?)、または抜け出して(?)、講座を受けに来てくださるのですから!

 つくづく、読者あってのライターなのだと実感した次第であります。


 ブログのほかでは、フェイスブックでの告知や新聞記事を見て来られた人が多かったようです。
 お子さん連れで来られた人、はたまた 「交通費のほうが高くついてしまいました」 と東京から来てくだった人もいましたよ。
 みなさん、本当に本当にありがとうございました。

 で、1回目の講座は、いかがでしたか?
 初級編といっても、温泉の歴史から温泉地の成り立ち、古くから湧き続ける温泉と日帰り温泉の違いや泉質の違いについて、お話しをさせていただきました。
 雑誌や新聞、ましてはテレビの旅番組などでは、滅多に聞かれない温泉裏話だったと思います。


 さて、いよいよ次回は、<中級編>「知られざる群馬の温泉 その魅力について」 であります。

 わずかですが、若干のお席が残っています。
 2回目からの受講も可能ですので、興味のある方は、事前にお申し込みください。



     温泉ライター 小暮淳の温泉講座
     『必ず行きたくなる群馬の温泉』 

 ●開講日  2010年 7月31日(火) <第2回 中級編>
               8月 7日(火) <第3回 上級編>
         各回とも 13:00~受付 13:30~15:00
 ●会  場  前橋プラザ 元気21  5階 56学習室
         群馬県前橋市本町2-12-1
 ●受講料  各1回 2,000円(テキスト代込)
 ●主  催  温泉療養研究所
 ●企  画  Applice
 ●申し込み・問い合わせ  温泉療養研究所
                  TEL.027-289-5507
  


Posted by 小暮 淳 at 20:38Comments(8)講座・教室

2012年07月13日

温泉講座参加者のみなさんへ


 チラシや新聞発表、そしてこのブログでも紹介してきた 「温泉ライター 小暮淳の温泉講座 『必ず行きたくなる群馬の温泉』」 の会場名を 「前橋元気プラザ21」 と表記してきましたが、正しくは 「前橋プラザ元気21」 だったのですね。
 今日、会場の下見を兼ねて、主催者との打ち合わせに現地へ行って、初めて間違いに気づきました。

 訂正して、お詫びを申し上げます。
 (大した違いではありませんが、気にする人は気にするでしょうから・・・ゴメンナサイ)


 で、車で会場へ行ってみて、ビックリ!
 「前橋プラザ元気21」 に併設されている北側の立体駐車場が、工事中で閉鎖されているのです。
 これは、参った!
 それも1ヶ月間も工事が続くといいます。

 となると、3回の温泉講座日は、すべてアウト!ということになります。


 受講者のみなさんには、大変ご迷惑をおかけしますが、お近くの駐車場(有料)を利用していただくか、代替の市営駐車場(2時間割引)をご利用ください(下記参照)。
 よろしくお願いいたします。


 会場となる5階56学習室は、とても清潔感のあるキレイな部屋でしたよ。
 当日は、受け付けにて、著書の販売もいたします。

 みなさん、お気をつけてお越しください。
 会場にて、お待ちしてま~す!



    <前橋プラザ元気21 北駐車場>
       一時閉鎖のお知らせ

 前橋プラザ元気21の北側駐車場の工事に伴い、7月9日から約1ヶ月間駐車場を閉鎖します。
 つきましては、車でお越しのお客様は、下記の市営駐車場をご利用ください。

 <代替市営駐車場>
 ・市営パーク5番街
 ・市営パーク千代田
 ・市営パーク城東
 ・前橋中央駐車場

 ※駐車券をお持ちください。証明サービスコーナーで2時間の割引処理を行います。
 ※上記以外の駐車場をご利用された場合は割引処理ができません。

 ●問い合わせ/前橋にぎわい商業課 TEL.027-210-2273
   


Posted by 小暮 淳 at 18:48Comments(2)講座・教室

2012年06月27日

「美肌の湯」 と 「美人の湯」


 昨日は、NHK文化センター主催による温泉講座日でした。

 この講座は平成21年に開講して以来、おかげさまで人気のシリーズで、今年で4年目を迎えました。
 現在、キャンセル待ちの状態が続いています。

 で、今年度3回目の昨日、当講座初の 「はしご湯」 をしました。
 ちょっぴり無謀かとも思ったのですが、似て非なる2種類の温泉を “浴み比べ” てみるのも、講座としてはいいかと、企画しました。


 前橋駅~高崎駅と回って受講生が乗り込み、バスは榛名山へ。
 人気のパワースポット、榛名神社に参拝し、近くの須恵器作家、佐藤烓(けい)さんの工房を見学。
 須恵器とは、古墳時代後期から奈良・平安時代に行われた、大陸系技術による素焼きの土器(広辞苑より) とのこと。
 穴窯という、登り窯より歴史の古い窯や作品を見学しました。

 その素朴な焼き上がりの陶器類に、みなさん感激していました。
 この温泉講座が楽しいのは、こういった旅行気分で、寄り道をいっぱいするところなんです。


 国道406号から県道54号線で、二度上峠へ向かうと、道の端に “美肌の湯” の看板が、ちらりほらりと見えてきます。
 これが今回の1湯目、「倉渕川浦温泉」です。

 群馬の人には、「はまゆう山荘」 と言ったほうが分かりやすいですかね。
 昭和62年に、神奈川県横須賀市の市民保養村として建てられた施設です。
 (なぜ、横須賀市の保養施設が群馬県の旧倉渕村に建てられたのかについては、拙著 『ぐんまの源泉一軒宿』 を参照ください)

 で、平成18年の高崎市との合併を機に、高崎市へと移譲され、温泉を掘削して、同21年3月に温泉施設としてリニューアルしました。
 と、いうことで倉渕川浦温泉は、群馬県内で最も新しい温泉地なのであります。

 湧き出した温泉は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。
 “三種混合の湯” といわれ、良く温まり、成分が濃いわりには浴感がやわらかく、肌がスベスベになることから 「美肌の湯」 と名づけられました。
 源泉が、黄金色をしていることも、当初は評判になりましたね。


 入浴の後、昼食を済ませ、バスは県道を引き返して、2湯目の「亀沢温泉 亀沢温泉センター」へ。
 ご存知、群馬を代表する “美人の湯” です。

 「美肌の湯」 は、肌がキレイになるから美肌の湯です。
 では、俗に言われている 「美人の湯」 とは?

 決して、器量が良くなるわけではありませんよ。

 やっぱり、昔から皮膚病に効いたり、肌荒れ、ニキビ、シミ、ソバカスに効能があったことから、“美肌→美人” と呼ばれるようになったのです。
 ここは昭和40年頃まで 「湯の沢温泉」 と呼ばれていました。
 そう、以前、ブログでも書きましたが、赤城温泉もかつては 「湯ノ沢温泉」 でした。

 実は、全国に 「湯の沢温泉」は、たくさんあったんです。
 (温泉は、たいがい沢から湧き出しますからね)
 で、高度成長期以降、どこも集客のためにインパクトのある温泉地名に改名したのです。

 宿の前に流れる渓流が、亀沢です。


 源泉の温度42.3度。
 相変わらず豊富な湯が、かけ流されていました。
 夏場は浴槽の湯が冷めにくいので、やや熱めになっていますが、それでも露天風呂は外気とのバランスが絶妙です。

 ここの露天風呂の最大の魅力は、渓流の森に向かって、囲いなどの遮蔽物が一切ないこと。
 受講生たちも、「いい湯ですね。極楽です」「風が気持ちいいですね」「緑が目にしみますね」と、大満足でした。


 次回は、二度上峠を越えて、北軽井沢の温泉へ行きます。
 受講生のみなさん、また来月も元気にお会いしましょうね。
   


Posted by 小暮 淳 at 18:26Comments(5)講座・教室

2012年02月06日

2012年 野外温泉講座


 NHK文化センター前橋教室で、僕が講師を務める野外温泉講座も今年で4年目を迎えます。

 2009年、「ぐんまの温泉遺産を訪ねる」
 2010年、「探訪!ぐんまの源泉一軒宿」
 2011年、「探訪!ぐんまの小さな温泉」
 そして、今年は好評だった昨年の続編として、「続・探訪!ぐんまの小さな温泉」 が4月より開講されます。

 例年ですと、これから講座の告知があり、募集の受付が始まるですが、今年はすでに定員満席となっているため、一般の募集はありません。
 「今年こそは!」 と待っていた方、申し訳ありません。

 どうして一般募集前に定員になってしまったのかというと、昨年度からの “継続者多数につき” とのことです。
 毎年、数名の空きは出るのですが、キャンセル待ちの人もいるため、今年は一般の募集はしないとの連絡がセンターよりありました。

 この講座は小型バスを使用しているため、定員は運転手を含めて25名です。
 そこに講師の僕とセンターの担当者が同乗しますから、実質の受講生数は22名になります。
 「だったら大型バスを出せば?」 との声がたびたび上がるのですが、どうしても小さな温泉地を訪ねるため、小型バスでないと都合が悪いのです。
 ご了承ください。

 さてさて、幸運にも継続またはキャンセル待ちで今年度の講座に入れた方、おめでとうございます。
 そして、よろしくお願いいたします。
 今年も、楽しく、群馬の温泉をめぐりましょう!


 2012年の日程は、下記のとおりです。

 ●4月24日  谷川温泉 「旅館たにがわ」(みなかみ町)
 ●5月22日  向屋温泉 「ヴィラせせらぎ」(上野村)
 ●6月26日  倉渕川浦温泉 「はまゆう山荘」 と相間川温泉 「ふれあい館」(高崎市)
 ●7月24日  北軽井沢温泉 「御宿 地蔵川」(長野原町)
 ●8月28日  座禅温泉 「シャレー丸沼」(片品村)
 ●9月25日  梨木温泉 「梨木館」(桐生市)

 お問合せ/NHK文化センター前橋教室 TEL.027-221-1211
   


Posted by 小暮 淳 at 21:27Comments(2)講座・教室

2011年09月28日

温泉講座最終回 「赤城温泉」


 昨年の4月から僕が講師を務めているNHK文化センター主催の温泉講座。
 毎年、前年に出版した本の中から県内の温泉地をめぐっています。

 昨日は、本年度の正規講座の第6回目(最終回)で、赤城温泉へ行ってきました。

 高崎駅前と前橋駅前を出発したバスは、県道前橋赤城線経由で、一路、赤城山へ。
 今回は、温泉地が近いため、時間つぶしを兼ねて、ミニ尾瀬と呼ばれる湿地帯「覚満淵」を散策。

 ここから赤城温泉へは、小沼を経由して下れば近いのですが、小型バスは通行不可。
 仕方なく、県道をもどり、第2南面道路にて、赤城神社を経由して、赤城温泉郷へ。

 赤城温泉郷とは、赤城温泉・忠治温泉・滝沢温泉・赤城高原温泉の総称です。

 目指す赤城温泉は、最奥。
 今回は 「赤城温泉ホテル」 さんに、お世話になりました。

 拙著 『群馬の小さな温泉』 をお読みの方は、すでにご存知でしょうが、ここは、僕のルーツの湯であります。

 かつて赤城温泉は、湯之沢温泉といい、ここ赤城温泉ホテルは旧名を 「あづまや」 といいました。
 僕の母方の祖母が産湯をつかった温泉宿であります。

 現在の10代目若主人、東宮秀樹さんは、僕のはとこです。

 「いつもブログ、読んでますよ」
 と、若女将の香織さん。

 そういえば、今回、「先生のブログを読んでます」 という受講生さんが、何人かいましたね。
 いやいや、お恥ずかしい!
 ありがとうございます。


 相変わらず、昨日も、濃厚な色の湯をしていました。
 茶褐色のにごり湯が、惜しげもなく、かけ流されています。
 鉄分が多いため、黄土色の析出物が堆積して、湯縁は変色、変形しています。
 さながら鍾乳洞の千枚皿ような幾何学模様を描いています。

 泉質は、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉。
 赤城南面では珍しく、約43度の高温泉です。
 飲泉すると、ほのかにピリピリと炭酸の刺激を感じます。

 県内でも10指に入る、僕の大好きな湯です。
 とっても肌に馴染むのは、やっぱりここが僕のルーツの温泉だからでしょうかね。


 『成し終えて 赤城の山に果てるとも 湧き出る湯こそ 吾命かな』

 僕の祖母の弟、8代目主人の東宮欽一さんが詠んだ歌碑が、玄関前に立っています。
 
 秀樹さん、香織さん、
 大変でしょうが、この代々守り継がれてきた “命の湯” を、よろしくお願いしますね。


 ※この温泉講座は好評につき、来月からは追加講座として<秋編>が開講されます。
   


Posted by 小暮 淳 at 15:00Comments(10)講座・教室

2011年08月27日

なかんじょ 湯けむりツアー


 来月発売される新刊本の出版を記念して、群馬県観光国際協会(主催) と中之条町(企画) により、「湯けむりツアー」 が開催されます。

 これは、僕の温泉本3冊が揃うと、中之条町の全温泉地が紹介されることから企画されたツアーです。
 当日は、僕がバスに乗車して、みなさんと一緒に温泉地をめぐります。
 たくさんのご応募、お待ちしております。

 ※詳しくは、(財)群馬県観光国際協会発行の 『はばたけ群馬 観光博覧会』 をご覧ください。
   また、協会のHPでも紹介されています。



    なかんじょ 湯けむりツァー
    ~温泉ライター 小暮淳と
      湯の町なかんじょをめぐる~

 ●開 催 日   10月22日(土)
 ●参 加 費    6,300円
 ●募集人員   22名
 ●集合・到着  JR中之条駅(集合) JR長野原草津口駅(到着)
 ●集合時間   9:35
 ●到着時間   16:05(予定)
 ※ツアー特典  ☆全行程スペシャルガイド付き
           ☆温泉入浴(大塚温泉、四万温泉、尻焼温泉)
 ●申込・問合  (財)群馬県観光国際協会
           TEL.027-243-7274
           FAX.027-243-7275
           Mail gtia@gtia.jp
  


Posted by 小暮 淳 at 14:48Comments(5)講座・教室

2011年08月26日

時 の しおり


 「せーんしぇっ、私ね、先生の大ファンなのよ」

 初めてお会いしたとき、彼女はキラキラした瞳で、僕にそう告げました。
 今年の4月26日、平成23年度の温泉講座の初日のことです。

 K・Eさんは、御年77歳になるご婦人です。
 2年間のキャンセル待ちの末、やっと今年から僕の講座の受講生になりました。

 「ヨーカドーの温泉教室も参加したのよ。先生と一緒に薬師温泉行ったんだから。私のこと、覚えてらっしゃいますぅー?」

 そー言われてみれば、明るくて元気なおばあちゃんが1人いたような、いないような……。
 でも、ごめんなさい、はっきりした記憶はありません。

 K・Eさんは、小さくって細っこくて、色白で、目が大きくてクリクリっとした、とっても可愛い女性です。
 でも、僕の講座では、一番元気で活発な受講生なんです。
 いつも大きな声で、「せーんしぇっ!」 と手を挙げて質問したり、僕のそばに張りっ付いて移動して、熱心に温泉の話を聞いています。

 そんな彼女から、先日、お手紙をいただきました。
 手渡された封筒には、短歌が、びっしりと詠(よ)まれていました。


 『待望の温泉カルチャー バスに乗り右に左に桜の花を』
 『上州の上牧(かみもく)温泉 辰巳館 美人のお湯と清の壁画』

 これは、第1回目の講座で、上牧温泉へ行ったときの歌です。

 『遠近(おちこち)に さつきつつじをバスに見て 沢渡(さわたり)温泉 まるほん館へ』
 『牧水も訪れたるを 谷深き宿場町なる湯宿(ゆじゅく)温泉』
 『緑濃き深き谷間に霧積(きりづみ)の 金湯館(きんとうかん)の赤き屋根顕(た)つ』

 と、講座で巡った温泉を詠んだ歌が、この他にもたくさん書かれていました。

 不思議なもんですね。
 僕自身が、言葉をつむぐ仕事をしているからなのでしょうか。
 ジーンと、胸の奥に歌のひとつ、ひとつが響いてくるのです。

 電話やメールで100遍言われても伝わらない、言葉の持つ機微の奥深さが心に届きます。

 「どうしてKさんは、歌を詠むようになったんですか?」と僕。
 するとKさんは、
 「だって、時の栞(しおり) になるでしょう。ねっ、せーんしぇっ!」

 そう言って、満面の笑みを僕に投げかけるのでした。


 あと30年遅く、彼女が生まれていたら……。
 いえいえ、そんなことは申しません。

 次回は、どんな歌を詠んできてくださるのでしょうか。
 楽しみであります。
  


Posted by 小暮 淳 at 16:46Comments(8)講座・教室