温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2020年03月03日

自粛いたします


 「先生、大変申し訳ないのですが……」
 「もしかして?」
 「ええ……」

 電話の主が、高崎市の某公民館だと分かった瞬時、「やっぱり!」 と確信しました。
 新型コロナウイルスの感染を懸念した講演会の中止連絡です。


 政府の通達により、今週から全国の小中高校が臨時休校を始めました。
 またディズニーランドをはじめ大型レジャーランドの休園、演劇やミュージシャンのライブ公演なども、軒並み中止となっています。
 さらに街中からはマスクが消え、ネットのデマによるトイレットペーパーの買いだめに奔走する国民たち……

 今、世の中には東日本大震災以来の “自粛ムード” が広がっています。
 しかも今回は、日本だけではありません。
 世界規模の自粛であります。
 だもの、一地方都市の小さな公民館で開かれる無名のライターによる講演会なんて、当然のように消えてなくなります。


 いつ、連絡が来るだろうか?

 先週あたりから僕は万全の言い訳や回避手段を算段して、その電話を待っていました。
 まずは、「無観客でやりましょう!」 と言うつもりでした。
 壇上には、講師ひとり。
 公民館の職員がカメラで撮影して、ネット配信します。

 でも、これには、かなり無理がありました。
 予定されていた講演は、「湯の国ぐんまの魅力!~群馬は温泉パラダイス」 と題した高齢者向けの内容でした。
 ネット配信しても、誰も見ないことに気づききした。

 「だったら感染リスクを避けて、客席を2メート間隔で離しましょう!」
 講師も受講者もマスク着用のこと。
 会場も密閉された空間ではなく、すべて窓を開け放つか、屋外にすればいいのです。

 でも、これにも無理がありました。
 いくら暖冬とはいえ、まだ、この時季は寒い!
 しかも、対象は高齢者たちです。
 たぶん、誰も来ないだろうと思われます。


 ということで、やむなく、
 「そうですか、それは残念ですね。ウイルスが終息したら、またの機会に、よろしくお願いします」
 とだけ告げ、電話を切りました。

 ささやかながら、僕もウイルスの感染拡大防止に協力しています。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:16Comments(2)講演・セミナー

2019年12月27日

あぶない話


 「ここだけの話ですよ」
 そう小声で言いながら、僕は唇に人差し指を持っていきます。
 これは講演やセミナーなどで、時々使う話術の1つであります。

 “ここだけの話”

 そう、新聞、雑誌、著書には、絶対に書けない話というのがあります。
 いわゆる取材で出合った 「あぶない話」 です。

 たとえば、有名人や芸能人がお忍びで泊まりに来る宿、難病が治ったという神がかりな湯、消毒や衛生面にかかわる話、旅館の裏事情、犯罪や事故、タブーなどなど、モラルやプライベートに関する事柄は、一般メディア では紹介できません。
 これらの話を唯一、披露できるのが “ライブ” なのです。


 今より若い頃、取材で仕入れた面白いネタを何でもかんでも書いて、新聞社や雑誌社に送っていたことがありました。
 でも、さすがに相手は編集のプロです。
 「信憑性がない」 「裏が取れていない」 「薬事法に抵触する」 といった理由から、たびたび原稿がボツになりました。

 でも根も葉もないウソではありません。
 温泉地では、そんな話が、まことしやかに伝わっているのです。
 いつか書きたい!
 書けないのならば、話したい!

 そんな僕の願いを叶えてくれたのが、講演やセミナーなどの直接、読者と触れ合える場でした。


 過日、講演を終えて、会場の隅で荷物の片づけをしている時でした。
 中年の女性から声をかけられました。

 「とっても楽しかったです。ありがとうございました。はい、これはファンレターです」
 と、封筒を手渡されました。
 講演中に書いたようで、手紙には、その日の話の内容についてのコメントがビッシリと書かれていました。
 そして最後に、こんな、ひと言が書き添えてありました。

 <これからもっと、あぶないお話を拝聴したいです。楽しかった!>

 これぞ、ライブの醍醐味ですね。


 来年も、たくさんの町へ出かけて、一人でも多くの人に温泉の魅力を語り伝えたいと思います。
 もし、僕が唇に指を当てて、小声になったら、ぜひ、お聴き逃がしなく!

 あぶない話の、はじまりです。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:31Comments(2)講演・セミナー

2019年12月21日

納話


 今週、前橋市内のホテルで、さる法人会が主催するセミナーがあり、講師として温泉の話をしてきました。
 「おはようございます」
 マイクを握り、第一声を発した途端、声がーーーー!!!!

 あれ?
 声が思うように出ません。
 かすれています。
 少々風邪気味ではありましたが、こんなことは初めてです。
 それでもなんとか、ハスキーボイスのまま、約1時間のセミナーを無事終えてきました。

 これにて、2019年に予定されていたすべての講話を終了いたしました。


 思えば今年は、例年になくノドを酷使した一年でした。
 講演、講座、セミナーと名が付く会場へ足を運んだ回数は、34回もありました。
 その他、イベントやライブなどの出演を入れると40回を超えます。

 特に今年は、来年群馬県で開催される大型観光イベント 「群馬デスティネーションキャンペーン」 のプレイヤーということもあり、群馬の応援ソングを歌っているシンガー(?) としても、多くのステージに立たせていただきました。

 やっぱり、ノドを酷使した年だったようです。


 でも、その分、いろんな土地へ行けたし、たくさんの人たちにも出会えました。
 近くでは、我が家から自転車で行ける距離にある公民館での高齢者向け講座から、遠くは、三重県四日市市の銀行で開催された新人研修のためのセミナーまで、“遠近混交” のバラエティーに富んだ講話内容で、飽きることがありませんでした。

 また今年は、昨年 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) を出版したこともあり、民話をテーマとした講演を頼まれた会場が2ヶ所ありました。
 テレビやラジオで民話の話をする機会が増えたのも今年からです。
 温泉の話も楽しいのですが、民話や伝説などの不思議な話も大好きなので、こちらも大いに楽しませていただいています。


 さて、今年も残り少なくなりました。
 来年は、どんな場所で、どんな人たちと出会えるのでしょうか?
 とても楽しみです。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:31Comments(0)講演・セミナー

2019年12月13日

ぬるくとも効能あつき湯


 「先生のお名前を、どこかで拝見したことがあると思ったら、私が持っている民話の本の著者でした。今日は、民話ではなく、温泉のお話をしていただきます」
 と、館長から紹介がありました。

 昨日は高崎市内の公民館で、女性のみを対象とした講演を行ってきました。


 今年も残りわずかとなりました。
 公私共にあわただしい年でしたが、講演やセミナーの講師として呼ばれることの多い年でもありました。
 振り返れば、県外への出張セミナーあり、企業の研修あり、団体や自治体からのイベント出演ありと、多忙ながらも充実した楽しい年でした。

 講師として呼ばれた会場で、一番多かったのは市町村や地区の公民館です。
 その規模は、さまざまです。
 畳の部屋で10数名を対象に座談会のように話すこともあれば、大きなホールで何百名の聴講者を相手に話すこともありました。
 そんな中で今年一番、印象に残った会場があります。

 真夏に行った県内中部の某公民館での講演です。
 気温は35度越えの猛暑日でした。
 会場に着くなり、職員が駆け寄って来ました。

 「申し訳ございません! 館内のエアコンが故障してしまいました」

 ということで、会議室の窓を全開にして、4台の扇風機を回しながらの講演となりました。
 講師は汗だくになりながら、タオルで顔を拭き拭き。
 受講者は、ペットボトルで水分補給しながらのガチンコ対決です。

 そんな中で温泉の話をしても、まったくもって説得力がありません。
 誰も温泉に入りたいとは思いませんものね。

 そこで、とっさに講義の内容を変更しました。
 「夏に入りたくなる温泉があります。それは “ぬる湯” です」

 “ぬる湯” とは、40度以下の体温と変わらない低温の温泉のことをいいます。
 昔から 「持続浴」 とか 「微温浴」 と呼ばれる長時間入浴する湯治療法に用いられてきました。
 ぬるい湯は長く入浴ができるため、温泉の薬効成分が肌から吸収されやすく、皮膚病などに効く温泉が多いのも特徴です。

 また長湯により血行が良くなり、老廃物や疲労物質が排出されるため、精神の鎮静作用が高いといわれています。
 ノイローゼやヒステリーなどの効能を表示している温泉もあります。

 ところが、この “ぬる湯” は現在、絶滅の危機に瀕しています。
 微妙な温度のため、客からのクレームを恐れて加温してしまう宿が多いからです。
 だから、頑として “ぬる湯” を貫いている宿は、湯に歴史があり、昔ながらの湯治場風情が残り、腕の確かな湯守(ゆもり) がいる宿だといえるでしょう。


 さてさて、今年も暖冬だとは言われていますが、それでも師走の声を聞いた途端、朝夕はめっきり寒くなりました。
 一年で最も温泉が恋しくなる季節の到来です。

 まだ年内に講演の依頼があります。
 でも話のテーマは “ぬる湯” ではなく、体の芯から温めてくれる “熱の湯”に変更したいと思います。

   


Posted by 小暮 淳 at 10:38Comments(2)講演・セミナー

2019年12月10日

オリンピックの前の年


 4年に1度といえば、たいがいの人は 「オリンピック」 と 「うるう年」 を思い浮かべると思います。
 でも僕は、それプラス 「明寿大学」 という言葉が出てきます。

 明寿大学とは、前橋市が開催している高齢者を対象とした4年制の学習教室です。
 学生数は、400人を超えます。
 僕は8年前から、この大学の講師を務めています。

 講義は1~4年生まで一堂に集めて行うため、授業を受け持つのは4年に1度。
 オリンピックの前の年に、壇上に立っています。


 今年が、ちょうど4年に1度の年でした。
 昨日、前橋市中央公民館の多目的ホールにて、約400人の受講生を前に、2時間にわたる講演をしてきました。

 「みなさんにお会いするのは初めてだと思いますが、このステージに上がるのは、今回で3回目になります。もし、私の話を聞くのが2度目だという人がいたら、その方は留年した人です」
 ドッと笑いが沸いて、つかみは上々。
 あっという間に、2時間が過ぎ去りました。


 思えば前回(4年前) の講演では、後日、ご丁寧に前橋市よりお礼の手紙をいただきました。
 その手紙には、20人を超える受講生からの感想文が同封されていました。
 <たくさんの温泉の知識をありがとうございました>
 <先生のお話を聞いて、ますます温泉が好きになりました>
 などなど、読んでいて嬉しくなる内容ばかりでした。

 中には、こんな感想もありました。
 <先生が作詞された歌、楽しく歌うことができました>
 これは、僕が作った群馬の温泉応援ソング 『GO!GO!温泉パラダイス』 のことです。
 10年以上前から講演やイベントで披露しています。

 いよいよ来年は、群馬が舞台となる大型観光イベント 「群馬デスティネーションキャンペーン」 が開催されます。
 その公認温泉ソングとしても歌われています。
 ので、今回も講演の最後に、群馬のマスコットキャラクター 「ぐんまちゃん」 が描かれたハッピに着替え、歌いながら群馬の温泉をPRして来ました。


 終了後、控え室に戻ると、
 「大変お疲れさまでした。とっても楽しい講義だったと、みなさん喜んでいます」
 と担当職員。
 「それは良かった。汗だくになって熱弁した甲斐がありました」
 「ぜひ、次回もお願いいたします」
 「はい、4年後ですね」
 「ええ、オリンピックの前の年です(笑)」

 僕が講演の最初に話した、“4年に1度、オリンピックの前の年に現れる講師” の話を覚えていてくださったようです。


 4年後、世の中は、どう変わっているのでしょうか?
 温暖化は、さらに進んでいるのでしょうか?
 子どもへの虐待、ネットによる犯罪、いじめ、自殺……
 気になることばかりです。
 でも、確実に高齢化は進んでいることでしょうね。

 そして僕も……
 次回は、まだ大丈夫でしょうが、もしかすると8年後は……

 壇上から下りて、受講者側の席に座っているかもしれませんね。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:10Comments(3)講演・セミナー

2019年11月28日

楽しい時間外質疑応答


 今年は、なんだか講演やセミナーに呼ばれることが多い年でした。
 例年だと月に1~2回ですが、今年は3~4回あり、ほとんど毎週どこかで話をしています。
 年内も、まだ4回残っています。

 なんでだろう?
 はっきりとした理由は分かりませんが、公民館や自治体、団体の間でネットワークがあり、講演会の講師情報が飛び交っているのかもしれませんね。
 だって、初めての依頼者なのに僕のケータイ番号を知っているのですから、そう考えざるをえません。

 ま、理由はなんであれ、「温泉の話が聞きたい」 というのであれば、温泉大使の使命として、どこへでも馳せ参じるのであります!


 ということで今日は、前橋市の北部、赤城山南麓の公民館に呼ばれて、温泉の話をしてきました。
 講演のタイトルは、「群馬は温泉パラダイス~温泉の魅力と効能を詳しく知ろう!」。
 対象は、60歳以上の地域住民です。

 公民館の場合、講演時間は120分のところが多いのですが、今回は、ちょっと短めの90分。
 いつものネタでは、軽くオーバーしてしまいそうなので、できるだけ簡潔に、基礎的な話でまとめさせていただきました。

 「何か先生に、お聞きしたいことはありませんか?」
 と司会者。
 講演終了後、質疑応答の時間に入りました。


 長年の経験から言うと、ここで手を上げられる人は、いても1人か2人です。
 そして、かなり温泉に詳しい人の質問となります。
 <聞きたいけど、恥ずかしくて> <こんなこと聞いたら笑われてしまう>
 と思っている人が大半です。
 だから、そんな人のために僕は終了後、すぐに会場を去らないで、荷物を片付けるふりをしながら、あえて、その場にとどまっています。

 作戦、大成功!
 今日も3人の方が、やって来ました。

 ①「○○温泉に、よく行くんですが、いつも湯がぬるいんですけど?」
 ②「友だちが××温泉に行ったら、血圧が下がったというんですが、本当ですか?」
 ③「温泉の正しい入り方を教えてください」
 みなさん、実に真剣なんです。

 ①の方には、「源泉の温度が約43度と、あまり高くないのに加温せず、かけ流しているから」
 ②の方には、「温泉の効能だけではなく、環境が変わったことによる転地効果が大きいかもしれませんね」
 ③の方には、「必ず、かけ湯をしてください。それもシャワーではなく、これから入る浴槽の湯で行い、事前に温度と泉質を肌で知ってから入りましょう」
 と答えさせていただきました。


 みなさん、もっともっと温泉に興味を持ってくださいね。
 すると、温泉のことが、もっともっと好きになると思いますよ。
 そして、僕に会ったら恥ずかしがらずに、なんでも質問してください。
 知っている限りのことは、お答えいたします。

 ぜひ、講演会場でお会いしましょう!
    


Posted by 小暮 淳 at 19:18Comments(0)講演・セミナー

2019年11月03日

温泉のエネルギーを学ぶ


 “温泉はエネルギーとして使えるか?”
 このコピーにひかれて、参加を応募しました。

 正式タイトルは、「シンポジウム 温泉県ぐんまの可能性 『エネルギーの地産地消』」 です。
 主催は、群馬県環境政策課・地熱エネルギーを学ぶ会。
 協力は、群馬県環境アドバイザー温暖化・エネルギー部会とあります。
 ちょっと堅苦しそうなシンポジュウムですが、「知らぬは一生の恥」 と思い、興味があるので高崎市の会場へ出かけてきました。


 第1部:基調講演 「地熱エネルギーの利活用と群馬の可能性にいて」
 第2部:「温泉熱有効活用に関するガイドライン」 について
 第3部:フリートーキング
 
 講師の方も、電力中央研究所環境科学研究所上席研究員と環境省自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室という、なんとも長たらしくて舌をかんでしまいそうな肩書きなので、“場違いの席に来てしまった” 感が強かったのですが、さにあらん。
 始まってしまえば、すーっと話が頭の中に入ってきました。


 「地熱エネルギー」 と聞くと我々は勝手に 「地熱発電」 のことと解釈してしまいがちですが、これが奥が深いんですね。
 また地熱発電にしても、掘削して取り出した蒸気でタービンを回す 「フラッシュ式」 と、既存の温泉を水より沸点の高い媒体 (アンモニア水など) と熱交換してタービンを回す 「バイナリー式」 があることを知りました。

 群馬県内には現在、地熱発電所はありませんが、温泉熱エネルギーの活用なら行われています。
 草津温泉などでは、90℃以上の温泉と上水とを熱交換して約60℃の温水を作り、旅館や住宅へ供給しています。
 また温泉熱を活用した暖房利用や冬場の融雪利用も行っています。

 でも、それだけではありませんよ!
 まだまだ、温泉エネルギーは利用されているよな~
 農業とか、水産業とか……

 なーんて、考えていたら、突然、サプライズが起こってしまいました。


 「えー、実は今日、会場に、温泉ライターの小暮淳さんがお見えになってますので、ぜひ、ひと言お願いしたいと思います」
 と、司会者から不意をつかれたアナウンスをされてしまいました。

 えっ、なんで知っているの!?
 あっ、そうか、受付で名前を記入したっけ!
 あのとき、「もしかして、小暮さんって?」 と声をかけられたことを忘れていました。

 仕方がありませんね。
 渋々ですがマイクを取り、「それ以外の温泉活用の現状ですが……」 と実例をあげてのスピーチをさせていただきました。


 「あーあ、せっかくプライベートで後学のためにと参加したのになぁ~」
 と車中でグチをこぼしながらも、「まっいっか、だいぶ知らなかったことを知ることができたし」 と納得して帰路に着いたのでありました。

 温泉エネルギーのこと、みなさんも考えてみませんか?
   


Posted by 小暮 淳 at 12:33Comments(0)講演・セミナー

2019年10月29日

満員御礼に感謝!


 「以前、講演を聴いたことがあり、ずっと機会を探していました」
 「これで、お話を聴くのは3回目です。また来ます」
 「昨日から○○温泉の××館に泊まっていました。女将さんに、これから小暮さんの講演を聴きに行くのだと話したら、よろしくと言ってました」
 みなさん、次から次へと声をかけてくださいました。
 講演終了後の著書販売&サイン会でのことです。

 昨日は高崎市新町公民館で、一般公開の 「県民の日講座」 が開催され、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台~』 をテーマに、講師として2時間の講演をしてきました。
 「今日の朝まで申し込みの電話がありましたよ。大盛況です」
 と開口一番、公民館の職員。
 一般公募ということもあり、地元のメディアが情報を載せてくれたのが、功を奏したようです。

 定員をはるかに超える申し込みがあったといいます。


 案の定、開演時間になり会場に入ると、場内は満席でした。
 満員御礼に、ただただ感謝であります。

 過去には、数名しか観客がいない講演会も経験しているだけに、感慨もひとしおです。
 やっぱり、満員は気持ち良いものです。
 今回は公募の条件として、年齢も地域も限定していないため、幅広い層の方々が集まりました。

 “民話と伝説” というテーマが良かったのでしょうか?
 なんだか、いつもの “温泉” よりも、若い方が多かったように思います。


 聴講者のウケも良かったということもあり、あっという間の2時間でした。
 話しているこちらのほうが楽しんでしまったくらい、終始、和気あいあいとした雰囲気の中で講演を終えることができました。

 すべては、スタッフのみなさんのおかげであります。
 館長をはじめとする職員のみなさん、ありがとうございました。
 大変お世話になりました。


 ~99%の嘘と1%の真~
 でも舞台がある限り、必ず謎は解ける!

 これからも僕の謎学の旅は続きます。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:11Comments(2)講演・セミナー

2019年10月13日

公開講座のお知らせ


 現在、僕はカルチャーセンターの講師をはじめ、企業や団体、自治会からの依頼で講演やセミナーを開いています。
 そのほとんどは有料であったり、社員や会員、特定地区の居住者を対象とした講話がほとんどです。
 一般公開の講演やセミナーは、数えるほどもありません。

 そして講話のテーマも、“温泉” が9割以上を占めています。
 ※(たまに介護やNPOがテーマのときもあります)
 が、今年から新たなテーマが加わりました。
 きっかけは、昨年8月に出版した 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) です。
 出版元が高崎市内に配付されているフリーペーパーを発行していることもあり、高崎市での講演依頼が増えています。

 テーマは 「謎学」。

 民話や伝説は、何を伝えようとしているのか?
 ~99%の嘘と1%の真~
 舞台がある限り、謎は解ける!


 このたび、高崎市新町公民館のご厚意により、一般を対象とした無料講演会が開かれることになりました。
 居住地は問いません。
 成人であれば、どなたでも聴講することができます(ただし定員があります)。
 当日は、著書の販売もいたします。

 興味のある方は、ご参加ください。
 会場で、お待ちしています!



         ぐんま謎学の旅
  ~伝説や民話の謎を解く楽しい話を聞きませんか~
 ●日時  2019年10月28日(月) 10:00~12:00
 ●会場  高崎市新町公民館 2階集会室
 ●講師  小暮 淳 (フリーライター)
 ●費用  無料
 ●定員  50名(先着順)
 ●申込  公民館窓口または電話(土日祝除く) 9:00~17:00
       TEL.0274-20-2300 高崎市新町2271-1
  


Posted by 小暮 淳 at 12:00Comments(0)講演・セミナー

2019年09月08日

準備が楽しい② レジュメ


 先週は、仕事の合間をみて、県内の公民館をめぐっていました。
 でも、講演会ではありません。
 その打ち合わせのためです。

 僕は、講演の依頼を受けると、可能な限り事前に、会場の下見を兼ねて打ち合わせに行くことにしています。
 先週訪ねた2つ公民館は、どちらも昨年に続き、2回目の講演です。
 ので、公民館の場所や会場の規模は把握しています。
 が、1年経つと担当者が異動で替わっていたり、講演の依頼内容の変更などもあります。
 ので、やはり事前打ち合わせは必須です。


 以前もブログに、講演は 「準備が楽しい」 と書きましたが、この事前打ち合わせも楽しみの1つです。
 担当者が同じなら、前回の思い出話で盛り上がります。
 担当者が替われば、前回の内容を説明して、新たな講演内容を提案します。
 そして、欠かせないのが、当日配付する資料の確認です。

 講演当日は、必ず、講師の略歴や活動状況、講演内容が印刷された資料を配ります。
 これは 「レジュメ」 といわれるもので、事前に講師が用意します。

 僕の場合、話がポンポンと飛ぶので、必ずしもレジュメどおりには進行しませんが、講演終了後に読んでいただきたくて作成しています。
 どうしても講演中は、一方的に話しているため、聴講者の疑問に一つ一つ答えることができません。
 「あれ、今の言葉、説明がなかったな?」
 なんてことも多々あると思います。
 そんなとき、このレジュメが役に立ちます。

 いわゆる “復習” ができるのです。
 だから僕も手が抜けません。

 専門用語はなるべく省いて、できるかぎり分かりやすい言葉で説明するようにしています。
 また、そうやってレジュメを作成することによって、僕自身も改めて勉強をすることができ、知識を頭に叩き込み直すことができるという一石二鳥の役目を果たしているのです。


 さて、これから年末にかけては、いよいよ講演会シーズンの到来であります。
 温泉や民話をテーマに、楽しくてためになる話をたくさんお届けします。

 公民館の広報や回覧板が回った地区のみなさん、ぜひ、会場にお越しください。
 お待ちしております!

   


Posted by 小暮 淳 at 11:36Comments(0)講演・セミナー

2019年08月16日

準備が楽しい


 今年は例年よりも、講演の依頼が増えています。
 多い月では2~3回。
 2度目、3度目になる会場もあります。

 「以前もやりましたよね?」
 と言うと、
 「ええ、好評だったので、ぜひ、また」
 という主催者もいれば、
 「今回は、民話のお話をしていただけませんか?」
 という依頼もあります。
 昨年の夏に出版した 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の反響のようです。

 過去には 「介護をテーマに」 とか、「新入社員のための研修で」 なんていう依頼もありました。
 講演の依頼内容は必ずしも “温泉” とは限りませんが、基本、僕はどんなテーマでも求められれば断りません。

 だって、講演って、本当に楽しいんです!


 最初に講演の依頼を受けたのは、今から10年以上も前のことです。
 2008年2月、県が主催した温泉アドバイザーのセミナー講師でした。
 依頼が来た時は、正直、驚きました。
 なぜなら、その時点では、まだ僕は温泉の本を1冊も著していなかったのですから。
 やっと2、3年前から雑誌に連載を始めたり、新聞にちらほらコメントを書いていた程度だったのです。

 緊張しっぱなしの90分間でした。
 でも、そのときの充足感と達成感が、僕を講演の “とりこ” にしました。
 「新聞や雑誌に書けないことを伝えられるのがライブ(トーク) なんだ!」 と。


 最初の講演会が、本人が思っていたより好評だったようで、数ヵ月後には県外の温泉関係団体から依頼がありました。
 そして、続けざまに現在も継続しているNHK文化センターより温泉講師の依頼を受けます。

 なんと、初めての温泉に関する著書が出版されたのは、その翌年の秋のことでした。

 それからは毎年、コンスタントに温泉本を出版していたので、出版と同時にサイン会を兼ねた講演会やセミナーが増えていきました。


 こうして講演活動が、年々増えて行ったのには、“本人が好きだから” という理由が一番大きいと思います。
 若い頃からソロの弾き語りやバンド活動を続けていますから、目立ちたがり屋なんですね。
 しかも、バンドでもMC(司会) は僕の担当でした。

 ある意味、書くことより話すことのほうが、職業として向いていたのかもしれません。
 だから、とっても楽しいんです。


 今年も秋から冬にかけては、講演やセミナーが目白押しです。
 できる限り僕は、会場の下見を兼ねて、主催者との事前打ち合わせに行きます。

 講演時間や来場者数、音響等の確認をします。
 著書の販売ををしてくださる場合は、その販売方法やスタッフの配置などもお願いします。
 そして、当日配布する資料の打ち合わせをします。

 もう、この段階にくると、ワクワク感が止まりません。
 当日が待ち遠しくて、たまりません。
 そう! 修学旅行前の子ども状態です。

 あれを持ったっけ、これは要らないか、それも用意しなくっちゃってね。

 そして当日、みなさんの笑顔に会えることを心待ちにしながら過ごします。
 やっぱ、講演は当日までの準備が、一番楽しいんですね。


 あなたの町にも、行きますよ!
 その時は、よろしくお願いいたします。
   


Posted by 小暮 淳 at 13:47Comments(0)講演・セミナー

2019年06月28日

踊りを覚える


 マイッタ! そういう展開になるとは……


 今週は、講演や講座が4日間もある過密スケジュール。
 年間、20~30回の講話活動を行っていますが、1週間にこんなにも重なることは滅多にありません。
 でも、講話は慣れですから、体力的な面を除けば、別に苦ではありません。
 なんとか楽しみながらクリアしています。

 僕は10年ほど前から、講演やセミナーの最後に歌を歌っています。
 『GO!GO!温泉パラダイス 湯の国群馬県篇』(通称、オンパラ) です。
 この歌の中には、群馬県内の27温泉地名が織り込まれています。
 「1つでも多くの温泉地名を覚えて欲しい」 という願いを込めて作詞・作曲しました。

 そして毎回、会場では歌詞が配られ、聴講者や受講生らと一緒に歌っています。


 と、と、ところが!
 今回、主催者から 「一緒に踊りたい」 というリクエストがきたのです。
 「えっ、踊りですか~!?」

 この歌には、踊りが付いています。
 以前は、バンドで夏祭り会場に呼ばれることが多かったので、盆踊りの1曲として演奏していました。
 その時は、バンドメンバーのほかに 「オンパラシスターズ」 という踊り専門の女性グループを結成して、一緒に活動していました。

 現在、群馬県内の温泉旅館の女将さんたちが踊れるのは、「オンパラシスターズ」 が各地で指導してきた賜物なのであります。
 で、僕はというと?
 バンドでもカラオケでも、ボーカルに徹しているため、踊れません!
 ていうか、いつもステージの後ろから見ているので、なんとなくは分かりますが、マイクを握っているので踊れないのです。

 ところが今回は、講演会で歌った後に、懇親会の席で踊りをレクチャーして、「みんなで踊りましょう!」 ということになりました。
 どうしよう?
 で、はたと考えました。
 「そうだ! DVDがあるじゃないか!!」
 そうなんです。
 10年前に、踊りを普及させようと踊りの練習用DVDというものを制作したのであります。


 さっそく、数日前から特訓が始まりました。
 振り付けは、絵本作家の野村たかあき氏であります。
 画面の中では、氏自らがオンパラシスターズと踊っています。

 この踊り、実に良くできていて、温泉の入浴マナーが所作により振り付けられているのです。
 ♪ かけ湯かけ湯 払って払って 日本列島北から南へ 湯加減いかがか 湯けむり昇る 肩まで浸かって いい湯だな ♪
 と、踊りに合わせて、僕のナレーションまで入っています。


 練習の甲斐があって、なんとか踊れるようになりました。
 でも、不思議なものですね。
 自分の歌に合わせて、踊りを踊るなんて……

 これで準備完了!
 明日の夜は、総勢200名の大オンパラ踊り大会だーーーー!!!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:11Comments(0)講演・セミナー

2019年02月06日

元気なシニアに温泉を!


 先月、自己最長記録となる “3時間” の講演を経験しているからでしょうか?
 今日の2時間のセミナーは、あっという間でした。

 僕は、かれこれ10年前から、ライフワークとして 「出張温泉講話」 の活動を行っています。
 依頼主は、企業だったり団体だったり、自治体からだったりさまざまです。
 でも、ここ数年は、公民館主催による高齢者を対象としたセミナーの講師に呼ばれることが多くなりました。
 「熟年講座」 「元気講座」 「長寿教室」 「いきいきセミナー」 など、名称は各公民館によって異なりますが、内容はほぼ同じです。
 地域のお年寄りを元気にするセミナーです。
 で、僕は温泉の上手な利用の仕方や効能などを、わかりやすく説明しています。


 今日の午前中、高崎市内の公民館からの依頼により、シニアのための温泉講座を開いてきました。
 公民館事業の場合、通常は会場も公民館のホールや会議室で行うのですが、今回は違いました。
 同区域内にある 「長寿センター」 の大広間でした。

 長寿センターとは、地域のお年寄りが無料で自由に利用できる施設です。
 しかも高崎市の場合、市内に11ヶ所もあり、すべてに入浴施設(大浴場) が併設されています。
 この利用も無料です。
 だから大人気で、9時半のオープン前から入館待ちをしている人が毎日いるそうです。

 で、その利用資格年齢ですが、聞いてビックリ!
 “60歳以上” ですって!!
 ガッビーーーーーン!!!!
 ぼ、ぼ、僕も利用資格があるということなんです(地域住民ではないので、実際には利用できませんが、年齢だけはクリアしています)。

 入口に貼られている告知が、これまた刺激的です。
 <60歳未満の入館を禁ず>
 す、す、凄過ぎる~!
 ここは、シニアパラダイスなのです。


 そして、セミナーでもシニアパワーが炸裂。
 事前申込の定員を20名も超える大盛況となりました。
 「参りました。当日の駆け込み参加の人が多くて」
 と、職員も大あわてで、足りなくなった資料の増刷コピーに追われていました。

 そんな、うれしい誤算もあり、予定より5分遅れて開講しました。
 対象が60歳以上とはいっても、実際の聴講者の年齢は70~80代の人が大半です。
 まあ、僕からみたら人生の大先輩たちです。
 ということは、残りの人生は僕より短いわけで。
 だったら、教えちゃいましょう!
 “残り少ない人生で、死ぬまでに一度は入りたい温泉” を!!

 とかなんとか、毒蝮三太夫さながらのネタを織り込みながら、楽しい2時間を過ごしてまいりました。

 聴講者の中には、僕の著書を持参してくださった人もいて、終演後には、ミニサイン会をさせていただきました。
 寒い中、大勢の方々に集まっていただき、ありがとうございました。
 また、素敵な会場を用意してくださった職員のみなさん、お疲れさまでした。
 そして、ありがとうございます。


 群馬県内のシニアのみなさん!
 待っていてくださいね。
 今度は、あなたの町へ、“温泉大使” がお邪魔しますよ!
  


Posted by 小暮 淳 at 18:48Comments(2)講演・セミナー

2019年01月21日

出張講演 <後編> 昼に舞う


 通常、講演会といえば、1時間半から2時間というのが、お決まりです。
 が、しかし!
 今回は、我が講演人生未曾有の “3時間” であります。

 3時間とは、かなりの長丁場です。
 これは講演というよりは、講義の域! 
 ということで、1時間に1回、休憩を入れさせていただきました。


 聴講の対象者は、三重県内の銀行に勤務する営業マン。
 “知識をお客様との会話に活かす” という研修の一環として、僕が講師に呼ばれました。

 演題は、『温泉はもっと楽しめる』

 1部、温泉とは何か? 温泉地の成り立ちと歴史
 2部、温泉の入り方 宿に着いてから入浴まで
 3部、良い温泉の選び方 湯守のいる宿とその仕事

 いつもは群馬県内の温泉の話をたっぷりするのですが、ここは三重県です。
 群馬県が、どこにあるのかも知らない人たちが対象です。
 (ほとんどの人が、東北地方だと思っています)
 なので、群馬ネタは一切話さず、全編温泉うんちくで通しました。


 さすがに3時間のトークは、疲れます。
 聴いている人は、もっと疲れているだろうと思いきや、さにあらん。
 みなさん、来た時よりも生き生きした感じで、笑顔の人が多かったようです。

 「僕も三重県の温泉、全50ヶ所を回って、本を書いたら、先生みたいになれますか?」
 30代と思われる男性が、講演終了後に声をかけてきました。
 彼は、僕が群馬県内約100ヶ所の温泉地すべてをめぐって本を書いたことが、温泉ライターになるきっかけになったという話に触発されたようです。
 「もちろん、すぐに講演の依頼が飛び込んできますよ」
 と答えると、
 「でも、文章書くのニガテだからなぁ~」
 と言って、周囲の笑いを誘いました。


 「お疲れさまでした。昼食がてら、一杯いかがですか?」
 会場を出ると、この講演を企画してくださった出版社の担当者が、すかさず声をかけてくれました。
 「いいですね。喉がカラカラです」
 「では、とりあえず、名古屋まで出ましょう」

 ということで、近鉄線に乗り、特急で名古屋へ。
 案内されたのは、郷土料理を食べさせる駅前の大きな居酒屋でした。
 まだ午後の1時過ぎだというのに、店内はほぼ満席状態です。

 「大都会は、違いますね。群馬では5時過ぎないと、なかなか酒は飲めませんよ」
 「名古屋は、いつでも大丈夫ですよ(笑)」
 それにしても、活気がある。
 若者のグループから女子会、ビジネスマン、中高年にいたるまで、老若男女でいっぱいです。

 「ありがとうございました。大成功です」
 「こちらこそ、お世話になりました」
 「大変、お疲れさまでした」
 「乾杯!」


 しみる、しみる!
 3時間もの間、酷使した喉は、まるで砂漠状態です。
 あっという間に、ジョッキの生ビールが続けざまに2杯、しみ込んでいきました。

 手羽先、どて味噌煮込み、味噌おでん……
 テーブルの上には、テレビでは見て知っているけど、初めて食べるコテコテの名古屋名物が並びました。
 群馬も焼きまんじゅうに代表される、甘辛の味噌ダレ文化ですからね。
 口には合います。

 当然、締めは、地酒を冷やでいただき、まだ日の高いうちに新幹線に乗りました。


 今回の出張講演で分かったこと、それは、
 「みーんな、温泉が大好きなんだ!」
 てこと。
 これからも温泉大使として、ジャンジャン温泉の魅力を伝えていくぞ~!!!
   


Posted by 小暮 淳 at 12:23Comments(2)講演・セミナー

2019年01月20日

出張講演 <前編> 夜に翔ぶ


 三重県四日市市へ行って来ました。
 昔、社会科の授業で習ったコンビナートの街。
 そして最近では、ゆるキャラグランプリで話題となった 「こにゅうどうくん」 のいる街です。

 何をしに?
 はい、地元の銀行主催による講演会の講師として招かれました。


 講演会は、昨日の午前中だったため、前泊しました。
 夕方、近鉄四日市駅に降り立つと、すごい人の波!
 ここは東京か? 名古屋? と思ってしまうほど、大きくて、にぎやかな街です。
 前橋や高崎と、人口はさほど変わらないのにね。

 ホテルにチェックインを済ませると、はやる気持ちを抑えきれずに、早々に旅装を解いて、いざ、出陣!
 フロントで地図をもらい、おすすめ店にいくつかマルを付けていただきました。

 どうせなら地場のモノを食したい!
 当然、地酒も飲みたい!
 その勘は、見事に的中しました。


 串焼き店のカウンターで、まずは生ビールで喉をうるおす。
 適当に、串物を3~4品注文して、しばらくは講演の下準備に用意しておいた地元のパンプレットに目を通していました。

 「よろしかったら、こんなのもどうぞ!」
 カウンターの中から焼き物の手を止めた、店長らしき男性が、パンフレットをくれました。

 <四日市 とんてき、たべてき。>

 「とんてき?」
 「ええ、ここの名物なんですよ。うちは串で出しています」

 とんてきとは?
 <「四日市とんてき」 は、単なる豚のステーキではなく、分厚い豚肉をにんにくと一緒に濃い目のたれでソテーし、たっぷりのキャベツの千切りをそえた料理です。> パンフレットより


 にんにくの風味と、甘めのたれが、ビールによく合います。
 「おいしいですね」
 「ありがとうございます」
 そんな会話から始まり、気が付けば1時間以上も、あんな話やそんな話を店長と交わしていました。

 生まれも育ちも四日市市だという店長。
 互いの素性を明かしたところで、翌日の予習を行うことに。
 「ところで三重県の人は、温泉というとどこへ行くの?」
 「やっぱり、岐阜へ行ってしまいますかね。下呂など有名な温泉が多いですから」

 なるほど、確かに、三重県=温泉県のイメージはありませんものね。
 榊原温泉、湯の山温泉、長島温泉くらいは聞いたことがありますが……
 でも温泉地の数では約50ヶ所もあり、全国でも22位なんです。
 ま、温泉に頼らなくても、伊勢や志摩など大観光地があるということなんでしょうか。


 締めは、これまた名物だという油揚げをカリカリに焼いて、塩でいただく 「やみつき揚げ」 を肴に、地酒 「宮の雪」 を、キューっと冷やで二合ほどいただき、店を後にしました。

 これで準備は万端!
 あとは、翌日の講演を迎えるだけであります。
 (つづく) 
  


Posted by 小暮 淳 at 11:37Comments(0)講演・セミナー

2018年09月03日

一番いい温泉は、どこですか?


 加齢のせいだけじゃなく、夏バテの後遺症も多分にあるのだと思いますが、極度の脱力感に見舞われてしまいました。
 なんのことかと言えば、僕が10年前からライフワークとして行っている講演活動のことです。

 今日は高崎市の公民館で、地域の高齢者を対象に生涯教育の一貫として行われたセミナーの講師として、2時間の講話をしてきました。
 猛暑も去り、暑からず涼しからず、絶好のセミナー日和です。

 しかも受講者の集まりも良く、当初、公民館側が予定していた人数以上の来場者があり、急きょ、資料を増刷したというハプニングが起きるほどでした。
 満員の会場で温泉の話ができるということは、“温泉ライター” としては、この上ない至福のひと時であります。


 いつもは永く感じる2時間という講話も、あっという間に終わっていました。
 ところが気が付けば、全身に汗がビッショリ!
 それだけ熱のこもったスピーチだっということだったのかもしれません。

 聴講者たちの反応も良く、誰ひとり居眠りをしている人はなく、熱心にメモを取っている姿も見られました。
 たぶん、あまりの熱心さに、ついつい僕も力が入ってしまったんでしょうね。
 2時間でも、話し足りないぐらいでした。
 「まだ、これを話してない」 「あれも話さなくっちゃ」 と、セミナーが終わるのが惜しいと思えるほどでした。


 その双方の情熱が、伝わり合ったのでしょうね。
 質疑応答の時間でも、次々と手が上りました。
 「ほかに、ありませんか? 無いようでしたら、これで閉講いたします」
 と司会者が終了を告げた後も、退室する僕を何人もの受講者が追いかけてきて、口々にお礼と感想を述べてくださいました。

 そして、必ず最後に、こう言うのです。
 「一番いい温泉は、どこですか?」


 これには毎度、困惑してしまいます。
 マイクを握っている講話中ならば、“いい温泉” の定義についてや見分け方について話すのですが、個別の立ち話であります。
 即答しなくてはなりません。
 「僕の好きな温泉でいいですか?」
 と話のほこ先を少し変え、多少でも期待に応えようと、温泉地名と旅館名を伝えました。

 すると、また違う人が僕を呼び止めます。
 「一番いい温泉を教えてください」
 さっきと同じ温泉を答えたのでは、特定の温泉旅館ばかり “えこひいき” をしてしまうことになりかねません。
 ということで、また別の温泉地と旅館の名を告げました。

 ま、それだけ群馬には “いい温泉” が、たくさんあるということです。


 フーーーーッ!
 と、公民館を出た僕は、駐車場で大きなため息をついていました。

 途端、ドッと疲労が襲ってきました。
 でも、不快な疲れではありません。
 全力疾走した後のような心地良さのある疲れです。

 ええ、決してこれは、加齢から来る脱力感などではありませんぞ!
 でも10年前は、感じなかったな~!


    


Posted by 小暮 淳 at 19:38Comments(0)講演・セミナー

2018年08月24日

公民館めぐり


 現在、僕は年間20~30回、温泉をテーマに講演やセミナーを行っています。
 主催者は企業や団体、自治体とさまざまですが、一番多いのが公民館事業です。
 いわゆる地域住民や高齢者を対象にした生涯教育の一環として行われるセミナーです。

 一昨年までは、圧倒的に前橋市内の公民館からの依頼が多かったのですが、なぜか昨年からは高崎市の公民館から連鎖的に依頼が来るようになりました。

 県内で講演を行う場合、僕は可能な限り、打ち合わせを兼ねて、会場の下見に行きます。
 というのも、“公民館” といっても、その規模はさまざまなんです。
 何百人も収容できるホールを完備している立派な公民館から、僻地の集落にポツンと民家のように建っている集会所のような小さな公民館まであります。
 当日、あわてないためにも、会場の下見は欠かせません。


 今週は、来月開催される高崎市内の2つの公民館を訪ね、担当者と打ち合わせをしてきました。
 どちらも30~40人を対象とした中規模の公民館です。

 さる公民館を訪ねたときのことです。
 通された事務室のテーブルには、僕の本が並べられていました。
 「あれ、これは?」
 僕を喜ばすために、わざわざ用意したのでしょうか?

 「ええ、うちの図書室の蔵書です。先生の本は人気があるんですよ」
 なーんて館長に言われたら、もう、この話は断れません。

 と思えば、同席した事務員の女性が、
 「確か、山歩きの本も書かれていますよね?」
 よく、ご存知で!
 「あの本、大好きなんです。だって、必ず毎回、お酒を飲むんですもの」
 とは、かなり熟読されています。

 “ライター殺すに刃物はいらぬ 著書の話をすればいい”

 完全に 「ヨイショ攻め」 に会い、気分は上々!
 すっかり先方のペースに巻かれて、講師料のことなど完全に忘れてしまいました。


 でも、いいんです! これで。
 こうやって、1つ1つ公民館をめぐり、1人でも多くの人に温泉の話を聴いていただき、より温泉を身近に感じてもらうことが、ひいては温泉文化を守ることにつながるからです。

 コツコツ、コツコツ、これからも公民館めぐりを続けて行きたいと思います。
   


Posted by 小暮 淳 at 18:30Comments(0)講演・セミナー

2018年07月27日

やっぱり温泉といえば群馬なのです


 “群馬といえば温泉、温泉といえば群馬”
 そう、言い続けてきました。

 これって、見栄でも、ハッタリでもありません。
 正真正銘、「日本一の温泉県」 なのであります。
 では、その根拠は?

 はい、それを説明をするために、僕は講演やセミナーの講師をしているのです。
 でも、そのほとんどは群馬県内で、群馬県民に “日本一の温泉県” の自覚を持ってもらうために行っています。

 でもでもでもでも! 久しぶりに昨日は、他県民に向けて、群馬の温泉の魅力を話すことができました。


 主催者は、某法人団体です。
 そして講演の対象者は、関東・甲信越ブロックの方々です。
 会場は、交通の便の良い高崎駅ビルに併設された 「ホテルメトロポリタン高崎」。

 演壇の上に立つと、聴講者の前には、都県名が書かれたプレートが見えます。
 栃木県、新潟県、長野県、山梨県……
 いずれ劣らぬ、関東・甲信越を代表する温泉県ばかりです。

 メラ、メラメラメラ!
 僕の中から一気に闘志が湧き上がります。
 各県の温泉の素晴らしさをたたえつつも、最終的には、いかに群馬の温泉がズバ抜けて素晴らしいかに話を持っていきました。


 今回は、講演終了後に、著書の販売をさせていただきました。
 嬉しいものですね。
 他県の人が、群馬の温泉に興味を持ってくださり、本まで買ってくださるなんて!


 さあ、全国のみなさん!
 “日本一の温泉県”
 群馬に、いらっしゃ~い!!
   


Posted by 小暮 淳 at 14:29Comments(0)講演・セミナー

2018年06月28日

ライターとして大使として


 今日は、中之条町観光協会の 「定時社員総会」 に呼ばれ、講演を行ってきました。
 会場は、中之条ガーデンズ 「桃源郷」(旧花の駅「美野原」)。
 演題は、「中之条町の温泉の魅力と活用方法」。


 僕は10年前から、企業や団体、自治体等から依頼を受け、講演やセミナーを行っています。
 たぶん、何百回と講話をしていると思います。
 でも今日ほど、やりにくい講演はありませんでした。

 だって僕は、中之条町の観光大使であり、同じ中之条町にある四万温泉の温泉大使であります。
 しかも過去には、中之条町にある7つ(10年前は9つあった) の温泉地、すべての宿を取材して本を書いています。
 だもの、温泉および観光関係者は、みんな顔見知りなんです。

 案の定、演台の前に立つと、知っている顔、顔、顔、顔……
 聴講者のほとんどが、温泉旅館のご主人や女将さんたちです。
 さらに温泉協会事務局長や温泉組合長、観光協会長、そして町長までもがいます。

 「こんな、やりづらい講演は初めてです。これは講演という名を借りた “いじめ” ですよ。温泉ハラスメント、“オンハラ” です」
 これが僕の、第一声です。

 考えてみてください。
 聴講者全員が、温泉と観光のプロたちですよ。
 その人たちを相手に、なにを話せばいいのでしょうか。


 でも講演が始まってしまえば、すべてが杞憂でした。
 温泉のことを知っている人たちだからこそ、ウケるネタというのがあるのですね。
 “裏ギャグ” “裏ジョーク” っていうやつです。

 また、一般の人では分からない “身内ネタ” というのもありますから、コツさえつかんでしまえば、逆にいつもの講演より笑いも取れるし、楽しい時間となりました。


 「良かったですよ、今日の話。さっそく、参考にさせてもらいます」
 講演終了後、声をかけてきたのは、なななんと! 群馬県温泉協会長でした。
 「えっ、なんでいるんですか? 中之条町と関係があるんですか?」
 「小暮さんの講演があるって聞いたから、来たんですよ」

 その時は大変驚いたのですが、よくよく考えてみれば不思議なことではないのですね。
 だって群馬県の温泉界のトップなのですから。


 今回の講演も、この言葉で締めさせていただきました。
 「“群馬といえば温泉” ではなく、“温泉といえば群馬” と言われるように、オール群馬でがんばりましょう!」  
  


Posted by 小暮 淳 at 21:21Comments(2)講演・セミナー

2017年08月15日

小さな講演会


 現在、僕は年間約20~30回の講演やセミナー、講座、教室などを開き、群馬の温泉の広報活動を行っています。
 主催者(依頼主) は企業や団体だったり、市町村などの自治体だったりと、さまざまです。

 一番多いのが、公民館で開催される地域の高齢者を対象とした講座や教室です。
 公民館といっても、何百人と収容できる大きなホールから村の集会所まで、その規模はさまざまです。

 また公民館の場合は、受講生の在住地域が限定されていたり、年齢に制限があることが多いので、ブログなどで一般には公開していません。
 が、今回、前橋市粕川町の粕川公民館さんのご厚意により、基本は粕川地区に在住および在勤の方を対象とする講座ですが、地区外の方でも事前申込をすれば受講できることになりましたので、お知らせします。

 ただし、小さな会場なので定員は40名です。
 先着順となります。



      第2回かすかわ元気講座
      『群馬は温泉パラダイス』

 ●日時  2017年8月29日(火) 10:00~12:00
 ●場所  粕川公民館 多目的ホール
        前橋市粕川町西田面194-4
 ●講師  温泉ライター 小暮 淳
 ●費用  無料
 ●定員  40名(先着)
 ●申込  電話またはFAXで、お申し込みください
        TEL.027-285-3311 FAX.027-230-6063 
  


Posted by 小暮 淳 at 21:18Comments(0)講演・セミナー