温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2018年10月12日

コンプリートのチャンス!


 やっと秋めいてまいりました。
 10月ですから、“やっと” であります。
 今年は、夏が長かったですね。
 そのぶん、なんだか秋が短そうですが。

 読者のみなさんは、そんな貴重な秋の夜長をいかがお過ごしですか?


 食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋……
 やっぱり、「読書の秋」 がいいですね。
 それと、「行楽の秋」 も楽しんじゃいましょう!

 ということで書店では、どこも “秋の行楽フェア” を開催中です。


 現在、書店で購入することができる僕の著書は、10冊あります。
 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい四万温泉』 『みなかみ18湯(上)』 『みなかみ18湯(下)』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯』 『西上州の薬湯』 『金銀名湯 伊香保温泉』 の“群馬の温泉シリーズ”(上毛新聞社) が8冊。
 それと、アウトドア本の 『ぐんまの里山てくてく歩き』(上毛新聞社) と、最新刊の謎学本 『民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) であります。

 なかなか一軒の書店に全冊が揃っていることはありませんが、この時期はコンプリート(全部そろえる) のチャンス!です。
 ふだんは、別の棚に陳列されている本も、フェアの間だけは一堂に特設コーナーに並びます。

 たとえば、紀伊国屋書店の前橋店 (けやきウォーク前橋内) では、入口正面にズラ~リと温泉シリーズが全8冊、平積みで陳列されています。
 そして、隣の登山ガイドのコーナーでは 『ぐんまの里山てくてく歩き』 が、さらに、その先のレジ前では話題本として 『民話と伝説の舞台』 が積まれています。

 いかがです?
 僕の本が、すべて揃っているんです。

 このチャンスに、コンプリートしてみませんか!?

 ※今回は、読書の秋にひっかけて、著書の宣伝をさせてもらいました。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:44Comments(0)著書関連

2018年09月27日

三途の川を渡れなかった婦人


 「先生、あの本、面白い! でも表紙の絵が怖くって、カバーしちゃいました」
 先日の野外温泉講座のバスの中で、受講生の女性が声をかけてきました。

 “あの本” とは、先月出版した拙著 『民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) のことであります。
 そーなんです!
 なんだか、ちまたでは、表紙のイラスト画に話題が集まっているようなんです。
 民話や伝説に登場するカッパや天狗、巨人たちが、リアルに描かれていて、かなりおどろおどろしいのです。
 確かに、夜中に一人で読んでいると、怖くなるかもしれませんね。
 でも、それだけ話題になるほどの素晴らしい絵だということです。


 「先生、この間のブログ、面白かったですね」
 「どのブログでしょうか?」
 「三途の川を渡った人の話ですよ」
 今度は男性が話しかけてきました。

 著書に登場する一級河川の 「三途川」 と、本当に三途の川を渡ってしまった人の話を、僕が聞き間違えていたという笑い話のことであります。
 ※(詳しくは、当ブログの2018年9月21日 「三途の川を渡った弟」 参照)

 ひとしきり、その話で盛り上がっていると、話を聞いていた別の女性が、突然、こんなことを言い出しました。
 「私も三途の川を見たことがあるんです」
 「一級河川ではなく、本物の?」
 「ええ、あの世に行くとき渡る川です」

 彼女は、僕と同世代。
 ふだんから低体温のため、平熱は32~3℃なのだといいます。
 そんな彼女が2年前、インフルエンザにかかり、42℃の高熱にうなされ続けたといいます。

 「その時、川を見たんです。大きな川でした。川の向こう岸には人がいて、手を振っているんです。おいで、おいでって。でも川の流れが速くて、とてもじゃないけれど、渡れそうにないんです。しばらく、ためらっていたら、この世にもどっていました」
 そして、熱も下がっていたといいます。


 渡っても、すぐに川をまたいで帰って来た人。
 流れが速くて、渡れなかった人。
 いずれにしても、“三途の川を見た” という人は、引き返しています。

 もし、渡り切ってしまっていたら……


 ぜひ次は、三途の川を渡り切って、あの世まで行って帰って来た人の話をお待ちしています。
     


Posted by 小暮 淳 at 14:35Comments(0)著書関連

2018年09月21日

三途の川を渡った弟


 「弟が行って来たらしいんですよ」
 「さっそく、行かれたんですね」
 「でも、小さい川なんですってね」
 「ええ、あれでも一応、一級河川なんですけどね」
 「簡単に、またぐことができたといいます」
 「そんなに小さい川ではありませんけどね。たぶん、弟さんが行かれたのは、かなり上流の方だったんじゃないですか」

 何の話をしているのかといえば、拙著 『民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の中に出てくる 「三途の川」 についてであります。
 ご存じ、三途の川とは、死者があの世に行く時に渡るといわれている想像上の川の名前です。
 ところが全国には3ヶ所、“三途川” という名の川があり、その1つが群馬県にあります。
 しかも一級河川は、群馬だけ。
 日本を代表する 「三途の川」 だったのであります。
 ※(詳しくは、拙著をお読みください)


 たまたま仕事先で出会った初老の紳士。
 すでに拙著を読んだということで、話は本の中の “謎学” で盛り上がりました。
 そして、「三途の川」 に話題が触れたときのことです。
 冒頭の会話が始まりました。

 当然ですが、僕は、本を読んだその人の弟さんが、興味本位で県内に流れる三途の川を見に行ってきた話だと思って聞いていました。
 でも、だんだん話が、かみ合わなくなってきたのです。
 で、僕が怪訝(けげん) な顔をしていると……

 「ああ、申し訳ありません。弟が行って来たのは、本当の “三途の川” なんです」

 なーんだ、最初に言ってくださいよ!
 てっきり僕は弟さんが川を見に行って、川幅の狭いところを見つけて、またいで渡ったという話だと思ってましたよ。

 て、いうか……、ええええええぇぇぇぇぇーーーー!!!!!
 本当の “三途の川” って、何よ?


 聞けば、いわゆる 「黄泉(よみ) がえり」 というやつでした。
 病気だか事故だかは分かりませんが、その人の弟さんは生死をさまよい、一度、三途の川をまたいで渡り、引き返してきたというのです。
 で、弟さんは、
 「兄ちゃん、三途の川って、小っちゃい川だったよ」
 と言ったそうです。


 あの世にも、この世にも三途の川は存在するのですね。
 まだまだ渡る気には、なれませんが……。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:07Comments(2)著書関連

2018年09月17日

そして今日の毎日新聞


 今日(17日) の毎日新聞、群馬版に拙著 『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の紹介記事が掲載されました。
 しかも、カラー6段という破格の扱いです。


 嬉しさの半面、ちょっぴり怖くなってきました。
 いったい、どうしちゃったんでしょうか?
 だって、かつて僕の著書が、こんなにもマスコミに取り上げられたことなんてありませんよ。
 先々週の日経新聞から始まり、先週のタカタイ(高崎タイムス)、昨日の上毛新聞、そして今日の毎日新聞です。

 しかも本のテーマは、民話と伝説です。
 温泉のほうが、よっぽどポピュラーだと思うんですけどね。
 理由は、分かりません。
 マスコミ的には、取り上げやすいテーマなんでしょうか?

 いずれにせよ、著書が話題になるということは、著者としては大変喜ばしいことであります。

 ライターは、読まれてナンボの商売ですからね。
 ぜひ、書店で手にとって、読んでやってくださいな!


 まだ介護中につき、取り急ぎ報告までとさせていただきます。
 
 
    


Posted by 小暮 淳 at 13:43Comments(0)著書関連

2018年09月16日

今日の上毛新聞 「読書面」


 今日(16日) の上毛新聞読書面に、拙著新刊 『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の書評が掲載されました。

 新聞の書評欄に載るというのは、著者としては目標であり、ステイタスでもあります。
 書店などでは、この書評を参考にして、販売戦略を立てたりしていますから、やっぱり気になる紙面なのであります。


 <実際に現地を訪れて取材した内容を独自の視点で考察し、持論を展開している。>
 <河童や天狗など空想上の動物に関する伝説も多数収録し、読み応え十分だ。>
 <上毛かるたにまつわる謎も丹念に調査している。>
 <県民でも知らない情報の数々に驚き、思わず読み込んでしまう1冊。>
 と、評価していただきました。

 ぜひ、購入の際の参考にしてください。


 週末は、親の介護中につき、取り急ぎ報告まで!

   


Posted by 小暮 淳 at 10:45Comments(0)著書関連

2018年09月14日

表紙のイラスト


 今日は、高崎市内の公民館で講演を行ってきました。

 一般の企業や団体が主催の場合は、講師の著書販売とサイン会を行いますが、公共の施設での開催では、物販が禁止されています。
 ので、当日は著書の宣伝は、口頭やチラシの配布のみとなります。

 でも毎回、サインを求められるのが常です。
 聴講者らは、事前に購入した僕の著書を持って、会場に来られます。
 講演の終了後や休憩時間に、それとなく 「サインをいただけますか?」 と声をかけてくださいます。

 今日もサインを求められました。
 「はい、いいですよ」
 と僕も快諾。
 温泉をテーマにした講演ですから、ほとんどの場合、僕の温泉に関する著書を差し出します。
 ところが!
 その男性から手渡された本は、先月発売されたばかりの 『民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) だったのです。
 「もう、買われたのですか?」
 「はい、先生のファンですから」
 とは、ライター冥利に尽きるご返答であります。

 うれしいですね!
 温泉の講演なのに……
 と、思っていたら別の女性が、
 「私もお願いします」
 と、本を差し出しました。

 なんと!
 7年前に出版した 『ぐんまの里山てくてく歩き』(上毛新聞社) でした。
 「こんな古い本を今でも、お持ちなんですね?」
 「ええ、この本を見て、山歩きを楽しんでいます」
 とは、ライター冥利も尽き過ぎて、言葉を失ってしまいました。

 ありがとうございます。


 そんな折、今日、高崎市内に配布される上毛新聞に折り込まれるフリーペーパー 「タカタイ(高崎タイムス)」 に、『民話と伝説の舞台』 を紹介する記事が大きく掲載されました。
 その写真のサイズのデカイこと!
 通常の書籍紹介記事の4倍はあります。

 「どうして、こんなに写真が大きいんでしょうね?」
 著書の出版元の編集長と話しました。
 「たぶん、表紙のイラストを読者に見せたかったんですよ」
 とのこと。
 納得です!

 すでに本を見られた読者は、そのイラストに魅せられたはずです。
 カッパや天狗、巨人にオオカミ、ムジナ、タヌキ……、そして浦島太郎。
 民話や伝説の世界から飛び出した魑魅魍魎な主人公たちが、おどろおどろしくも生き生きと描かれています。

 作画は、デザイナーの栗原俊文氏であります。
 いつか、温泉以外の本を書いたら、「絶対に彼に装画を描いてもらおう」 と思っていました。
 その願いが叶ったのが、この本です。

 「カッパが怖い!」 「巨人の足と手が不気味!」 「浦島太郎がリアル!」
 などなど、独特な彼の絵への評価が、今、話題となっています。
 まだ、ご覧になっていない方は、ぜひ、書店にて手に取ってみてください。

 その不思議な世界に、引き込まれるはずです。
  


Posted by 小暮 淳 at 18:29Comments(0)著書関連

2018年09月08日

今日の日経新聞②


 <浦島太郎 群馬が舞台?>
 <県内の伝説 集めて書籍に>

 昨年8月に掲載された <群馬の温泉大使 魅力発信> の記事に続いて、2度目の紙面登場です!
 今日の日本経済新聞の北関東面に、大きく掲載されました。
 新刊 『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の記事です。


 「浦島太郎は海のない群馬の出身だった?」
 そんなミステリアスな書き出しで始まっています。

 著者である僕の紹介、出版までの経緯、そして県内に伝わる浦島太郎伝説やカッパ伝説にも触れています。


 記事を読んで、興味を持たれた方は、ぜひ、書店へ!

   


Posted by 小暮 淳 at 11:22Comments(0)著書関連

2018年09月05日

『民話と伝説の舞台』 好評発売中!


 最新刊 『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) が出版されて、そろそろ1ヶ月になります。
 おかげさまで前評判が良く、県内の主要書店の店頭には、ほぼ出揃いました。

 大きな書店では、破格の扱いをしてくださっているところが多く、入口やレジ前の特設ブースに、ドーンと多面平積みされています。
 さらに販売に積極的な店では、ポスターやポップまでディスプレーされ、その光景を見ていると、なんだか鳴り物入りの新人作家になったような気分になります。


 この1ヶ月の間には、いくつかのプレスやメディアから取材を受けました。
 うれしいですね。
 それだけ注目されているということですから。
 著者としても、インタビューのされがいがあります。


 昨日、某新聞社系のフリーペーパーから記事掲載の連絡がありました。
 担当の若い女性編集者は、
 「面白い本ですね。身近なところに知らない民話や伝説があり、ワクワクしながら読みました」
 開口一番そういうと、自分の住んでいる地名を告げました。

 「倉賀野(高崎市) にお住まいですか!? だったら “ムジナ” ですね」
 僕は著書の中に出てくる 『倉賀野のムジナ』 という話に触れました。
 「ええ、昔話に出てくるお寺もお豆腐屋さんも近所なんです。それが、今でもあるんですから驚きました」
 「ホロリとさせらる話ですよね」
 「はい、でも私は、クスッと笑っちゃいましたけど」


 ホロリとくるか、クスッと笑うかは、読み手の感受性によるものですから、人それぞれでしょう。
 でも、何百年の昔に作られた話なのに、ちゃんと、そこには舞台が残されているんです。

 民話や伝説は、9割が作り話です。
 でも残りの1割に、先人たちが後世の人に伝え残したいと思った “真実” が隠されています。
 それを探すのが、“謎学の旅” なのです。


 興味のある人は、ぜひ、書店で手にとってご覧ください。
 また県外にお住まいで、購入を希望される人は、発行元へお問い合わせください。
 ●ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
    


Posted by 小暮 淳 at 12:11Comments(0)著書関連

2018年08月11日

目指せ、重版出来!


 「おめでとうございます」
 「大変、お疲れさまでした」
 「次は、“重版出来” あるのみ」
 「よろしくお願いいたします」

 昨晩、高崎市内のホテルにて、新刊 『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん刊) の完成・出版祝賀会が開かれました。
 出版元の社長や編集長、スタッフ、デザイン会社の社長やデザイナー、プロデューサーらが集まり、完成までの労をねぎらい、出版へ漕ぎつけたことへの喜びを分かち合いました。


 「僕にとっては、14冊目の著書になります。何度本を出版しても、この喜びはひとしおであります」
 著者として、ひと言、あいさつをしました。

 乾杯の音頭は、11年間の連載で苦楽を共にした、編集長が務めました。
 その、彼から発せられた言葉が、“重版出来”であります。

 <じゅうはんしゅったい>

 業界用語で、本が増刷されることをいいます。
 我々、出版に関わる者たちにとっては、あこがれの響きを持つ四字熟語です。
 編集者にとっては、出世よりも昇給よりも価値のある称賛だと思います。

 もちろん、著者にとっても同じです。
 いえいえ、印税のみに生活がかかっている身にとっては、それ以上の魅惑の言葉なのであります。


 「目指せ、重版出来!」
 「必達! 重版出来!」
 「かんぱ~い!」

 またもや、美酒に酔いしれたのでありました。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:12Comments(2)著書関連

2018年08月08日

8月8日は何の日?


 今日、8月8日は、何の日だか知っていますか?

 パチパチという音がするから 「そろばんの日」。
 “八” という字がヒゲに似ているから 「ひげの日」。
 足が8本あるから 「タコの日」。

 いろいろありますが、実は、僕の誕生日です。
 今日で、満60歳になりました。
 いよいよ、夢にまで見た(?) “還暦”であります。
 赤いちゃんちゃんこならぬ、赤いTシャツでも着て、1人で祝いたいと思います。

 でもね、60年なんて、あっと言う間なんですね。

 ギターを片手に、夢を追って、東京へ出た10代が、去年のようです。
 夢やぶれて、都落ちして、腐っていた20代が、半年前のようです。
 無我夢中で、我武者羅に、雑誌記者をしていた30代が、先月のことのようです。
 暗中模索、五里霧中、さまよい続けた40代は、まるで先週の出来事のようです。
 そして、“温泉バカ” と言われながらも東奔西走を続けた50代は、昨日のように過ぎ去って行きました。

 人生、百年時代といいますが、たぶん、残りの人生も、あっという間に過ぎて行くんでしょうね。


 さてさて、僕の誕生日なんて、どうでもいいのです。
 今日、8月8日は何の日か?

 そうです!
 僕の最新刊 『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん刊/定価1,000円税込) の発売日であります!!!

 一部の書店では、すでに先行販売されていますが、現在、お求めになれる書店は、下記の店舗となっています。
 取扱店は、これから続々と増える予定です。
 ぜひ、お近くの書店で、ご確認ください。

 ●戸田書店 (群馬県内)
 ●文真堂店 (群馬県内)
 ●文開堂書店 (高崎市連雀町)
 ●フリッツ・アートセンター (前橋市敷島町)

 ※問合/ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
  


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2018年07月28日

先行販売のお知らせ


 浦島太郎の墓は群馬にあった!
 なぜ分福茶釜にはフタがないのか?
 カタツムリの魂が宿ったダイロ石
 舌切り雀のお宿が群馬にある理由
 運命を分ける二つの森
 なぜ河童は七年に一度現れる?

 などなど、民話と伝説に隠された真実を追った伝奇エッセー 『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) が、いよいよ8月8日に発売されます。
 書店やネットでの販売は、それ以降になりますが、それまで待てない “謎学ファン” のために、イベント会場にて先行販売されることになりました。


 現在、前橋市の 「フリッツ・アートセンター」 にて、絵本作家の野村たかあきさんの原画展 『落語三席』 が開催中(8月26日まで) です。
 会期中、さまざまなイベントが開催されますが、そのうちの1つとして、僕と野村さんのトークショーが行われます。
 ※(当ブログ2018年7月4日「ふたりのトークショー」参照)

 ということで発売にさきがけて、この会場で新刊の先行販売&サイン会を同時開催いたします。
 お時間のある方は、ぜひ、遊びに来てください。
 もちろん、野村さんの絵本も販売されています。


  「落語的対談 野村たかあき対小暮淳 第一回戦」
 ●日時  2018年8月5日(日)  午後3時~
 ●会場  フリッツ・アートセンター 前橋市敷島公園内
 ●観覧  無料 (定員制・要予約)
 ●問合/予約 TEL.027-235-8989

 ※『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』 の問合せは、TEL.027-370-2262 (ちいきしんぶん) まで。
  


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2018年07月13日

無事、下山しました!


 “出版は登山に似ている”

 さしずめ著者にとっての 「登頂」 は、脱稿(原稿を書き終えること) です。
 達成感という絶景を味わいます。

 しかし登山とは、山頂に立つことではなく、無事に帰ること。
 下山して、初めて登山が完結します。
 では、出版において下山とは?

 編集者、カメラマン、デザイナーたちとの制作です。
 完成に向けて、チームワークを駆使して、一歩一歩丁寧に仕上げていきます。


 今日、最後の制作会議を終えました。
 「すり合わせ」 という作業です。
 1校、2校と校正を終えたゲラ刷り(校正用に刷った印刷物) の最終チェックを行いました。

 「お疲れさまでした」
 「それでは、これでお願いします」

 表紙、本文、奥付等のチェックを終え、ここから先は、すべてをデザイナーと編集者に託します。
 後は、野となれ山となれ!
 泣いても笑っても、出版日は来るのです。

 そして僕らは、「下山」 を無事に終えました。


 でも、下山口で振り返っても見えるのは、うっ蒼と生い茂った森だけです。
 そう、たった今、スタッフ全員で抜けて来た深い森が見えるだけ。

 あと、もう少し歩かなくてはなりません。
 山のふもとの町のバス停まで……

 そこから振り返った時、僕らが制覇した山の全容が見えるはずです。
 (その間に、印刷~製本と作業が行われます)

 そしてバスに揺られ、電車を乗り継ぎ、我が家に帰る頃、本が書店に並びます。


 ☆ 小暮淳・著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん/定価 1.000円税込) は、8月8日の発売です。
 ●問合・予約/ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
   


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2018年07月07日

書籍化決定!!


 高崎市民のみなさん、こんにちは!
 他市、県外、全国のみなさん、はじめまして!
 “謎学ライター” の小暮です。


 今週発行された高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」(ライフケア群栄) 7月6日号に、こんな広告が掲載されました。

 <『民話と伝説の舞台』 書籍化決定!! 8月上旬発売予定>

 『民話と伝説の舞台』 とは、僕が2007年11月から不定期連載をしている伝奇エッセイです。
 今月で第25話を迎えました。
 このシリーズに、番外編で掲載された 「謎学の旅」 と題した2話を加えた全27話が、このたび書籍になり出版されることになりました。


 科学や医学が進んだ現代でも、いまだに迷信のようなことを信じ、守り続けられている風習や慣習。
 民話や伝説にも、先人が口承により伝えた作り話なのに、ゆかりのモノまでもが残されています。
 そして、そこには必ず舞台があるのです。

 本書では、荒唐無稽な伝説や摩訶不思議な民話の舞台を訪ねて、その謎を解き明かしていきます。

 たとえば、こんな内容です。
 ・姫よ、なぜにあなたは竜になった!?
 ・浦島太郎の墓があった!
 ・虫歯を治す神さまたち
 ・オオカミの首をねじ切った大男は実在した!
 ・分福茶釜のふたは、どこへ行った?
 ・ウナギを食べない人たち
 ・カッパは七年に一度現れる
 ・夜な夜な現れる妖怪チャンコロリン などなど

 いかがです?
 なんか、ワクワク、ゾクゾクしてきませんか?
 僕と一緒に、謎学の旅に出かけませんか?


 小暮淳 著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) 定価1,000円(税込)

 ●問合・予約/ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
  


Posted by 小暮 淳 at 11:33Comments(0)著書関連

2018年06月30日

はじめての会議


 僕は今までに、9冊の温泉本をはじめ、紀行や登山のエッセイなど計13冊の書籍を出版しています。
 でも今までは、企画や制作の会議には参加しても、販売会議というものに呼ばれることはありませんでした。
 基本、著者とは、そういうものです。

 でも今回、本を作ってくださっているは、小さな地方の編集会社です。
 だから何から何まで手作りなんです。
 もちろん、著者だからといって高みの見物はできません。
 本を売るためには、販売会議にだって参加いたします。


 発売まで、いよいよ1ヶ月。
 制作も大詰めです。
 残るは、販売ルートの開拓であります。
 ということで昨日は、販売会議が開かれました。

 社長、編集長、スタッフ全員で、知恵をしぼり合います。
 書籍コードの取得、書店のリストアップ、マスコミやメディアへの告知、イベントの開催、チラシやポップ、ポスターの準備などなど、議案は尽きないのであります。

 「へー、そうなんだ」 「そんなことも必要なんだ」
 と、著者の僕には、知らないことばかりです。
 こうやって本は作られて、書店に並ぶのですね。
 感心しきりであります。

 著者って、のん気なものですね。
 文章を書くだけなのですから。
 売ってくれる人たちがいるからこそ、本が読者に届くってこと、ちょっぴり忘れていました(反省!)。
 著者や読者の見えないところで、縁の下の力持ちたちが、大勢、額に汗してくださっているのです。

 感謝、感謝、ただただ感謝の二文字であります。


 さて、出版日が決まりました。
 8月8日です。
 書店に並ぶのは、それ以降になります。
 ただし、その前にイベントがあり、先行販売が行われます。

 それらの情報公開は、来週7月6日に解禁となります。
 初の “伝奇エッセイ” です。
 お楽しみに!
  


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2018年06月14日

山頂に立つ


 “出版は登山に似ている”

 たびたび、そうブログに記してきました。

 2009年9月から昨年5月まで毎年、僕は本を出版しています。
 9年間で、10冊の著書を出版しました。
 ※(2011年は2冊の本を書いています)


 そして今年もまた、昨日、最後の原稿を書き上げました。
 登山で例えるならば、山頂に立った気分を味わっています。
 昨晩は1人で祝杯を挙げ、頂上からの景色に酔いしれました。

 でも登山とは、無事に下山してこそ、山を制したことになります。
 いつまでも山頂の絶景を眺めているわけにはいきません。
 早くも下山の準備に、取り掛かっています。


 ここまでは、著者のひとりよがりです。
 ここからは、チームワークの見せ所です。
 カメラマンやデザイナー、編集者らと、一歩ずつ丁寧に足元を固めながら下りて行きます。
 そして下山して、振り返り見たとき、我々が制した山が屹立とそびえているのです。

 出版まで、あと1ヶ月半。
 今日は、これから出版会議です。

 いよいよ、タイトルや装丁を決定しなくてはなりません。
 楽しくも、緊張する時間です。

 でも、この高揚感が、なんとも言えないのです。
 “無” から “有” を生み出す醍醐味とでもいうのでしょうか。
 この充足感を味わいたくて、僕はライターの道を選んだのだと思います。


 では、行ってきます!
  


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2018年06月07日

ディレクター魂


 「小暮さん、たびたびすみません。また会ってください。聞きたいことが、たくさんあり過ぎて」

 またまた、熱い男がやって来ました。
 某テレビ局のディレクターであります。
 ※(当ブログの2018年6月1日「熱き心に湯の花が咲く」参照)

 僕も 「全面協力します」 と言った手前、後に引くわけにはいきません。
 とことん彼に、付き合うことにしました。


 いつもの喫茶店に行くと、彼の足元には大きなキャリーバッグが置かれていました。
 「昨日から前橋のホテルに泊まっています」
 そう言いながら、バッグを開けて、本を取り出しました。
 それも、全部で8冊!

 「も、も、もしかして、それ!」
 「ええ、小暮さんの本を、すべて買いました」

 驚き、桃の木、山椒の木であります。
 絶版になった旧 『ぐんまの源泉一軒宿』 を除く、『群馬の小さな温泉』 から昨年出版した 『金銀名湯 伊香保温泉』 までが、コンプリートされているのです。

 最初に会ったときは1冊、2回目に会ったときは2冊に増えていて、ついに全巻を揃え、持ち歩いています。
 恐るべし、ディレクター魂!


 過去に僕は、さまざまなテレビ番組に出させていただきました。
 たいがい1度は、ディレクターが会いに来ますが、その後は、撮影当日に現地で会い、台本が渡され、撮影となります。
 中には事前打ち合わせもなく、当日、一発撮りの場合も珍しくありません。

 でも彼は、違います。
 なんだか仕事をしているというよりは、完全に温泉の魅力にハマっているのです。

 「あの後、O温泉とK温泉に、行ったんだよね。どうだった?」
 「ぬる湯の世界って、奥が深いですね。小暮さんが言ったとおり、本を読みながら1日に8時間以上温泉に入っている湯治客がいました。僕も真似して、湯の中で小暮さんの本を読んできましたよ」

 そこまで、ハマるか!?
 ロケハンの域を超えているぞ!

 「その後、小暮さんに言われたところは、みんな行ってきました。Y温泉でしょ、S温泉でしょ、H温泉でしょ、それとS温泉。そうそう、K温泉も行ってきました。あそこの湯、本当に全身が泡だらけになりますね。感激しました」


 お見それしました!
 スゴ過ぎます!
 だって、最初に彼に会ってから、まだ10日しか経っていないんですよ。
 なのに、この行動力はなんですか!?
 どう考えたって、全部の温泉を番組で紹介することはできませんって。
 それでも彼は、僕から聞いた話の真偽を、自分の目で見て、確かめないと気が済まないのですね。

 素晴らしき、ディレクター魂です。

 「ところで小暮さん、この際、テレビに出て、解説してもらえませんか?」
 「えっ、出るの!?」

 “全面協力” と言った言葉に、二言はありませんって。
   


Posted by 小暮 淳 at 15:38Comments(0)著書関連

2018年05月29日

どこかで 誰かが⑨ ディレクター


 先週、こんなメールが届きました。

 <私、○○○○(東京のテレビ局名) に所属しております、ディレクターの××××(男性名) と申します。普段、ニュース番組や紀行番組などを制作しております。(中略) 書店で過去の出版物などを調べている中で、小暮様の出されている温泉に関する多くの書籍、とりわけ 「源泉一軒宿」 のシリーズについて非常に興味深く拝見しました。私自身、旅行などで草津温泉や伊香保温泉には訪れたことがあるのですが、一軒宿で温泉を守られている温泉が、こんなに沢山あることや、また湯守の方たちの魅力的なエピソードに大変驚きました。(中略) 現在、企画段階で、まだはっきりとしてことは言えないのですが、メジャーな温泉地以外の一軒宿などに触れることが出来ないかと思っております。一度、小暮様にお話をお伺いすることが出来ないかと、連絡させていただきました。>

 とっても丁寧な文面で、人柄まで察せる真摯な内容だったので、すぐに連絡を取りました。
 すると、なんと、彼は、僕のスケジュールに合わせて、さっそく昨日、わざわざ前橋まで会いに来てくれたのです。


 わずか2時間の面談です。
 それでも彼は、持参した僕の著書を開きながら、一つ一つ、質問をしてきました。

 「“一軒宿” という言葉も、“湯守(ゆもり)” という言葉も、この本で初めて知りました」
 「群馬の人は、こんなにも一軒宿の温泉があることを知っているのですか?」

 次から次へと、彼から質問が飛び出してきます。
 “草津の仕上湯” のいわれや “ぬる湯” の効能、“薬湯”について、温泉の発見伝説にいたるまで、かなりマニアックな内容にまで話はおよびました。
 あっという間の2時間でした。

 「今日だけで、温泉講座の中級くらいまで行きましたよね?」
 「ですね。いい番組を作ってください。取材には全面協力しますから」
 「ありがとうございます。また時間を作ってください。すぐ、会いに来ますから」


 どこで、誰が見ているか、分からないものですね。
 だから人生は、面白いのです。

 さて、どんな番組が放送されるのでしょうか?
 読者のみなさま、楽しみにして待ちましょうね。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:18Comments(0)著書関連

2018年05月21日

不自由なれど


 すでに、ご存知のとおり、僕は週末、認知症のオヤジの介護をしています。
 オヤジが認知症を発症してから、もうかれこれ10年になります。

 年々、記憶は遠ざかり、加齢とともに体力もなくなり、今では自立歩行もままなりません。
 今年94歳になる高齢ですから、仕方がないといわれれば、それまでなのですが、長引く介護に、僕もアニキも少々疲れを感じる今日この頃です。


 平日はデイサービスとショートステイを組み合わして、実家でアニキが面倒を看ています。
 週末になると、僕がオヤジを迎えに行き、我が家で引き取っています。
 その間、アニキは東京の家族の元へ帰ります。

 我が家では、1階の和室に布団を敷いて、オヤジを寝かせています。
 起きているときは座椅子に座らせていますが、ほとんど目をつむっています。

 「トイレも行かせたし、今なら、しばらく大丈夫かな……」
 と寸暇を惜しんで、僕は2階の仕事部屋へ行き、急ぎの仕事を片付けようとするのですが、そうは問屋が卸してはくれません。

 ドタン! バタン!
 「ああああああーーーー!!」

 オヤジが徘徊をして、廊下で転倒したり、玄関から転落して、カメのようにひっくり返って、手足をバタつかせているのです。
 これでは、おちおち仕事なんてしていられません。
 一瞬たりとも、目を離せないのが現状なのです。


 ということで、このところは、オヤジが居る3日間は仕事をするのは、あきらめています。
 その代わり、本を読んでいます。
 でもね、一日中読書を続けるのも、飽きるものですよ。
 しかも、締め切り原稿なんか抱えていると、「ああ、早く仕事をしたい。このオヤジさえ、いなければ……」 なんて恨み言の一つも言いたくなるのです。

 でも、今回は、そんなストレスも吹き飛んでしまいました。
 先週、今夏出版される著書の “ゲラ” が上がってきたのです!
 ゲラとは、「ゲラ刷り」 のことで、印刷前の校正用の刷り物のことです。
 この用紙に、校正をしながら訂正・修正の赤を入れるときが、ライターとしての至福の時なのであります。

 まだ本文だけの初稿ですが、それでも130ページのゲラが、出版元より手渡されました。
 「やった! これならオヤジの介護をしながらでも、仕事ができる!」
 と、この3日間は、オヤジの目の前でゲラを広げて、黙々と赤ペンを走らせていたのであります。

 「ダメだよ、じいさん! これは触っちゃダメなんだよ。仕事だからね」
 時々、目を開けては、ちょっかいを出すオヤジをたしなめながらも、有意義な時間を過ごせたのでした。


 介護は不自由なれど、やりようで、どうにかなるものです。

 出版、間近!
 気合が入ります。
   


Posted by 小暮 淳 at 13:34Comments(0)著書関連

2018年04月27日

読者の目


 「小暮さんの文章を読むと、湯の良い宿と、そうでない宿が一目瞭然、分かりますよ」
 そう読者の方から言われたことがありました。

 「そうですか?」
 「ええ、湯の良い宿は事細かに書かれていますが、そうでない宿は、一切、湯について触れていませんから」

 ドキッ!
 見透かされたか!?
 いえいえ、それが著者の本音、意とするところです。

 読者とは、隅々まで読んでくださっているのですね。
 実に、ありがたいことであります。


 講演会終了後のサイン会でのこと。
 年配の男性が、2冊の著書を持って並んでくださいました。
 順番が来て、手渡された本は、どちらも、かなり使い込まれていました。
 1冊は2009年に出版した 『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社)、もう1冊は2014年に改訂版として出版した 『新ぐんまの源泉一軒宿』(同) です。

 「こんなになるまで読んでくださり、ありがとうございます」
 サインをしながらお礼を言うと、その男性は、こんなことを言いました。
 「この2冊を読み比べるのが好きなんです」

 改訂版といえども出版にあたり、すべての宿を再取材して書き下ろしています。
 ですから、同じ宿でも書かれている視点や切り口は異なっています。
 それに気づいて、読み比べているとは、お見それしました。

 「同じ宿のページを並べて読むんです。すると、時の経過とともに小暮さんの心情の変化までが読み取れて、面白いですよ」
 とは、脱帽であります。
 なんて深いところまで読んでくださっているのでしょうか。

 著者も気づかない、思わぬ “読書考” があるものですね。
 これだもの、こんな楽しい職業は、やめられませんって!
   


Posted by 小暮 淳 at 12:09Comments(2)著書関連

2018年01月31日

どこかで 誰かが⑦ 写真


 「写真を見るたび、ああ、小暮さん、がんばってるな。俺もがんばろう!っていう気になるんですよ」
 と言ってくださったのは、某テレビ局のディレクターさんでした。

 写真とは、上毛新聞に時々掲載される著書の広告のことです。
 「上毛新聞の本」 という全5段の大きな広告です。
 5冊の本と5人の著者が、写真入りで紹介されています。
 僕は、ちょうど真ん中にいます。

 右隣は、建築写真家・吉田敬子さんの 『産業遺産にあっぱれ』。
 左隣は。フリーアナウンサーで野菜ソムリエ上級プロ・竹下裕理さんの 『ぐんまの野菜で美人になれる理由』。
 お二人とも、素敵な笑顔の写真が掲載されています。

 で、僕の写真はというと……


 紹介されている著書は、昨年5月に出版した 『金銀名湯 伊香保温泉』。
 こんなキャッチコピーが付いています。

 <温泉シリーズ第9弾>
 <千余年もの昔から絶えることなく榛名山麓に凛々と湧く黄金、白銀の湯。絶景の天空遊覧を楽しむ贅沢、ますます進化を遂げる伊香保温泉。>

 そして本の表紙と一緒に添えられている著者の写真は、眉間にしわを寄せて、しかつめらしい顔をしながら浴衣姿で湯屋の暖簾(のれん)をくぐっている姿です。
 これが、本人的には、けっこう笑えます。
 なんで、この写真なの?って。

 「なかなかシブイ」 とか 「小暮さんらしい」 と言ってくれる人もいますが、ちょっとカッコつけてる感じのする写真です。
 でもね、ディレクターさんのように、この写真を見て、「がんばろう!」 と思ってくださる人もいるわけですから、ありがたいことです。
 コツコツと生きていると、どこかで誰かが、見ていてくださるのですね。


 ちなみに、この写真は現在、上毛新聞の広告のほか、群馬県西部エリアで配布されているフリーペーパー 『生活info (くらしインフォ)』 で連載中のエッセイ 「西上州の薬湯」 のプロフィール写真にも使用されています。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:21Comments(0)著書関連