温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2017年06月08日

あと3日間、フェア開催中!


 <ジイジだ~!って、かなり喜んでたよ>

 長女からメールが届きました。
 添付された画像には、僕の写真パネルの前でピースマークを見せている小学1年生の孫の姿が……。
 さっそく、娘の家族がフェアへ行ってくれたようです。


 現在、紀伊国屋書店前橋店(けやきウォーク前橋1F) にて、新刊 『金銀名湯 伊香保温泉』(上毛新聞社) の出版を記念した 「群馬の温泉シリーズ フェア」 を開催しています。
 先月末から開催されているフェアですが、いよいよ残り3日間(6月11日まで) となりました。

 これまでに、たくさんの方々に来場していただきました。
 メールをいただいた人もいますが、ブログやツイッターなどSNSでも多くの人たちが配信してくださっています。
 遅ればせながら、お礼を申し上げます。

 また期間中、温泉シリーズ本を購入された方には、10日(土) 午後2時から行われる著者サイン会の整理券をお配りしています。
 ぜひ、この機会に、会いに来てください。
 たくさんの読者にお会いできるのを楽しみにしています。

 では当日、紀伊国屋書店でお会いしましょう!
 ※(フェアの詳細は、当ブログの2017年5月26日「紀伊国屋書店でフェア開催!」、5月30日「整理券をゲットせよ!」を参照)


 かーくん、ジイジ、がんばるからね! 


  


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2017年06月05日

絶景の天空遊覧を楽しむ


 今朝、朝刊を開いて驚いた!

 上毛新聞、18面(最終面)。
 でかでかと、拙著新刊の広告が載っていました。
 もちろん、著者といえども初めて見る広告です。

 “絶景の天空遊覧を楽しむ”

 最初に目に飛び込んで来たのは、このキャッチコピー!
 そして、青い空に浮かぶ温泉街と緑の山稜。


 <言わずと知れた群馬の名湯。春夏秋冬、多くの観光客が訪れる。だが、案外知られていない面もある。「黄金(こがね)の湯」「白銀(しろがね)の湯」と命名された金銀に輝く源泉もその一つ。> 

 リード文の隣には、『金銀名湯 伊香保温泉』 の表紙が、伊香保嶺(榛名山) の山肌に立てかけられています。

 <東京オリンピック・パラリンピックを見据え、伊香保はますます進化する。首都圏からのアクセスも良いメダル色に輝く湯につかって絶景の天空遊覧を楽しむ贅沢。>


 つくづく本というものは、たくさんの人の手により世に送り出されているのだと思いました。
 決して著者一人の力では、成し得られない総合作品なのであります。

 取材と文章までは、僕が担当します。
 でも、そこから先は、それぞれの分野のプロに託すことになります。
 ディレクターがいます。
 カメラマンがいます。
 デザイナーがいます。
 印刷・製本技師がいて、出版・制作・営業担当者がいて、直接読者に本を売ってくださる書店員さんがいます。

 新聞広告を見ていたら、たくさんの人の顔が次から次へと浮かんできました。


 広告には、僕が今回取材した44軒すべての旅館・ホテル名が掲載されています。
 その一つ一つの名前を読み上げるたびに、お世話になったご主人や女将さん、支配人たちのことを思い出します。

 たかが1冊の本ですが、たくさんの人の思いが込められているのです。

 ぜひ一度、手に取ってご覧ください。
 そして湯の舟に乗って、絶景の天空を舞う遊覧をお楽しみください。
 




 
   


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2017年05月30日

整理券をゲットせよ!


 「サイン会がありますので、整理券をお配りしておりますが、お入れしておきましょうか?」
 「えっ、あ、……はい」

 まさか、「私がその著者で、本人だからいりません」 とは言えませんものね。
 レジのお姉さんから、しっかりと自分のサイン会の整理券を受け取ってきました。


 現在、紀伊国屋書店前橋店(けやきウォーク1F) にて、新刊 『金銀名湯 伊香保温泉』 の出版を記念した 「群馬の温泉シリーズ フェア」 が開催されています(6月11日まで)。
 期間中に、シリーズ本をご購入いただいた方には、サイン会の整理券を配付しています。

 で、僕もいただいてしまったというわけです。


 えっ、なんで自分で自分の本を買ったのかって?
 実は、自宅の書棚の在庫を調べていたら、自分の本が3冊見当らないかったのであります。
 ちょうど全シリーズが揃うフェアをやっているのですから、この機会に欠本を購入することにしたのです。

 さて、この整理券は、どうしましょうか?
 当日、自分で出して、自分で本にサインをする……というのもマヌケであります。
 ま、記念にとっておくことにしましょう。

 当日は、たくさんの読者とお会いできることを楽しみにしています。



   『金銀名湯 伊香保温泉』 出版記念
       小暮 淳サイン会

 ●日時  2017年6月10日(土) 14:00~15:30
 ●会場  紀伊国屋書店前橋店 特設会場
 ※当日は、整理券と購入した本をご持参ください。




   

 
   


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2017年05月26日

紀伊國屋書店でフェア開催!


 明日から16日間、紀伊國屋書店前橋店にて、最新刊『金銀名湯 伊香保温泉』(上毛新聞社) の出版を記念した “群馬の温泉シリーズ フェア” が開催されます。

 シリーズフェアというタイトルが付いているだけあり、一堂に既刊本が勢揃いします。
 温泉ファンや読者のみなさん、全シリーズをコンプリートするチャンスですぞ!
 群馬の温泉シリーズの 「グラビア写真展」 も同時開催されます。

 また著者来店日には、サイン会も行いますので、会いに来て下さい。
 会場で、お待ちしています!



       『金銀名湯 伊香保温泉』 出版記念
         群馬の温泉シリーズ フェア

 ●期間  2017年5月27日(土)~6月11日(日) 10:00~22:00
 ●会場  紀伊國屋書店前橋店 (けやきウォーク前橋1F) 特設コーナー
        前橋市文京町2-1-1 TEL.027-220-1830
        ※サイン会 6月10日(土) 14:00~15:30
   


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2017年05月11日

最新刊 『金銀名湯 伊香保温泉』 いよいよ発売!


 「おめでとうございます!」
 「カンパ~イ!」

 昨晩、といっても、まだ陽の高い午後5時。
 前橋市内の居酒屋に、この日を待ちわびた4人の男たちが集まりました。
 ディレクター、デザイナー、カメラマン、そして著者の僕。

 「群馬の温泉シリーズ」 第9弾となる最新刊 『金銀名湯 伊香保温泉』(上毛新聞社) が、昨日、納品となりました。
 発行日は5月15日です。
 読者の皆々様方のもとへ届くのは、もう少し先になりますが、そこは制作者の特権ということで、ひと足先に “祝勝会” を開くことになりました。

 「ついに、伊香保温泉まで来ましたね」
 「ですね。群馬を代表する日本の名湯ですからね」
 「売れるといいですね」
 「絶対、売れますとも」
 「目指せ、重版出来!」

 もう、夢が止まりません。


 過ぎてしまえば、あっという間の1年間ですが、この4人にしてみれば長い長い1年間だったのです。
 「でも、最高に楽しかったね」
 とカメラマンのS氏。

 彼と僕は、小学校1年生からの同級生であります。
 子どもの頃は、メンコやビー玉で遊んだ悪ガキ仲間。
 青年期は、一緒にレコーディングをした音楽仲間。
 そして今はカメラマンとして、僕の著書の表紙やグラビアの写真を撮ってくれています。

 そんな僕たちも来年は、還暦です。
 「これが50歳代最後の作品になったね」
 「記念すべき作品だよ」
 「我が人生に悔いはなし!」
 「おいおい、人生はまだ終わらないぞ」
 「ま、とりあえず “今日現在” ということで」

 「ということで、もう一度、乾杯!」


 書店に本が並ぶのは、10日~2週間後になると思います。
 せっかちな読者様は、ぜひ最寄りの書店に予約を入れてくださいな。

 『金銀名湯 伊香保温泉』(定価:1,200円+税)
 満を持して、いよいよ 発売です!
  


Posted by 小暮 淳 at 11:27Comments(2)著書関連

2017年04月23日

松本は今日も晴れだった


 抜けるように高く、どこまでも広がる青い空。
 遠くに見える雪を頂いたアルプスの峰々。

 おお~、愛しき街、松本よぉぉぉ~!


 ということで、今年も年に一度の “松本詣で” に行ってきました。
 長年の読者様ならば、ご存知だと思いますが、僕が毎年出版している温泉シリーズ本は、長野県松本市の印刷工場で刷られています。
 印刷データは、すでに入稿されています。
 あとは刷るだけ!というところまできました。

 そこで、印刷にかかる前に僕らは、最終チェック(色校正) をしに松本へ行くのです。
 僕らとは、ディレクターとデザイナーと出版担当者と僕です。


 工場の会議室から見える景色は、ちょうど1年前と同じ季節。
 目の前を流れる清流・奈良井川の土手のソメイヨシノは散り始めていますが、近くの山肌には淡いピンク色した山桜が見えます。
 今年も僕らを出迎えるようにウグイスが、美しい声で鳴いています。

 一枚一枚、ていねいに色校正紙をチェックすること1時間半。
 「これで、よろしいでしょうか? では、来週から印刷にかかります」
 印刷担当者の声を合図に、1年間かけてきた大仕事の全行程が終了しました。
 「お疲れさまでした」 「ご苦労さまでした」 「お世話様でした」 「よろしくお願いします」
 口々に礼を述べ、片付けと身支度にかかります。


 いざ、松本へ!
 ここも松本だけど、さらに中心市街地へ!
 それも駅前のビジネスホテルへ!

 でも時間は、午後の3時半です。
 繁華街へ繰り出すには、まだ陽が高過ぎます。
 でも、僕らは待てません!
 一刻も早く、祝杯を挙げたいのです。

 「カンパ~イ!」
 ホテルの隣のコンビニで買い込んだ缶ビールで、とりあえず仮の打ち上げとなりました。
 「小暮さん、いよいよ来年は記念すべきシリーズ10冊めですね」
 印刷担当者の言葉が、重く両肩にのしかかります。
 「ですね。こうなったら体力と気力が続く限り、書き続けますよ」
 「ぜひ、次回も印刷は、うちでお願いします」
 一同爆笑。

 その後、僕らは街へ繰り出し、名物の 「馬刺し」 や 「山賊焼き(鶏肉料理)」 に舌鼓を打ちながら地酒を思う存分浴びたのであります。


 終わらない旅はありません。
 いつかは終わりを迎えます。
 でも旅の終わりは、また新しい旅の始まりでもあるのです。

 ※温泉シリーズ第9弾の新刊本は、5月15日の発売予定です。
    


Posted by 小暮 淳 at 21:28Comments(0)著書関連

2017年01月20日

いよいよシリーズ第9弾!


 今日は、久しぶりのオフ日です。
 ゆっくりと目覚め、誰もいないリビングで、のんびりと朝食を摂り、コーヒーを飲みながら新聞に目を通していました。

 おっ、おおおーーーっ!

 突然、視界に飛び込んできた見覚えある表紙の数々!
 そうです。僕の著書であります。
 今日の上毛新聞8面に、全5段のカラー広告が載っています。

 <あなただけの温泉が見つかる。>
 と題した大きな見出しとともに、上毛新聞社から出版した「群馬の温泉シリーズ」 がすべて紹介されています。

 昨年出版した最新刊の 『西上州の薬湯』 をメインに、『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯』 まで計7冊が、ずらりとラインナップ。

 「あれ? シリーズは計8冊じゃないの?」
 って気づかれた方は、かなりコアな読者ですね。
 そーなんです。僕の温泉シリーズは現在8冊あります。

 では、なぜ?
 何が紹介されていないの?

 はい、お答えします。
 2009年に出版されたシリーズ第1弾の 『ぐんまの源泉一軒宿』 です。
 こちらは絶版となりました。

 おかげさまで初版は、発売1ヶ月で売り切れ、すぐに増刷となりました。
 その後、4刷の重版を繰り返しましたが、事情により2014年に絶版となりました。
 理由は、2つ。
 出版以降に市町村の合併があり、温泉宿の住所表記が変わってしまったため。
 そして、廃業・休業に追い込まれた宿が、5軒も確認されたためです。

 それらの理由を考慮して、すべての宿を再取材し、ふたたび世に送り出したのが2014年に出版した 『新ぐんまの源泉一軒宿』 なのであります。

 ところが!
 再取材から3年経った現在、新たに4軒の温泉旅館が廃業もしくは休業してしまっています。
 このままでは、僕はまた 『新・新ぐんまの源泉一軒宿』 を書くことになりかねません。

 ストップ! 消えゆく温泉!!


 ということで、自分の著書を紹介する広告を眺めながら、あれやこれやと感慨を深めていたのであります。
 そして現在、執筆中であるシリーズ第9弾のことも、あれこれと……

 取材件数も、残り10軒を切りました。
 登山でいえば、なんとか8合目あたりまで登ってきました。
 もう少しの辛抱です。

 桜が散って、新緑が芽吹く頃には、書店に並べられるようにと、今、必死になって書いております。
 読者のみなさま、どうか首を長~くして、お待ちくださいませ。
   


Posted by 小暮 淳 at 14:56Comments(2)著書関連

2016年06月09日

“淳” レギュラーのジュンジュンで~す!


 「小暮さーん! 今日はよろしくお願いしまーす!!」
 ラジオ局のロビーで、出番を待っている時でした。
 浅黒い男が脱兎のごとく駆け寄ってきて、いきなりムギュっと握手をして去って行きました。
 お笑いタレントでパーソナリティーの竹村淳矢さんであります。

 そうなんです。
 昨日は1年ぶりにエフエム群馬の 『G☆FORCE』 に出演してきました。


 「今日はスタジオに、“淳” レギュラーの小暮淳さんをお迎えしました。ジュンジュン、お久しぶりです」
 と、いつも元気な年齢不詳の美人パーソナリティー、櫻井三千代さんの紹介で番組はスタート。

 「今日は、おめでたい話が2つもあるんですよね」
 ハテナ、2つ?
 1つは、なんとなく察しがつきますが、もう1つはなんだろう……。

 「まずは、みなかみ温泉大使へのご就任、おめでとうございます」
 だと思いました。
 そう来ると思って、事前にコメントも用意しておきましたよ。

 「そして、もう1つ、息子さんのご結婚、おめでとうございます!」
 ギェッ! ギェギェギェーーー!!!
 なんで知ってるの?
 あっ、そーか! うかつだった。

 そーなんです。三千代さんは、いつも僕のブログをチェックしているのでした。
 とっさのフリに、ドギマギする僕。
 やっぱり、身内ネタは照れるものですね。


 でも、ここまでは前説、導入、枕であります。
 僕がスタジオに呼ばれた本題は、もちろん先月出版した新刊 『西上州の薬湯』(上毛新聞社) の本宣(本の宣伝) であります。
 たっぷり1時間にわたり、ときどき話が脱線しながらも、3人で楽しいトークショーを行ってきました。

 番組の聞き所は、ウォーリーならぬ 「竹村を探せ!」 かな!
 にごり湯の中で、浅黒い顔を探すのは難しいというアドリブネタであります。
 さすがは、お笑い芸人さん。
 笑いのツボを押さえていらっしゃいます。

 ぜひ、オンエアをお楽しみに!



 ●放送局  FMぐんま (86.3MHz)
 ●番組名  「G☆FORCE」
        月~水 12:00~14:55
 ●出演日  2016年6月27日(月) 13:00~
        「人間力向上委員会」
  


Posted by 小暮 淳 at 12:37Comments(2)著書関連

2016年05月16日

アンチ上毛かるた


 カルタといえば?
 群馬県民ならば、迷わず 「上毛かるた」 と答えるでしょうね。
 僕も10年前までは、そう答えていました。

 でもね、野球ファンに “アンチ巨人” が存在するように、どんなジャンルにも “アンチな人たち” は、いるのです。
 ある日ある時、積年の思いをつのらせたアンチな男たちが顔を会わせたとき、新たな歴史が生まれたのであります。
 出会ってから2年後の2008年、僕らは 『新・ぐんまカルタ』(ぐんまカルタ制作実行委員会) を世に送り出しました。
 ※(制作の経緯は、当ブログの2010年12月18日 「3分の1は敵」 を参照)


 あれから8年。
 一昨晩、ぐんまカルタ制作実行委員会の年に一度の定期総会が開かれ、久々に戦友たちが顔を合わせました。
 といっても、僕が最年少なんです。
 他のメンバーは、ひと回り以上、ふた回り近く年上の方たちです。

 「8人が5人になってしまいましたが、これからも生きている限り、総会を続けましょう。では、乾杯!」
 平成27年度の収支決算報告の後、親睦会の開宴となりました。

 8人が5人……。
 はい、この8年の間に、3人の同志が旅立ってしまったのであります。

 「このところ総会のたびに、人数が減ってしまうね。小暮君が一番若いんだから、後を頼んだよ」
 と発起人で代表のI氏。
 この日、I氏は術後ということで、ノンアルコールでの乾杯でした。

 10年経ったということは、40代だった僕は50代になり、60代だった人は70代になっているということです。
 月日とは残酷なようですが、万人に平等に訪れるものなのであります。

 「80歳になったら、車の運転はやめようと思うんだ」
 「もう、すぐじゃないの?」
 「ああ、次の免許の書き換えはないよ」
 先輩たちの会話を聞きながら、なにげに僕は20年後の自分を想像していたのです。

 残った4人の先輩たち。
 大丈夫ですよ!
 10年後だって、20年後だって、こうやって集まって、カルタ制作の苦労話を何回でもしましょうよ!


 ※『新・ぐんまカルタ』 は、県内主要書店にて販売中です。問い合せは、ぐんまカルタ制作実行委員会 TEL.090-9387-5484 (池田) まで。
   


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2016年05月13日

出版記念祝賀会 in 安中


 今日の上毛新聞に大きく記事が掲載されたので、すでにご存知の人もいるかもしれませんが、昨日、最新刊 『西上州の薬湯』(上毛新聞社) の出版を記念した祝賀会が、安中市観光協会主催により安中市の東軽井沢温泉 「峠の湯」 にて開催されました。

 もちろん、僕も著者として出席してきました。
 ていうか、祝賀会は2部構成でして、2部は通常の立食形式のパーティーなのですが、今回、1部では会場を替えて、著者による基調講演が行われたのです。
 (新聞記事では、この時の様子が紹介されました)


 群馬の温泉シリーズ第8弾!
 ということもあり、会場には地元、安中市や富岡市の商工および観光関係者らのほか、取材した旅館関係者など約50人が集まってくださいました。
 なかには、県のお偉い方々もいたりして、ちょっぴり緊張もしつつ、無事に1部の講演を終了しました。

 たっぷり話して、ノドもカラカラです。
 とにかく、飲みた~い!
 そんな僕の切なる願いが司会者には届いたようで、パーティーでは来賓の安中市長のあいさつの後、早々に乾杯が行われました。

 1杯、2杯、3杯……、まるで砂に染み入るように、何杯でもビールがノドの奥へ消えていきます。
 「おめでとうございます。さあ、どうぞ」 と注がれては1杯、「わたくしは、こういう者でして」 と名刺を出されては1杯、「お話を聞いて、温泉の奥深さを知りました」 と注がれて1杯、2杯、3杯……。
 あっという間にお開きの時間となりました。

 気が付いたら、ビールでいっぱいのはずなのに、お腹がペコペコであります。
 ごあいさつばかりで、全然、食事に手を出せていなかったのです。
 来場者が帰られたあと、バンドスタッフの片付けを手伝いながら、改めてゆっくりと食事をいただきました。

 そうなんです。
 ちゃっかり著者自らマイクを握って、歌まで披露してしまったのであります。
 やっぱり、このキャラでは、文豪にはなれませんなぁ~。


 安中市観光協会のみなさん、大変お世話になりました。
 そして取材でお世話になった温泉旅館の皆さん、ありがとうございました。

 群馬の魅力は温泉です!

 これからも一緒にPR活動を続けていきましょうね。
   


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2016年05月09日

最新刊 『西上州の薬湯』 明日発行!


 読者のみなさま、大変お待ちどうさまでした。
 いよいよ、シリーズ第8弾目となる最新刊が、発売されます!

 昨年5月に出版した 『尾瀬の里湯』(上毛新聞社) から、ちょうど1年。
 満を持して、温泉ファン待望のコアなローカル温泉本が今年も世に出ることになりました。
 タイトルは 『西上州の薬湯』。

 ちょっとマニアック過ぎて、県外の人には意味が分かりづらいですかね?
 えっ、群馬県民でも、よく分からないって?
 では、説明しましょう。

 たびたび講演などでは話しているテーマなのですが、群馬県は全国でも稀な山岳部と平野部がハッキリと分かれている地形をしています。
 そう、関東平野は群馬県から始まるのです。

 浅間山~榛名山~赤城山、これを群馬の “火山ライン” といいます。
 このラインを境に、北側と南側では温泉の温度と泉質が極端に異なります。

 北は温度の高い 「温泉」 や 「高温泉」、南は温度の低い 「低温泉」 や 「冷鉱泉」 が主流となります。
 そして泉質は、北はサラリとした単純温泉や硫酸塩泉が多いのに対して、南はトロンとした塩化物泉(食塩泉) が目立ちます。
 ということは、漁場で例えるならば、群馬県は暖流と寒流が出合う場所。
 多種多様な温泉が湧く、まさに、“温泉の宝箱” なんであります。

 なによりも、何百年という長い間、冷たい泉を温めて入っているって凄い事だと思いませんか!?
 そして、日本全国どこでもボーリングにより温泉が湧き出る現代でも、昔ながらの自然湧出する “霊泉” や “神泉” をわざわざ温めてまで、我々に提供してくださっているのです。

 古湯を守り続ける 「湯守(ゆもり)」 に、感謝!


 ということで、長年のテーマであった西上州の薬湯と呼ばれる霊験あらたかな湯を求めて、また1年間、旅をしてまいりました。
 16温泉地の25軒の宿と10ヶ所の入浴施設、すべての湯に入り、その歴史や効能、湯守人たちを取材しました。

 書店に並ぶのは、1週間~10日後になると思いますが、興味のある方は、ぜひ手にとってご覧ください。
 定価1,000円+税と、大変お買い求めやすいお値段になっています。
 懐具合とご相談の上、もし余裕が多少おありでしたら、お買い上げくださいますようお願い申し上げます。
  


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2016年04月23日

美酒爛漫 in 松本


 ついに、来たーーーーーッ!!!!!
 年に一度の “松本詣で”。

 この日のために1年間、頑張っているのです。


 僕のライフワークとなっている温泉シリーズ本。
 これらの本は、長野県松本市の印刷会社で刷られています。
 なので印刷前の最終チェック(色校正) をするために、毎回、松本へ詣でるわけです。

 ということで今年も昨日、担当編集者とディレクターとデザイナーと共に、松本市へ行ってきました。
 ま、実のところ著者は、行かなくっても事は済むんですけどね。
 でも、年に一度の恒例イベントですから。
 やっぱり、制作完了の感動を共有するためには、著者も立ち会ったほうがよろしいわけであります。


 会議室のテーブルに広げられた大きな色校正紙。 
 すでに印刷にかけられる状態で、ページが面付けされています。

 ディレクターが、1ページ1ページ写真の色具合を見ていきます。
 デザイナーが、修正箇所が正しく直されているかチェックします。
 そして最後に担当編集者が確認をして、印刷担当者に指示をします。

 えっ、僕ですか?
 僕は、そんな皆さんの熱心な仕事ぶりを眺めながら、コーヒーを飲んでいます。
 いえいえ、時々、覗き込んだり、著者確認を求められる箇所があれば僕だって、ちゃんとチェックをしますよ。

 たっぷり2時間をかけて、最終チェック完了!
 ここから先は、印刷会社の仕事です。
 すべてを担当者に託して、僕らは会社を出ました。


 まずは予約しておいた、駅前のホテルへ直行!
 チェックインを済ませると、もう我慢ができません。
 街へ繰り出す前に、とりあえずホテルの一室に集まり、仮祝いを済ませることに。

 「1年間お疲れさまでした。では、カンパーイ!」
  編集担当者の発声で、全員が缶ビールのタブを引き、一気に飲み干します。
 「きーーーい、うまい! この1杯のために1年間生きてきました」
 と言えば、
 「1杯じゃ、済まないでしょう。さあ、出かけますか!」
 印刷担当者の案内で、暮れなずむ松本の繁華街へ。


 「ご苦労さまでした。また1年間、頑張りましょう! カンパイ!」
 本祝いは、ディレクターの音頭で始まりました。

 「8冊目ですものね。スゴイことです。来年も出されるんでしょ?」
 印刷担当者の問いに、
 「もちろんですよ!」
 と、ごきげんの僕。

 ディレクターもデザイナーも編集担当者も、みんな大きな仕事をやりとげた満足感にあふれた、いい顔をしています。

 生ビールは1杯で切り上げ、早々に地酒を注文。
 名物の馬刺しや山賊焼き(鶏肉料理) を肴に、夜が更けるまで美酒に酔いしれたのであります。

 来年も絶対に、松本に来るぞーーーっ!


 ※温泉シリーズ第8弾の新刊は5月10日発売予定です。
  


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2016年04月13日

重版祈願


 好きな女優の一人に、黒木華(はる) さんがいます。
 デビューしたての頃は、とっても地味な存在でしたが、その演技力の高さからメキメキと実力を上げて、今では主要な映画やドラマに欠かせない若手女優であります。

 映画 『舟を編む』 や 『小さいおうち』 などの出演で知られるようになりましたが、僕が “黒木華” という名前を覚えたのは、『天皇の料理番』 というテレビドラマでした。
 主人公を陰で支える妻の役でしたが、そのなんとも言えない柔らかさ! 清楚で可憐な雰囲気に魅了され、一気にファンになりました。
 今どきの若い女優にはない、独得の落ち着いた存在感があります。
 「なんて昭和っぽい娘なんだろう」
 それが、僕の第一印象でした。

 きっと、僕世代から上の男性には、絶大な人気があると思います。
 「息子の嫁にしたい」 そんな感覚なんでしょうね。


 今週から彼女の初主演ドラマが始まりました。
 『重版出来!(じゅうはんしゅったい)』 TBS系
 出版社で働く体育会系の新人編集者役です。
 今までにない、コミカルでパワフルな天真爛漫な役所は、彼女の演技の幅を広げ、新たなファンをつかんだと思います。
 もちろん、僕もますます好きになり、毎週火曜日の夜10時が楽しみになりました。


 さてさて、タイトルの 『重版出来!』 ですが、完全なる業界用語であります。
 「重版」 とは書籍など出版物の刷り版を重ねることで、増刷のこと。
 「出来」 とは、その製品ができあがることです。
 まあ、編集や出版に関わっている人間にとっては、出世よりも昇給よりも、魂を揺さぶられる特別な “祝い事” なのであります。

 そりゃ、そうですよね。
 汗水たらして、産む苦しみの後に世に出した作品が、一過性のもとして消えることなく、継続して世に残り続けるのですから、これ以上の喜びはありません。
 本音を言えば、初版よりも “重版出来” のほうが喜びは大きいのであります。

 かく言う僕も、業界のはしくれにいます。
 文筆業を生業にしている者として、重版はこの上ない喜びであり、勲章のようなもの。
 もしくは、一度その感動を味わったら中毒から抜け出せない禁断の蜜の味なのであります。

 そんな禁断の蜜の味を、おかげさまで僕も何度か体験しています。
 拙著の 『ぐんまの源泉一軒宿』 で3回(4刷)、『ぐんまの里山てくてく歩き』 で1回(2刷) の増刷がありました。
 やはり出版社から、その知らせを受けた時は、飛び上がるほど嬉しいものです。

 ここ数年、増刷の話はありませんが、そろそろあの蜜の味が恋しくなっています。
 来月には、新刊が出版されます。
 久しぶりに感動を味わいたいものです。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:53Comments(0)著書関連

2016年04月06日

表紙会議


 前回、本の出版は 「登山」 に似ていると書きました。
 そして、最後の原稿 「あとがき」 を残すだけとなり、現在、八合目まで登ったところだと。

 おかげさまで、ついに昨晩、その最後の原稿を書き上げ、ようやく山頂に立つことができました。
 ところが山頂の絶景を楽しむのも束の間、早くも下山のしたくにかかることになりました。


 登山とは、ピークを制覇することではありません。
 無事に下山をして、家までたどり着いてこそ、その登山は成功したと言えるのです。
 本の出版も同じこと。
 原稿を書き上げただけでは、いつまで経っても本は出版されません。

 デザインされ、校正され、印刷され、製本されて、初めて販売されるわけです。
 この工程を僕は、「登山」 に対して 「下山」 に例えています。


 で早くも、表紙会議が開かれました。
 表紙会議とは、デザイナー、ディレクター、編集者、そして著者が一堂に会して、本のタイトルおよび装丁を決定する会議です。

 すでにタイトルは決まっていますから、その字体をどうするか? 文字の大きさや色、位置などを徹底的に話し合います。
 そして、何よりも肝心要なのが、表紙の写真とデザインです。

 すでにデザイナーより持ち込まれた表紙のサンプルが数点、会議室のテーブルに並べられています。
 実は僕も、この時初めて、写真を見ました。
 もちろん、どこの温泉で撮影されたかは事前に知らされていましたが、その出来栄えは、想像以上の迫力で感動しました。

 「おおおー、いいですね! ヤツもやるなぁ~」
 と僕が感嘆の声を上げれば、
 「ええ、今回は彼も粘りに粘ってくれましたからね」
 とディレクターも満足そうであります。


 今回、表紙写真を撮ってくれたのは、カメラマンの酒井寛氏です。
 最後に彼と組んだのは2013年に出版した 『みなかみ18湯〔下〕』(上毛新聞社) ですから、3年ぶりの同級生コンビとなります。
 そうなんです!
 僕と彼は、小学校~中学校の同級生であり、現在は同じバンドのメンバーでもあります。

 ま、そんなツーカーの仲ではありますが、それでも期待以上の出来栄えに、僕も大満足であります。


 さてさて、登山は上りよりも下りのほうが危険が伴います。
 上りは勢いで駆け上がってしまいましたが、下りは慎重に、かつ丁寧に下りなくてはなりません。

 そして下山口までたどり着き、振り返ったときに見上げる山の大きさに、そこはかとなく達成感と充足感を感じるものなのです。

 残り1ヶ月半……。
 ゆっくりと下り始めます。
   


Posted by 小暮 淳 at 13:24Comments(0)著書関連

2016年04月04日

八合目の風景


 僕は2009年9月に 『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社) を出版してから、毎年1冊のペースで温泉本を上梓しています。
 おかげさまで、今年も5月に出版することになりました。
 シリーズ8冊目となります。

 以前にも書いたと思いますが、僕はよく本の制作を “登山” に例えます。
 家を出てから登山口にたどり着くまでが、企画段階。
 取材の開始が、いよいよ山登りのはじまりです。

 文字通り、山あり谷ありで、息を切らして立ち止まったり、道に迷って引き返したり、1年間という長い制作期間には自分の思い通りにならないことも多々あります。
 しかもライターの悲しい性で、取材をしたら必ず、その後に “原稿書き” という地味な作業が待っているのです。

 「いいなぁ~、仕事で温泉に入れて、おいしい料理まで食べられて。おまけに酒も飲むんでしょう」
 なーんて、よく言われますが、確かにその時だけは、ライターという特権をフル活用させていただいていますけどね。
 でも、それだけで終えてしまったら、ただの無銭飲食ですからね。
 きっちり、原稿も書くわけであります。

 その作業は、取材という華やかな “動” の作業とは対照的で、実に忍耐を要する “静” なる作業なのであります。


 昨年の5月から制作にかかり、11ヶ月が経ちました。
 先月、すべての取材を終え、昨日までにすべての原稿を書き上げました。
 たった1本の原稿を残して・・・

 残りの1本とは、「あとがき」 です。


 山頂へは、もうひと頑張り!
 ちょうど八合目あたりに居ます。

 山頂からの景色は、それは格別ですが、八合目からの眺めもなかなかなものであります。
 「よく、ここまで登ってきたな」 と1年間を振り返りつつ、「あと一歩だぞ!」 と気合を入れ直しているところです。

 5月の中旬、ゴールデンウィーク過ぎには書店に新刊が並ぶ予定です。
 読者のみなさま、もうしばらくお待ちください。
   


Posted by 小暮 淳 at 18:41Comments(2)著書関連

2016年02月21日

脳内新陳代謝


 「最近、温泉ネタが少ないですね」
 ブログを読んでいる温泉好きの知人から言われました。

 よく気づかれましたね。
 実は毎年、この時期(年明けから春先まで) は、執筆期間に入っているのであります。

 僕は2009年から毎年1冊の割合で、温泉本を出版しています。
 その発売日が、ここ数年はゴールデンウィーク前の4月下旬か5月上旬と決まっています。
 ということは、逆算すると年内にほぼ取材を終えてなくてはなりません。
 よって、この時期は制作期間ということになります。


 でもね、このスケジュールパターンって、嫌いじゃないんですよね。
 緊張と弛緩、多忙と閑散・・・
 メリとハリのある暮らしこそが、僕がライターという職業を選んだ一番の要因であります。

 自分でいうのもヘンですが、僕はかなりワガママな性格でして、にぎやかな場所も好きだけど、静かな場所も好きだったり、アウトドアも好きだけどもインドアも好きで、みんなとワイワイ騒ぐことも好きで、部屋にこもってジーッと過ごすことも好きなのです。
 で、そのどちらか一方の環境が長く続くと、オーバーヒートしてしまいます。

 忙しいときは忙しいけど、ヒマなときヒマ!
 この極端なライフスタイルが、脳の新陳代謝を活性化してくれ、いつも元気で楽しく生きられるのであります。


 ということで、現在、今春発売予定の新刊本の執筆に追われています。

 でも、すべての取材が終わっているわけではありません。
 桜が咲く頃までには、取材を終え、原稿を書き上げるられるよう頑張りたいと思います。

 読者のみなさま、もうしばらくお待ちください。
   


Posted by 小暮 淳 at 13:25Comments(0)著書関連

2015年10月29日

読者って、ありがたい!


 現在、書店では7冊の著書が販売されています。
 ※(ネットでは、この他、絶版本も購入できるようです)

 やはり著者としては、その売り上げが気になるのであります。
 書店の前を素通りすることはできません。
 用が無くても、ついつい立ち寄ってしまいます。
 そして、まずは自分の本をチェック!

 「あれ、最近の本しか置いてないぞ」
 「あ、残り1冊だ! 店員さん、補充してくださいよ」
 「もっと目立つ所に並べてくれないかなぁ~」
 なんてね。勝手にひとり言を言っているわけです。

 それでも文句なんてありませんって。
 だって、こうやって闇に葬られることなく、自分が書いた本が一流書店の棚で売られているのですから。
 売れるか、売れないかは、書店のせいではありません。
 すべては著者の力量にかかっているのであります。

 ただただ、書店には感謝であります。


 そんな中で、破格のディスプレーをしてくださっている書店があります。
 一店は、某ショッピングモール内にある大型書店。
 「郷土」 と 「旅行」 の2つのコーナーに、ともに平積みされています。
 ありがたいことです。

 もう一店は、県内最古の老舗書店。
 こちらは7冊、すべてが平積みされています。

 中には、店員さんの手書きによるポップも付いているんです。
 たとえば、昨年に出版した 『新ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社) には、わざわざ “2009年出版の改訂版” なんて添え書きがされています。

 と思えば、著者泣かせの、こんなポップまで!
 “読者のおすすめ本” とあり、実際に本を買って読んだお客さんの声が、実名入りで書かれています。
 <すべて入浴して取材したこの本は、重要な文化財である>
 ですって!

 ウェーーーーーン!!!! (号泣)
 泣かせるじゃ、ありませんか!
 こんな読者がいるなんて!
 著者冥利に尽きるとは、このことであります。

 Sさん、ありがとうございます。


 これだものライターは、辞められませんって。
 そりゃ~、つらいこと、大変なことも多々あるけどさ、待っていてくれる読者がいるということは、本当にありがたいことであります。
 どんなことがあっても、続けていかねばなりませんね。

 がんばります!
   


Posted by 小暮 淳 at 12:01Comments(3)著書関連

2015年08月07日

温泉ではあるけれど


 僕は今までに、計7冊の温泉本を書いています。
 掲載されている温泉宿の数は、延べ306軒。

 でも、取材した宿は、それ以上になります。
 そう、取材はしたけれど、掲載されなかった宿があるのです。

 では、その理由は?


 僕は、自分の著書で取り上げる “温泉宿” の条件を、次の2点に定めています。
 ①自家源泉を保有していること。
 ②または共有源泉から引き湯していること。

 取材した結果、この条件から外れている場合が、稀にあるのです。
 それは、“源泉を運搬している場合” です。
 いわゆる俗に 「スポイト温泉」 と呼ばれる温泉のことです。

 温泉法には、希釈に関する定義がありません。
 ということは、源泉を10倍に薄めても、100倍に薄めても、1000倍に薄めても、違法にならないということです。
 「スポイト温泉」 とは、浴槽に水道水を溜めて、スポイトで一滴だけ源泉をたらしても温泉であることを揶揄して言った言葉なのです。

 と、いうことで、取材をして初めて、ポリ容器で源泉を運んでいたことが判明して、掲載をお断りしたケースが何軒かありました。
 違法ではありませんが、温泉本として希釈の度合が判然としない温泉を掲載するわけにはいかないという、僕なりのこだわりによるものです。


 そのほかにも、「温泉分析書」の提示または掲示がされなかったために、掲載をお断りしたケースがあります。
 読者のみなさんには信じられないことかもしれませんが、何十年と泉質を分析せずに、井戸水や湧き水を “温泉” と呼んで、使用している宿がいまだに存在しています。

 入浴の際には、必ず分析書の有無を確認することをおすすめします。
 ※(一般的には、脱衣場の壁に掲示されています)
  


Posted by 小暮 淳 at 22:59Comments(0)著書関連

2015年07月06日

唐揚げ記念日


 今日は朝から、無性に 「サラダが食べたい!」 と思っていたのです。
 そしたら不思議なこともあるものです。
 ラジオを聴いていたら、今日は 『サラダ記念日』 だと言います。

 <「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日>

 あ~、なつかしい! 思い出しました。
 確かに今日は7月6日です。
 いつからだか、本当にこの日が記念日になってしまったんですね。


 『サラダ記念日』 は、1987年に出版された歌人、俵万智さんの歌集のタイトルです。
 で、表題作が前出の短歌です。
 当時、発売されるや、またたく間に売れて280万部の大ベストセラーに!
 既存の短歌のイメージから逸脱した瑞々しい感性と、自由な表現力が話題となりました。
 ご多分にもれず、僕も買った記憶があります。

 ところが、この本、出版社としても嬉しい誤算だったようですよ。
 だって、初版は、たったの3,000部だったんですって。
 「俳句、短歌は売れない」 というのが、業界の定説だったようです。

 僕の本だって、初版はもっと刷りますよ。
 でも今までに、増刷されたのは2冊だけで、温泉シリーズをすべて合わせても現在5万部です。

 それが280万部ですよ!
 これが、凡人と才能のある人との違いなんですね。


 ところでラジオでは、俵万智さんの裏話も話していました。
 この歌、実は事実と多少異なるようです。
 実際に彼女が作った料理は、鶏の唐揚げで、カレー風味に工夫したところ、ボーイフレンドにほめられたとのことです。

 と、いうことは、もし事実のまま歌を作っていたら、今日は 『唐揚げ記念日』 だったのですね。
 いえいえ、その前に、大ベストセラーにはならなかったでしょうな。

 ということで、今日はサラダと唐揚げを食べました。
  


Posted by 小暮 淳 at 20:40Comments(0)著書関連

2015年06月14日

ヤドカリ県民


 凄惨な事故から1週間が過ぎました。

 事故?
 あれは事故なんかじゃないでしょう!
 事件です。それも殺人事件だ!

 北海道砂川市で軽ワゴン車と乗用車が激突して、5人家族の4人が死亡して、1人が重体になっている事件です。
 信号無視、ひき逃げ、そして飲酒運転だったという容疑者たち。
 もう何十年と、同じことが繰り返されています。

 それでも一向に、飲酒運転はなくなりません。


 かつて僕は、著書 『上毛カルテ』(上毛新聞社刊) の中で、こんなことを書きました。

 <どこへ行くにも、何をするにも、車を決して手放せない悲しい性を背負ったヤドカリ県民である。>「飲んだら乗るクルマ」 より

 ゆえに、“車で酒を飲みに出る” という奇異なスタイルが定着したことを記しました。
 この現象は群馬県に限らず、公共交通網が発達している大都市を除く、日本国中の地方都市で顕著であります。

 そこで登場したのが、代行車です。
 まさしく、地方都市の救世主 “飲んだら乗る車”。

 この代行車、群馬県が発祥の地だとう説があります。
 群馬大学の学生が、アルバイトで始めたのが事の起こりとか。
 ま、諸説あるので、真偽のほどは定かではありませんが。


 で、北海道にだって代行車はあるはずです。
 容疑者たちも代行車を呼んでいれば、こんな惨事を起こさずに済んだのですが、それは “馬の耳に念仏” だったのでしょうな。
 だって、彼らは常習犯です!
 しかも、酒に酔った状態で、カーチェイスまがいの遊びをしていたのだから、これは通り魔と同じこと。
 覚せい剤を打って、刃物を振り回しているのと変わりありませんって。

 飲んだら乗るな! 飲むなら乗るな!
 ですが、酒を提供した側や一緒に飲んだ友人たちにも責任があります。

 飲んだら乗せる(運転させる)な!

 どうか、これ以上、悲しい出来事を起こさないでほしいのです。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:06Comments(2)著書関連