温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2015年01月31日

おかげさまで6年目


 月日が経つのは早いもので、今年も12分の1が終わりました。
 明日からは2月です。

 このブログを開設したのが2010年の2月からですから、丸5年が過ぎたことになります。
 その間に書いた記事は1,500話以上。
 ざっと計算しても、年に約300話。月約25話になります。

 まあ、我ながら良く続いていると思います。
 て、いうか、僕よりも読者の方々の根気良さに脱帽!
 辛抱強くお付き合いしていただき、本当にありがとうございます。
 この場をお借りして、筆者よりお礼申し上げます。


 思えば、そもそもの始まりは5年前の今ごろ。
 当時のグンブロの担当者が声をかけてくださったのが、きっかけでした。
 でも僕は、まったくのアナログ人間で、パソコン音痴!
 なのに手取り足取り指導してくださり、なんとか今日まで書き続けることができました。

 ひとえにYさんの指導の賜物です。
 ありがとうございます。


 最初は “たかがブログ” と、高をくくっていたんです。
 「きっと、誰も読まないんじゃないの?」
 なーんてね。

 ところが1年、2年と経つうちに、方々から声をかけていただくようになりました。
 講演会やサイン会などの席でも、「いつもブログ読んでます」 って。

 “されどブログ” なのであります。

 その後、マスコミやメディア関係者からも 「ブログを読んでます」 なんて連絡をいただくようになりました。
 ここ数年のテレビ出演や雑誌の掲載依頼などは、すべてこのブログからであります。

 まさに、ブログさまさまであります!


 さて、明日からこのブログも6年目に入ります。

 気負わず、格好つけず、素のままで。
 これからも、ありのままの自分をさらけ出していこうと思います。

 ので、末永くお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
  


Posted by 小暮 淳 at 17:11Comments(3)執筆余談

2015年01月28日

今日の朝日新聞②


 現在、僕は朝日新聞群馬版に毎週水曜日、コラムを連載しています。
 タイトルは 『小暮淳の温泉考座』。
 2013年の4月からのスタートですから、もうすぐ丸2年になります。

 内容は、温泉の基礎知識やうんちく、取材秘話、宿の歴史や湯守の話など、そのつど考えながら書いています。
 いつもは講演やセミナーなどで話しているような知ってためになる情報を掲載しているのですが、今回初めて私的な事を書きました。

 1月28日、今日掲載された76回目のコラムには、“湯治場の再生 宿と障害者 NPO仲人” と見出しが付いています。
 このたび設立したNPO法人 「湯治乃邑(くに)」 の設立にいたる経緯を書かせていただきました。
 ※( 「湯治乃邑」 については、当ブログのカテゴリーをご覧ください)


 で、今日の掲載日をうっかり忘れていた僕に、昼ごろ突然、新聞社から電話がありました。
 「早くも、新聞を読んだ読者から問い合わせの電話が入っています」 とのこと。

 うれしいじゃ、あーりませんか!
 ライターとは、記事を読んでもらって ナンボの仕事です。
 しかも、掲載されるやすぐに反響があるなんて、冥利に尽きます。

 すぐさま、事務所の連絡先をお教えしました。


 昨年暮れ、上毛新聞にNPO設立の記事が載ったときも、大変反響があり、新聞社に問い合わせがあったとのことです。
 また、このブログでも賛同してくださる読者からの書き込みが、いくつもありました。

 みなさん、ありがとうございます。
 とても励みになりました。

 活動は、これからが本番です。
 会員と賛助会員が一丸となって、湯治場の再生を目指します!

 群馬が、真の “おんせん県” であるために・・・
  


Posted by 小暮 淳 at 18:34Comments(0)執筆余談

2014年12月12日

日本一ワイルドな温泉を探せ!


 今日、小学館から 『BE-PAL』 1月号が送られてきました。

 そういえば先月、小学館から情報提供を求めるアンケートが送られてきました。
 “アウトドア派が選んだ 「絶景の名湯」”。
 そんなテーマで、「歩いてでも行きたい温泉」 「ローカル線で行く秘湯」 「ジビエ料理が食べられる猟師の宿」 など、いくつかの項目があり、僕が群馬の温泉について答えたのでした。

 『BE-PAL』 といえば、老舗のアウトドア雑誌であります。
 しかも、その雑誌の巻頭特集であります。
 「これは、群馬の温泉をアピールする絶好のチャンス!」 とばかりに、快くお受けいたしました。


 特集 「日本一ワイルドな温泉を探せ!」。
 扉には、地獄谷温泉(長野県) の “入浴猿” がグラビアを飾っています。
 そして、そのお猿さんたちの下に、いきなり僕の名前を発見!

 「協力」 とあり、よくよく見れば・・・
 あれーーーーっ!
 連記されている人の名前は、郡司勇さん、遠間和広さん、野添ちかこさんといった著名な方々ばかりです。
 その中にまざって、「小暮淳」 という文字が恥ずかしそうに印刷されています。

 いやいや、申し訳ありません。
 地方の名もない一介のライターが、そんな著名な方々と名前を連ねるなんて。
 ありがたいことでありす。

 担当編集者のMさん、ありがとうございました。


 興味のある方は、ぜひ、書店で手にとって見てください。
  


Posted by 小暮 淳 at 16:54Comments(3)執筆余談

2014年11月19日

おかげさまで70回


 現在、朝日新聞の群馬版に毎週水曜日連載中のコラム 『小暮淳の温泉考座』 が、今日(19日) の掲載で第70回を迎えました。
 これも、ひとえに読者様のあたたかい支援の賜物と御礼申し上げます。

 『小暮淳の温泉考座』 は、2013年4月にスタートしました。
 それ以前は 『湯守の女房』(隔週)、『おやじの湯』(不定期) という記事を2年間にわたり連載していました。
 『湯守の女房』 の第1回から数えれば、通算116回の連載を書かせていただいていることになります。

 気が付けば、100を超えていました。
 我ながら、飽きっぽい自分をほめてあげたくなる数字です。
 いえいえ、それ以上に朝日新聞さんの辛抱強さにも敬服いたします。

 すでに3人の担当編集者が替わりました。
 それでも連載が中止されることなく、バトンが受け継がれてきました。

 新聞の週刊連載、しかも自分の名前がタイトルに付いた冠連載が書けるなんて、なんて幸せ者なのでしょうか!
 ライター冥利に尽きる仕事だと、ただただ感謝するばかりであります。
 ありがとうございます。

 そして毎回、飽きもせずに読んでくださっている読者の皆様!
 いつもいつも、ありがとうございます。
 少しでも、温泉のことが好きになってくださったでしょうか?

 すべてに返事は書けていませんが、編集室へ届く叱咤激励のお便りには、すべて目を通しております。
 今後とも、忌憚(きたん) のないご意見、ご感想をお寄せください。
 取材・執筆活動の参考にさせていただきます。


 と、いうことで、ない頭をしぼりつつ、今日もこのあと引き続き、コラムを書くことにします。
 100回を目指して!
 ※( 『小暮淳の温泉考座』 のバックナンバーは、当ブログの 「お気に入り」 からも閲覧することができます)
   


Posted by 小暮 淳 at 13:24Comments(0)執筆余談

2014年10月15日

全国ねぎサミット 2014


 たびたび、このブログにも書いていますが、僕は長年 “下仁田ねぎ” を取材しています。
 きっかけは、「上毛かるた」 の 「ね」 の札 『ねぎとこんにゃく 下仁田名産』 の絵札に描かれているネギが、どうみても “下仁田ねぎ” ではない! という “謎” からでした。
 ※(詳しくは、当ブログの2013年12月6日 「上毛かるたのネギ」 を参照)

 で、今日も下仁田町(群馬県甘楽郡) へ行き、ネギの生産農家とネギ料理を提供する割烹料理店を取材してきました。
 えっ、どうして、たかがネギでのことで、そこまで入り込んでムキになって取材のするのかって?
 確か、以前も書きましたよね。実は僕、いま、“下仁田ねぎ” の本を書いているんです。
 ※(ネギ本を書くことになった経緯は、当ブログの2014年9月4日 「下仁田温泉 清流荘⑤」 を参照)

 で、その本はいつ出版されるのかというと、来月の中旬には発行されます。
 ふつう、本の出版には、取材から完成まで1年以上期間を要するんですけどね。
 この本に限っては、スピード制作です。
 と、いうのも、出版する日が決まっているんですよ!

 それは、いつか?

 はい、それは 「全国ねぎサミット」 が開催される日までにです!


 全国ねぎサミットとは、全国各地のネギが一堂に会する大イベントであります。
 その、全国規模のイベントが来月、下仁田ねぎの産地である下仁田町で開催されます。

 開催両日は、地元出身のタレント、おかもとまりさんや団しん也さんのステージ、ご当地アイドルAKAGIDANのライブなんかもあるそうですよ。
 そして、なんといってもメインは、全国のネギの食べ比べ!
 18産地のブランドネギが大集合! そして販売されます。

 南部太ねぎ、白神ねぎ、平田赤ねぎ、阿久津曲がりねぎ、坂東ねぎ、深谷ねぎ、越津ねぎ、九条ねぎ、などなど・・・
 へぇーーー! ネギって、こんなに種類があるの~? って感動しますよ。

 もちろん、本の販売もされます。
 ぜひ、みなさん、お誘い合わせの上、ご来場くださ~い!



      全国ねぎサミット 2014
        in ぐんま下仁田

 ●日 時   2014年11月22日(土) 9:00~16:00
                 23日(日) 9:00~15:00
          ※雨天決行
 ●会 場   上信電鉄、下仁田駅周辺 3会場
 ●問 合   全国ねぎサミット2014 in ぐんま下仁田実行委員会
          TEL.0274-64-8806 (下仁田町産業振興課内)
       


Posted by 小暮 淳 at 19:52Comments(0)執筆余談

2014年08月15日

69年後の子どもたちへ

 
 今日、69回目の終戦記念日を迎えました。

 “戦争を知らない子どもたち” も、今やおじいちゃん、おばあちゃんとなり、この国全体が “戦争を知らない国民” だらけになろうとしています。
 年々、戦争を体験した人たちの数も減って、生の声がだんだん聞かれなくなりつつあります。

 今日は、そんな終戦記念日に合わせて出版された本をご紹介します。
 上毛新聞社から出版された吉川廣和著 『はだしっ子』 です。
 ※(「吉」 の字は、正しくは上の 「士」 が 「土」 です)


 読者の皆さんは、覚えているでしょうか?
 先月、僕は著者の吉川氏をインタビュー取材しました。
 ※(詳しくは、当ブログの2014年7月31日 「著書に会う」 参照)

 氏は、群馬県旧箕郷町(現・高崎市)生まれ。
 DOWAホールディング㈱ の元会長で、2007年に出版した 『壁を壊す』(ダイヤモンド社) はベストセラーになりました。

 農家の6番目の末っ子として生まれ、3歳の時に終戦を迎えます。
 この本は、太平洋戦争直後の貧しい時代を生きた小学校時代の6年間の記録です。


 氏はインタビューで、このように話しています。
 <70歳を過ぎて人生を振り返ると、少年時代の重要さが分かってくる。戦後のあの貧しい時代を作ったのは大人たちだったんだと……。
   「戦争反対!」 なんて軽々しく言うと言葉だけが踊ってしまうけど、生々しい姿を描くことで、今の子どもたちが 「やっぱり戦争はやめようよ」 と思ってくれたらいいね。>

 そして、大人たちにも、こんなメッセージを贈っています。
 <国家が豊かなら贅沢もいいでしょう。でも日本の財政が破綻している中での国民の贅沢は、さらにこの国を窮地に追い込みます。
   我慢のできる範囲でいい。今一度、立ち止まって考えてみてほしい。次の時代を担う子どもたちのために……。>


 戦前、戦中のことを著した書物は数多くありますが、終戦直後の庶民の暮らしを描いた本は少ないと思います。
 日本の未来が危うい現代だからこそ、いまを生きる子どもたちと親たちに読んでほしい1冊です。

 ●『はだしっ子』(上毛新聞社刊、本体1,100円+税) は、最寄りの書店または上毛新聞取り扱い新聞販売店でお求めになれます。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:21Comments(0)執筆余談

2014年08月13日

おかげさまで60回


 「よぉ、小暮さん! 毎週、読んでるからね」
 そう、声をかけてくれたのは、近所にお住まいのTさん。
 温泉好きで知られるご老人です。

 愛犬マロ君の散歩をしていると、時々、呼び止められて温泉談義をします。

 「うちはさ、小暮さんの記事を読むために新聞を替えたんだからね」
 だなんて、さすがに僕も恐縮してしまいました。

 でも最近、このように声をかけられることが多くなりました。


 先日も某温泉旅館に泊まった翌日、ロビーへ下りて行くと、
 「おはようございます。今日の新聞に載っていますね。ちょうど読んでいたところです」
 と、宿のご主人が新聞を広げていました。

 そうです、この日は水曜日だったんです。


 僕は昨年の4月から毎週水曜日、朝日新聞の群馬版に 『小暮淳の温泉考座』 というコラムを連載しています。
 スタート時は、こんなにも続くとは思っていませんでしたが、おかげさまで本日の掲載で第60回を迎えることができました。

 週刊のコラム連載というのは初の試みだったので、ちょっぴり不安もあったのです。
 でも担当編集者に励まされながら、なんとか今日まで書き続けています。
 もちろん、読者あってこその連載です。
 時おり、新聞社に届く読者からの 「毎回、楽しみにしています」 の便りに、勇気づけられています。

 だって、“ライター殺すに刃物はいらぬ。たったひと言 「つまらない」 と言えばいい” のですからね!


 読者の皆さま、いつもいつも本当にありがとうございます。
 末永くご愛読してくださりますようお願い申し上げます。

 これからも、もっともっと面白くて、ためになる温泉話をお届けいたします。
  


Posted by 小暮 淳 at 16:37Comments(0)執筆余談

2014年07月24日

高校野球とコラム休載


 「あれ、今週も 『温泉考座』 がない!」
 と、気づかれた人もいたと思います。

 毎週水曜日、朝日新聞の群馬版に連載している 『小暮淳の温泉考座』 のことです。
 先週に続いて、今週も掲載されませんでした。

 <もしかして、連載を打ち切られたのか?>
 <ついに、ネタが尽きたんじゃないの?>
 など、憶測が飛び交ったことでしょう!


 「もしかして、高校野球が始まったからですか?」
 先日の温泉講座で、賢い受講生さんから問いかけられました。

 ピンポ~ン♪

 その通りです。
 高校野球の県大会が開催中は、その記事が紙面を飾るため、コラムは掲載されない場合があります。

 それでも、ちゃんと新聞社からは、掲載予定原稿の校正が送られてきます。
 そして、こんな言葉が添えられています。
 “○日組みですが、野球の状況次第では組まない可能性もあります。ご了承ください。” と・・・


 でも本日、準々決勝が終わり、ベスト4が決まりました。
 いよいよ、今週末には準決勝と決勝が行われます。
 よっぽどの悪天候に見舞われない限り、群馬県代表校が決定します。
 そうすれば来週からは、通常通りに連載が続行いたします。

 次週、58回目のテーマは “温泉の値段”。
 「料金の高い宿は、お湯も良いのですか?」
 この疑問に、お答えします。

 お楽しみに!
  


Posted by 小暮 淳 at 20:52Comments(0)執筆余談

2014年06月28日

「小山亜兵衛」 の文章術


 「小山亜兵衛」 と書いて、「オヤマアヘエ」 と読みます。
 でも、人の名前じゃありませんよ。
 正しくは、「オヤ、マア、ヘエ」 です。

 これは、僕がライターとして文章を書くときに心がけている文章術のようなもの。
 雑誌や新聞の記者ならば、誰もが駆け出しの頃に先輩に叩き込まれる文章作成の “三種の神器” であります。
 読者に、まず 「オヤ」 と思わせ、次に 「マア」 と驚かせ、最後に 「ヘエ」 と感心させる記事でなくてはならない!ってね。

 一般的に言われいてる “起承転結” のことですが、コラムやエッセイは短文が多いため、そこまで完全な文章法を使いこなせません。
 そこで、即戦力となるのが 「小山亜兵衛」 であります。

 と、いっても、僕が勝手に覚えやすくするために、「小山亜兵衛」 って名づけたんですけどね。


 たとえば現在、朝日新聞の群馬版に毎週連載中のコラム 『小暮淳の温泉考座』。
 文章量は、高々800字程度です。原稿用紙に換算して、たったの2枚。
 この字数で、問題提議をして、読者に興味を持たせ、最後は感心させなくてはなりません。

 毎回、なかり頭を悩ませています。

 今週の水曜日に掲載されたコラムでは、一軒宿の温泉地について書きました。
 見出しは 「温泉は生きている」 「一軒宿に魅せられ感じた」 と付いています。

 なんで僕は、一軒宿の温泉ばかり取材しているのか?
 これが、「オヤ」 です。
 そして、何軒も宿のある温泉地は、一軒の宿が廃業しても温泉地自体がなくなってしまうことはないが、一軒宿が廃業してしまうと、温泉地までもが地図から消えてなくなってしまう事実が、「マア」 です。
 でも、消えてなくなる温泉地もあれば、後継者が現れて復活する温泉もあり、また新たに掘削して誕生する温泉地もある。まさに温泉は生き物のようである。が 「ヘエ」 ということになります。

 これが、3段落ちの文章術 「小山亜兵衛」 です。
 ぜひ、みなさんも文章を書くときの参考にしてみてください。
  


Posted by 小暮 淳 at 19:50Comments(0)執筆余談

2014年06月04日

思わぬ読者


 先日、最新刊 『新 ぐんまの源泉一軒宿』 の出版記念祝賀会が行われたことは、このブログにも書きました。
 その後、新聞でも第1部の講演会の様子がカラー写真で大きく紹介され、各方面から反響をいただいています。
 温泉関係者からは、「素晴らしい講演をありがとうございました」 「小暮さんの言うとおりです。講演を日本中の人に聞かせたい」 との、うれしいメールまで届いています。

 また出席されたブログの読者からもコメントをいただきました。
 たくさんのみなさん、本当にありがとうございました。


 実はあの日、僕にとって、思わず胸が熱くなるサプライズがありました。
 それは、祝賀会が終わり、参加者が全員退席したあとのことです。

 「では、我々も2次会場へ移動しましょう」
 と、僕もスタッフらと一緒に会場を出ようとしました。
 振り返ると、まだ数名のホテル従業員が、料理やテーブルの後片付けをしています。
 僕は、まず、女性従業員に声をかけました。

 「今日は大変お世話になりました」
 「ありがとうございました」
 普通のあいさつです。

 年配の男性従業員がいました。
 フロアー担当の責任者のようです。

 「お世話になりました。おかげさまで、いい祝賀会となりました。ありがとうございました」
 と同じように、お礼を言いました。
 すると、その男性は、
 「ありがとうございました。大変お疲れさまでした」 と言ったあと、こんなことを言いました。

 「先生のコラムは毎週、楽しみに新聞で読ませていただいています」

 たった、それだけの言葉だったのですが、ジーンと僕の胸に響きました。
 だって、彼はホテルマンですよ。
 そして、僕はこの日のお客です。
 もし、僕から声をかけなかったら、彼から声をかけてくることはなかったと思います。
 知るよしもない、事実でした。

 「あ、あ、そうですか! ありがとうございます」
 と、僕のほうが、うれしくて、再度お礼を言ってしまいました。


 読者って、どこにいるか分からないものですね。
 誰が、読んでいるか分かりません。
 そう思うと、怖いような気もしますが、ライターにとっては、この上もない喜びであります。

 思わぬ読者との出会いに、ほっこりと心が温かくなったひと時でした。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:58Comments(0)執筆余談

2014年06月01日

108のターニングポイント


 1冊の本が、届きました。
 『人生の分岐点』(発行/ライフプラン21)
 副題に、「~困った時の一冊~相談ナビ」 と付いています。

 発行元のライフプラン21とは、群馬県内を中心に活動しているファイナンシャル・プランナーや弁護士、弁理士、税理士、公認会計士など、“人生設計とビジネス支援” の専門集団です。
 一見、アウトローの僕とは無縁の集団に思われますが、実は僕も、この本に一筆寄稿しています。

 タイトルは 『一片の紙切れ』。
 僕が、ライターという職業を目指すきっかけとなったエピソードを書いています。

 で、なんで僕なんかが、そんなお堅い人たちにまざって寄稿をしているのか?
 話せば長くなるのですが、短く語ると代表の本多輝雄氏が無類の温泉ファンなのであります。
 そんな縁で、2人が出会ったのを機に 「ぐんま温泉倶楽部」 を設立。僕が顧問をしております。


 この本には、ライフプラン21の会員や関係者など108人のエッセイが掲載されています。
 テーマはすべて、「人生の分岐点」。
 サラリーマンを辞めて会社を起こした人、結婚を機に資格を取得した人など、人生のターニングポイントに立たされたとき、どんな行動をとったか? また、何が転機のきっかけとなったか? が “108人108色” の文章で描かれています。

 昨晩、僕は、酒を片手に108話を一気読みしました。
 まさに、人生の選択は人それぞれで、自分とかけ離れた生き方をしている人であればあるほど、興味深く夢中になって読みました。

 とりわけ、僕の心に突き刺さった話がありました。
 イラストレーターの女性です。
 ほとんどの人が 「仕事の分岐点」 をテーマにしているのに対して、彼女だけは 「心の分岐点」 に触れていました。

 彼女の両親は、彼女が小学校に入学する前に離婚をしました。
 父親が家を出て行き、その後、母親は再婚しました。
 もちろん、出て行った父親のゆくえも、存在も知らずに大人になりました。

 ところが今から5年前、九州から一通の手紙が届きます。
 「あなたの父親が亡くなりました」
 父親の再婚相手の女性からでした。

 ま、これ以上、あらすじを書いてしまうと本の売り上げに影響しますので、ここまでにしますが、このあと彼女は、この女性に会いに行き、ドラマチックな結末を迎えます。
 最後に、こんな一行で文章を締めくくっています。

 <私の中にある 「家族」 というマイナスで凝り固まったイメージが、少し明るく溶けていく瞬間でありました。>

 まるで、一篇の掌編小説を読んでいるようなストーリー展開と、心の奥底から温かいものが込み上げてくる読後感。
 ただただ、感動しました。名文です。


 もし、気になったという方がいましたら、本を手にとって、108の分岐点と自分の分岐点を照らし合わせてみてください。

 『人生の分岐点』 (本体1,000円+税)
 発行元/ライフプラン21
 ●問合/ライフプラン21事務局
       前橋市関根町3-6-2 TEL.027-210-3021
   


Posted by 小暮 淳 at 21:06Comments(2)執筆余談

2014年05月26日

会いに行ける恐怖


 「小暮さんも気をつけてくださいね。サイン会とか」
 今日の午前中のこと。
 薬局で、薬剤師の女性に言われました。

 何のことかというと、アイドルが襲われた事件です。
 “会いに行けるアイドル” だなんて!
 僕は、いつか、こんな事件が起こるんじゃないかと危惧していたんですよ。

 だって昔は、スターやアイドルって手の届かない雲の上の存在で、会いたくても会えないところに価値があったわけですからね。
 時代は、変わりました。
 それにしても、相手はアイドルですよ!
 会いに行けても、「触れる」 というのは、いかがなものでしょうか?
 セキュリティーの問題が問われる事件であります。


 「ちょっとちょっと、僕はアイドルじゃありませんから、ご心配なく!」
 と、思わぬ薬剤師の言葉に、返答に困ってしまいました。
 だって、僕のサイン会に来る読者って、けっこう年配の方が多いですからね。
 それに、今までに危険を感じたこともありませんって。

 でもね、僕はライターといえども、名前と顔を出して仕事をしている身です。
 ときには、ゾッとすることもあります。

 突然、道で見知らぬ人に声をかけられたり、スーパーのレジで著書を出されてサインを求められたこともありました。
 その程度ならば想定内でありますが、時には常識を超えた読者もいたりします。

 新聞や雑誌に記事が掲載された日は、要注意です。
 どこで調べたのか、自宅に読者を名乗る人から電話がかかってくることがあります。
 と、思えば、これまたどうやって調べたのか、直接、自宅に訪ねて来た読者もいました。
 ※(当ブログの2013年1月10日 「予期せぬ来訪者」 を参照)

 今は、調べれば、何でも分かってしまう時代なんですね。
 怖い時代になりました。

 アイドルのみなさん、くれぐれも気をつけてくださいね。
 読者のみなさん、おどかさないでくださいね。
   


Posted by 小暮 淳 at 18:01Comments(0)執筆余談

2014年05月13日

鼻血にブーing


 そういえば、もう何十年も鼻血を出していません。

 子供の頃、僕は近所でも、鼻血をよく出す子で有名でした。
 友だちとメンコをしていても、タラ~!
 自転車に乗って、信号待ちをしてもポタポタ~!

 中学生の時は、テスト用紙を真っ赤に染めてしまい、医務室で横になっていました。

 ちょうど、谷岡ヤスジのギャグ漫画 「鼻血ブー」 が流行っていたころですから、 みんなから 「鼻血ブー」 なんて呼ばれて、からかわれていましたっけね。
 高校受験を前にして、さすがに両親も心配になり、僕を医者に連れていきました。
 結果、鼻の奥を焼く(?)という手術を受けることになり、それ以来、ピタリと鼻血は止まりました。

 以来、約40年間、鼻血は出ていません。


 鼻血といえば、ちまたでは漫画 「美味しんぼ」 が、物議をかもしているようですね。
 主人公が東京電力福島第1原発を訪れた直後に、鼻血を出したという描写に対して、「因果関係がない」「いや事実だ」「風評被害を助長する」「表現の自由だ」 などなど・・・。

 僕は専門家でも有識者でもないので、この件については何もコメントできませんが、作者の言っている “事実” と風評被害や因果関係が気になりました。
 実に、温泉の “効能” と化学的根拠の関係に似ているからです。

 時々、僕も “表現の自由” が暴走して、「効く」「治る」 といった表現を使用してしまうことがあります。
 その都度、良識のある編集者や新聞社の方々が、薬事法に基づいて訂正や修正をほどこしてくださいます。

 今回、そのチェック機構である小学館が、「美味しんぼ」 の掲載にゴーサインを出したわけですよね。
 これって、作者としては、すっごく燃えるんですよ。
 僕だって、取材で知りえた “事実” をオブラートにくるまず、そのまま表現していいと言われれば力が入りますもの!

 あとはモラルの問題ですが、生命に関わることです。
 “真実” の公開が望まれているのも事実です。
  


Posted by 小暮 淳 at 20:58Comments(0)執筆余談

2014年05月09日

またしても幽霊文


 まったくもって、不気味で気持ちが悪いのであります。
 またしても今日、僕の前に現れました。
 
 幽霊文!


 読者の方は、覚えていますでしょうか?
 以前、このブログで、筆者名のないエッセーが新聞や雑誌に掲載されている話を。
 (2013年6月29日「さまよう幽霊文」参照) 

 一人称で書かれているのに、“どこ” の “だれ” が書いているのか分からない記事のことです。
 本来、新聞や雑誌の記事は、特定の筆者名を載せない限りは、すべて三人称の文体でなければなりません。
 「うれしい」「悲しい」 などの感情や、「おいしい」「まずい」 などの嗜好は、NGです。
 無記名なのですから、当然です!

 新聞の記者や雑誌の編集者、フリーのライターは、それに徹して文章を作成しています。

 が今日、某新聞紙上で、またしても幽霊文がさまよっていました。


 「三都の魅力」 と題した、大阪・神戸・京都をめぐる旅のエッセーです。
 “エッセー” の形態をとった時点で、旅人の存在を明確にするのがルールです。
 なのに、誰が旅したのか? 男性なのか、女性なのか? 若い人なのか、年配なのか? 完全にシークレットの文章でした。

 大阪では<道頓堀を往復する「とんぼりリバークルーズ」に乗船し><グリコの巨大看板などコテコテの風景を満喫した。> といい、神戸では<革細工の財布作りに挑戦し><予想以上の出来栄えに深い満足を覚え>ています。
 また、京都では大覚寺にて、<般若心経の写経に挑戦>するも<なかなか思うように書けない>ので、<悟りには縁遠い自分を改めて確認した。> と感想まで述べています。

 あ、あ、あなたは、いったい、誰なんですかーーーーーーッ!!!


 と、いうことで、久しぶりに幽霊文を読まされ、朝から少々不機嫌な一日を過ごしております。

 編集者のみなさん、くれぐれも一人称の文章には、筆者の記名をお願いいたします。
 そうでないと、読者は消化不良を起こし、体調を崩す恐れがあります。
 ので、あしからず。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:06Comments(0)執筆余談

2014年05月01日

画家は絵が売れなくても個展を開く


 「6冊目になりますか! もう、群馬県内の温泉は行き尽くして、書くことがないでしょう?」
 と、昨日、新刊本を手渡した温泉療養研究所の I 所長に驚かれました。

 まあ、本人も気が付いたら毎年、本を出していたというだけで、別に記録に挑戦しているわけでもないのですが・・・
 言われてみれば、確かに群馬の温泉本だけで6冊ですから、よくもまあ、懲りずに書いているものです。

 でも、たかが6冊ぐらいじゃ、まだまだ群馬の温泉は語り尽くせないのであります。
 だって、群馬は全国に誇る日本を代表する “おんせん県” ですからね。
 温泉地(宿泊施設のある温泉) だけでも100以上あります。
 さらに、温泉を引いた宿泊施設を数えれば、その数は600軒!

 で、僕が今日まで6冊の著書で紹介した温泉宿の数は、たかだか252軒(延べ) です。
 著書以外の雑誌や新聞で取材した温泉宿を足しても、約300軒といったところでしょうか。
 と、いうことは、やっと半分の温泉宿を取材したところです。
 少なくとも、県内の全温泉宿を網羅するには、あと6年は必要だということです。


 「でも、どうして小暮さんは毎年、本を書くのですか?」
 とは、所長のみならず、いろんな人から受ける質問であります。

 なぜ、毎年、本を出版するのか?

 実は、とっても難しい質問なんです。
 だって、考えたことがありませんし、それが当たり前になっているからです。
 でも、こんなふうに答えることにしています。

 「画家は絵が売れなくても個展を開きますよね。それと同じですよ」 と。


 ミュージャンや歌手の人たちも同様です。
 なぜ、コンサートやライブをするのかといえば、それが “発表の場” だからです。
 だって、人前で歌を歌わない歌手を、僕らは歌手と呼びませんものね。

 時々、“自称○○” という人がいますが、そんな人たちは発表の場を持っていません。
 ゆえに、プロである限り、作品を他人にさらすことが、その道を選んだ者の最低条件だと思っています。

 と、いうことで、ライターは本が売れなくても書き続けるのであります。
 (できれば、売れてくれると、もっと張り合いがあるのですが……)
  


Posted by 小暮 淳 at 19:52Comments(4)執筆余談

2014年03月26日

「温泉考座」 1周年


 毎週水曜日、朝日新聞の群馬版に連載している 『小暮淳の温泉考座』。
 おかげさまで、本日の掲載で満1年となりました。
 これもひとえに、読者および担当編集者のおかげです。
 お礼を申し上げます。

 いつもありがとうございます。


 連載のスタートは、昨年の4月3日。
 2年間続いた 『湯守の女房』 というドキュメントエッセーの連載が終了し、その後続コラムとして始まりました。

 「僕は本社へ異動することになりました。今までのようにカメラマンとして同行することができません。ついては、『湯守の女房』 に代わるコラムを書いていただけませんでしょうか?」
 昨年の今頃、突然、担当者 I さんが転勤することになりました。
 「代わるコラム? 何を書けばいいの?」
 「小暮さんが講演やセミナーで話していることですよ。読者が、アッと驚くトリビアのネタを毎回書いてくれませんか?」

 と、いうことで書き出したのが 『小暮淳の温泉考座』 でした。


 前回の 『湯守の女房』 は月2回、隔週の掲載でしたから多少余裕もありましたが、今回は毎週連載です。
 「大丈夫かな? 週刊のコラムは初めてですよ」
 と言えば、
 「小暮さんなら書けますよ。いつも取材中に僕に話してくれた温泉ウンチクをそのまま書いてください」
 とかなんとか、おだてられて1年が過ぎました。

 今日、3月26日のテーマは 「なぜ、温泉まんじゅうは茶色いのか?」。
 伊香保温泉が発祥の地といわれている、まんじゅうの話です。
 掲載回数は、第44回となりました。

 う~ん、44回かぁ~・・・
 と、つくづく今日の紙面を眺めてしまいました。
 なんとなく書いてきたけど、温泉のネタって、まだあるのかなぁ~・・・
 せめて100回までは連載をつづけたいけど、大丈夫だろうか?

 とか、1年間を振り返りつつ、感慨にふけっていました。


 さて、来週からは、いよいよ2年目に突入です!
 楽しくて、ためになる温泉の話。
 群馬の温泉が大好きになる、とっておきのこぼれ話を、まだまだ読者へ届けたいと思います。

 これからも末永くご愛読くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:15Comments(3)執筆余談

2014年03月19日

「あとがき」 を終えて


 僕はふだん、原稿を書きながら酒を飲むことはありません。
 どんなに遅くなっても、その日、自分に与えたノルマだけは書き上げ、それから風呂に入り、じっくりと疲れを取りながら酒を飲みます。
 だから毎日、床に就くのは、午前の2時~3時頃。
 ときには、朝を迎えてしまうこともあります。

 でも、1年に1度だけ、僕は原稿を書きながら酒を飲みます。
 それは、本の 「あとがき」 を書くときです。


 僕の場合、本を1冊仕上げるのに、約1年間かかります。
 取材をして、原稿を書いて、デザイナーに渡すまでが僕の仕事です。

 今回の新作を例にとると、約10ヶ月の間に54軒の温泉宿を取材しました。
 なるべく原稿を貯めないように、他の仕事の合間にコツコツと書いてきました。
 この間に、本文のなかに入るコラムや前書き、プロフィールなども、ヒマを見つけて書きためておきます。

 ちなみに今回の原稿量は、原稿用紙に換算して約180枚。

 そして、すべての原稿を送り出すと、文字通り最後に残る原稿が 「あとがき」 です。
 登山でいえば、九合目を過ぎて山頂が指呼の間に見えた頃。
 マラソンでいえば、残り1キロに差しかかったあたりでしょうか。

 とにかく、この原稿さえ書き上げれば、苦しかった長い長い闘いの日々から解放されるのです。
 もちろん、はやる気持ちはあります。
 早く書き上げて、自由になりたいというあせる気持ちもあります。

 でも、ここからが年に1度の自分への “ご褒美タイム” なんです。


 本の製作は “旅” と同じで、終わってしまうと淋しいものなのです。
 だもの、旅の終わりくらい、あせらず、はやらず、ゆっくりと楽しみたいと思うのです。
 ですから僕は年に1度、「あとがき」 の執筆だけは、何時間かかってもいいから、大好きな酒を飲みながら書くようにしています。

 そうやって今回も、旅の余韻を味わいながら 「あとがき」 を書き上げました。


 今、また大きな仕事を成し終えた充足感に包まれています。
 苦労したぶん、いいものが作れたと自負しています。

 温泉シリーズの6作目。
 著書としては、記念すべき10冊目となります。

 約1ヶ月半後、ゴールデンウィークまでには、書店に並ぶことでしょう。
    


Posted by 小暮 淳 at 21:51Comments(0)執筆余談

2014年03月02日

15年目に突入!記録更新中!


 高崎市民のみなさ~ん、こんばんは!
 いつもお世話になっています。
 スタジオJ の小暮でーす!

 と、今回は、地域限定のあいさつで始めてみました。
 なーんでか?

 はい、僕が高崎市の生活情報紙 『TAKATAI (タカタイ)』(上毛新聞社発行) に連載している 「漢字熟語パズル」 が、おかげさまで丸14年が過ぎ、15年目を迎えたからです。
 『TAKATAI』 は、毎週金曜日の発行。
 僕は、2000年2月から毎週、「スタジオJ」 という屋号で、「二字」 と 「四字」 の漢字パズルを交互に出題しています。


 14年前の正月のこと。
 タカタイ編集者の友人から居酒屋に呼び出され、
 「小暮さ、器用なところで何かパズルを書いてくれないかな?」
 との相談を受けました。
 「パズル? クロスワードパズルとかのパズルのことか?」
 「ああ、でもクロスワードパズルは、どこの雑誌や新聞でもやっているからな。何か今までにない新しいパズルを考えてよ」
 と頼まれてしまい、できるかどうかも分からないのに、困っている友人を助けたい一心で、安請け合いをしてしまったのです。

 1ヶ月間悩んだ末に完成したのが、空欄に漢字を当てはめる現在の 「漢字熟語パズル」 でした。


 今思えば、よく引き受けたと思いますが、それより何より、よくもまあ、こんなに長く続いたものだと我ながら感心します。
 だって、週刊連載ですからね。
 作っても、作っても、すぐに締め切りが来てしまうんですよ。

 それに、ネタだってなくなってくるんです。
 一応、答えとなる二字熟語と四字熟語は、季節感のある言葉を考えていますからね。
 これが10年以上になると、毎回、答え探しだけでも大変な労力になってきます。


 でもね、担当編集者や読者に支えられながら、なんとか今日まで続けて来られました。
 この場をお借りして、お礼を申し上げます。
 ありがとうございます。

 先週の金曜日(2月28日) の掲載で、607回となりました。
 これからも知力と体力の続く限り、作り続けたいと思いますので、高崎市民のみなさん、今後もよろしくお願いいたします。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:14Comments(2)執筆余談

2014年02月19日

本当の豊かさとは?


 <変化したお客>
 <本当に豊かなのはどっち?>

 これは、今日の朝日新聞群馬版に掲載されたコラム 『小暮淳の温泉考座』 の見出しです。
 シリーズ39回目の今回は、温泉地の今昔と、その変遷(へんせん) について、書かせていただきました。


 その昔、「温泉へ行く」 といえば、湯治のことでした。
 人々は食料を持ち込み、自炊しながら長期滞在をして、持病や疲弊した体を癒やしました。
 ですから、「湯」 と 「床」 を提供してくれる宿に対しては、当然、感謝の気持ちがありました。

 「泊めていただき、ありがとうございます」
 と、客から声をかけられたといいます。

 ところが現代は、どうでしょう?
 1泊2日が当たり前となり、温泉宿は、豪華な料理を食べて過剰なサービスを受ける、ストレス発散の場となっています。
 いつしか、湯治場が観光地になってしまいました。
 お金を払う側の客が、非日常の優越感を求めるあまり、「泊まってやる」 という横柄な態度になってしまったといえます。

 さらに、ストレス社会が生み出した “負” の産物、「クレーマー」 の存在は、秘湯の宿にも現れ出しました。
 「露天風呂がない」「貸切風呂がない」、アレがない、アレもない、と、昔の湯治場では考えられない不平不満を平然と押し付けてきます。
 なかには、「川の音がうるさくて眠れないから、どうにかしろ!」 というヤカラもいるそうです。

 いったい、この人は、山奥の温泉宿に、何を求めに来たんでしょうか?

 「最近は、虫を嫌がるお客様が多いんですよ。でも、これだけはね。ここは山の中なんですから」
 と、ご主人や女将さんから、散々グチをこぼされました。

 いやはや、なんとも、返答に困ってしまいます。


 質素な料理でも、のんびりと湯を浴みながら滞在していた昔と、豪華な料理を腹いっぱい食べて1泊だけで帰ってしまう現代と、はたしてどちらが豊かな時代なんでしょうかね?
 そんな疑問を今回のコラムでは、読者に投げかけてみました。

 次回の掲載は、来週の水曜日(26日) です。
 リウマチを治した不思議な温泉の話を紹介いたします。
   


Posted by 小暮 淳 at 18:04Comments(2)執筆余談

2014年02月12日

おかげさまで4周年


 このブログを開設したのは、2010年2月13日。
 ですから今日で、丸4年が経ちました。

 これまでに書いた記事の総数は、1,244話。
 ほぼ毎日、ブログを書き続けてきたことになります。
 これもひとえに、読者様のおかげと、感謝申し上げます。

 毎回、僕の駄文にお付き合いいただき、ありがとうございます。


 思えば、ブログを書き出した2010年2月というのは、僕がやっと 「温泉ライター」 と呼ばれ始めた頃であります。
 前年の9月に上毛新聞社から 『ぐんまの源泉一軒宿』 が出版され、早くも2ヶ月後の11月には増刷され、すでにこの年の秋には第2弾の出版も決まっていて、乗りに乗っていた時期でした。

 “豚もおだてりゃ木に登る”
 お調子者の僕は、パソコン音痴にも係わらず、知人に勧められるまま、ブログを開設してしまいました。
 当時のグンブロの担当者のYさんには、大変お世話になりました。
 何から何まで、オンブにダッコのスタートでしたからね。
 ※(当時の様子は、当ブログの2013年2月23日 「せんべい屋は毎日せんべいを焼く」、2013年7月8日 「1日 1,000アクセス突破!」 を参照)


 あれから4年・・・
 おかげさまで5冊の温泉本と、1冊の登山本を出版し、新聞や雑誌に連載を書けるようになりました。
 実は、これ、すべてブログのおかげなんです。
 また、講演やセミナーなどの依頼もしかり。
 担当者が、このブログを読んで、僕のことを知って、連絡をくださることが多いんですよ。

 “たかがブログ、されどブログ”
 どれだけ僕は、このブログに助けられているか、わかりません。
 今では、すっかりライフワークの一環になっています。


 いよいよ、明日からは5年目に突入です!
 温泉地のこと。温泉宿のこと。
 温泉にまつわるこぼれ話や裏話。
 講演会やセミナー、講座、ライブなどのイベント情報。
 そして、日々の出来事などなど・・・
 つれづれなるままに、したためていきたいと思います。

 これからも 『小暮淳の源泉ひとりじめ』 を末永くご愛読してくださいますよう、お願い申し上げます。
   


Posted by 小暮 淳 at 21:52Comments(0)執筆余談