温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2017年06月11日

マロの独白(26) 人気急上昇!


 こんばんワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 (もうすぐ11才になります) 

 お久しぶりでやんした。
 みなさん、お元気でしたか?
 オイラの人生(犬生) は可もなし不可もなし、相変わらず散歩と昼寝の毎日であります。

 引き換え、ご主人様は、とても忙しそうであります。
 新刊の出版以来、式典やら講演やら取材やら宴会やら、「よく体力が持つなぁ~!」 と飼い犬ながら感心しております。


 昨日は、そんなご主人様の出版を記念した書店でのサイン会でした。
 夕方、帰って来るなり、荷物を置くと、
 「おい、マロ、散歩に行くぞ!」
 と、オイラの首にリードを付けました。

 「ご主人様、お急ぎですね」
 「ああ、ノドがカラカラだ。すぐに出かける」
 「あっ、分かりました! もしかして酒処Hですね?」

 ご主人様の返事はありませんでしたが、絶対そうに決まっています。
 だって、いい事があった日や講演会などの仕事が上手く行った日は、必ずHに行きますからね。


 「ところで、ご主人様、今日のサイン会はいかがでしたか?」
 「ああ、たくさんの読者が来てくれたよ」
 「そうですか、それは良かった! オイラも、うれしいっす」

 「ただなぁ……」
 「ただ、なんでございますか?」
 「みんなマロの話をするんだよな」
 「オイラの話ですか?」
 「ああ、『いつもブログ、読んでます』 『マロちゃんのファンなんです』 『もっとマロくんを登場させてください』 だってよ」
 「えっ、ご主人様の読者様がですか!?」
 「ああ、そうだよ。それも何人もだ。なんだかオレよりもマロのほうが人気者だな」
 ですって!


 なんだか、照れるなぁ~~!
 オイラって、そんなに人気者なんですかね。

 あ~、飼い犬冥利に尽きる幸せでやんす!
 でも、これもすべて、ご主人様と読者様のおかげであります。
 ありがとワンダフル!!


 ご主人様、お気をつけて行ってらっしゃいませ。
 くれぐれも、飲み過ぎませんように。
 チワワン!
  


Posted by 小暮 淳 at 19:21Comments(4)つれづれ

2017年06月07日

根拠のない自信④


 「あなたの生き方は、間違ってます!」
 「いや、間違ってない!」
 「いっつもいつも、なんですか、その自信は……」

 若い頃から夫婦げんかは、この繰り返しでした。

 さすがに最近は家人もあきらめたようで言わなくなりましたが、そのぶん、言っても無駄だと愛想を尽かしたのだと思います。
 僕自身、加齢とともに “根拠のない自信” に自信がなくなってきたのかもしれません。


 思えば10代、20代は何をするわけでもなく、ただ思いのままに、やりたいことだけをして生きていました。
 30~40代は、ひたすらに家の中でも社会でも、我を通して、敵を作って生きてきてしまいました。
 すべての原動力は、この “根拠のない自信”にあります。

 学歴もなく、資格も免許も持たずに、ただ無手勝流にて、なんとか今日まで生きてきました。
 気が付けば、早や来年は還暦です。

 ♪ 思えば遠くに来たもんだ~♪

 ここに来て、やっと僕も人並みに、自分の人生を振り返ることができるようになりました。
 「“根拠のない自信” は、所詮、根無し草なんだよなぁ~! いざと言う時に、つぶしが効かないんだよなぁ~」
 と、反省しきりだったのであります。


 と、ところが!
 またしても、そんなマイナス思考は、瞬時に一掃されてしまいました。

 先日の毎日新聞に、こんな対談記事が載っていました。
 AKB48グループのプロデューサーで知られる作詞家の秋元康氏の言葉です。

 <人は根拠のない自信を持つことが大事。根拠があったらそれが崩れた時に自信を失ってしまうから。>

 なるほど!
 目からウロコの発見であります。
 そうだったのか!
 オレは根拠がなかったからこの歳まで、この生き方を貫いて来れたのか!

 と、新聞を握りしめて、人知れず感動に身を震わせていたのであります。


 「だから、あなたの生き方は間違ってるって言うんです」
 そんな言葉が、聞こえてきそうですが……。
 

  


Posted by 小暮 淳 at 11:12Comments(0)つれづれ

2017年06月01日

育児も介護もクソのうち


 先週末の夜のこと。
 ちょうど僕がオヤジの手を引いて、トイレへ連れて行こうとしているときでした。
 ぷらりと、息子が訪ねて来ました。

 「お父さん、無理しないでよね。うちのやつも心配していた」
 「何をさ?」
 「おじいちゃんのことだよ」
 「無理なんてしているもんか。育児も介護もクソのうちだ」
 「なに、それ?」

 最近僕は介護について訊かれると、親しい人には、そう答えています。
 あまり良い表現ではありませんが、子育ても年寄りの面倒を看ることも、食べたり排せつをすることと同じだということです。
 当たり前のことで、取り立てて感心するような特別なことではないということです。


 ただ、そう思うようになったのには、僕の人生観と関係があるかもしれません。
 僕は30代半ばで、この世界(フリーランス) で働くようになりました。
 仕事も収入も不定で、ともすれば “毎日が日曜日” のときもあります。

 必然、育児は僕の担当となりました。

 3人の子どもたちは、僕がミルクを作り、オシメを換え、風呂に入れて、保育所に連れて行きました。
 まだ 「イクメン」 なんていう言葉などない時代のことです。
 でも、なんの抵抗もなく育児に参加することはできました。


 では介護は?
 と記憶をたどると、確かに身近にありました。
 オヤジは僕と同じ次男でしたが、晩年の祖父を引き取って暮らしていたのです。

 「じいちゃん、きったねぇ~な~!」
 小便を垂れ流してしまう祖父を笑う僕に対して、オヤジは、
 「おじいちゃんは病気なんだから仕方がないんだよ」
 と言って、イヤな顔一つせず、畳を拭いて、祖父の着替えをしていました。

 きっと子どもの頃に見た、そんな光景が脳裏の片隅にこびり付いているのだと思います。
 人間誰でも年老いたら、体が言うことをきかなくなる。
 それは自然なことで、誰もが通る道なんだと……。


 でも、ちょっぴり嬉しかったのであります。
 息子が、気にかけてくれていたことが。
 そして息子のお嫁さんまでも、僕のことを心配してくれていたことが。

 「オレは将来、お前たちに迷惑かけないようにするからな」
 なんの根拠もありませんが、せめてもの希望的憶測であります。
 そしたら息子が、ひと言、こんな言葉を返してくれました。

 「別にいいよ」


 ちょっぴり心の奥が、温かくなった夜でした。
   


Posted by 小暮 淳 at 14:47Comments(0)つれづれ

2017年05月28日

病気と寿命は別のもの


 昭和2年(1927) 5月27日生まれのオフクロが、昨日、無事に “卒寿” を迎えました。
 ささやかながら、誕生パーティーを開きました。

 パーティーといっても、集まったのは両親とアニキと僕の4人だけです。
 オフクロの好きなチーズケーキを食べながら、紅茶で乾杯をしました。

 「90歳、おめでとう」
 「ありがとうございます。とっても幸せですよ」
 「まさか、オフクロがこんなに長生きするとはね?」
 「本当だね。神様は何で私をここまで生かしてくれたんかね?」
 「なんか、意味があるんだよ。きっと」

 その意味なら僕もアニキも、とっくに知っています。
 “まだ親孝行が足りないから” なのであります。


 以前にも何度かブログに書きましたが、オフクロは若い頃から 「病気のデパート」 と親戚から揶揄されるくらい病弱で有名でした。
 乳ガン、子宮ガン、脳梗塞、脳出血……と、何度も生死をさまよいながら生きてきた人です。
 誰もが短命だと思いながら、今日まで接してきました。
 そのオフクロが、卒寿を迎えることができたなんて、奇跡中の奇跡だと、僕とアニキは心底思っています。

 「病気と寿命は別ものなんだよ」
 これがオフクロの口ぐせです。
 決して順風満帆な人生じゃなかったけど、そして今も五体満足な生活じゃないけれど、オフクロはオフクロなりに精一杯生きています。

 何よりも毎日ベッドの上で、オヤジや息子たち、孫、ひ孫たちのことを心配してくれています。


 「生きているだけで、何もできなくてごめんなさいね」
 オフクロの、その言葉が来年も聞けますように……。
 もう少し、親不孝な息子でいたいと思います。
  


Posted by 小暮 淳 at 13:56Comments(0)つれづれ

2017年05月15日

「母の日」 のプレゼント


 何年か前から僕は、「母の日」 のプレゼントを買わなくなってしまいました。
 正確に言えば、平成27年の 「母の日」 からです。
 それまでは毎年、花だったり、オフクロの好きな和菓子を買って、届けたものです。

 その年に何が起きたのかといえば、それは、とっても些細な理由なんです。
 僕が書いている “群馬の温泉シリーズ” の出版日が、5月になったというだけのこと。
 それ以前は、4月だったり、9月だったのです。

 2年前に出版した 『尾瀬の里湯』 が5月9日。
 昨年出版した 『西上州の薬湯』 が5月10日。
 そして今回出版した 『金銀名湯 伊香保温泉』 が5月15日です。

 早い話が、プレゼントを買う手間を省いて、著書にサインを入れて渡しているのです。


 「ばあちゃん、元気かい?」
 昨日、僕は実家に、寝たきりのオフクロを訪ねました。

 「いいところに来たね。オシッコをさせてくれないかい」
 本を手渡そうとして、出鼻をくじかれてしまいました。
 オフクロは、夜寝るときは紙オムツをしていますが、昼間はベッドの脇に置いてあるポータブルトイレで用を足します。
 でも1人では、ズボンも下着も下ろせません。

 「終わったら、呼んでおくれ」
 そう言って僕は、カーテンを閉めて、リビングのイスに腰掛けて待ちます。
 やがて用を足し終え、下着とズボンをはかせて、またベッドに寝かせました。


 「今日は、なんの用だい?」
 「なんの用じゃないよ。母の日だよ」
 「あれ、そうだったかね」
 「甘い物でも買って来ようと思ったんだけどさ、ベッドの上で食べて、こぼすとアニキに怒られるだろ。だから、はい、これ! また本が出たんだよ」
 「へぇー、そうかい。また出したんかい! 大したもんだね」
 「でも、これが仕事だから」

 「だったら、ちゃんとイスに座って見たいよ。起こしてくれないかい」
 オフクロは、わざわざ車イスに乗り移り、リビングのテーブルまでやって来ました。

 「これで何冊目になるんだい?」
 「温泉は9冊目だよ」
 「ほかにも出しているよね?」
 「ああ、山歩きとか旅行記とか」
 「大したもんだよ。あたしは、うれしいよ」
 そう言って、オフクロは泣き出してしまいました。

 「プレゼント、甘い物じゃなくて、悪かったね」
 「なに、言ってるんだい。わたしは、こっちのほうがうれしいよ」
 「そう言ってくれるのは、ばあちゃんだけだよ」

 そしてオフクロは、こんなことを言いました。
 「お前はさ、お金がない、お金がないって、いっつも言うけどさ。お金じゃ買えないものを、こんなにも残しているじゃないか。お金なんて、いっくらあっても、あの世には持って行けないんだよ。この世に置いて行ったって、子どもたちが争そうだけだ。でも、本はいいよ。死んだ後も残るもの。何よりも、人の心に残る。お前、いい仕事しているよ。あたしは、うれしいんだよ」
 またしても号泣であります。


 かーちゃん、ありがとう。
 やっぱり、そんなことを言ってくれるのは、かーちゃんだけだよ。
 いつまでできるか分からないけど、かーちゃんが生きているうちは本をプレゼントするから、長生きしてくれよな。

 いくつになっても親離れできない息子で、ゴメン!
   


Posted by 小暮 淳 at 13:19Comments(4)つれづれ

2017年05月08日

マロの独白(25) 老人を笑うな! 


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。

 長い長いゴールデンウィークが、やっと終わりやした。
 みなさんは、どこかへ行かれましたか?
 オイラですか? オイラはいつもと変わらず、散歩と昼寝と時々おやつの毎日でやんした。

 ご主人様ですか?
 ご主人様は年中無休のお忙しい人ですからね。
 家族とのコミュニケーションの時間もなく、東奔西走しておりましたよ。
 そして本来なら “休日” となるべき週末は、恒例の介護に明け暮れていました。


 このゴールデンウィーク中も大主人様(ご主人様のお父上) が、我が家にやって来ました。
 オイラとは、すっかり仲良しで、夕方の散歩は日課となっています。
 でも、笑っちゃうんですよ!
 大主人様ったら、何度オイラに会っても、
 「これはネコか? イヌか?」 って言うし、散歩中も相変わらず 「なんかオレの前を歩いている」 とか 「なにか、ついてきてるぞ!」 なんて大ボケをかますんですもの。
 オイラ、おかしくて、おかしくて、ついつい笑ってしまいます。

 そしたら、ご主人様に怒られてしまいました。
 「年寄りを笑うな!」 ですって。
 「えっ、笑ってはダメですか?」
 「子どもを叱るな来た道だ。年寄りを笑うな行く道だ」
 「なんですか、それ?」
 「なんだっけかな、たぶん仏教の言葉だと思うけど……」
 そう言って、ご主人様は大主人様の手を引きながら、野花が咲く田んぼ道を、黙々と歩くのでございます。


 以前、オイラはご主人様に、こんなことを訊いたことがあります。
 「ご主人様は、次男ですよね。ご両親と暮らしていないのに、どうして面倒を看ているのですか?」
 「なんでだろうね……」
 「親孝行なんでございますね」
 オイラが、そう言うと、ご主人様は、悲しそうな顔をして、ポロリと言いました。

 「親孝行なもんか。若い頃にした親不孝への罪滅ぼしだよ」
 「そんな、もんですかね?」
 「ああ、そんなものだよ」

 そう言えば数年前、ご主人様は、さるイベントに呼ばれて、介護をテーマに講演をなさったことがありました。
 その時の演題が、『不孝をすると親は長生きする』 でしたっけ。


 オイラはペットショップ生まれです。
 どこかに両親がいるのかな?
 いつか会って、一緒に散歩なんてしてみたいワン!
     


Posted by 小暮 淳 at 12:14Comments(5)つれづれ

2017年05月05日

グランドゴルフ連覇!


 グランドゴルフって知っていますか?
 ゲートボールとゴルフの間の子ようなスポーツ(?)です。
 最近は、ゲートボールよりも人気があるようです。

 我が町内でも以前はゲートボールが盛んに行われていましたが、何年か前からはグランドゴルフに替わってしまいました。
 僕も時々借り出されて、やったことがありますが、ゲートボールに比べると確かにルールが簡単なんです。
 これならば老若男女、初心者でもすぐにグランドに立ってプレーをすることができます。


 今年もゴールデンウィーク中に、町内対抗グランドゴルフ大会が開催されました。
 各班から6名1チーム、11チームが出場しました。

 今年、僕は5班の班長なんです。
 班長は基本、選手にはなれません。
 審判と決まっています。
 それと、選手の “接待” です。

 午前7時半、選手よりひと足早く会場(小学校の校庭) に集合。
 木陰にシートを広げて、まずは場所の確保であります。
 そしてクーラーボックスには、お茶とコーヒーの用意。
 これ、すべて班長の仕事です。


 午前8時半、プレーボール!
 1番から6番までの選手が、小旗の立つホールを目がけて、ボールを打ちます。
 初心者には 「落ち着いて、打ってくださいね」 と声をかけますが、僕のチームは6人中4人がプロなんです。
 プロ?
 ええ、老人会で毎日のようにプレーしているお年寄りのことです。

 8ホール×2回
 終わってみれば、我がチームはホールインワンを出した人が2人もいて、ぶっちぎりのトップで優勝。
 しかも、昨年に続いて2年連続の優勝です。

 「第1位は5班、小暮淳さんのチームです!」
 大会委員長の声に、飛び上がる老若男女。
 そして優勝トロフィーの授与。


 この町に越して来て23年……。
 最初は、よそ者扱いもされましたが、今ではすっかり溶け込んで、和気あいあいと暮らしています。

 次は、夏の納涼祭ですね。
 班長として、しっかりと町内の方々のために、ご奉仕したいと思います。

 隣保のみなさん、大変お疲れさまでした。
 優勝賞品の缶ビールを浴びるほど、お飲みくださいませ。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:34Comments(0)つれづれ

2017年04月21日

ロリコンは治らない?


 最近、一番驚いたことといえば、千葉県松戸市の女児殺害事件の容疑者逮捕のニュースでしょうか。
 容疑者が、保護者会の会長だったこと、見守りパトロールをしていたこと……。
 警察官が泥棒だった!ことよりも、はるかにショックは大きいのです。

 実は僕、現在でも地域の育成会連合会の役員をしています。
 かつてはPTA役員や子供会会長もしていました。
 だもの、ショックは根深いのであります。

 子どもたちに 「知らない人に付いて行ってはいけません」 とは言えても、「知っている人にも付いて行ってはいけません」 なんて言えますか?
 実際、地域の祭りやイベントなどで子どもたちの帰りが遅くなる時は、役員が車を出して、送り届けているのですから。
 その役員さんまでも、警戒しなければならないということでしょうか?

 いずれ、男性の役員は禁止!なんてことには、ならないでしょうね。
 今回の事件は、稀(まれ) の中の本当に稀なケースなんだと願いたいです。


 なぜ稀なのか?
 容疑者が “ロリコン” だったからです。
 それも、ただのロリコンではなく“異常な幼女趣味” でした。

 でもね、正常な僕からすると、とても理解に苦しむ点があります。
 彼には、被害者と同じ小学校に通う娘がいるんですよ!
 娘がいれば、ロリコンは治るでしょう!

 というのも僕は若い頃、友人たちから 「ロリコン」 と揶揄されたことがあるのです。
 ロリコンといっても本物のロリータコンプレックスではなく、童顔の女性が好みだったというだけなんですけどね。
 対象年齢だって、高校生以上でしたよ。

 でも結婚をして、子どもができました。
 3人のうち2人は女の子です。
 それだけでロリコンなんて言葉は、どこかへ消え去るものです。
 しかも娘たちの成長とともに、性的な対象年齢だって年々上がっていきます。

 ちなみに長女は現在28歳です。
 ということは、僕が興味を抱く女性は30歳以上ということになりますね。
 上限ですか?
 えーと……、美しい女性であれば何歳でもOKということで。
  


Posted by 小暮 淳 at 18:42Comments(2)つれづれ

2017年04月17日

マロの独白(24) キ●●マが、かゆ~い!


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 またまたまた登場であります。

 ていうか、最近、オイラの出番が多いと思いませんか?
 というのも、ご主人様がヘンなのであります。
 “燃えつき症候群” て、やつですかねぇ。
 今までは、こんなことはなかったんですけどね。
 今回、本を書き上げたら、なんだかウツみたいに、いつもボーっとしていて、心ここにあらず状態の毎日を過ごしているのであります。

 「ご主人様、ブログを書かなくていいのですか?」
 とオイラが心配になって声をかければ、
 「あ、ああ……。面倒臭いなぁ~」
 ですって。
 「でも、読者のみなさんが、楽しみに待ってますよ」
 と言ったら、
 「だったらマロが書けばいいじゃん」
 ですって。

 ということで、魂が抜けてしまったご主人様に代わって、今回もオイラが代筆します。


 先週末から、またまた大主人様(ご主人様のお父上) が、我が家に来ていました。
 今年93歳になられる高齢のため、耳は遠いし、目は見えないし、認知症はかなり進んでいますが、若い頃から登山を趣味にしていただけあって、足腰だけは丈夫なのであります。
 よって、オイラとは大の仲良し散歩仲間なんです。
 だから大主人様がやって来ると、オイラはごきげんなんでやんす。

 でも……

 でもでも、大主人様は夜が大変なんです。
 午後5時には夕食を済ませて、6時には床に就いてしまうのですが、それからが……。
 ほぼ1時間おきに目を覚まして、「オシッコ、オシッコ」 と家族を呼ぶのであります。
 (家族といっても、同じ部屋で寝ているのはご主人様で、隣の部屋にいるのはオイラです)

 そして、ご主人様が大主人様をトイレへ連れて行くと決まって、
 「背中がかゆい! かゆい、かゆい、かいてくれ~!!」
 って、だだをこねるのです。
 ご主人様は、おやさしいですからね、
 「じいさん、ここか? どこ? ここか?」
 と言いながら、夜中に大主人様の背中をかいて差し上げるのです。


 と、と、ところが、が、がーーー!!!!!
 昨晩は、とんでもないことが起きたのです。

 「かゆい、かゆい~! キ●●マが、かゆい~!!」
 オイラ、思わずゲージの中で、もんどり打ってしまいましたよ。

 えっ、今、なんて言いました?
 背中じゃ、なかったよなぁ~。

 「じいさん、なんだって?」
 「キ●●マが、かゆいんだよ」
 「なに? キ●●マが、かゆくなるわけないだろう! フクロだろう!?」
 夜の夜中に、なんて冷静な思考が働く、ご主人様なのでしょうか。

 「ああ、そうだよ。キ●●マが入ったフクロの裏側が、かゆいんだよ」
 オイラ、興味津々で、聞き耳を立てていたのでありやす。
 だって、心やさしいご主人様のことだから、かいて差し上げるのかと思ったから。

 ところが、やはりご主人様も、ふつうの人間であります。
 「じいさんよ、自分でかいてくれや!」
 そう、言い放ったのです。

 ふーーーぅ、良かった。
 だって、大好きなご主人様が、いくらお父上だといっても、キ●●マ袋をめくり上げて、その裏側をかいてあげている姿は、見たくないですからね。


 でも、人間って、やっかいな生き物でやんすね。
 オイラなら簡単にペロペロと、自分でなめてしまうんですけどね。

 それにしても、ご主人様、お疲れさまでした。
 オイラは知っていますよ。数えていましたから。
 昨晩、大主人様は、12回もトイレに起きていましたものね。
 今夜は、ごゆっくり、お休みくださいませませ。
 チワワン!
  


Posted by 小暮 淳 at 15:55Comments(2)つれづれ

2017年04月13日

銀盤の長嶋茂雄


 昨日、フィギュアスケート女子の浅田真央ちゃんが、引退会見をしました。

 なぜか 「真央さん」 ではなく、「真央ちゃん」 なんですね。
 世界のトップアスリートなのに、誰もが 「ちゃん」 と親しみを込めて呼んでしまうところが、国民的アイドルたるゆえんなんでしょうね。

 僕的には安藤美姫さんのファンだったんですけど、やっぱり真央ちゃんは別格の存在です。
 ついつい娘のような、それも年齢的にみたら末娘を見守る親目線になってしまいます。
 (安藤美姫さんじゃ、愛人目線になってしまいますものね)


 それにしても見事な引退会見でした。
 弱冠26歳にして世界の頂点を極めた人の言葉には、年齢を感じさせない重みを感じます。
 「悔いはない。やり残したことはない」
 「フィギュアスケートは人生」
 とまで言い切りました。

 まあ、60年近く生きてきても後悔と、やり残してきたことばかりで、いまだに人生を模索している凡人と比べてはいけないのでしょうが、26歳にして “人生” を成し上げてしまった偉業には、ただただ感服してしまいました。
 そして会見で見せた、涙と笑顔!
 1アスリートとしてではなく、スーパースターの風格でした。


 僕は前々から真央ちゃんのことは、アスリートを超えた存在だと思っていました。
 “強い” ことよりも “感動” を与えてくれるエンターテーナーを感じていたからです。
 フィギュアスケートファンでなくても、応援したくなり、あこがれてしまう人……
 そう! かつての長嶋茂雄さんのような……。

 と思っていたら、さる新聞に、こんなコメントが寄せられていました。
 <純真な人柄でこれほど愛された選手は、長嶋茂雄さん以来かもしれない>
 同じことを考えている人がいるのですね。


 真央ちゃんは会見で、「生まれ変わったらまたスケート選手になるか?」 という記者からの質問に、こう答えていました。
 「やり切ってもう悔いがないので、スケートの道は行かない。食べることが好きなのでケーキ屋さんとかカフェとかをやってみたい」

 なんという、いさぎよさ。
 26歳にして、人生を完結させてしまったのですね。
 それにしても真央ちゃんは、まだ若い!
 生まれ変わらなくても、これからいっくらでもケーキ屋さんになれるのです。

 あっぱれ! 見事なアスリート人生でした。
 そして、お疲れさま。
 感動をありがとう。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:22Comments(0)つれづれ

2017年04月10日

マロの独白(23) 雨上がりの散歩道


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 またまた登場しました。

 だってだってだって、大主人様がまたやって来たんでやんす。
 あっ、大主人様といっても、初めて読まれる読者様には分からないですよね。
 大主人様とは、ご主人様のお父上のことであります。
 なぜ週末になると、やって来ることになったのかは、前回のオイラの独白を読んでくださいませませ。 


 「ワンワン、大主人さま~! いらっしゃいませ~!!」
 オイラは、玄関までお出迎えしたんでやんす。
 ところが……

 「うわっ、なんかいるぞ!」
 「マロだよ。じいちゃん、この間も会ったろ?」
 と、ご主人様がオイラを改めて紹介してくださっているのに、
 「なんだい? これはイヌか、ネコか?」
 「イヌだよ」
 「なんでイヌがいるんだい? 後をついてきちゃったのかい?」

 もー、大主人様ったら、オイラは野良犬じゃありませんよ。
 れっきとした、ここんちの飼い犬です!
 しかも家の中で飼われている座敷犬ですからね。


 でもでも今回、オイラの夢が叶ったんでやんすよ。
 そう、大主人様との “初散歩” であります。

 昨日の午後、雨が上がって、晴れ間も見えて、絶好のお散歩日和になりました。
 ご主人様の左手にはオイラのリード、そして右腕は杖を突いた大主人様の左手をガッチリ、ガードしております。

 ふだんはノロマでチビで、ご主人様に 「さっさと歩けよ」 と叱られっぱなしのオイラですが、昨日は違いました。
 だって大主人様のほうが、オイラより歩くの遅いですからね。
 だから、オイラが一歩先を歩いて、道案内を買って出たんでやんす。
 そしたら……

 「おい、なんかオレの前にいるぞ! なんだ?」
 大主人様は、耳も遠いけど、目も良く見えないんです。
 「マロだよ、さっきも家の中で一緒だったじゃないか」
 と、ご主人様が説明しますが、大主人様の記憶は3分と持ちません。
 「マロっていうのはなんだい? イヌか、ネコか?」
 もう、堂々めぐりであります。
 仕舞いには……

 「どっかから、ついてきちゃったんかね」
 だ・か・ら、オイラは野良犬じゃありませんって!!

 でもね、とっても楽しい散歩でやんしたよ。


 ただね、夜が大変なんです。
 オイラは隣の部屋で寝ているから、毎回気づいているんですけどね。
 大主人様ったら、朝までに8回もトイレに起きるんですよ。
 そのたびに、「うわぁ~、ここはどこだ~! ああ、分からない、分からない」 と大騒ぎ。
 そして、あわてて飛び起きるご主人様。

 すっかりオイラも寝不足であります。
 でもオイラは、いつでも昼寝ができるからいいけど、ご主人様は一日中、眠たそうでした。

 がんばれ~、ご主人さま~!
 オイラが癒やしてさしあげますからね。
 チワワン!

   


Posted by 小暮 淳 at 18:48Comments(2)つれづれ

2017年04月08日

筋書きのないドラマ


 先日、新聞紙上で 「生涯未婚率」 というのが発表されました。
 あまり聞き慣れない言葉ですが、50歳まで1度も結婚をしたことのない人の割合だそうです。

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の2015年の調査によると、男性は23.37%、女性は14.06%だったとのこと。
 これは男性の4人に1人、女性の7人に1人が生涯未婚ということになります。

 正直、驚きました!
 少子化とともに晩婚化が進んでいることは承知していましたが、未婚率しかも生涯独身で通す人が、こんなにも増えていたとは思いませんでした。
 ちなみに群馬県だけを見ると、男性23.56%、女性11.85%でした。
 男性はほぼ全国平均で、女性はやや歯止めがかかっています。

 気になるのは、その理由です。
 なぜ結婚をしないのか?
 これが実に興味深いのであります。
 別の調査ですが、全国の18~34歳の未婚者のうち 「いずれは結婚したい」 と考えている人は、男性86%、女性89%も占めているのです。
 では、なにが結婚のハードルを高くしてしまっているのか?

 理由として40%以上の男女が、「結婚資金」 を挙げています。
 これまた、おったまげであります。
 そりゃ~、当然だ!
 金が貯まるのを待っていたら、いつまで経っても結婚なんてできませんって!


 自慢じゃありませんが、僕は無職で結婚しましたからね。
 いえいえ、する気はなかったんですよ。
 生涯独身貴族でいたいタイプの人間でしたから。
 でも、当時の彼女(家内ですが) から、「なんとかなると思えないの?」 「無職は結婚しない理由にならない」 と言われ、思いっ切り背中を押されてしまいました。

 あれから30余年……。
 案ずるより産むが易し!
 なんていうことはありません。
 今日まで、たんたんと生きております。

 人生は、筋書きのないドラマなんですね。
 何が起きるか分からないから面白い。
 石橋を叩いて壊してしまうくらいなら、吊り橋をハラハラドキドキしながら渡るほうが、よっぽど楽しいと思うんですけど。


 結婚を悩んでいるみなさん!
 なんとかなりますって!
 思いっ切り人生の吊り橋を突っ走ってくださいな。
   


Posted by 小暮 淳 at 13:23Comments(2)つれづれ

2017年03月27日

マロの独白(22) 大主人様がやって来た!


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 今月は、2度目の登場でやんす。
 というのも……


 てーへんだー、てーへんだー、一大事だーーーっ!!!!
 ご主人様のお父上が、我が家にやって来たのであります。
 それも2泊3日のお客様としてでやんす。

 なんでも、ご主人様とご主人様の兄上様で協議した結果、兄上様の介護負担を軽減するために、デーサービスやショートステイがお休みの週末に、ご主人様がお父上を預かることになったらしいのです。

 「マロ、いいか。明日からじいさんが来るけど、仲良くしてくれよな」
 「もちろんです、ご主人様。ご主人様のお父上は、オイラにとっては大主人様ですから。一緒に散歩のお供をいたしやす」
 と、大主人様のご来宅を心待ちにしておりました。


 「おい、ここは、どこだ?」
 「ここはジュンのうちだよ」
 「ジュンって誰だい?」
 「いやだな、あなたの息子ですよ」
 「そうか、オレには息子がいるのか」
 大主人様は、御歳92歳。
 五体は健康なのですが、認知症がかなり進んでいます。

 「おい、マロ、あいさつをしろよ」
 「ワンワン、えーと、マロでやんす。大主人様、お会いするのを楽しみにしておりました。よろしくお願いいたしやす」
 と言って、オイラは大主人様の膝の上に、チョイと前足を乗せたのでございます。
 すると、大主人様ったら

 「うわっ、うわっ、なんだ! これ生きているのか?」
 「じいさん、マロだよ。前にも会ったことがあったろう」
 「ダメだ、ダメだ、あっちへ行け! 俺は生き物がキライなんだ~!!」
 そう言って、オイラを突き飛ばしたのであります。


 ご主人様も気をきかせて、オイラと大主人様の部屋を分けてしまうし、この2日間は雨で一緒に散歩へ行く夢も叶いませんでした。
 でもオイラ、あきらめないワン!
 これからも週末になれば、大主人様は来るのですから、仲良くするだワン!
   


Posted by 小暮 淳 at 14:43Comments(2)つれづれ

2017年03月19日

金があったらバチが当たる


 「幸せになっちゃダメ! 小暮さんはアウトローなんだから!!」

 突然、カウンター席の隅で、ヨッパライが大声を上げました。
 馴染みの居酒屋での常連客とのざれ言です。

 それまで僕は、ママと両隣の客と、僕の私生活について話していました。
 息子が先日、結婚したこと。
 今年は、2人目の孫が産まれてくること。
 どこにでもあるような普通のオヤジの世間話であります。

 でも、それが彼には面白くなかったんでしょうな。
 「不真面目に生きている小暮さんが、真面目に生きている自分たちと変わらない平凡な暮らしをしているなんて許せない」 と思ったのでしょう。
 言われた本人でさえ、「だよね、ゴメン」 と素直に納得してしまいました。

 彼は僕と同世代。
 でも、かたや某有名企業のエリートサラリーマンです。
 “アウトロー” の僕には、計り知れない苦労と屈辱のイバラの道を歩んで来たことでしょうね。
 「それじゃ、不公平だろう!」 という怒りの声が、悲しい嘆きとなって僕の胸に刺さりました。


 その翌日。僕は同じアウトロー(自営業) の友人を訪ねました。
 「そりゃあジュンちゃん、無理もないよ。オレたちは社会の落ちこぼれなんだから。甘んじて、その言葉を受けなくっちゃ」
 そう言うのであります。
 彼は、小さいながら工房を構える一国一城の主。
 たった1人で、独自の世界を生きてきました。
 それでも私生活では持ち家に住み、2人の子どもを立派に成人させています。

 ただし僕同様、昔も今も “貧乏” の二文字に縛られて暮らしています。


 「それってさ、昔、ジュンちゃんのオヤジが言ってたセリフと同じだよね。『これで金があったらバチが当たる』 っていう言葉。今じゃ、オレの座右の銘だものな」

 『これで金があったらバチが当たる』

 そうなんです。
 人生を好き勝手に生きてきたオヤジの口ぐせなんです。
 するとオフクロは必ず、こう返していました。
 「そうですよ。おとうさんは好きなことだけして生きてきたんだから、お金のことは言ってはいけませんよ」 と。


 幸せとは、他人を羨ましがらずに暮らすことなのかもしれませんね。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:51Comments(0)つれづれ

2017年03月18日

誰がために生きる


 三十にして立つ
 四十にして惑わず
 五十にして天命を知る

 なるほどと思うのですが、なかなか凡人は孔子のようには生きられません。
 僕なんか、いまだ立場はおぼつかず、迷いっぱなしだもの、天命なんて知るよしもありません。

 でも僕は、昔から自分の人生を孔子風にいましめてきました。
 20代は 「体験」、30代は 「蓄積」、40代は「 行動」、50代は 「表現」です。
 若いときはハチャメチャなこともしたけど、それは 「体験」 となったし、ガムシャラに働いた時代もあったけど、それは 「蓄積」 されました。
 そして、やっと重い腰が上がって飛び回れたのが、40歳を過ぎてからです。

 まあ、それなりに言葉どおりの人生を歩んで来たように思います。
 が、しかし、今、ハタと立ち止まってしまいました。
 60代は何をしよう? どう生きればいいのだろうか?って……
 孔子は、なんていっているのでしょうか?(昔の人は、そんなに長生きをしなかったのかしらん)


 先日、新聞のコラムを読んでいて、こんな言葉を見つけました。
 フリーアナウンサーの八木亜希子さんの言葉です。

 <50歳を過ぎたら人のために生きる。自分のことで喜んだり落ち込んだりするのは、若い頃の話。>

 ガビ~~~ン!!!!
 突然、脳天に雷が落ちたような衝撃を受けました。
 だって僕なんて、50歳を過ぎて、しかも還暦間近だというのに、いまだに自分のことで一喜一憂していますもの。
 “人のために生きる”
 これだよ! 僕の人生に一番欠けているモノは!

 10年遅れではありますが、60代の目標は 「貢献」 としました。
 えっ? 60歳まで待たずに今すぐしろって?
 はい、極力そうします。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:34Comments(0)つれづれ

2017年03月15日

マロの独白(21) 出物腫れ物


 こんにちワン! マロっす!!
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 みなさん、お元気でしたか?

 オイラっすか?
 オイラは、ちょっぴりへこんでいます。
 老化が進行したのかって?
 ええ、まあ、それもありますけど、それだけじゃないんです。
 実は……


 先日、平日の昼時のこと。
 次女様がテスト休みだとかで、家に居たのであります。
 朝からリビングで、ずーーっとスマホをいじりながら、ゴロゴロしているのです。
 そこへ仕事の手を休めに、ご主人様が2階から来ました。

 「昼飯、どうする?」
 「何か作るの?」
 「ああ、ラーメンしようか?」
 「うん、それでいい」

 ここまでは他愛もない父娘の会話だったのです。
 でも、この後、ご主人様が台所に立つやいなや、次女様が、とんでもないことを言い出したのであります。

 「ねえねえ、おとう!」
 「ん?」
 「マロさ、オナラするの知ってる?」
 「そりゃ、マロだって生きているんだからオナラくらいするだろ」
 「それがさ、このところ回数が多いんだよ。しかも、スゲー臭いの!」

 ドキッ!(顔面蒼白)
 次女様ったら、気づいていらしたんですね。
 オイラ、穴があったら入りたいけど、どこにもないので、知らん顔して窓の外を眺めていたんでやんす。

 「へぇ~、知らなかったな。オレは1度も聞いたことないよ。聞いてみたいな、マロのオナラ! プーって音がするの?」
 「それが、“すかしっぺ” なんさ。チョー臭いから!」

 ヒェー!(茫然自失)
 次女様ったら、そこまで言いますか!
 しかも、よりによって、ご主人様の前で……。

 オイラだって、気をつかって生きているんですよ。
 やっぱ、この家の主であるご主人様の前では、極力、粗相をしないようにしているんですからね。
 だから、お世話になっているこの10年間、ご主人様の前では一度たりとて “放屁” なんぞしたことはありませんって。

 なのに、なのに、ひど過ぎます。
 オイラのプライドが、ズタズタでやんす。


 「ほら、ラーメンできたぞ!」
 「いただきま~す」

 「マロどうした? 具合でも悪いのか?」
 「あれ、本当だ。いつもなら騒ぐのに、自分からゲージに入っちゃった」
 「もしかして、さっきの話、聞いていたんじゃないのか!?」
 「まさか……」


 いけずーーー!! (寝たふり)
   


Posted by 小暮 淳 at 11:52Comments(3)つれづれ

2017年03月08日

黄泉の国から


 なんとも寝覚めの悪い夢を見ました。

 9年前に亡くなった友人の夢です。
 いえ、友人というよりも、彼は仕事の相棒でした。
 一緒に離島を取材しながら旅をしたカメラマンです。


 あの頃のように、僕は彼と夜の街で待ち合わせをしています。
 決まって取材へ出かける前は、打ち合わせと称して酒を酌み交わしていました。
 ところが昨晩の彼は、いつもと様子が違いました。
 待ち合わせの時間には遅れることなく来たのですが、顔面蒼白です。

 「小暮さん、ごめん。今日は無理みたい。体調が良くありません」
 そう言って彼は、胸のあたりに手を当てて、路傍にうずくまりました。

 彼の死因は、肺ガンでした。
 でも夢の中の僕は、まったくその事実を知りません。
 もちろん、彼がすでに亡くなっていることにも気づいていません。
 それよりも僕は、つじつまの合わないおかしなことを考えていました。


 今年の正月、突然、彼の奥さんから電話がありました。
 「息子たちも小暮さんに会いたがっているので、遊びに来られませんか?」

 僕は、この電話にハッとしました。
 思えば彼が黄泉の国へ旅立って以来、一度も彼の家に行ってなかったことに気づいたのです。
 その数日後、僕は彼の家を訪ね、自分の著書を仏壇に供え、9年ぶりに線香を上げました。

 仏壇の中で、微笑む遺影。
 南の島で釣りをしている彼を写したものです。
 シャッターを押したのは僕。

 「この頃の主人が、一番生き生きとしていました」
 と奥さん。
 カメラマンだった彼自身を撮った写真は、ほとんどないと言います。


 僕は夢の中で、この日のことを考えていました。
 <なんで彼は、正月に遊びに行った時に、いなかったのだろう? たまたま仕事で不在だったのだろうか?>
 そんな疑問が渦巻く中、僕は彼を介抱しています。

 「救急車を呼ぼうか?」
 「いや、いいです。今日は、これで帰って寝ます」
 「本当に大丈夫かい?」
 「はい、ご心配かけました。では、また連絡します」
 そう言って彼は、夜の街へ消えてしまいました。


 なんで、あんな夢を見たのだろう……。
 今日は朝から悶々としていました。

 もしかしたら今になって、正月のお礼を言いに来たのかしらん。
 それとも・・・

 あの日、僕は彼の息子と酒を飲みながら、こんな話をしました。
 「来年はお父さんの十回忌だね。没後10年の節目に、彼の写真集を作ろうか?」
 すると製作会社に勤める息子が、
 「はい、ぜひ、お願いします。ね、母さん! 絶対にお父さん、喜ぶよね」


 せっかちな彼のことです。
 昨晩の打ち合わせは、取材ではなく、写真集の件だったのかもしれませんね。
   


Posted by 小暮 淳 at 15:22Comments(0)つれづれ

2017年03月06日

通れない道


 「アクセルとブレーキを踏み間違えた」
 その後も、高齢者による交通事故が後を絶ちません。


 ちょうど1年前の3月3日のことでした。
 高崎市の市道で登校中の児童の列に、駐車場から飛び出した乗用車が突っ込み、小学1年生の男児が死亡。
 運転していたのは70代の男性。
 駐車場に駐車する際、「アクセルとブレーキを踏み間違えた」 とのことでした。

 新聞記事によれば、男児の命日である今月3日、関係者が事故現場に集まり、花を手向けて冥福を祈ったといいます。
 男児の父親は、「どうしても現場に来られなかった。事故と向き合ったのは1年ぶりで、いまだに信じられない」 とコメントしています。

 “どうしても現場に来られなかった”
 この言葉に、僕でさえ一瞬にして、あの日あの時の光景がフラッシュバックしてきて、体が小刻みに震え出したほどです。
 男児の父親の心情は、到底、そんなレベルではないはずです。


 今から8年前のこと。
 まだ高校生だった長男が、自転車での登校途中に交通事故に遭いました。
 交差点の真ん中で軽自動車にはねられ、宙を舞い、フロントガラスに叩きつけられ、路面に落ちました。

 <高校生 車にはねられ重傷>
 翌日の新聞には、そんな見出しの記事が載ったほどです。

 おかげさまで命には別状がなく、その後快復し、後遺症もなく、元気に高校生活に復帰しました。
 いまだに本人には事故の記憶がなく、あっけらかんとしていますが、第一報を受けて救急病院に駆けつけた僕は、その時のショックで寿命が縮まってしまい、しばらくは事故現場を通ることができませんでした。
 いえ、今でもなるべく通らないようにしていますし、仕方なく通るときには、できるだけ事故のことを思い出さないようにしています。

 だもの男児の父親の悲しみと怒りは、計り知れないものがあると思います。
 よくぞ、現場に来られたと、その気丈ぶりに敬服しました。


 くしくも同じ3月3日の新聞紙面に、こんな見出しの記事を見つけてしまいました。
 <74歳運転の乗用車 店舗に突っ込む>
 幸いけが人はいなかったようですが、運転手の女性は、また 「アクセルとブレーキを踏み間違えた」 と話しているそうです。

 クルマ自体の機能の改善、運転免許制度の見直し等、一刻も早く進めてほしいものです。
 被害者の家族もつらいですが、加害者となってしまった高齢者の家族もつらい思いをするのですから。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:29Comments(2)つれづれ

2017年02月27日

ツィゴイネルワイゼンと青春の街


 鈴木清順監督の訃報を聞いた日から、僕は頭の中で毎日、吉祥寺の町を歩いています。
 といっても今の吉祥寺ではありません。
 昭和55年(1980) の吉祥寺の街です。

 当時、僕は22歳。
 ミュージシャンになる夢を追いかけて、東京で暮らしていました。
 ライブハウスや路上、レコード店や楽器店の店頭での人寄せライブ等に、夢中になっていた頃です。

 彼女ですか?(誰も訊いてないって!)
 もちろん、いましたよ。
 1つ年下の大学生でした。
 でも一般の女子大生とは、ちょっと変わった娘だったんです。

 画家の卵でした。


 週末のデートは決まって、吉祥寺。
 なぜかというと、彼女が路上で絵を売っていたからなんです。

 夕方、店じまいをする時刻を見計らって、僕は吉祥寺へ行きます。
 「絵、売れた?」
 「全然だめ」
 「そうか、じゃあ、今日はオレのおごりだな」
 「サンキュー!」
 大きな画板を抱えた彼女と、吉祥寺の夜をあてもなくブラブラと歩きまわるのが、週末のお決まりでした。

 その頃に上映されたのが鈴木清順監督の 『ツィゴイネルワイゼン』 でした。
 上映場所は、映画館ではありません。
 全国のデパートやオープンスペースに仮設ドームを造っての簡易シアターでの上映という、奇抜なスタイルでした。

 吉祥寺のパルコ、といえば当時は若者の聖地。
 パルコ主催のグラフィックアート展などには、足しげく通ったものです。
 そのパルコの屋上に設置された特設会場で彼女と観た記憶が、訃報とともにフラッシュバックしたのであります。

 原田芳雄、大楠道代、藤田敏八の3人が演じる摩訶不思議で妖艶な甘美の世界……
 「清順美学」 と称された独得の映像美に酔いした夜でした。


 あれから37年も経ったのですね。
 吉祥寺の街も、ずいぶんと様変わりしたことでしょうね。

 待ち合わせに使った 「くぐつ草」 という喫茶店は、いまもあるのでしょうか?
  


Posted by 小暮 淳 at 22:54Comments(3)つれづれ

2017年02月22日

目指せ! 2.07


 先日、新聞に 「合計特殊出生率」 というのが出ていました。
 15~49歳の 「1人の女性が生涯に産む子どもの数」 を推定した数字だそうです。
 これによれば2015年の合計特殊出生率の全国平均は1.45人で、少子化の現状が浮き彫りにされました。

 ちなみに群馬県は1.49人で、全国平均を上回っているものの大差はありません。
 なんでも1人の女性が2.07人産まないと、現在の人口は維持できないそうです。

 でも、そうですよね。
 単純に考えて、1組の男女が結婚して、生まれてくる子どもが2人以下では人口は減少します。
 しかも生涯未婚だったり、出産を経験しない人もいますから最低2人以上は必要となります。

 で、気になって全国の表を見てみました。
 平均2.07人以上産んでいる県は、いくつあるのだろうかと!
 すると、驚いたことにゼロなんです!!!
 1位の沖縄県ですら、1.96人ですからね。
 これでは、日本の人口は減る一方です。

 まさに “少子高齢化” であります。
 年寄りの寿命は延びていますものね。


 でもね、群馬県内にはあるんです!
 2.07人以上子どもを産んでいる村が~ッ!!
 それは、上野村と川場村です。

 上野村が2.29人、川場村が2.13人。
 やっぱり都会より田舎の方が、子育てには環境が良いのかなと思ったのですが、そうとも限らないようです。
 県内35市町村での最下位は、片品村で0.82人なのですからね。

 ちなみに全国最下位は、やっぱりというか、東京都で1.24人でした。
 でも、これってどういうことなのでしょうか?
 都会より出生率の高い田舎と低い田舎があるって?

 一概に子育て環境だけの理由ではなそさうですね。
  


Posted by 小暮 淳 at 17:38Comments(0)つれづれ