温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2017年08月06日

蚊取り線香とうちわと23年目の夏


 しのぎやすかった陽気が続いたのもつかの間、また灼熱の太陽が照りつける暑い日がもどってきました。
 読者のみなさんは、お変わりありませんか?

 夏は、なんだかんだとイベントに借り出されることの多い季節です。
 昨日は、町内の納涼祭でした。
 お祭り自体は夕方からの開催ですが、僕は今年、班長なんです。
 ということで、朝から会場作りのお手伝いに参加してきました。


 ここは前橋市の南郊外。
 田畑が広がる田園地帯です。
 23年前、長女が小学校に入学するのと同時に、旧市街地から家族で引っ越してきました。

 田んぼがあり、川が流れ、雑木林が残る自然豊かな環境が、子育てに適していると思っての一大決心でした。
 古い土地柄、最初は近所付き合いに苦労しましたが、“住めば都” であります。
 おせっかいな住人たちに囲まれて、3人の子どもたちを育て上げました。


 ♪ チャンチャン、チャンチャカチャン
 ♪ ピーピー、ピーヒャララ

 軽快な八木節のリズムとともに、祭りが始まりました。

 我が町内には、空き地や公園がありません。
 入り組んだ昔ながらの町並みなので、お祭り会場は町内の交通を閉鎖して、公民館の前の道路で行います。
 ステージは、大型トラックの荷台です。

 大人の八木節が終わると、今度は子ども八木節踊りです。
 揃いの衣装で、クルクルと傘を回しながら踊る姿が、なんとも愛くるしい。

 「子どもの数が少ないですね?」
 「今年の子ども会は、17人ですって」
 「へー! 少子化ですね」
 「みこしだって、子どもたちだけでは担げなくなったんで、小さくなったんですよ」

 隣に居合わせた見知らぬ町民との会話です。


 「先日、BSに出てたね」
 「群馬テレビ、観たよ」
 「紀伊国屋でサイン会、やったんだって?」
 「おとといの日経新聞の記事、あんただよね!?」

 本部テントの脇で、缶ビールとうちわを片手に涼をとっていると、次から次へと声をかけられました。

 「ありがとうございます。お恥ずかしい限りです」

 その都度、僕は恐縮してしまいます。
 だって、町内の人って、なんだか身内のようで、照れくさいんですよね。
 でも、それだけ僕が、この町に溶け込んでいる証拠かもしれませんけど。


 会場内のそこかしこに置かれた蚊取り線香から、ゆらゆらと煙が上がっています。
 ステージでは、老人会によるカラオケ大会が始まりました。

 都会では、ラジオ体操や盆踊りが “騒音” だといわれ、自粛傾向にあると聞きます。
 なんとも世知辛い世の中になったなったものです。
 この町には、無縁な話ですけどね。


 「小暮さん、いっくらでもありますからね。ジャンジャン、飲んでくださいよ」
 自治会長さんが、キンキンに冷えた缶ビールを両手にもってやって来ました。
 「ありがとうございます。遠慮なくいただきます。年に一度のお祭りですから!」

 23年目の夏は、こうして、やぶ蚊と暑気と戦いながら過ぎていきました。
  


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2017年07月24日

母でなく祖母でなく曾祖母でもなく


 「わたしは幸せなんですよ。あんなにも頭が良くて、心の優しい女性は、いやしせんからね」
 僕のことを施設職員だと思いこんでいるオヤジは、目を細めながら得々と語り出しました。


 先ほど、オヤジを送り届けてきました。
 毎週末、土曜日から月曜日までの3日間、僕はオヤジを自宅に引き取って面倒を看ています。

 オフクロは満90歳。
 現在、これといって大病は抱えていませんが、老衰が進み体重はすでに30キロありません。
 体力不足のための寝たきり生活を過ごしています。

 平日は実家でアニキが両親を看ていますが、さすがにデイサービスもショートステイもない週末は、2人いっぺんの面倒は無理です。
 ということで今年から僕が、オヤジを引き取ることになりました。


 ズバリ! 介護は育児とは、似て非なるものです。
 日に日に成長する姿を実感できる育児には、希望と喜びがあります。
 ひきかえ老人の介護は、年々、その衰えを確認し、受け止めなければなりません。

 数ヶ月前までできたことが、今はできない。
 「なぜ、できないんだよ!」 と腹を立てたところで、それが自然の理なのですから仕方ありません。
 認知症のオヤジは、もう完全に僕のことが “息子” だと分かりません。
 しかも僕がロン毛なものだから、
 「お前は女だ! 息子なんかじゃない」
 とまで言われています。


 「H子ー! H子ー!」
 昨晩、突然、オヤジがオフクロの名前を呼びました。

 「えっ、じいさん、どうしたんだよ。オフクロはいないよ」
 「H子は、どこだい?」

 一緒にいるときは、オフクロのことだって分からないくせに、急に妻のことが恋しくなったようです。
 「H子さんは、ここにはいませんよ。明日、会いましょうね」
 「H子は、どこにいるんだい?」
 「H子さんに、会いたいんですか?」
 僕が施設職員になり切って話しかけると、冒頭のセリフが返って来たのであります。


 <あんなに頭が良くて、心の優しい女性はいない>

 本当だろうか?
 若い頃、ふた言目にはオフクロのことを「バカだ」「アホだ」「気の効かない女だ」 となじっていたくせに。
 今になって、記憶の中だけでも “愛妻家” になったのだろうか……。

 「H子さんって、素敵な女性なんですね?」
 自分のオフクロのことを、そんなふうに訊くのもヘンなのですが、話のついでなので、根掘り葉掘り訊いちゃいました。


 僕らにとってオフクロは、母であり、祖母であり、曾祖母でしかないけれど、オヤジにとってのオフクロは、今でも “愛しい女” なのですね。

 でも、じいさんよ!
 オフクロの頭と心には触れたけど、器量については褒めてなかったじゃないか!
 まっ、いっか。
 オフクロには、内緒にしておいてやるよ。
  


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2017年07月17日

マロの独白(28) 老いても主人に従え


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、11才です。

 えっ、気づかれました~!!
 そーなんです!
 誕生日を迎えまして、11才になりました。


 「マロの誕生日って、いつだっけ?」
 「夏だったよな? 8月か?」
 「違うよ、確か7月」
 「7月の何日?」

 毎年、この時季になると家族で語られる話題です。
 昔は、ペットショップからいただいた血統書(オイラ、血筋はいいんです) があったんですけどね。
 今は、どこにあるのか分かりません。

 で、何年か前に奥様が言った 「たぶん13日だったと思うけど…」 の “たぶん” が現在のオイラの誕生日となっています。


 「マロっ! ただいま」 
 「あっ、ご主人様、お帰りなさいませ~!」
 「今日も暑かったけど、大丈夫だったか?」
 「はい、ご主人様が出かけに、保冷剤をオイラの首に巻いてくださったおかげで、快適でしたよ」
 「それは、良かった。はい、これ」

 と、ご主人様がバッグから取り出したのは、見覚えある2つの袋です。

 「あっ、ビスケットとジャーキーじゃありませんか!!」
 「ああ、マロの大好物だろ?」
 「はい、ご主人様! でもどうして2つなんですか? いつもは1つじゃないですか?」
 「だって誕生日だろ!」
 「えっ、覚えていてくださったんですね!!」

 なんという、お優しいご主人様!

 でもね、やさしいのは、そこまでで、急にイジワルを言い出したのです。
 「で、マロは、いくつになったのかな?」
 「はい、11才になりました」
 「え~、じゅういっさい~! ジジイだなぁ~」
 「そうですか、まだ11才ですよ」
 「人間の年齢に換算したら、完全に還暦越えだからな! いや、古希に近いかもよ」
 「えっ、そうなんですか?(ガクゼン)」


 週末になると、大主人様がやってまいります。
 大主人様とは、ご主人様のお父上であります。
 もうすぐ93歳になります。

 認知症が進んでいて、もう、ご主人様のことも分かりません。
 (相変わらず、オイラのことはネコだと思っています)
 それでもご主人様は、介護施設の職員になりきって、寝食をともにしています。

 また、大主人様もご主人様を信頼して、慕っております。
 とっても、ほほえましい光景であります。
 (ご主人様は大変ですが)

 “老いたら子に従え” と申します。
 オイラも、そろそろ老人犬の仲間入りです。
 いつ、なんどき、大主人様のようになるか分かりません。
 その時は、ご主人様、よろしくお願いいたします。

 老いても、ご主人様に従いますからね。
   


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2017年07月11日

昭和の忘れ物


 昭和歌謡の巨星といえば、真っ先に作詞家の阿久悠さんの顔が浮かびます。

 「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)、「時の過ぎゆくままに」(沢田研二)、「UFO」 をはじめとするピンクレディーのヒット曲の数々。
 ハリウッド映画を観ているようなドラマチックな展開の歌詞に、日本中が夢中になりました。
 今でも、ちゃんと歌詞を覚えていて、歌えるんですね。
 ※(今の歌は、まったく歌詞が覚えられません)


 先日、その阿久悠さんが、生前に語った言葉に触れました。

 「昔は “あの人は、お金を稼ぐのは下手だけど、立派な人だ” と言われた。でもバブル以降は、上の句だけで終わってしまい、下の句がない」
 と、インタビューで嘆いていました。

 “~だけど、~だ”
 その 「だけど」 が、今の世の中から消えてしまったというのです。
 「昔は」 とは、昭和の時代を振り返ってのことです。

 そう考えると、昭和って、救いの手が差し伸べられていた時代なんですね。
 人生の答えは、1つじゃない。
 お金がなくっても、楽しければいいじゃないか!ってね。

 そういえば植木等が歌った、
 ♪ 金のないヤツぁ、俺んとこ来い来い 俺もないけど心配するな ♪
 っていう歌も、昭和を代表する歌謡曲でした。


 享年70歳。
 今年は、没後10年です。
 阿久悠さんには、もっと長生きをして、詞を書いてたほしかったですね。
 でも、平成の世の中は、あまりにも人の心が殺伐として、歌の詞になりにくいのかな……

 その平成も、あと1年と少しで終わります。
 ますます昭和が遠くなってしまうんですね。
   


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2017年07月07日

モナリザとQちゃん


 なんと! 約30年ぶりにソニーが、レコードの自社生産を再開するそうです。

 なんでも我々のようなレコードを聴いて育った世代だけでなく、若い世代にも人気が広がっているんですってね。
 CDよりも、音がやわらかいとか、やさしいとか……。
 僕なんて、CDが登場したときには、「便利だ~!」 って感動しましたけどね。

 “原点回帰” でしょうか?
 最近は若い人たちに、フィルム式のインスタントカメラも人気なんだとか。
 “便利” が、つまらなくなってきたんでしょうかね。

 確かに、音楽も写真も、昔はありがたみがありました。
 手間ひまかけた分、大切に大切に扱っていた記憶がありますもの。


 ところでレコードの話になると、必ず出てくるのが 「最初に買ったレコードって、なんだった?」 ですね。
 これによって年齢や時代が判ってしまうのですが、ズバリ! 僕の場合は、ザ・タイガースの 『モナリザの微笑み』 でした。
 小学校の5年生だったと記憶しています。

 ま、僕には7歳年上のアニキがいますからね。
 物心がついた頃には、我が家にレコードプレーヤーがありました。
 加山雄三とか、ベンチャーズのレコードは、すでにあったわけです。

 初めて、お年玉で買ったタイガースのレコード……
 もちろん、今でも大切にとってありますよ。


 でもね、古くは、ソノシートなんていうのがあったんですよ。
 そう、レコードみたいに硬くなくて、下敷きみたいにペニャペニャなやつです。
 子ども向けのレコードは、みんなソノシートでした。

 で、最初に親に買ってもらったソノシートは何かというと、「オバケのQ太郎」 だったと記憶しています。

 さすがに、ソノシートは残っていませんが、レコードはすべて残っています。

 今でも聴けるのかって?

 はい、実家には、僕とアニキのコレクションがあり、いつでもレコードを鑑賞することができます。
 でもね、やっぱり、不便なんです。
 針も飛びますしね。
 ま、そこがレコードの良さなんでしょうけど……。


 あなたが最初に買ったレコードは、なんですか?
   


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2017年07月05日

夏を知らせに


 「おおおおーっ、カッチョイイ~!!」

 昨晩、遅くのこと。
 ひと仕事を終えて、パソコンの電源を落として、缶チューハイのプルタブを引いた時でした。

 ふと目の前の窓に目をやると、網戸に、大きな黒い塊が張り付いています。
 <ギェッ! ゴキブリ?>
 でも、目を凝らして、よーく見ると、角があります。
 それも、湾曲した立派な角です。

 そう、ノコギリクワガタのオスであります。
 思わず、「カッチョイイ~!!」 と叫んでしまいました。


 長年の読者さんは、覚えていると思いますが、我が家には毎年、この季節になるとカブトムシがやって来ます。
 もう何年も続けて、僕の仕事場に遊びに来ています。
 でも今年は、まだ現れません。

 その代わりにか、ノコギリクワガタが早々に、夏を知らせに来てくれました。


 この土地に引っ越してきて、23年目の夏です。
 当初に比べれば、野原も田畑も雑木林も、だいぶ消えてしまいました。
 それでも生き物たちは、住みかを追われながらも、こうしてたくましく生きているのですね。


 ケーン! ケーン!

 今日は朝から隣の空き地で、キジが鳴いています。

 がんばれ、がんばれ、生き物たち!


 今年も夏がやって来ました。
  


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2017年07月01日

不労死がコワイ!


 最近、“過労死” という言葉を目にするようになりました。
 いわゆる働き過ぎにより死にいたる日本人が、急増しているとのこと。

 でも日本人って、昔から働き過ぎって言われていましたよね。
 なぜ、ここにきて……と思うのですが、要は、それにより死んでしまう人が増えたということです。
 なんだか、子どものいじめの世界と似通っていませんか?

 「そんなに辛かったら、会社を辞めちゃえば!」
 が通用しない人たちなんですね。
 真面目な人ほど、我慢し続けて体調をくずしてしまう。
 中には、うつ病を発症して、自殺へ追い込まれるケースも……。


 厚生労働省が、「過労死ライン」 というのを発表しています。
 これは勤務時間外の業務が月80時間を超えて、脳卒中や心疾患を起こした場合、労災認定されるという目安です。
 80時間といったら、平日4時間以上の残業ということになります。

 日本のサラリーマンは、半分以上が 「過労死ライン」 を超えていそうです。


 でもこれって、フリーランスの世界では、まったく通用しない目安ですよ。
 まず、“勤務時間内” と “勤務時間外” の区別がありません。
 24時間、365日無休ですからね。

 だったら、いつ休んでいるのかって?
 はい、仕事が無いときです。
 ずーーーっと無ければ、ずーーーっと休みであります。

 だから 「働き過ぎ」 と言われるほど仕事がある人が、ちょっぴり、うらやましかったりします。
 だって僕らフリーランスは、過労死よりも “不労死” のほうが怖いんですから!

 ま、それを百も承知で、自ら飛び込んだ世界なんですけどね。


 働き過ぎのみなさん、命あっての人生ですぞ!
 ご自愛くだされ。
    


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2017年06月26日

マロの独白(27) 記録更新


 こんばんワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 (来月、11才になります)

 みなさんは、お元気でしたか?
 オイラは、なぜか絶好調なんでやんす。

 以前、老化のために足腰が弱り、リビングのソファーに飛び乗れなくなり、あわれんだ奥様が踏み台代わりのクッションを置いてくださったことは書きましたよね(長女様と次女様が、オイラを「おじいちゃん」と言って笑ったのだ!)。
 と、と、とこが!
 先日、何気なくジャンプしたところ、ポーンと昔のように飛び乗れたのであります。

 「おっ、マローーー!!」
 ビングに居合わせたのは、ご主人様だけでした。
 「スゴイじゃないか! どうしたんだよ、若返りの秘訣を教えろよ~!」
 ですって。

 でもね、オイラも分からないんですよ。
 たまたまかと思って、もう一度、ソファーから下りて、挑戦してみたんでやんす。
 すると、

 「おっ、おおおお!! マロ、スゲエーーーッ! 完璧じゃないか」
 と、ご主人様が感動して、オイラを抱きしめるくらいの見事なジャンプだったのであります。
 「エッヘン、大したもんでしょ、ご主人様。オイラ、まだまだ年寄りじゃありませんからね。ご安心ください」
 そう言うと、ご主人様は、
 「あ~ぁ……」
 と、深いため息をついたのであります。

 「ご主人様、いかがされましたか?」
 「じいさんもよ、マロぐらい元気だと、いいんだけどなぁ~」


 そうなんです。オイラも、うすうす気づいていたのでやんす。
 ご主人様のお父上の大主人様のことです。
 毎週末、我が家にやって来るのですが、かなり老化が進行しています。
 ま、今年93歳になる高齢ですから仕方がないのですが、それにしても認知症は日に日にひどくなっています。

 これまた以前にも書きましたが、何度、ご主人様が説明しても、大主人様はオイラのことを野良犬だと思っています。
 「家の中に、なんか動物が入り込んでいるぞ!」 ってね。
 でも、オイラのことなんて、どうだっていいのであります。
 かわいそうなのは、ご主人様です。

 大主人様ったら、我が家の玄関に入るなり、
 「お世話になります。よろしくお願いします」
 って、急に他人行儀になってしまったんです。
 「やだなぁ、じいさんったら、この間も来たろう! オレんちだよ」
 「オレんち?」
 「そうだよ、ジュンのうちだよ」
 「そうですか、はじめまして、よろしくお願いします」
 と、完全にご主人様のことを介護施設の職員と勘違いしています。

 「なに言ってるんだよ! あなた息子のジュンですよ」
 「はぁ……、私には息子がいるんですか……」


 ああ、かわいそうなご主人様。
 最近は、ご主人様もあきらめて、職員に徹しています。

 でもね、そろそろ、ご主人様も疲労がピークに達してきているようですよ。
 先日も夜中に何度も 「おしっこ、おしっこ」 って、トイレに起こされていましたからね。
 オイラ、隣の部屋で数えていたんでやんす。
 そしたら、何回行ったと思います?

 なんと! 17回です。

 今までの最高が12回ですから、一気に記録を更新してしまいました。
 ご主人様は一睡もできなかったようで、翌日は一日中、大主人様と一緒に昼寝をしておりました。

 ご主人様、これからはオイラも起こしてくださいな。
 一緒に、寝ずの番をいたしやす。
 だって、オイラとご主人様は、一心同体、一蓮托生。
 一生、ご主人様について行くだワン!
  


Posted by 小暮 淳 at 19:32Comments(5)つれづれ

2017年06月11日

マロの独白(26) 人気急上昇!


 こんばんワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 (もうすぐ11才になります) 

 お久しぶりでやんした。
 みなさん、お元気でしたか?
 オイラの人生(犬生) は可もなし不可もなし、相変わらず散歩と昼寝の毎日であります。

 引き換え、ご主人様は、とても忙しそうであります。
 新刊の出版以来、式典やら講演やら取材やら宴会やら、「よく体力が持つなぁ~!」 と飼い犬ながら感心しております。


 昨日は、そんなご主人様の出版を記念した書店でのサイン会でした。
 夕方、帰って来るなり、荷物を置くと、
 「おい、マロ、散歩に行くぞ!」
 と、オイラの首にリードを付けました。

 「ご主人様、お急ぎですね」
 「ああ、ノドがカラカラだ。すぐに出かける」
 「あっ、分かりました! もしかして酒処Hですね?」

 ご主人様の返事はありませんでしたが、絶対そうに決まっています。
 だって、いい事があった日や講演会などの仕事が上手く行った日は、必ずHに行きますからね。


 「ところで、ご主人様、今日のサイン会はいかがでしたか?」
 「ああ、たくさんの読者が来てくれたよ」
 「そうですか、それは良かった! オイラも、うれしいっす」

 「ただなぁ……」
 「ただ、なんでございますか?」
 「みんなマロの話をするんだよな」
 「オイラの話ですか?」
 「ああ、『いつもブログ、読んでます』 『マロちゃんのファンなんです』 『もっとマロくんを登場させてください』 だってよ」
 「えっ、ご主人様の読者様がですか!?」
 「ああ、そうだよ。それも何人もだ。なんだかオレよりもマロのほうが人気者だな」
 ですって!


 なんだか、照れるなぁ~~!
 オイラって、そんなに人気者なんですかね。

 あ~、飼い犬冥利に尽きる幸せでやんす!
 でも、これもすべて、ご主人様と読者様のおかげであります。
 ありがとワンダフル!!


 ご主人様、お気をつけて行ってらっしゃいませ。
 くれぐれも、飲み過ぎませんように。
 チワワン!
  


Posted by 小暮 淳 at 19:21Comments(4)つれづれ

2017年06月07日

根拠のない自信④


 「あなたの生き方は、間違ってます!」
 「いや、間違ってない!」
 「いっつもいつも、なんですか、その自信は……」

 若い頃から夫婦げんかは、この繰り返しでした。

 さすがに最近は家人もあきらめたようで言わなくなりましたが、そのぶん、言っても無駄だと愛想を尽かしたのだと思います。
 僕自身、加齢とともに “根拠のない自信” に自信がなくなってきたのかもしれません。


 思えば10代、20代は何をするわけでもなく、ただ思いのままに、やりたいことだけをして生きていました。
 30~40代は、ひたすらに家の中でも社会でも、我を通して、敵を作って生きてきてしまいました。
 すべての原動力は、この “根拠のない自信”にあります。

 学歴もなく、資格も免許も持たずに、ただ無手勝流にて、なんとか今日まで生きてきました。
 気が付けば、早や来年は還暦です。

 ♪ 思えば遠くに来たもんだ~♪

 ここに来て、やっと僕も人並みに、自分の人生を振り返ることができるようになりました。
 「“根拠のない自信” は、所詮、根無し草なんだよなぁ~! いざと言う時に、つぶしが効かないんだよなぁ~」
 と、反省しきりだったのであります。


 と、ところが!
 またしても、そんなマイナス思考は、瞬時に一掃されてしまいました。

 先日の毎日新聞に、こんな対談記事が載っていました。
 AKB48グループのプロデューサーで知られる作詞家の秋元康氏の言葉です。

 <人は根拠のない自信を持つことが大事。根拠があったらそれが崩れた時に自信を失ってしまうから。>

 なるほど!
 目からウロコの発見であります。
 そうだったのか!
 オレは根拠がなかったからこの歳まで、この生き方を貫いて来れたのか!

 と、新聞を握りしめて、人知れず感動に身を震わせていたのであります。


 「だから、あなたの生き方は間違ってるって言うんです」
 そんな言葉が、聞こえてきそうですが……。
 

  


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2017年06月01日

育児も介護もクソのうち


 先週末の夜のこと。
 ちょうど僕がオヤジの手を引いて、トイレへ連れて行こうとしているときでした。
 ぷらりと、息子が訪ねて来ました。

 「お父さん、無理しないでよね。うちのやつも心配していた」
 「何をさ?」
 「おじいちゃんのことだよ」
 「無理なんてしているもんか。育児も介護もクソのうちだ」
 「なに、それ?」

 最近僕は介護について訊かれると、親しい人には、そう答えています。
 あまり良い表現ではありませんが、子育ても年寄りの面倒を看ることも、食べたり排せつをすることと同じだということです。
 当たり前のことで、取り立てて感心するような特別なことではないということです。


 ただ、そう思うようになったのには、僕の人生観と関係があるかもしれません。
 僕は30代半ばで、この世界(フリーランス) で働くようになりました。
 仕事も収入も不定で、ともすれば “毎日が日曜日” のときもあります。

 必然、育児は僕の担当となりました。

 3人の子どもたちは、僕がミルクを作り、オシメを換え、風呂に入れて、保育所に連れて行きました。
 まだ 「イクメン」 なんていう言葉などない時代のことです。
 でも、なんの抵抗もなく育児に参加することはできました。


 では介護は?
 と記憶をたどると、確かに身近にありました。
 オヤジは僕と同じ次男でしたが、晩年の祖父を引き取って暮らしていたのです。

 「じいちゃん、きったねぇ~な~!」
 小便を垂れ流してしまう祖父を笑う僕に対して、オヤジは、
 「おじいちゃんは病気なんだから仕方がないんだよ」
 と言って、イヤな顔一つせず、畳を拭いて、祖父の着替えをしていました。

 きっと子どもの頃に見た、そんな光景が脳裏の片隅にこびり付いているのだと思います。
 人間誰でも年老いたら、体が言うことをきかなくなる。
 それは自然なことで、誰もが通る道なんだと……。


 でも、ちょっぴり嬉しかったのであります。
 息子が、気にかけてくれていたことが。
 そして息子のお嫁さんまでも、僕のことを心配してくれていたことが。

 「オレは将来、お前たちに迷惑かけないようにするからな」
 なんの根拠もありませんが、せめてもの希望的憶測であります。
 そしたら息子が、ひと言、こんな言葉を返してくれました。

 「別にいいよ」


 ちょっぴり心の奥が、温かくなった夜でした。
   


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2017年05月28日

病気と寿命は別のもの


 昭和2年(1927) 5月27日生まれのオフクロが、昨日、無事に “卒寿” を迎えました。
 ささやかながら、誕生パーティーを開きました。

 パーティーといっても、集まったのは両親とアニキと僕の4人だけです。
 オフクロの好きなチーズケーキを食べながら、紅茶で乾杯をしました。

 「90歳、おめでとう」
 「ありがとうございます。とっても幸せですよ」
 「まさか、オフクロがこんなに長生きするとはね?」
 「本当だね。神様は何で私をここまで生かしてくれたんかね?」
 「なんか、意味があるんだよ。きっと」

 その意味なら僕もアニキも、とっくに知っています。
 “まだ親孝行が足りないから” なのであります。


 以前にも何度かブログに書きましたが、オフクロは若い頃から 「病気のデパート」 と親戚から揶揄されるくらい病弱で有名でした。
 乳ガン、子宮ガン、脳梗塞、脳出血……と、何度も生死をさまよいながら生きてきた人です。
 誰もが短命だと思いながら、今日まで接してきました。
 そのオフクロが、卒寿を迎えることができたなんて、奇跡中の奇跡だと、僕とアニキは心底思っています。

 「病気と寿命は別ものなんだよ」
 これがオフクロの口ぐせです。
 決して順風満帆な人生じゃなかったけど、そして今も五体満足な生活じゃないけれど、オフクロはオフクロなりに精一杯生きています。

 何よりも毎日ベッドの上で、オヤジや息子たち、孫、ひ孫たちのことを心配してくれています。


 「生きているだけで、何もできなくてごめんなさいね」
 オフクロの、その言葉が来年も聞けますように……。
 もう少し、親不孝な息子でいたいと思います。
  


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2017年05月15日

「母の日」 のプレゼント


 何年か前から僕は、「母の日」 のプレゼントを買わなくなってしまいました。
 正確に言えば、平成27年の 「母の日」 からです。
 それまでは毎年、花だったり、オフクロの好きな和菓子を買って、届けたものです。

 その年に何が起きたのかといえば、それは、とっても些細な理由なんです。
 僕が書いている “群馬の温泉シリーズ” の出版日が、5月になったというだけのこと。
 それ以前は、4月だったり、9月だったのです。

 2年前に出版した 『尾瀬の里湯』 が5月9日。
 昨年出版した 『西上州の薬湯』 が5月10日。
 そして今回出版した 『金銀名湯 伊香保温泉』 が5月15日です。

 早い話が、プレゼントを買う手間を省いて、著書にサインを入れて渡しているのです。


 「ばあちゃん、元気かい?」
 昨日、僕は実家に、寝たきりのオフクロを訪ねました。

 「いいところに来たね。オシッコをさせてくれないかい」
 本を手渡そうとして、出鼻をくじかれてしまいました。
 オフクロは、夜寝るときは紙オムツをしていますが、昼間はベッドの脇に置いてあるポータブルトイレで用を足します。
 でも1人では、ズボンも下着も下ろせません。

 「終わったら、呼んでおくれ」
 そう言って僕は、カーテンを閉めて、リビングのイスに腰掛けて待ちます。
 やがて用を足し終え、下着とズボンをはかせて、またベッドに寝かせました。


 「今日は、なんの用だい?」
 「なんの用じゃないよ。母の日だよ」
 「あれ、そうだったかね」
 「甘い物でも買って来ようと思ったんだけどさ、ベッドの上で食べて、こぼすとアニキに怒られるだろ。だから、はい、これ! また本が出たんだよ」
 「へぇー、そうかい。また出したんかい! 大したもんだね」
 「でも、これが仕事だから」

 「だったら、ちゃんとイスに座って見たいよ。起こしてくれないかい」
 オフクロは、わざわざ車イスに乗り移り、リビングのテーブルまでやって来ました。

 「これで何冊目になるんだい?」
 「温泉は9冊目だよ」
 「ほかにも出しているよね?」
 「ああ、山歩きとか旅行記とか」
 「大したもんだよ。あたしは、うれしいよ」
 そう言って、オフクロは泣き出してしまいました。

 「プレゼント、甘い物じゃなくて、悪かったね」
 「なに、言ってるんだい。わたしは、こっちのほうがうれしいよ」
 「そう言ってくれるのは、ばあちゃんだけだよ」

 そしてオフクロは、こんなことを言いました。
 「お前はさ、お金がない、お金がないって、いっつも言うけどさ。お金じゃ買えないものを、こんなにも残しているじゃないか。お金なんて、いっくらあっても、あの世には持って行けないんだよ。この世に置いて行ったって、子どもたちが争そうだけだ。でも、本はいいよ。死んだ後も残るもの。何よりも、人の心に残る。お前、いい仕事しているよ。あたしは、うれしいんだよ」
 またしても号泣であります。


 かーちゃん、ありがとう。
 やっぱり、そんなことを言ってくれるのは、かーちゃんだけだよ。
 いつまでできるか分からないけど、かーちゃんが生きているうちは本をプレゼントするから、長生きしてくれよな。

 いくつになっても親離れできない息子で、ゴメン!
   


Posted by 小暮 淳 at 13:19Comments(4)つれづれ

2017年05月08日

マロの独白(25) 老人を笑うな! 


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。

 長い長いゴールデンウィークが、やっと終わりやした。
 みなさんは、どこかへ行かれましたか?
 オイラですか? オイラはいつもと変わらず、散歩と昼寝と時々おやつの毎日でやんした。

 ご主人様ですか?
 ご主人様は年中無休のお忙しい人ですからね。
 家族とのコミュニケーションの時間もなく、東奔西走しておりましたよ。
 そして本来なら “休日” となるべき週末は、恒例の介護に明け暮れていました。


 このゴールデンウィーク中も大主人様(ご主人様のお父上) が、我が家にやって来ました。
 オイラとは、すっかり仲良しで、夕方の散歩は日課となっています。
 でも、笑っちゃうんですよ!
 大主人様ったら、何度オイラに会っても、
 「これはネコか? イヌか?」 って言うし、散歩中も相変わらず 「なんかオレの前を歩いている」 とか 「なにか、ついてきてるぞ!」 なんて大ボケをかますんですもの。
 オイラ、おかしくて、おかしくて、ついつい笑ってしまいます。

 そしたら、ご主人様に怒られてしまいました。
 「年寄りを笑うな!」 ですって。
 「えっ、笑ってはダメですか?」
 「子どもを叱るな来た道だ。年寄りを笑うな行く道だ」
 「なんですか、それ?」
 「なんだっけかな、たぶん仏教の言葉だと思うけど……」
 そう言って、ご主人様は大主人様の手を引きながら、野花が咲く田んぼ道を、黙々と歩くのでございます。


 以前、オイラはご主人様に、こんなことを訊いたことがあります。
 「ご主人様は、次男ですよね。ご両親と暮らしていないのに、どうして面倒を看ているのですか?」
 「なんでだろうね……」
 「親孝行なんでございますね」
 オイラが、そう言うと、ご主人様は、悲しそうな顔をして、ポロリと言いました。

 「親孝行なもんか。若い頃にした親不孝への罪滅ぼしだよ」
 「そんな、もんですかね?」
 「ああ、そんなものだよ」

 そう言えば数年前、ご主人様は、さるイベントに呼ばれて、介護をテーマに講演をなさったことがありました。
 その時の演題が、『不孝をすると親は長生きする』 でしたっけ。


 オイラはペットショップ生まれです。
 どこかに両親がいるのかな?
 いつか会って、一緒に散歩なんてしてみたいワン!
     


Posted by 小暮 淳 at 12:14Comments(5)つれづれ

2017年05月05日

グランドゴルフ連覇!


 グランドゴルフって知っていますか?
 ゲートボールとゴルフの間の子ようなスポーツ(?)です。
 最近は、ゲートボールよりも人気があるようです。

 我が町内でも以前はゲートボールが盛んに行われていましたが、何年か前からはグランドゴルフに替わってしまいました。
 僕も時々借り出されて、やったことがありますが、ゲートボールに比べると確かにルールが簡単なんです。
 これならば老若男女、初心者でもすぐにグランドに立ってプレーをすることができます。


 今年もゴールデンウィーク中に、町内対抗グランドゴルフ大会が開催されました。
 各班から6名1チーム、11チームが出場しました。

 今年、僕は5班の班長なんです。
 班長は基本、選手にはなれません。
 審判と決まっています。
 それと、選手の “接待” です。

 午前7時半、選手よりひと足早く会場(小学校の校庭) に集合。
 木陰にシートを広げて、まずは場所の確保であります。
 そしてクーラーボックスには、お茶とコーヒーの用意。
 これ、すべて班長の仕事です。


 午前8時半、プレーボール!
 1番から6番までの選手が、小旗の立つホールを目がけて、ボールを打ちます。
 初心者には 「落ち着いて、打ってくださいね」 と声をかけますが、僕のチームは6人中4人がプロなんです。
 プロ?
 ええ、老人会で毎日のようにプレーしているお年寄りのことです。

 8ホール×2回
 終わってみれば、我がチームはホールインワンを出した人が2人もいて、ぶっちぎりのトップで優勝。
 しかも、昨年に続いて2年連続の優勝です。

 「第1位は5班、小暮淳さんのチームです!」
 大会委員長の声に、飛び上がる老若男女。
 そして優勝トロフィーの授与。


 この町に越して来て23年……。
 最初は、よそ者扱いもされましたが、今ではすっかり溶け込んで、和気あいあいと暮らしています。

 次は、夏の納涼祭ですね。
 班長として、しっかりと町内の方々のために、ご奉仕したいと思います。

 隣保のみなさん、大変お疲れさまでした。
 優勝賞品の缶ビールを浴びるほど、お飲みくださいませ。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:34Comments(0)つれづれ

2017年04月21日

ロリコンは治らない?


 最近、一番驚いたことといえば、千葉県松戸市の女児殺害事件の容疑者逮捕のニュースでしょうか。
 容疑者が、保護者会の会長だったこと、見守りパトロールをしていたこと……。
 警察官が泥棒だった!ことよりも、はるかにショックは大きいのです。

 実は僕、現在でも地域の育成会連合会の役員をしています。
 かつてはPTA役員や子供会会長もしていました。
 だもの、ショックは根深いのであります。

 子どもたちに 「知らない人に付いて行ってはいけません」 とは言えても、「知っている人にも付いて行ってはいけません」 なんて言えますか?
 実際、地域の祭りやイベントなどで子どもたちの帰りが遅くなる時は、役員が車を出して、送り届けているのですから。
 その役員さんまでも、警戒しなければならないということでしょうか?

 いずれ、男性の役員は禁止!なんてことには、ならないでしょうね。
 今回の事件は、稀(まれ) の中の本当に稀なケースなんだと願いたいです。


 なぜ稀なのか?
 容疑者が “ロリコン” だったからです。
 それも、ただのロリコンではなく“異常な幼女趣味” でした。

 でもね、正常な僕からすると、とても理解に苦しむ点があります。
 彼には、被害者と同じ小学校に通う娘がいるんですよ!
 娘がいれば、ロリコンは治るでしょう!

 というのも僕は若い頃、友人たちから 「ロリコン」 と揶揄されたことがあるのです。
 ロリコンといっても本物のロリータコンプレックスではなく、童顔の女性が好みだったというだけなんですけどね。
 対象年齢だって、高校生以上でしたよ。

 でも結婚をして、子どもができました。
 3人のうち2人は女の子です。
 それだけでロリコンなんて言葉は、どこかへ消え去るものです。
 しかも娘たちの成長とともに、性的な対象年齢だって年々上がっていきます。

 ちなみに長女は現在28歳です。
 ということは、僕が興味を抱く女性は30歳以上ということになりますね。
 上限ですか?
 えーと……、美しい女性であれば何歳でもOKということで。
  


Posted by 小暮 淳 at 18:42Comments(2)つれづれ

2017年04月17日

マロの独白(24) キ●●マが、かゆ~い!


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 またまたまた登場であります。

 ていうか、最近、オイラの出番が多いと思いませんか?
 というのも、ご主人様がヘンなのであります。
 “燃えつき症候群” て、やつですかねぇ。
 今までは、こんなことはなかったんですけどね。
 今回、本を書き上げたら、なんだかウツみたいに、いつもボーっとしていて、心ここにあらず状態の毎日を過ごしているのであります。

 「ご主人様、ブログを書かなくていいのですか?」
 とオイラが心配になって声をかければ、
 「あ、ああ……。面倒臭いなぁ~」
 ですって。
 「でも、読者のみなさんが、楽しみに待ってますよ」
 と言ったら、
 「だったらマロが書けばいいじゃん」
 ですって。

 ということで、魂が抜けてしまったご主人様に代わって、今回もオイラが代筆します。


 先週末から、またまた大主人様(ご主人様のお父上) が、我が家に来ていました。
 今年93歳になられる高齢のため、耳は遠いし、目は見えないし、認知症はかなり進んでいますが、若い頃から登山を趣味にしていただけあって、足腰だけは丈夫なのであります。
 よって、オイラとは大の仲良し散歩仲間なんです。
 だから大主人様がやって来ると、オイラはごきげんなんでやんす。

 でも……

 でもでも、大主人様は夜が大変なんです。
 午後5時には夕食を済ませて、6時には床に就いてしまうのですが、それからが……。
 ほぼ1時間おきに目を覚まして、「オシッコ、オシッコ」 と家族を呼ぶのであります。
 (家族といっても、同じ部屋で寝ているのはご主人様で、隣の部屋にいるのはオイラです)

 そして、ご主人様が大主人様をトイレへ連れて行くと決まって、
 「背中がかゆい! かゆい、かゆい、かいてくれ~!!」
 って、だだをこねるのです。
 ご主人様は、おやさしいですからね、
 「じいさん、ここか? どこ? ここか?」
 と言いながら、夜中に大主人様の背中をかいて差し上げるのです。


 と、と、ところが、が、がーーー!!!!!
 昨晩は、とんでもないことが起きたのです。

 「かゆい、かゆい~! キ●●マが、かゆい~!!」
 オイラ、思わずゲージの中で、もんどり打ってしまいましたよ。

 えっ、今、なんて言いました?
 背中じゃ、なかったよなぁ~。

 「じいさん、なんだって?」
 「キ●●マが、かゆいんだよ」
 「なに? キ●●マが、かゆくなるわけないだろう! フクロだろう!?」
 夜の夜中に、なんて冷静な思考が働く、ご主人様なのでしょうか。

 「ああ、そうだよ。キ●●マが入ったフクロの裏側が、かゆいんだよ」
 オイラ、興味津々で、聞き耳を立てていたのでありやす。
 だって、心やさしいご主人様のことだから、かいて差し上げるのかと思ったから。

 ところが、やはりご主人様も、ふつうの人間であります。
 「じいさんよ、自分でかいてくれや!」
 そう、言い放ったのです。

 ふーーーぅ、良かった。
 だって、大好きなご主人様が、いくらお父上だといっても、キ●●マ袋をめくり上げて、その裏側をかいてあげている姿は、見たくないですからね。


 でも、人間って、やっかいな生き物でやんすね。
 オイラなら簡単にペロペロと、自分でなめてしまうんですけどね。

 それにしても、ご主人様、お疲れさまでした。
 オイラは知っていますよ。数えていましたから。
 昨晩、大主人様は、12回もトイレに起きていましたものね。
 今夜は、ごゆっくり、お休みくださいませませ。
 チワワン!
  


Posted by 小暮 淳 at 15:55Comments(2)つれづれ

2017年04月13日

銀盤の長嶋茂雄


 昨日、フィギュアスケート女子の浅田真央ちゃんが、引退会見をしました。

 なぜか 「真央さん」 ではなく、「真央ちゃん」 なんですね。
 世界のトップアスリートなのに、誰もが 「ちゃん」 と親しみを込めて呼んでしまうところが、国民的アイドルたるゆえんなんでしょうね。

 僕的には安藤美姫さんのファンだったんですけど、やっぱり真央ちゃんは別格の存在です。
 ついつい娘のような、それも年齢的にみたら末娘を見守る親目線になってしまいます。
 (安藤美姫さんじゃ、愛人目線になってしまいますものね)


 それにしても見事な引退会見でした。
 弱冠26歳にして世界の頂点を極めた人の言葉には、年齢を感じさせない重みを感じます。
 「悔いはない。やり残したことはない」
 「フィギュアスケートは人生」
 とまで言い切りました。

 まあ、60年近く生きてきても後悔と、やり残してきたことばかりで、いまだに人生を模索している凡人と比べてはいけないのでしょうが、26歳にして “人生” を成し上げてしまった偉業には、ただただ感服してしまいました。
 そして会見で見せた、涙と笑顔!
 1アスリートとしてではなく、スーパースターの風格でした。


 僕は前々から真央ちゃんのことは、アスリートを超えた存在だと思っていました。
 “強い” ことよりも “感動” を与えてくれるエンターテーナーを感じていたからです。
 フィギュアスケートファンでなくても、応援したくなり、あこがれてしまう人……
 そう! かつての長嶋茂雄さんのような……。

 と思っていたら、さる新聞に、こんなコメントが寄せられていました。
 <純真な人柄でこれほど愛された選手は、長嶋茂雄さん以来かもしれない>
 同じことを考えている人がいるのですね。


 真央ちゃんは会見で、「生まれ変わったらまたスケート選手になるか?」 という記者からの質問に、こう答えていました。
 「やり切ってもう悔いがないので、スケートの道は行かない。食べることが好きなのでケーキ屋さんとかカフェとかをやってみたい」

 なんという、いさぎよさ。
 26歳にして、人生を完結させてしまったのですね。
 それにしても真央ちゃんは、まだ若い!
 生まれ変わらなくても、これからいっくらでもケーキ屋さんになれるのです。

 あっぱれ! 見事なアスリート人生でした。
 そして、お疲れさま。
 感動をありがとう。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:22Comments(0)つれづれ

2017年04月10日

マロの独白(23) 雨上がりの散歩道


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。
 またまた登場しました。

 だってだってだって、大主人様がまたやって来たんでやんす。
 あっ、大主人様といっても、初めて読まれる読者様には分からないですよね。
 大主人様とは、ご主人様のお父上のことであります。
 なぜ週末になると、やって来ることになったのかは、前回のオイラの独白を読んでくださいませませ。 


 「ワンワン、大主人さま~! いらっしゃいませ~!!」
 オイラは、玄関までお出迎えしたんでやんす。
 ところが……

 「うわっ、なんかいるぞ!」
 「マロだよ。じいちゃん、この間も会ったろ?」
 と、ご主人様がオイラを改めて紹介してくださっているのに、
 「なんだい? これはイヌか、ネコか?」
 「イヌだよ」
 「なんでイヌがいるんだい? 後をついてきちゃったのかい?」

 もー、大主人様ったら、オイラは野良犬じゃありませんよ。
 れっきとした、ここんちの飼い犬です!
 しかも家の中で飼われている座敷犬ですからね。


 でもでも今回、オイラの夢が叶ったんでやんすよ。
 そう、大主人様との “初散歩” であります。

 昨日の午後、雨が上がって、晴れ間も見えて、絶好のお散歩日和になりました。
 ご主人様の左手にはオイラのリード、そして右腕は杖を突いた大主人様の左手をガッチリ、ガードしております。

 ふだんはノロマでチビで、ご主人様に 「さっさと歩けよ」 と叱られっぱなしのオイラですが、昨日は違いました。
 だって大主人様のほうが、オイラより歩くの遅いですからね。
 だから、オイラが一歩先を歩いて、道案内を買って出たんでやんす。
 そしたら……

 「おい、なんかオレの前にいるぞ! なんだ?」
 大主人様は、耳も遠いけど、目も良く見えないんです。
 「マロだよ、さっきも家の中で一緒だったじゃないか」
 と、ご主人様が説明しますが、大主人様の記憶は3分と持ちません。
 「マロっていうのはなんだい? イヌか、ネコか?」
 もう、堂々めぐりであります。
 仕舞いには……

 「どっかから、ついてきちゃったんかね」
 だ・か・ら、オイラは野良犬じゃありませんって!!

 でもね、とっても楽しい散歩でやんしたよ。


 ただね、夜が大変なんです。
 オイラは隣の部屋で寝ているから、毎回気づいているんですけどね。
 大主人様ったら、朝までに8回もトイレに起きるんですよ。
 そのたびに、「うわぁ~、ここはどこだ~! ああ、分からない、分からない」 と大騒ぎ。
 そして、あわてて飛び起きるご主人様。

 すっかりオイラも寝不足であります。
 でもオイラは、いつでも昼寝ができるからいいけど、ご主人様は一日中、眠たそうでした。

 がんばれ~、ご主人さま~!
 オイラが癒やしてさしあげますからね。
 チワワン!

   


Posted by 小暮 淳 at 18:48Comments(2)つれづれ

2017年04月08日

筋書きのないドラマ


 先日、新聞紙上で 「生涯未婚率」 というのが発表されました。
 あまり聞き慣れない言葉ですが、50歳まで1度も結婚をしたことのない人の割合だそうです。

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の2015年の調査によると、男性は23.37%、女性は14.06%だったとのこと。
 これは男性の4人に1人、女性の7人に1人が生涯未婚ということになります。

 正直、驚きました!
 少子化とともに晩婚化が進んでいることは承知していましたが、未婚率しかも生涯独身で通す人が、こんなにも増えていたとは思いませんでした。
 ちなみに群馬県だけを見ると、男性23.56%、女性11.85%でした。
 男性はほぼ全国平均で、女性はやや歯止めがかかっています。

 気になるのは、その理由です。
 なぜ結婚をしないのか?
 これが実に興味深いのであります。
 別の調査ですが、全国の18~34歳の未婚者のうち 「いずれは結婚したい」 と考えている人は、男性86%、女性89%も占めているのです。
 では、なにが結婚のハードルを高くしてしまっているのか?

 理由として40%以上の男女が、「結婚資金」 を挙げています。
 これまた、おったまげであります。
 そりゃ~、当然だ!
 金が貯まるのを待っていたら、いつまで経っても結婚なんてできませんって!


 自慢じゃありませんが、僕は無職で結婚しましたからね。
 いえいえ、する気はなかったんですよ。
 生涯独身貴族でいたいタイプの人間でしたから。
 でも、当時の彼女(家内ですが) から、「なんとかなると思えないの?」 「無職は結婚しない理由にならない」 と言われ、思いっ切り背中を押されてしまいました。

 あれから30余年……。
 案ずるより産むが易し!
 なんていうことはありません。
 今日まで、たんたんと生きております。

 人生は、筋書きのないドラマなんですね。
 何が起きるか分からないから面白い。
 石橋を叩いて壊してしまうくらいなら、吊り橋をハラハラドキドキしながら渡るほうが、よっぽど楽しいと思うんですけど。


 結婚を悩んでいるみなさん!
 なんとかなりますって!
 思いっ切り人生の吊り橋を突っ走ってくださいな。
   


Posted by 小暮 淳 at 13:23Comments(2)つれづれ