温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2020年12月23日

レバニラは青春の味なのだ!


 ♪ 東京ララバイ 地下があるビルがある
   星に手が届くけど
   東京ララバイ ふれ合う愛がない
   だから朝まで ないものねだりの子守歌 ♪
               <by 中原理恵>


 「レバニラ炒め」 なのか 「ニラレバ炒め」 なのか?
 時々、交わされる論争です。

 中国語では 「韮菜炒牛肝(猪肝)」 と表記するので、 「ニラレバ炒め」 が正しいようです。
 あくまでも主役はレバーなので、ニラ入りのレバー炒めなのです。

 では、いつから 「レバニラ」 という言葉が使われるようになったのでしょうか?

 一説には、昭和46(1971)年に放送されたテレビアニメ 『天才バカボン』 の中で、バカボンのパパが 「ごちそうはレバニラなのだ!」 と言い間違えたのが最初だったとか……。
 以後、「レバニラ」 という言葉のほうが一般的になったといいます。


 なんで、いきなりレバニラの話をしたのかというと、先日、1本のメールが届きました。
 ご存じ、酒処 「H」 のママからです。

 <今度、来るときは11時までにメールをちょうだい>
 という内容でした。

 なんで11時までに?
 しかも僕は、いつも店に行くときに、前もって連絡なんて入れません。
 その日の気分で、夕方になって、のこのこと出かけて行くのです。

 でも、昨日に限り、別件のメールのやり取りがあり、行くことを告げてしまいました。


 さて、いつもの 「H」 と何が違うのか?

 それは、生ビールを2杯ほど飲み干した頃でした。
 「はい、お待たせ!」
 とカウンターに出された料理は、見まがうことなき、「レバニラ炒め」 であります。

 レバーとニラとモヤシの量のバランスも良く、シャキシャキした歯ごたえとレバーのしっとりとした食感。
 「これだよ! この味!」


 実は以前、ママと青春時代の思い出の味について話をしたことがありました。
 その時、僕がキョーレツに懐かしくて、もう何年も食べていない料理として 「レバニラ」 を挙げたのです。

 その昔、20歳の頃。
 東京・中野区に暮らしていましたが、近くに同郷の友人も下宿していました。
 暇な2人は、互いのアパートを行き来していたので、よく夕飯を一緒に食べました。
 そのとき、行きつけの食堂で食べていたのが、モヤシがたっぷり入ったレバニラ炒めでした。

 そして当時、大ヒットしていたのが中原理恵さんの 『東京ららばい』 でした。
 だから、この歌を聴くとレバニラを思い出し、レバニラを食べると思わず、この歌を口ずさんでしまいます。


 「どう、こんなもんで良かったかしら?」
 そのママの言葉に、涙腺がゆるまずにはいられませんでした。

 僕は返事の代わりに、歌い出しました。

 ♪ 東京ララバ~イ ♪


 <11時まで> とは、食材の買い出しの都合だったのですね。
 “ないものねだり” は、してみるものです。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:58Comments(0)酔眼日記

2020年12月01日

千里を走る馬に乗って


 ♪ 金もいらなきゃ 女もいらぬ
   あたしゃ も少し背がほしい

 ひと昔前、このギャグで一世を風靡したのは、確か 「玉川カルテット」 という浪曲漫才グループでした。
 このフレーズに、もし自分を当てはめてみるならば、こうなります。

 ♪ 金もいらなきゃ 女もいらぬ
   おいらは もっと酒がほしい


 根っからの酒好きであります。
 “芸は身を助ける” なんて言いますが、酒好きが高じて、昨年から 「ぐんまの地酒大使」 に任命されました。

 酒って、いいでよね~!
 だって、溺れても、決して裏切りませんもの。
 これが、もし金や女だったら、溺れたら最後、裏切られて、捨てられて、散々な目に遭っているはずです。


 そんな僕の心を知ってか、世の中には殊勝な方々がおられます。
 最近、立て続けに、2本の酒が届きました。

 1本は、ご存じ! 「赤兎馬(せきとば)」。
 一時は、なかなか手に入らないことで話題になったことのある鹿児島県 (濱田酒造) の芋焼酎であります。
 赤兎馬とは、三国志に登場する千里を走るという名馬の名。
 その名のごとく、のど越し清涼にして、天を舞うような酔い心地が味わえます。


 もう1本は、これまた入手困難な群馬の地酒 「浅間山(あさまやま)」(浅間酒造)。
 実は、この酒、今回、初めて呑みました。
 お恥ずかしい話、せっかく 「ぐんまの地酒大使」 に任命されているのだから、県内の全銘柄を制覇しておかなければ……と飲み歩いていたのですが、この酒だけが “未飲” でした。

 そんな話を、きっとどこかで、僕は酔った勢いで話したんでしょうね。
 そして、それを聞いていた人がいた。
 「だったら送ってやろうじゃないか」
 と、さっそく届けてくださったようであります。


 ああ、なんたる幸せ!
 呑むほどに、酔うほどに、僕の体は宙を舞います。

 今宵もひとり、千里を走る馬に乗り、浅間山のまわりをグルグルと駆け回っております。

 Oくん、I さん、ありがとうございました。
 感謝!
  


Posted by 小暮 淳 at 13:53Comments(0)酔眼日記

2020年11月12日

はあ、おっぺしたん?


 昔から僕は、「自分に甘い」 と言われます。
 でも、だからといって他人に厳しいわけではありません。
 自分に甘いだけです。

 その理由の一つに、“ごほうび癖” があります。
 頑張った自分に、すぐに、ごほうびを上げてしまう癖です。

 たとえば、仕事。
 「何日も缶詰めになって、頑張って長い原稿を書いたな。アンタはエライ! よし、ごほうびをやろう!」
 ということになるわけです。

 これだけ聞くと、それくらい、いいんじゃないの? と思われそうですが、僕の場合、その頻度が多いことが家族からは非難を浴びるようであります。
 「その程度のことなら、みんな日常でやっていることです」
 と、とがめられてしまいますが、僕にしてみれば、そのごほうび欲しさに頑張っているのです。
 だから誰にナント言われようと、ごほうびは必ず上げるのです。


 ということで、県外まで往復3時間もかけて、それも2回、合計4時間にわたる講演をしてきたのですから、当然このことは、“ごほうび” の対象となるわけであります。

 そして、そのごほうびとは、相も変わらず一つ覚えの、ご存じ酒処 「H」 であります。

 「お疲れさん。頑張ったよね」
 とママに言ってほしくて、しかもママを独り占めしたくて、開店と同時に飛び込むのが常です。
 でも、このコロナ禍であっても、Hファンは健在です。
 5時を過ぎると、一人、また一人と常連たちが顔を出しはじめます。
 ママとのラブラブデートも、はい、それま~で~よ ♪


 7時を過ぎた頃、それまでは、それぞれに呑んでいたのですが、誰かが言った一言に、カウンター席の全員が共鳴してしまいました。
 「えっ、それって上州弁なの~!?」

 それからは、あれも、これもと、子どもの頃に使っていた上州弁がオンパレード。
 「なから」(かなり)、「まっさか」(とっても) は、初級編です。
 「あいひょう」(すれ違い)、「あんけらこんけら」(のろま)、「おこんじょ」(いじわる) あたりになると、地域性や個人差があり、「使っていた」 「知らない」 に分かれました。

 たった一つ、全員一致で、「言った!」 「言った!」 と大爆笑になった方言がありました。
 それは、「おっぺす」。
 「おっぺす」 とは、SEXのこと。
 これに、(もう) という意味の 「はあ」 を付けると、思春期の子供たちが得意になって使っていた常套句ができあがります。

 「はあ、おっぺしたん?」


 もう、その言葉がおかしくて、おかしくて、全員で腹を抱えて笑いました。
 それも、みんな 「おっぺす」 とは無縁の60歳以上の男女ばかりです。

 「いつ、おっぺしたん?」
 「はあ、忘れたいのぉ」
 「最後に、おっぺしたのは、いつだったかいのぉ」


 呑んで、笑って、最高のごほうびをいただきました。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:50Comments(3)酔眼日記

2020年10月07日

しあわせの記帳音


 このコロナ禍で、以前より生活が豊かになった人なんて、ほんの一握りなんでしょうね。
 自営業者、サラリーマンを問わず、大多数の人が “コロナ不況” の中で、ジッと耐えていることと思います。

 ご多分にもれず、この僕も、もがいています。


 若い頃から貧乏には、めっぽう強い体力と精神力の持ち主なので、この程度の収入減など、屁とも思いませんが、やはり長引くと、生活のそこかしこに影響が出てきます。
 その筆頭が、酒です。

 完全に止めるわけにはいきませんから、毎日の晩酌の質と量をひかえるようにしています。
 発泡酒を第3のビールに、2合を1合にして、僕なりの自粛をしています。

 でも本音を言えば、もっと呑みたい!
 しかも、できれば、家ではなく外で!


 そんな時、唯一の救いは、フリーランスならではの、「忘れていた入金」 の存在です。
 僕の場合、ライターの仕事以外に、講演やらテレビ出演やら額は小さいのですが、時々イレギュラーの収入があります。
 これって、請求書を上げるわけではないので、忘れたころに振り込まれていたりするわけです。
 だから……

 ガチャガチャ、ガチャー、ガチャガチャ、ガチャー

 銀行のATMで記帳音を聞いた時の、喜びようったらありません。
 「うぉっ、忘れていた。今頃、入っているよ。こりゃ、天からのおぼしめしだ! よし、呑みに行こう!」
 ということになるわけです。

 ある意味、生活費としては予定していなかった臨時収入ですからね。
 パーッと、使っちまったほうがいいわけです。
 で、僕は、迷うことなく、直行するわけです。

 どこへって、もちろん、我らの秘密基地、酒処 「H」 であります。


 まだ陽のある午後5時前。
 一番乗りをしてカウンターのいつもの席に座れば、これまた、いつものママの笑顔が出迎えてくれます。

 「あれ、もしかして?」
 「そう、もしかして」
 「音がした?」
 「音がした」

 ガチャガチャ、ガチャー、ガチャガチャ、ガチャー

 心地よい機械音が、僕の頭の中をめぐります。


 「では、カンパイ!」

 庶民のささやかな贅沢、至福の時間の始まりなのです。
   


Posted by 小暮 淳 at 10:22Comments(0)酔眼日記

2020年06月17日

戒厳令の夜明け


 久しぶりに、呑んできました。
 ウソです!
 もとい、正確に表記します。

 外で呑んだことを、久しぶりにブログに書きます。


 緊急事態宣言が発令されてからというもの、不要不急の外出が厳しくなり、“のん兵衛” には肩身の狭い世の中になりました。
 発令解除後、世の中は徐々に元の状態に戻りつつありますが、やれ 「3密」 だの、やれ 「ソーシャルディスタンス」 だの、依然、“のん兵衛” には、不自由な世の中であります。

 のん兵衛のみなさんは、どんな自粛生活を送っていましたか?
 もっぱら僕は、「一人呑み」 でしたが、ちまたでは 「リモート呑み」 なんていう可笑しな飲み会を開いている人たちもいたようで、あの手この手で、酒を切らさない生活を維持していたようでですね。

 あっ、また、ちょっぴりウソをつきました。
 “もっぱら一人呑み” といいましたが、時々、「闇酒」 を呑みに、こっそりと夜の街へ出かけました。
 もう、時効だからいいですよね。
 正直に、お話しします。

 悪い仲間から “闇メール” が送られて来るのです。
 「待ってました!」 と、出動要請がかかります。
 抜き足、差し足、忍び足……
 憲兵に見つからぬよう、非国民と呼ばれぬよう、そーっと、そーっと、夜の街へ出かけます。

 「山」
 「川」
 「よし、入れ」

 そんな合言葉はありませんが、平日の真昼間に集まり、美酒に酔うのであります。
 闇の味は、蜜の味。
 同じ 「みつ」 でも、こちらの蜜は大歓迎です。


 そんな我慢(?) の戒厳令の期間を無事に乗り越えて、少しずつですが、僕らのん兵衛にも、以前のような日常が戻ってきました。
 もう、後ろ指はさされません。
 (もちろん、3密を避けて、ソーシャルディスタンスを保ちながらです)

 「あっ、ジュンさん!」
 「お久しぶりです」
 「また、よろしくお願いします」
 「こちらこそ」
 「では、カンパイ!」

 以前ほどのにぎわいは、まだないにしても、陽気な常連たちが、いつもの店に顔を出し始めました。

 「やっぱり酒はさ、こうやって相手の顔を直接見ながら呑まなくちゃね」
 「そーだよ、リモートだか、なんだか知らないけどよ、あんなのダメだよ。ノミニュケーションが、とれませんって」


 いいぞ、いいぞ、だんだんメートルが上がって来たぞ!(死語かも)
 良き酒、良き店、良き仲間が、帰ってきました。

 戒厳令の夜明けじゃーーーっ!!!
   


Posted by 小暮 淳 at 12:00Comments(0)酔眼日記

2020年05月12日

ひと足早い御中元


 「今日は、ご在宅でしょうか? お届け物がございます」
 突然、馴染みの酒屋から電話がありました。
 そして、まもなくするとチャイムが鳴り……

 「こちら、○○様からです」
 「○○君?」
 「はい」
 「こんな時期に、なんでだろう?」
 「はて……、小暮様にお届けするように、とのことでした」

 手渡された袋の中身は、日本酒が2本。
 それも、かなり希少な限定酒です。
 1本は、群馬の地酒で、淡く美しいレモンイエロー色した純米吟醸酒。
 もう1本は、全国でも15軒の酒販店でしか取り扱いしていないという埼玉県の純米酒でした。

 もちろん、僕は、どちらの酒も呑んだことがありません。


 送り主の○○君に、お礼の電話を入れようと、ケータイを手にした時でした。
 彼から先に、メールが届きました。
 <早めの御中元です>

 早めの御中元?

 理由を聞いて、納得しました。
 コロナ感染により、売上不振に苦しむ酒販店に対する救済の一環として、前倒しの “御中元セール” に貢献したとのことでした。

 ご存じの通り、今回のコロナ騒動では、飲食店や旅館業が最も打撃を受けています。
 その飲食店や旅館に、酒類を卸している酒販店も窮地に追い込まれているそうです。
 前出の酒販店の店員いわく
 「飲み屋からの注文が、まったくありませんから、個人のお宅への配達で、なんとかしのいでいます」

 自粛期間中は “家呑み” する人が増え、外出できないストレスからか、ふだん呑んでいる酒より、いい酒を注文して、ぜいたくを楽しんでいる人が多いといいます。
 また、庭でバーベーキューを楽しむ家庭が増えたため、ビールサーバーのレンタルも始めたとのことでした。


 素晴らしい!
 “人間は考える葦(あし)” なのですね。

 困った人が現れれば、それを救済する人が現れるのです。
 人が生活し続ける限り、それが、どんな条件下であっても、必ずや需要が生まれるということです。
 間接的ではありますが、僕も世の中に貢献したようであります。


 それにしても、コロナが憎い!
 一時も早い終息を願うばかりです。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:27Comments(2)酔眼日記

2020年04月30日

気をつけよう!散歩途中のコンビニエンス


 ♪ 僕は何をやってもだめな男です
   昨日歩いてて犬におしっこをかけられました
   ガムをかんでも舌をかんでしまうし
   トイレに入ってチャックがしまらず
   オロオロしたこともありました
   <『僕は何をやってもだめな男です』 by かぐや姫>


 以前、「風が吹けば桶屋が儲かる」 ということわざになぞり、「コロナ自粛が続くと離婚や虐待が増える」 という話をしたことがありました。
 3密(密集・密閉・密接) を避けて、外出を自粛すると、逆に家庭内で3密が発生し、家族間トラブルが増えるという “風桶現象” のことです。

 実は、コロナ自粛関連の “風桶現象” には、まだまだ弊害がたくさんあるようです。
 その一つが、「アル中」(アルコール中毒依存症) です。
 毎日家にいると、やることがなくて、ついつい昼間から酒を呑み出してしまい、気が付くとアルコールなしでは過ごせなくなってしまうとのことです。

 分かります!
 よーーーく、分かります!!!


 酒好きなのに、アル中にならない人の共通点に、“多忙” があります。
 本当は、いつもいつも酒が呑みたいのですが、仕事が忙しくて、結局、毎日、寝る前の晩酌程度で終わっていた人たちです。
 いわば、この人たちは 「アル中予備軍」 です。

 そして僕も、この予備軍の一人です。


 現在、コロナ自粛のため、連日自宅にて蟄居(ちっきょ)生活を続けています。
 目下の楽しみは、運動不足解消とストレス発散を兼ねてのウォーキングであります。
 毎日のことなので、飽きないように毎回コースを変えています。

 川沿いのコース、古墳めぐりコース、遠い郵便局まで行って手紙を出すコースなど、日々、知恵をしぼって東西南北、コースを変えて歩いています。
 が、たくさん歩くと、ノドが乾きます。
 よってコンビニに立ち寄ります。
 もちろん最初は、お茶かジュースを買うつもりで入ります。
 が、店を出ると、なぜか僕の手には缶ビールが握られています。

 「家に帰ったら呑もう!」
 そう心に誓い、歩き出します。
 が、こんな考えも同時に浮かんできます。
 「このまま缶を振り続けると、開けたとき、とんでもないことになるぞ。そうだ、冷たいうちに呑んでしまおう!」

 ということで僕は誘惑に負けて、公園や遊歩道のベンチを探し出します。
 そして……


 ダメ、ダメ、ダメーーーー!
 ああ、僕はなんて意志の弱い、ダメ男なんでしょうか!
 こんなことを毎日つづけていたら、正真正銘のアル中になってしまいます。

 イカン、イカン、イカーーーーン!
 ということで、なるべくコンビニを通らないコースを歩くことにしました。

 あくまでも “なるべく” でありますが……
  


Posted by 小暮 淳 at 12:02Comments(2)酔眼日記

2020年03月28日

9 の法則


 これからお話しすることは、すべて何の根拠もないウワサ話ですので、決してSNS等で拡散しないでください。

 それは 「9の法則」。
 ちまたで、まことしやかにささやかれている新型コロナウイルスの感染拡大による自粛ムードに関するウワサです。
 “10” はアウト、でも “9” はセーフという、なんとも不思議な法則です。


 今週、僕が温泉大使を務める観光協会の職員と電話で話しました。
 そのとき、こんなことを言われました。
 「小暮さんがブログに書かれているとおりです。完全に二極化が起きています」

 僕のブログとは、3月18日に書いた 「キャンセル0の宿」 のことです。
 自粛ムードが続く中、温泉地も大きな影響を受けています。
 特に団体客や宴会客が中心のホテルや大きな旅館へのキャンセルは、ハンパではありません。
 ところが一方で、まったく影響を受けていない宿があります。
 それは、個人客を中心とした小規模の宿です。

 「まったく、小暮さんのおっしゃるとおりです」
 と、職員は言いました。
 まさに、ここにも 「9の法則」 が働いています。

 では、「9の法則」 とは?
 “9” という数字は、あくまでもイメージであり、“10” という大台ではないという意味なのですが、これが言い当てていて妙なのです。
 10部屋以上、10席以上の宿や店はコロナの影響を受け、それ未満だと影響を受けないといいます。


 百聞は一見にしかず、と思い、昨晩、検証に行ってきました。
 調査対象に選んだのは、ご存じ! 我らのたまり場、酒処 「H」 であります。

 「H」 は、カウンター席のみの小さな店で、ママが一人で切り盛りをしています。
 そしてイスの数が、ぴったり9席!
 調査対象には、もってこいの店です。


 午後5時、入店。
 すでに常連客が2人、カウンターの中央で呑んでいました。

 午後5時半、早くも1人が帰り、入れ替わりに1人。
 午後6時、サラリーマン風の2人連れが奥の席へ。
 これで僕を入れて、客は5人です。

 ところが、このあと、怒涛のように常連客が顔を出し始め、あっという間に9席は満員御礼となりました。
 なのになのに! その後も常連が顔を出しては、ママが済まなそうに断っていました。
 「ママ、ここんちはコロナなんて、関係ないね」
 と誰かが言えば、
 「コロナもバブルも関係なく、年がら年中ヒマな連中が多いからだよ」
 と、他の誰かが笑いをとります。


 午後8時……
 引きも切らずに、次から次と常連客が顔を出します。
 「そろそろ、我々は席を譲りませんか?」
 早い時間から呑んでいた1人が、腰を上げました。
 「そうだ、今日は9時から 『魔女の宅急便』 があるんですよ。今から帰れば間に合います」
 と僕が言えば、
 「では、私も帰って 『魔女の宅急便』 を見ましょう!」
 と隣の客が、あとから来た客に席を譲りました。


 恐るべし、「9の法則」 です。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:31Comments(0)酔眼日記

2020年01月18日

銀座もいいけど H もね


 「忘年会は、もうねえんかい?」
 「新年会は、しんねえんかい?」
 なんていうオヤジギャグを飛ばしていた頃がなつかしい、今日この頃です。
 加齢とともに宴会のたぐいは年々、減りつつあります。

 それでも昨晩、今年になって3回目の新年会に顔を出してきました。
 とはいっても、ただの新年会ではありません。
 主催者は、僕です。
 そして参会者は、他に1人だけ。

 お相手は、日頃お世話になっている某社の社長さんです。
 いわゆる “接待” を企てたのであります。


 「いかがでしょう、年明け早々に、一献差し上げたいのですが?」
 「いいですねぇ、どこへでも出かけますよ」
 昨年の暮れ、某社の社長室(?) で密談が交わされました。
 「銀座とH、どちらがよろしいでしょうか?」

 “H” とは、ご存じ僕らのたまり場、酒処 「H」 であります。
 銀座での接待に比べたら、予算は10分の1以下で済みます。
 でも、もし、「銀座がいい」 なんて言われたら、どうしよう……
 なんて、ドキドキしながら返答を待ったのです。

 「いやぁ~、銀座は飽きたよ。もしかしてHとは、小暮さんのブログにたびたび登場する、あのHですか?」
 「はい、そうです。カウンター席がわずか8脚の小さな店ですが、料理はうまいし、酒は飲み放題です」
 「なら決まりでしょう、ぜひ、私もHに連れてってください!」


 ということで昨晩、僕は前橋駅で社長さんをお出迎えし、Hへお連れしたのであります。
 「うわっ、うわーーーっ、ここなんですねぇ、ついに来ました!」
 壁にズラリと並んだ僕の著書を眺めて、社長さんは感動しきりの様子。
 「ママ、こちらが話していた社長さんです」
 「はじめまして、いつもジュンちゃんが大変お世話になっています」
 だなんて、ママは本当のオフクロのように出迎えてくれました。

 「今日は、好きなだけ飲んでください」
 「いいんですか? かえって銀座より高くつきますよ!?」
 「いいーーーんです! いろいろご相談したい話もありますから」
 「忖度ですか?」
 「はい!」
 「小暮先生、お主も悪よのう」
 「ハハハハハハハ!!!」


 しゃちょうさん、ことしもよろしくおねがいいたします。

   


Posted by 小暮 淳 at 11:43Comments(0)酔眼日記

2020年01月12日

宵待ち列車に乗って


 うまい酒を呑む条件とは?

 ズバリ、“相手” と “場所” の選択にあります。
 気の置けない、いつものメンバーとやるのも良いですが、たまには世代や業種を超えた人たちから刺激をもらうのも良いものです。
 飲み屋も同じこと。
 住み慣れたいつもの街を飛び出して、知らない町の知らない店で酔いしれるのも良いものです。


 ということで、昨日は前橋駅から電車に乗りました。
 両毛線→上越線→吾妻線と乗り継いで、中之条町へ。

 そうです、僕が観光大使を務める 「花と湯の町 なかのじょう」 です。
 地元の人たちは、愛情を込めて “なかんじょ” と呼びます。

 今回、僕がこの町へ来たのは、大使としての公務ではありません。
 “大使だから” という理由も少しはあるようですが、もっとざっくばらんに “のん兵衛” だからのようです。
 この町に暮らす、若者たちが呼んでくれました。


 居酒屋で出迎えてくれたのは、30代のアーティストたち4人。
 画家や現代美術、脚本家など、みんな他県から移住して来た人たちです。
 ここ数年、中之条町には彼ら彼女らのように、この町に惚れ込んで住み着く若者が増えています。

 それは、なぜか?

 一番の理由は、この町で定期的に開催されているアートの祭典 『中之条ビエンナーレ』 の存在です。
 昨年も1ヶ月間にわたり開催され、国内外から約150組の作家が集まり、町内50会場で作品展示がされました。
 開催中は、作家が町内に滞在し、制作活動を行います。
 その間に町民との交流が生まれ、豊かな自然と人情味のある環境を気に入った作家たちが、そのまま住み着くのだといいます。


 「カンパーイ!」
 初対面同士、しかも歳の差は20~30歳。
 「私は愛知県から移住して来ました」 「僕は山口県です」 「私は横浜」
 出身はさまざまですが、みんなこの町で出会い、交流を深めている仲間たちです。

 芸術の話、観光の話、温泉の話……
 夢を語る彼ら彼女らの目は、キラキラと輝いています。

 A君は、去年まで公務員をしていたといいます。
 「きっかけを探していたんです。いつか役所を辞めようと」
 そのチャンスは、中之条町が企画した公募でした。
 受賞を機に、辞表を出して、移住を決意したといいます。


 ついつい歳を重ねると、「若いって、いいね」 という常套句を口にしてしまいがちですが、彼ら彼女らを見ていると、決して “若さの賜物” だけで移住して来たわけではないことが分かります。
 みんな、自分を大切にして生きているんですね。

 「みんな、カッケーよ!」
 つい僕も若者言葉で、返していました。
 でも、本当にみんな、カッコイイんです。


 宵待ち月が天空に上がる頃、僕は駅へ向かいました。

 列車の座席に腰を降ろすと、車窓の向こうで手を振る人たちがいます。
 わざわざ見送りに来てくれたんですね。

 改札口で手を振る彼ら彼女らの姿が見えなくなるまで、僕も手を振り続けました。
   


Posted by 小暮 淳 at 14:12Comments(0)酔眼日記

2020年01月05日

夢と女と未来と将来と


 <正月に帰るから、また3人で会おう!>
 県外に暮らす友人のI君からメールが届いたのは、昨年暮れのことでした。
 3人とは、僕とI君とT君のことで、ともに高校の同級生です。

 I君は、すでに定年退職をして、現在は趣味を満喫しながらセカンドライフを送っています。
 T君は再雇用され、役職は無くなりましたが、以前と同じ職場で働いています。
 僕は、昔も今も相変わらずのフリーランス稼業です。


 そんな3人が昨晩、久しぶりに居酒屋で顔を合わせました。

 「今年もよろしく!」
 「カンパイ!」
 の後、話題は昨年亡くなった僕の両親の話になり、続いて他の2人が現在直面している親の介護話になり、やがて病気や通院の話になってしまいました。

 「ヤメ、ヤメヤメヤメーーー! もう、介護と病気の話はおしまいにしょう! あの頃、俺たちは、こんな話はしていなかったぞ!」
 しびれを切らして、僕が一喝!
 「あの頃って、40年以上も前じゃないか!?」
 「そうだよ、あの頃のように、もっと未来の話をしようぜ!」
 「未来? 未来なんて、もうないだろう?」
 だから僕は、I君の言葉を制しました。
 「未来は無いかもしれないけど、まだ将来はあるだろう!?」

 少し沈黙があり、T君が言いました。
 「あの頃、どんな話をしていたっけ?」
 「みんな、夢を語っていたさ」
 するとI君が、
 「ジュンは、歌手を目指していたよな!?」
 「ああ、叶わなかったけどね」
 思えば、I君もT君も、あの頃の夢は叶えていません。

 「それと女の話だな」
 T君のひと言に、「そーだ!」 「そーだ!」 ということになり、昔の彼女の名前がオンパレード。
 あんなことがあった、こんなことがあったと、誰かが語るたびに大笑い。

 呑むほどに、酔うほどに、僕らは40年前を旅していたのでした。


 未来はなくても、将来はある。
 女はいなくても、夢ならある。

 だよね、我が良き友よ!
  


Posted by 小暮 淳 at 11:58Comments(0)酔眼日記

2019年12月28日

H納め


 読者のみなさん、勘違いしないでくださいね。
 「H」 は、「エッチ」 ではなく 「エイチ」 と読みます。

 そう、ご存じ、僕らのたまり場、酒処 「H」 のことであります。


 今年も押し詰まってきました。
 大そうじは、まだ何も手をつけていませんが、それ以外の年内予定は、すべて終えました。
 喪中ハガキは、出しました。
 新年号の連載原稿も書き上げました。

 あれもこれもメモ用紙に書き出しては、消し込んで、「これで今年は完璧だ!」 と思った途端、ある忘れ物に気がつきました。
 そうです!
 “H納め”です。

 嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、疲れたとき、落ち込んだとき、自分をほめてあげたいとき、いつだって僕をやさしく受け入れてくれる 「H」 への、今年最後のごあいさつが終わっていませんでした。

 ということで、寒風吹く中、「H」 ののれんをくぐったのであります。


 「今年も一年、大変お世話になりました」
 一番乗りでカウンターに腰を下ろすと、ママの開口一番は、
 「たぶん、ジュンちゃんの読者だと思う人が来たよ」
 「読者?」
 「たぶんね。この本を見て、『ここだったのか!』 って、ニヤニヤしていたもの」

 店内には、僕の著書が数冊、展示されています。

 「たぶんって、その人に訊かなかったの?」
 「だって、貸切の団体さんの一人だったから」


 以前、ブログにも書きましたが、“HのHは秘密のH” なのであります。
 確かに 「H」 は、店名の頭文字ではあるのですが、まさかここが 「H」 だとは、店に入るまでは誰も気づかないようです。
 しかも、イチゲンさんは、なかなか入りにくい小さな小さなお店なのです。

 「地元の人でもね、ここに店があることを知らない人が、けっこういるんだよね」
 と、ママは笑います。
 だからこそ、たどり着いた時のよろこびも、ひとしおなんでしょうね。

 一度、カウンターに座ったら、誰もがママと店と常連客のファンになってしまいますもの。


 「今年もお世話になりました。はい、乾杯!」
 「こちらこそ、カンパーイ!」
 僕とママと2人だけの忘年会が始まりました。

 が、それは束の間です。

 やがて、1人、2人、……3人、4人と常連客が顔を出して、あっという間に今宵もカウンターは満席です。


 みなさん、来年も楽しく飲み明かしましょうね!
 カンパーーーーーイ!!!!!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:14Comments(0)酔眼日記

2019年11月27日

万里の長城を越えた人たち


 “縁は万里の長城を越えてやって来る”

 中国の古いことわざです。
 縁のない人は、袖が触れ合っても行き違います。
 でも縁のある人は、わざわざ万里の長城を越えてでもやって来るといいます。


 僕は常々、“縁” は偶然ではなく、必然だと思っています。
 会いたいと願う強い気持ちが、双方を引き合います。
 たまたまの出会いなんて、世の中にはないんじゃないかと……

 たとえば、著者と読者の関係です。
 もし僕が本を著していなかったら出会えなかった人たちが、たくさんいます。
 カメラマンやデザイナー、出版社や雑誌社、新聞社の方々。
 本が話題になれば、テレビ局やラジオ局の方々との出会いもあります。
 でも、この人たちとは直接、顔を合わせて仕事をしますから、ある意味、必然性の高い出会いかもしれません。


 著者にとって一番遠い存在が、目には見えない読者です。
 著書に限らず、新聞や雑誌に僕が書いた記事は、どんな人が読んでいるんだろう?
 目には見えない人たちに向けて、僕は何十年と文章を書いています。

 まれにですが、出版社や新聞社に、感想などの手紙やメールをいただくことがあります。
 必ず返事を出すようにしていますが、それでも顔は見えません。
 まして、人となりなんて、知るよしもありません。
 時々、講演会などで声をかけていただくことがありますが、やはり、その場だけの一過性の出会いです。


 ところが世の中には殊勝な読者が、極まれにいらっしゃいます。
 講演会やセミナーに来てくださり、その後もマメに僕とコンタクトを取って、同じ熱心な読者とのネットワークも作ってくれました。

 これが 「弟子の会」 です。

 結成は2016年11月。
 以後2ヶ月に1回、飲み会を開いて、僕を呼んでくださり、コアな温泉談義を続けています。
 今月で満3周年を迎えました。
 数えること、回数にして19回目の 「弟子の会」 です。

 今回から新メンバーが加わりました。
 彼女もまた、万里の長城を越えて会いに来てくれた人の1人です。
 東京都からの参加です。

 僕の著書との出合いは、すでに絶版となっている 『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社) だったといいますから、かれこれ10年の読者歴になります。
 この間、僕の本を参考にして、東京から足しげく群馬の温泉をめぐってきたといいます。
 このブログにも読者登録をして、毎回読んでくださっているとのことでした。

 でも、ここまでなら、どこにでもある著者と読者の関係です。
 ところが今年になり、突然、彼女から手紙が届きました。
 僕はホームページを持っていませんから住所もメールも電話番号も明かしていません。
 ので、一般の人からの連絡は、一切取れないようになっています。

 彼女は、手紙を出版社へ送ったのです。
 そして、出版社から僕の元へ届きました。


 しばらくはメールのやり取りが続きました。
 そんな中で、「弟子の会」 の話題になりました。
 「ご迷惑でなければ、ぜひ参加させてください」
 との連絡をいただいたのが、きっかけでした。

 他の “弟子たち” の了承を得て、昨日、初めての出会いが実現しました。
 会場は、ご存じ、酒処 「H」。
 カウンターだけの小さな居酒屋ですから、ほぼ貸切状態でした。

 7時間にわたる長い長い宴でしたが、新旧 “弟子たち” も和気あいあいで、それはそれは楽しい時間でした。


 “縁は万里の長城を越えてやって来る”
 つくづく、そう感じた素敵な夜でした。

 みんな、ありがとう!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:35Comments(0)酔眼日記

2019年10月06日

港のノンベー・ヨコハマ・ヨコスカ


 ♪ ちょっと前なら憶えているが 1年前だとチト判らねぇなぁ
   白髪の長いノンベーだって ここには沢山いるからねェ
   ワルイなぁ ほかをあたってくれよ
   アンタ あのノンベーのなんなのさ! ♪


 ということで、今年も行って来ました!
 “12時間飲酒マラソン” という名のバス旅行へ。
 年に1度の無礼講、フリーランスで生きる自分へのご褒美であります。

 僕は10年以上前から、お世話になっている某社の社員旅行に参加しています。
 子どもの頃から集団行動がニガテだった僕ですが、長年1人で仕事をしていると、たまには団体でバカ騒ぎする旅行が恋しくなるのです。
 目的地なんて、どこでもいいのです。
 ただただ飲み、ひたすら飲み、飲み続けることに意義があるのです。


 早朝6時30分、集合場所の高崎駅東口を出発した大型バスは、一路、港町へ向かいます。
 当然、僕はバスの最後部座席です。
 社内屈指ののん兵衛が集められた “プレミアムシート” です。

 「それでは今日一日、よろしくお願いしまーす」
 「カンパーイ!」
 まずは缶ビールを一気飲み。
 「きーーーっ、たまりませんな」
 「朝ビールは、うまいっすね」
 誰もかれもが、このスタートホイッスルを待っていました。

 「こっち、ビールね!」
 「こっちは、チューハイください!」
 2本目のお替わりを求める声が飛び交う中、社長のYさんが、おもむろに一升瓶を取り出しました。
 「小暮さんは、こっちでしょう?」
 「ですね、よく、お分かりで」
 「何年、付き合っていると思ってるんですか!?」
 「だったら、ご一緒に!」
 と、コップに並々と注がれる銘酒・赤城山。

 「いいですね。朝から辛口とは、たまらない。五臓六腑に染み渡ります」


 一行は、横浜中華街に到着。
 昼食までの1時間、自由行動となりました。
 女性陣はショッピングへと出かけましたが、のん兵衛オヤジたちは、飲む以外にやることがありません。
 「青島(ちんたお)ビールを飲みましょう!」
 僕の発案で、オヤジたちは土産物屋でビールとつまみを買い込み、木陰を求めて近くの公園へ。

 10月だというのに関東地方の気温は、すでに30℃を超えています。
 「横浜の街に、カンパーイ!」
 なつかしい味です。
 僕は30年前に旅した中国での珍道中を思い出していました。
 でも、あの時飲んだ青島ビールは、こんなにも冷えてはいませんでした。
 「うまい!」
 どこで何を飲んでも美味しいのであります。


 「はい、カンパーイ!」
 今度は、紹興酒です。
 ツーンと鼻に抜ける香りと、ぬるめでいただく独特の味わい。
 やっぱり中華料理には、紹興酒が合います。

 午後は、ほろ酔い気分で横須賀へ行き、軍港クルーズに乗船。
 海風に当たると、ノドが乾いてきました。
 帰路のバスの中では、また振り出しにもどり、ビールからやり直し。
 そして、高崎駅へ着く頃には、またまた日本酒に手を伸ばしていました。


 「今日一日、お世話になりました」
 「お疲れさまでした」
 降車後は、三々五々と人々は駅の中へ消えて行きます。

 「小暮さん、このあとのご予定は?」
 と訊かれても、何もあるわけがありません。
 「夕食代わりに、焼き鳥で一杯やりませんか?」
 と言われれば、断るはずがありません。

 時計を見れば、まだ午後の7時半です。
 僕とY社長は、夜の繁華街へと歩き出しました。


 ♪ 港のノンベー ヨコハマ ヨコスカ&タカサキ ♪

   


Posted by 小暮 淳 at 11:53Comments(0)酔眼日記

2019年09月12日

ほうびのH


 今週は、すでに2つの講演会を済ませました。
 2会場、計4時間。
 テーマも、それぞれ 「温泉」 と 「民話」 と異なります。

 正直、疲れました。

 これは、六十路に入ってから、てきめんです。
 10年前とは、雲泥の差です。
 あの頃は、1日で2会場を掛け持ちしたり、午前中に別の仕事をこなしてから講演会場へ向かうことはザラでした。

 なのに、今はダメです。
 気力と体力が、持続できません。
 1日1会場のみ、しかも、その日は絶対に前後に他の予定を入れません。
 それくらい、気力も体力も減退しています。

 ライターにとって、講演活動やセミナー講師は、いわば副業です。
 観光大使や温泉大使の公務は、ボランティアです。
 はたして、二足のわらじ、三足のわらじは、いつまで続けられるのでしょうか?


 昨日、講演会の終了後、突然、倦怠感に包まれました。
 そんなとき、僕の足は迷わずHへ向かいます。
 ご存じ、我らのたまり場、酒処 「H」 であります。


 残暑厳しい、夕方4時半。
 もちろん、一番乗りを目指します。
 案の定、まだ、カウンターに人影はありません。

 「あらっ、早い」
 仕込みの手を休めて、ママが迎えてくれます。
 「うん、自分をほめてあげたいんだ。ごほうびの一杯、ちょうだい」
 「あいよ」
 「キーンと冷たいやつね」
 そして、
 「はい、お疲れさん。頑張ったね。カンパーイ!」

 まだ5時前だというのに、2人だけの酒宴が始まりました。
 やがて、1人、2人、3人と常連客が顔を出して、いつものにぎやかなHがやってきました。

 「小暮さん、お久しぶりです」
 「みんな来るの、早いよ。今まで、ママをひとりじめしてたのに」
 「そうは、いきませんよ。ね、ママ!?」

 ナスとピーマンのみそ炒め、ゴボウとレンコンのうま煮、厚揚げの網焼き……
 奇をてらった料理は、何一つ出ないけど、一品一品、ママの愛情がてんこ盛りです。


 飲むほどに、酔うほどに、気力と体力が時間をかけて蘇生していくのが分かります。
 「オレって、まだまだ頑張れるかも」
 そう思えてくるから不思議です。

 僕にとって、HのHは自分への “ほうび” のHなのであります。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:03Comments(0)酔眼日記

2019年07月31日

夏だ! ビールだ! 屋上ガーデン


 夏が来た!

 いよいよ梅雨が明けて、関東地方にも待ちに待った夏がやって来ました。
 と思ったら、いきなり連日、35℃超えの猛暑です。

 あつい、アツイ、暑すぎる~!!

 こんな日は、ガンガンにクーラーの効いた屋内で、キンキンに冷えたビールを飲むのもいいですが、たまにはダラダラと汗をかきながら、豪快にグビグビとビールを飲み干すのも悪くはありません。
 ということで昨夜は、今年最初のビアガーデンを満喫して来ました。


 場所はJR前橋駅前のビルの屋上。
 時間は午後6時。
 エレベーターを降りた途端、ムッとする熱気が全身に張り付いてきました。
 たぶん外気は、まだ優に30℃以上ありそうです。

 「カンパーイ!」
 「ビアガーデンなんて、何年ぶりだろうか?」
 「ほとんど記憶にありませんね」
 「この会でも、初めてですよね」

 集まったのは、僕のことを勝手に “先生” とか “師匠” とか呼ぶ、自称・温泉マニアの面々。
 通称、「弟子の会」。
 3年前から2ヶ月に1回、こうやって集まって、酒を酌み交わしながら温泉談義を繰り返しています。

 今回の会場選びは、幹事のSさんの 「次回は、もう梅雨も明けていることでしょうから、ビアガーデンにしませんか?」 の一言で決まりました。
 ところが、いざ、飲み始めると、不安が……


 ゴロ、ゴロ、ゴロ
 遠くの空に、黒雲が立ち込め始めたのであります。

 「大丈夫ですよね。先生は “奇跡の晴れ男” ですから?」
 みなさん、ブログをお読みのようで、僕が超能力の持ち主であることをご存じのようであります。
 「ええ、大丈夫ですよ。安心して、飲んでください」
 と胸を張って言ったのも束の間、

 ポツ、ポツ、ポツ
 と大粒の雨が……

 「先生、これ使ってください。借りてきましたから」
 弟子の1人が、人数分の傘を持って走ってきました。
 あたりを見回せば、傘を差しながら飲んでるテーブルが、ちらほら。

 「だから大丈夫だって! ほら、見てごらん、あれは雨雲じゃないよ。すぐに止むから」
 と、僕は一心に念じ始めました。

 エロイムエッサイム、エコエコアザラク、テクマクマヤコーーーーン!!!!!!
 えーーーーっい!

 すると、どうでしょうか!
 本当に、ピタリと雨は止みました。


 「先生は、魔法使いですか?」
 「いえ、今はやりの 『天気の子』 の祖父です(笑)」


 そして僕らは、料金の元を取るべく、ジョッキを片手に会場内を何往復もしたのでした。

 夏だ! ビールだ!
 やっぱ、ビアガーデンは最高!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:26Comments(0)酔眼日記

2019年07月04日

ブリカマのごほうび


 先週から講演と講座が続き、さらに週末には泊まりの出張が重なったため、さすがに還暦過ぎの老体は音を上げています。
 とはいえ、フリーランスの身。
 “締め切り” という絶対条件は待ってくれません。
 週明けから、原稿の執筆に取りかかっていました。

 「終わったーーーーッ!」
 思わず、仕事部屋で一人、大声を上げてしまいました。
 時計を見れば、まだ午後の4時……
 「ごほうびを上げますか?」 「上げましょう!」
 なんて、自問自答のひとり芝居を演じながら、いそいそと家を出たのであります。


 こんな時、頑張った自分へのごほうびは、酒処 「H」 と決めています。
 カウンター8席だけの小さな居酒屋です。
 従業員は、ママが1人だけ。
 でも、いつ行っても満席です。
 だから絶対に座りたいときには、事前予約を入れるか、オープン前に滑り込むのが得策です。

 常連客には、「月曜日の男」 とか 「火曜日の令嬢」 とか 「水曜日のダンディー」 など、必ず、その曜日に来る人がいて、顔ぶれがカレンダー代わりとなっています。
 さて、今日は、どんな顔ぶれなのでしょうか?


 「あら、ジュンちゃん!」
 ママのかん高い声が、カウンターの奥から出迎えてくれました。
 早くも初老の男性が、入口近くの席で、一人飲みしています。
 迷わず一番奥の席へ。
 先客がいない限り、僕は決まって、この席に座ります。

 「お2人は、初めてだっけ?」
 10年以上通っていても、一度も会ったことのない客というのが、この店にはいるのです。
 それだけ客層が広く、ファンが多いということです。

 「こちら、画廊オーナーの○○さん」
 「はじめまして。小暮です」
 「こちらはジュンちゃんね。ライターさん。本書いている人」
 とかなんとか、ママの紹介があり、とりあえず乾杯!
 「よろしくお願いします」
 「こちらこそ、よろしくお願いします」


 「ジュンちゃん、お疲れさまでした。講演で出かけていたんでしょ?」
 「だから今日は、ごほうびなんです」
 「そうだよね、頑張ってるんだもの。はい、カンパイ!」

 マ、マ、ママーーーー!!!!!
 そんなこと言ってくれるのママだけだよ。
 毎度のことですが、今にもママのやさしさに涙腺がブチ切れそうになります。


 1杯、2杯……
 いつもは生ビールは2杯と決めているのですが、解放感からか 「ビールをもう1杯だけ」。
 「あら、珍しい」 と言いながらもママは、ちゃんと客の好みを心得ていて、その次に僕が飲む冷酒の用意を忘れません。

 「はい、ごほうび!」
 目の前に出されたのは、な、な、なんと!
 大好物のブリのカマ焼きではありませんか!

 焼き加減といい、塩加減といい、絶品の味であります。
 「大当たりだ!」
 そうなんです。
 一切メニューのない、おまかせ料理の 「H」 で、ブリカマが出たら大当たり。
 おみくじで、大吉を引いたようなものです。


 1杯が2杯、3杯、4杯……
 ブリカマを突きながら、あわただしく過ぎ去った日々を見送ったのでした。

 おお~、“命の水” が五臓六腑に染み渡る~~!
  


Posted by 小暮 淳 at 11:56Comments(0)酔眼日記

2019年06月09日

枡酒列車でGO!


 <今、NHKのニュースで、お座敷列車で嬉しそうに枡酒呑んでいるの見ました>
 <上電で 「とてもいいですね」 と言っていたのが放送されましたね。とてもいいですよ>
 夜になって、立て続けにメールが飛び込んできました。

 車内にテレビや新聞などの報道陣が乗っていたことには気づいていましたが、まさか、僕が撮られていたとは!


 昨日は、新井酒店(前橋市) 主催による 「枡酒列車」 なるイベントに参加してきました。
 上電 (上毛電気鉄道) の中央前橋駅から終点の西桐生駅までの片道約1時間、往復2時間の貸切列車に乗り、乗車中は日本酒が飲み放題という夢のような企画です。

 仕方ない、これも 「ぐんまの地酒大使」 の公務だと思って、参加するしかないな……
 と、勝手に大義名分をくっつけて、自主的に参加してきました。


 午前11時30分
 「10、9、8、……3、2、1、カンパーイ!」
 カウントダウンとともに、列車は中央前橋駅を出発しました。

 いきなり、ガタンと大きく前後に揺れ、やがて車体はドスンドスンと縦揺れを始めました。
 「これが、いいんですよ。たまりませんね~」
 と同席した隣の客人。
 鉄道マニアのようです。

 そうなんです、今回使用されている貸切列車は、昭和初期に走っていたデハ101号という木の温もりを感じるレトロ電車なのであります。
 だからか、参加者40名の内訳は、僕のような “のん兵衛” ばかりではなく、筋金入りの “てっちゃん” も多く乗っていました。
 いわゆる 「乗り鉄」 といわれる人たちです。
 そして沿線では、我々が乗っている電車をカメラで狙う 「撮り鉄」 の姿も、ちらほら。


 振る舞われた地酒は、町田酒造 (前橋市) の「清嘹 (せいりょう) 」。
 酒好きの県民ならば誰もが知る、辛口の名酒です。
 それが枡酒で、2時間ノンストップで振る舞われるのだから、のん兵衛にはたまりません。

 「はい、おかわり!」
 「こっちも、お願い!」
 車内は、さながら大食い大会ならぬ、大飲み大会の様相です。

 ならば負けじと、我もピッチを上げて応戦しました。
 その甲斐あってか、最後の “おみやげ争奪ジャンケン大会” では見事、勝ち残り、四合瓶をゲットして帰りました。


 趣味と実益を兼ねた、なんとも楽しいイベントでした。
 新井酒店さん、来年も呼んでくださいね!
    


Posted by 小暮 淳 at 10:38Comments(2)酔眼日記

2019年05月23日

美酒爛漫の朋


 1年365日、晩酌は欠かしません。
 「たまには休肝日が必要かも……」
 なんて思うこともありますが、好きなものは好きなのだから止められません。

 そんな僕が、「ぐんまの地酒大使」 に任命されてしまったのですから、“鬼に金棒”です。
 何が鬼に金棒なのかって?
 はい、言い訳であります。
 「仕方ない、酒を飲むことが仕事なのだから」
 と、日々、言い訳を重ねながら生きています。

 だからといって毎日、うまい酒を飲んでいるわけではありません。
 晩酌は習慣だし、宴会は付き合いであります。
 ほんとうに “うまい” と思える酒は、年に数えるほどしかありません。


 一昨晩、久しぶりに美酒に酔いしれてきました。
 2ヶ月に1回、奇数月に開催される 「弟子の会」 による定期交流会です。
 「弟子の会」 とは、僕のことを勝手に “先生” とか “師匠” とか呼んでくださる殊勝な人たちの集まりです。
 早い話が、僕の講演やセミナーなどで知り合った温泉ファンであります。

 「カンパーイ!」
 「この会も続いているね、もう何年になるかな?」
 「2年半ですよ」
 「ということは、今日は15回目ということだ」
 「続いてますね」

 毎回、交流会の会場は、自称 “弟子” たちが当番で探して、予約を入れてくれます。
 必ずしも居酒屋とは限らず、寿司屋だったり、焼肉屋だったり、すき焼き屋やおでん屋だったこともありました。
 で、今回は、なんと! ラーメン屋です。
 が、「ラーメン屋でも、つまみが充実していて、飲めるんですよ!」 とのことで、集合しました。


 いいですね~!
 ラーメン屋なのに、もつ煮と生ビールから始まり、焼き鳥とホッピーへと杯が進みます。
 話題も温泉から時事ネタまで、途切れることがありません。

 「うまし!」
 酒を飲むたびに僕が大声を上げるものだから、自称 “弟子” たちが笑います。
 この場合の 「うまし」 とは、おいしいという意味だけではなく、“たのしい” “ありがとう” の感謝を込めた言葉です。

 だって、たかが温泉ですよ。
 その温泉について、本を書いていただけで、こんなにも素敵な仲間(朋友) が集まってきたのです。
 ただただ、感謝しかありません。

 美酒に酔いながら、「うまし!」 を連呼し続けた夜でした。
  


Posted by 小暮 淳 at 18:16Comments(2)酔眼日記

2019年01月30日

君と歩いた海岸通り


 地球上では、戦争と暴力犯罪の犠牲者の総計よりも、自殺により亡くなる人のほうが多いんだそうです。
 しかも、この傾向が特に顕著なのが、日本です。

 年間の自殺者は、約2万人。
 殺人による死者は約300人、交通事故死は約4000人。
 ※(2016年のデータより)

 日本の自殺率は世界で6番目に高く、主要7ヶ国で10位以内に入っているのは日本だけです。


 自殺の原因は、人それぞれです。
 病気だったり、借金だったり、失恋だったりもします。
 これは、何かで読んだ受け売りなのですが、自殺の原因は何であれ、自殺する人には、ある共通項があるといいます。

 それは、“友人”の存在です。

 自殺を思いとどまった人の大半は、「友人に救われた」 と言っているのです。
 残念ながら “家族” では、ないんですね。
 ましては、“仕事関係” ではありません。
 いうなれば、“価値観を共有する他人” が、いるか、いないか。
 なんです。

 この話を聞いたとき、変に納得している自分がいました。


 昨日は、2ヶ月に一度、奇数月に開いている 「弟子の会」 の定期交流会でした。
 講演や講座などで知り合い、僕のことを勝手に “先生” とか “師匠” とか呼んでいる人たちが集まり、大好きな温泉談義をしながら、酒を飲み交わすという会です。

 早くも結成してから、3年目を迎えました。
 いつもは飲み屋をハシゴして、飲んだくれているだけですが、今年は結成3周年を記念して、「温泉に泊まってやろう!」 という話で、大いに盛り上がりました。


 一次会は、メンバーが予約を入れておいた焼き鳥屋で軽く酔いをつけ、全員で河岸を替えることに。
 これが、いつものパターン。そして、お約束です。
 二次会は、そう、みなさん、よくご存じの酒処 『H』 であります。

 とにかく、いつ行ってもHは混んでいます。
 入った時には、すでに常連客らがカラオケ大会の真っ最中!
 そのノリのまま、我々 「弟子の会」 も、マイクを回され、大熱唱大会となりました。

 「弟子の会」 のメンバーは、みんな同世代です。
 70年代に青春を過ごした仲間です。
 なぜか昨晩は、「かぐや姫」 や 「風」 時代の伊勢正三作品に集中しました。

 『22才の別れ』 にはじまり、『君と歩いた青春』 『海岸通り』 『あの唄はもう歌わないのですか』 etc ……

 自分の思い出と重ね合わせたのでしょうか?
 歌いながら、涙ぐむ場面もあったりして、なんとも心がポッコリと温かくなったひと時でした。


 で、思ったのです。
 僕は、絶対に自殺をしないなって!
 また、“弟子” たちも絶対にしないって!

 価値観の同じ他人だからこそ、分かり合えることがあるのです。
   


Posted by 小暮 淳 at 12:07Comments(0)酔眼日記