温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2010年10月10日

本日は晴天なり。

 一夜明けて、この天気!
 憎たらしいったら、ありゃしない。

 昨日の無念は次回のライブで晴らすことにして、今日は観客として「前橋まつり」へ行って来ました。
 お恥ずかしい話、僕には孫もいるけど、孫のような娘もいるもんで、鼓笛パレードの写真撮影です。


 昨日のウサを晴らしに来ている人もいるんでしょうね、ふだんの前橋中心商店街とは思えない、人、人、人………

 今日の読売新聞の記事に、「前橋まつりが始まった。いつもは閑散ととしている商店街は、10日も法被姿の若い衆や親子連れでにぎわう。この人出が続いてほしい。商店主たちの共通の願いだ」という一文がありましたが、そりぁー無理だ。
 祭りだから、人が集まるんだものね。

 そういえば若かりし頃、東京へ出て、歩行者天国を見たとき「今日は何の祭りをやっているのだろう?」と本気で思ったものです。
 群馬では、人が大勢集まる所は、祭りだけですから。

 でも、どこにこんだけの人が隠れているのだろう?と思うくらいに、今日はにぎやかでした。

 
 せっかく “お街” に来たのですから、パレード終了後は家族と別れて、街ブラをして来ました。
 ま、見るところといえば本屋くらいなのですけど。

 群馬の老舗書店、煥乎堂書店本店へ。
 まずは、ランキングボードをチェック。

 第2位 『群馬の小さな温泉』

 よーし!

 今日の新聞発表どおりの掲示です。

 続いて、書籍売り場へ。
 群馬の郷土本コーナーに、前著の『ぐんまの源泉一軒宿』と一緒に、ツインタワーでそびえていました。

 これも、よーし!


 ここまでは以前来店した時と、変わりはありません。が!
 あれれ~?

 前方に、ひと際高い高層ビルディングのような本の山を発見!
 そろりそろり近づくと、フェアブースの一番前のド真ん中に拙著が、そびえているではあーりませんか。
 大きな手描きのポップが付いています。

 「『ぐんまの源泉一軒宿』の著者が、今度は昔ながらの温泉宿を紹介」と書かれています。
 その隣に、さらに大きな太い字で、僕の名前が!

 あまりに目立っていたので、急に恥ずかしくなってしまい、後ずさりをしてしまいました。


 書店の方、ありがとうございます。
 ちょっぴり、目頭が熱くなりましたよ。「ああ、この仕事を続けていて良かった」って。



 雨降って、地固まる。

 本日は晴天なり。
    


Posted by 小暮 淳 at 19:01Comments(0)つれづれ

2010年10月10日

謎学の旅⑨ 「幻のガラメキ温泉」(上)

 こつ然と、地図から消えた温泉があります。

 1999年9月、群馬県と榛東村は協議により、温泉源泉台帳から「ガラメキ温泉」を抹消しました。

 僕が、その奇妙な温泉の名前を知ったのは、かれこれ20年以上も前のことです。
 当時、仲間内で「陸上自衛隊相馬ヶ原演習場の奥に、かつて温泉があった」という話で盛り上がり、「よし、ならば、みんなで行ってみよう!」ということになり、その場で “ガラメキ探検隊” を結成しました。
 ところが、それが酒の席だったということもあり、探検隊は結成されたまま誰からも言い出すことなく、決行することはありませんでした。

 噂によれば、ガラメキ温泉の源泉は、数年前に土砂崩れにより埋まってしまったとも聞きます。
 ならば、もうこれは、この目で確かめるしかありません。
 ということで、地図から消えた幻の温泉を探すことにしました。

 古い地図によれば、場所は榛名山系鷹ノ巣山の山中に記されています。
 県道28号線「高崎榛名吾妻線」が近くを走っています。途中に車を置いて、歩いて行くしかないようです。
 水と食料をリュックに詰めて、完全装備でトライすることにしました。


 久々に晴れた梅雨の合間の休日……。
 天気予報が「夏日になる」と告げる絶好の探検日和となりました。

 旧箕郷町から県道を上りはじめ、つづら折りの坂道を行きます。
 右手にロッククライミングの名所「黒岩」の岩壁が見えます。一切の案内板はありませんが、車両通行止めのゲートがあるこのあたりが、たぶん登山口です。
 車を路肩に停めて、リュックを背負い、ゲートをくぐりました。

 5分も歩かないうちに、最初の分岐が現れました。迷ったすえに、右の道を選ぶことにしました。正しかったようです。
 さらに10分ほど行くと、沢が道を横切っています。飛び石を渡り、難なくクリアしましたが、なななんと! その先に恐ろしい光景が!

 がけ崩れです。

 完全に道が、落石した岩で埋まってしまっています。
 引き返すことも考えましたが、「苦難が多いほど、喜びも大きいはず」だと自分を励まして、瓦礫(がれき)の山を登りました。


 ホッとしたのも束の間、また沢です!
 さっきより深い川です。

 はたして本当にこの先に、幻の温泉は存在するのでしょうか?


 <下巻へつづく>
   


Posted by 小暮 淳 at 11:30Comments(0)謎学の旅

2010年10月09日

雨天のため中止

 本日、「前橋まつり」に出演予定だった「じゅん&クァパラダイス」のステージは、雨のため中止となりました。

 昼の時点では、雨天でも「予定通りのイベントを行っている」との市からの報告でしたが、午後になり降りが激しくなったため、急きょ中止となってしまいました。

 市からケータイに連絡が入ったとき、すでに僕はメンバーの家を回り、会場へ向かっている途中。
 あわてて、全メンバーと踊り子さんたちへ連絡を入れましたが、オンパラシスターズのゆーこさんとこゆみさんは、すでに前橋市街地に到着していました。

 昼から集まり、踊り子さんたちに着物の着付けまでしていただいた2人には気の毒ですが、この雨ではいたしかたありません。
 「えっーーー!」と残念声を上げられてしまいましたが、市からの連絡がギリギリなんだもの。申しわけない。
 でも、屋根なしステージの水たまりの上で、着物の女性陣にズブ濡れになりながら、踊らせるわけにはいきませんよ。
 残念ですが、またの機会に、思いっきり踊っていただきましょう。

 この日を楽しみにしていたファンの方々からも、問い合わせメールや残念メールをたくさんいただきました。
 みなさん、ありがとうございます。

 ぜひ、次回は来てくださいね!
 お待ちしております。
  


Posted by 小暮 淳 at 17:42Comments(0)ライブ・イベント

2010年10月09日

バカに下げる頭

 若い頃に比べたら、これでも随分と、ま~るくなりました。
 それでも、たまーに、堪忍袋の緒が切れちゃうことがあるんです。


 かなり昔のテレビCMだったと思います。
 なんのCMだったかは忘れてしまいましたが、女優の桃井かおりさんが「世の中、バカが多くて困ります」というセリフを言って、問題になったことがありました。何が問題なのかというと、「バカ」と言われて腹を立てた人たちがいたということです。

 なるほど、ハゲに「ハゲ!」、デブに「デブ!」、ブスに「ブス!」と言うと、怒るのと同じで、バカに向かって「バカ!」と言うと、やっぱり怒るらしいんですね。
 でも、これってCMですよ。特定の人に向かっては、言ってません。

 で、クレームのついたCMはどうなったかというと、放送中止になると思いきや、「バカ」の箇所が「おりこう」に変わっていたのです。見事な切り返しでした。


 何年か前、そんな“多くて困る”人と、ケンカをしたことがあります。

 問題は、ケンカの相手が「バカ」なのか、「おりこう」なのか、という判断でした。
 世間一般から見れば、立派な肩書きのある「おりこう」さんです。でも、フリーランスを生業にしている“こちら側”の人間から見れば、相手は正真正銘の「大バカ」です。

 迷った末に、80歳を過ぎた父に愚痴ってみました。
 すると、半分ボケ老人の彼は、こう愚息を一喝したのです。

 「バカに頭を下げるでない!」


 結果、僕には、バカに下げる頭がありませんでした。

 父のおかげで、プライドだけは失わずに済みましたが、生活費を失ってしまいました。


 世の中、本当に、おりこうが多くて困りますよね。  


Posted by 小暮 淳 at 11:22Comments(0)つれづれ

2010年10月08日

湯について語ろう

 秋の行楽シーズンを迎えて、どこの書店でも “旅行フェア” のコーナーを設置しています。
 秋=旅=温泉、なんですかね。必ず、温泉ガイドが山積みされています。

 る○ぶ、じ○らん、マ○プルといった情報誌や旅雑誌がこぞって組んだ特集別冊本です。
 最近は、僕の本もその隣に置いてあったりします。


 長年、雑誌の編集をしていたからでしょうか、編集者側の都合が丸見えなので、僕はほとんど情報誌やガイド本のたぐいを買いません。旅館や観光協会から一方的に送られてくる情報を、そのまま垂れ流しているからです。
 ライターが取材していればまだしも、ほとんどが編集者によるライティングです。当然、温泉の知識はありませんから、誤った情報にも校正で気づきません。まさに、垂れ流しなのです。

 立ち読みをしていて、笑ってしまうことがあります。
 「なんだ、これ? 聞いたことねー」という架空の泉質が、堂々と書かれていることがあります。
 その程度の知識ですから、結局、宿の設備と料理に触れて、おしまいです。

 編集者によるライティングですから、当然文章は三人称による客観的なもの。
 「といいます」とか「評判です」といった、あいまいな表現にとどまります。
 ま、本人は行って見ていないのですから、仕方ありません。

 行ってないのですから、温泉にも入っていません。
 入ってなければ、湯のことは書けませんよね。
 また、文章も無記名ですから、責任の所在もあやふやです。
 この場合、宿からの情報がすべてでしょうから、責任は宿にあるのでしょうね。


 僕は情報誌やガイド本のたぐいは買いませんが、職業柄、温泉関係の本はたくさん買います。
 すべて、“記名本”です。いわゆる著者のいる作家本です。

 温泉教授の松田忠徳氏、温泉評論家の石川理夫氏、温泉研究家の郡司勇氏などの著書は、しっかりと湯につかって、知識と経験の上で書かれている文章なので安心して読めます。

 個人的には、作家の嵐山光三郎氏の湯の表現が好きです。
 たとえば、氏が常宿にしている沢渡温泉の「まるほん旅館」の湯について、こんな一文があります。

 『湯に力があり、文句なくピカピカの湯である。やや熱めで、入った瞬間はピリッと辛いが、そのうち熱さが涼しい風となって肌によりかかってくる。熱涼しい、とでも言えばいいのだろうか。
  ピリ辛の湯がふんわりとやわらかくなる。トロトロとなじんで、肌が甘くなる。
  湯に霊力があるとしか思えない。』 (「日本百名町」光文社より)

 いいですねぇ、湯の感じが伝わってくるじゃありませんか。
 僕も大好きな湯ですから、その“ビリ辛”の意味が、よーく分かります。


 温泉を語るなら、まず湯を語ろう!
 湯なくして、温泉にあらず!

 ぜひ、この秋は、ホンモノの湯めぐりを楽しんでください。
  


Posted by 小暮 淳 at 15:19Comments(0)温泉雑話

2010年10月07日

速報、2位にランクアップ!

 日曜日の新聞発表を待たずに、朗報が飛び込んで来ました。

 煥乎堂書店の「今週のBEST10」で、拙著 『群馬の小さな温泉』 が、2位に順位を上げたそうです。

 出版元では 「広告宣伝は、これから。あまりのスタート速さに驚いています」 とコメントしています。
 実際、広告原稿用の著者コピーを、僕は昨日書いて送りました。
 これからデザインを起こして、入稿となれば、掲載は来週以降になります。

 ついに、1位に王手がかかりましたよ!
 昨年、同書店の1位を獲得したのは、11月の第1週でした。
 さて、昨年の記録を抜くことができるでしょうか?

 乞う、ご期待です。  


Posted by 小暮 淳 at 16:06Comments(0)著書関連

2010年10月07日

島人たちの唄③ 「老女たちの午後」


 ♪しのじま~ め~しょは~ まず みかど~い~ど~♪
   (篠島名所は まず帝井戸)

 唐突に、路地端の陽だまりに腰を下ろしていた老女の一人が、歌い出した。
 ナカさん、93歳。
 深く刻まれた顔のしわを、日の光がやさしく照らしている。


 ♪ひがしゃ~ し~ろのあと~ にしゃ こまが~いけ~♪
   (東は城の跡 西は駒ヶ池)

 「このおばさんは唄が上手でね、いつも 『いたこ絞り』 しながら、歌っとった」
 物憂げに目を細めながら聴いていた、一つ年上のチカエさんが言う。
 二人は、この島で生まれ育った幼なじみ。

 老女たちの遠い時間が、唄と一緒に流れ出した。


 その昔、といっても大正に入って間もなくの頃。島外から“しぼり問屋”が絞りの技術を島に持ち込み、教えたのが始まりだった。
 細かな手作業に頼る 『いたこ絞り』 は、器用な島の女にうってつけだった。女子は小学生の低学年頃から母親のかたわらで、絞りを習い始める。娘盛りともなれば、みんな一人前以上の腕前になり、高く買い上げられて収入も良かった。
 冬場、漁が暇になる男衆が遊んでいても、この 『いたこ絞り』 だけで、充分に生計が立てられたという。

 「たくさん、儲けたがね」
 「ああ、大勢でやるので、そばの人に負けないように一生懸命だった」
 「家の外の日陰に筵(むしろ)を敷いて、子供から大人まで集まって、夜まで絞ったがね」


 ♪みなみゃ まぜがさ~き~ かとうきよまさ あの まくら~い~し~♪
   (南は南風ヶ崎 加藤清正 あの枕石)

 南風(まぜ)ヶ崎は島の最南端、かの加藤清正が名古屋城築城のために石を切り出したところ。一つだけ枕をかったまま、運び残したという大きな石がある。 
 帝(みかど)井戸も、城の跡も、みんな島人たちの自慢の場所だ。


 「楽しい暮らしもしてきました。苦しい暮らしもしてきました。こうして二人で、ずーっと遊んどる」
 チカエさんが問わず語りに、ひとりごちた。

 老女たちの時間が、また、ゆっくりと動き出した。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:07Comments(0)島人たちの唄

2010年10月06日

「民話と伝説の舞台」 閲覧開設!

    お知らせです!

 当ブログ内「お気に入り」コーナーにて、ちいきしんぶん(ライフケア群栄)に連載している 『民話と伝説の舞台』 のバックナンバーが閲覧できるようになりました。

 現在、出版作業が進められている「里山をゆく」「ぶらり水紀行」とあわせて、ぜひ、ご覧ください。  


Posted by 小暮 淳 at 18:30Comments(0)執筆余談

2010年10月06日

オンパラ練習 <踊り篇>

 いよいよ、「前橋まつり」が4日後に迫りました。
 バンドも踊り子も、ヤル気満々であります。

 昨晩は、群馬県生涯学習センターにて、“踊り隊”の練習を行いました。


 勤め人も多いため、夜遅くからの開始でしたが、元気に集まってくれましたよ。
 初参加の方もいて、入念な踊りの稽古をしました。

 指導は、我が「じゅん&クァパラダイス」の紅二点、オンパラシスターズのお2人です。
 イラストレーターの飯塚裕子さんと、ライターの吉井こゆみさん。
 1年間のブランクがあったとは思えない、切れの良い模範舞踊を披露してくれました。

 バンドのメンバーも、応援に駆けつけてくれましたね。
 ギター担当の関口隆史氏と、ベース担当の酒井寛氏です。
 お2人も、後半にはタオルを手にして、♪GO!GO!温泉パラダイス~、湯ー湯ー湯の国ぐんま県~♪と、歌に合わせて踊り出しましたよ。
 お2人とも、大柄で、悪役の風貌ですから、おかしいのなんのって!
 やっぱり、この踊りは、和服姿の女性が絵になりますね。
 そもそも、“温泉街の女将さん”をイメージして、歌も踊りも作られていますから。


 休憩では、自己紹介をしました。

 ここでも大笑いです。
 みんな、職業の肩書きが怪しいんですよ。「そんな職業あるの?」という人ばかり。
 これで世の中、まわっているのですから、日本って国は平和なんですね。

 で、分かりました。
 職業って、必ずしも“食っていけるもの”じゃないんですね。

 「一応、画家です」という方がいましたが、いえいえ、どうして。世間から見たら、立派な名のある画家さんですよ。
 なのに「一応」と、謙遜してしまいます。
 たぶん“食えないから”という意味なんでしょうが、芸術家なんて、そんなものですよ。

 当ブログの『プロジェクトK 総会』のページでも書きましたが、酒井寛氏の名言があるじゃありませんか!
 「人生は食えないくらいがいい」ってね。
 みなさ~ん、自分の職業に自信をもってくださいねー! !

 そんな僕だって、やっと食えないくらいの文筆家やってます。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:49Comments(0)ライブ・イベント

2010年10月05日

謎学の旅⑧ 「桃太郎橋と鬼ヶ島」

 旧北橘村(現・渋川市)のランドマーク、佐久発電所のサージタンクが見えると、県道渋川大胡線は、大きなU字カーブにさしかかります。車で走行中に、この真下に川が流れていることは、ほとんどの人が気づきません。
 まして、橋が架かっていることも……

 橋の名は「桃太郎橋」。
 終戦直後から地元では、そう呼ばれています。
 決して、この地に桃太郎伝説があるわけではありません。いわれは、この橋を渡った地域の名前にあります。

 北橘村大字分郷八崎字鬼ヶ島

 なぜ、「鬼ヶ島」なのでしょうか?
 海もないのに、桃太郎もいないのに……

 でも、よくよく考えてみると、海なし県の群馬県にも「島」の付く地名は少なくありません。

 「シマとは、隅や端を意味する言葉だそうです。初の名誉村民で民俗研究家の都丸十九一さん(故人)は、そう著書の中で記しています」
 と教えてくれたのは、旧北橘村歴史民俗資料館の学芸員でした。

 では、「鬼」は?

 「旧北橘村には、“七奇石”というのがあります。すべて現存しているわけではありませんが、その1つに “鬼石” という鬼の顔をした石があります。この石がある所が、鬼ヶ島です」

 最初、鬼ヶ島という地名を聞いたときは、不気味な感じを受けたが、語源を知ると、なるほどである。
 「鬼石のある村の隅っこ」という意味なのですね。


 山田川に架かる「桃太郎橋」を渡り、もう一度折り返して川を渡ります。この橋が「鬼ヶ島橋」です。
 そして、突如として「鬼ヶ島」と書かれた大きな看板が出迎えてくれました。
 何かと思えば、休耕田を活用したビオトープ(動植物の生態系を復元した空間)です。ホタルの里として、池や小川がミニチュアながら再現されています。

 ビオトープの奥。
 昼なお暗き雑木林の中に、苔をむした奇石「鬼石」がありました。

 昔、この地に城があり、敵が攻めて来たとき、この石が「ウオーッ!」と吠えて、追い返したという伝説が残っています。

 でも、どうしても鬼の顔には見えません。ただの石です。

 「村の長老の話では、昔は本当に鬼の面をつけているような石だったそうです。もしかしたら、県道の工事の際に、ホンモノは土の中に埋まってしまったのかもしれませんね」と学芸員。

 えっ、ということは、この石は影武者?


 謎学の旅はつづく。
    


Posted by 小暮 淳 at 11:36Comments(0)謎学の旅

2010年10月04日

無人たばこ販売所

 僕は愛煙家です。
 だからって、今回の値上げに際して、買いだめなんてしません。

 ところが!

 9月30日の夜、突如として我が家に 「無人たばこ販売所」 なるものが設置されました。
 玄関を入って、すぐ隣の和室の入口付近。
 大きな紙袋をのぞくと、僕が吸っているタバコの銘柄が10カートンほど、どっさりと入っているではありませんか。

 そして…

 「無人たばこ販売所」の文字。
 その下には、こんなことが書いてあります。

 1つ 300円
※代金は袋に入れてください。必ず!
 ※健康のため、節約のため、吸いすぎに注意

 まぎれもなく家内の字です。
 もう、大笑いですよ。またしても、彼女の “不良中年養成講座” が始まったのです。

 ふつう、こんなとき(タバコの値上げ)は、「いい機会だから、これを機にタバコはやめたら!」とイヤミを言うのが世の女房連ですよね。
 でも、うちの家内は違います。
 今や社会悪となっているタバコを、率先して買い占めて、亭主に吸わせているのです。

 ま、僕としては、410円に値上がりしたタバコを300円で買えるのですから、大変ありがたいのです。また、仕事の途中で、コンビニまでタバコを買いに行く手間もはぶけました。一石二鳥であります。

 家内は、ときどき販売所をのぞいては、「おお~、貯まってる、貯まってる」とひとりごちなから、ニヤニヤとしています。


 思えば、彼女は、いつも僕を不良へと導いてくれていました。
 25年前に、結婚するときもそうです。

 無職の僕に、突然「結婚しよう?」と迫ってきました。
 当然、無職ですから「無理でしょう」と僕は逃げます。
 すると「どうにかなると思えないの! 意気地なし!」と言って、強制的に入籍させられました。

 結婚して数年後、まだ無職の僕が、「中国を旅したい」とつぶやいたときです。
 「行って来ればいいじゃん!」と言って、ポンと渡航費を出してくれました。

 インドへ行ったときも同様。
 当時は長男が、お腹の中にいたにもかかわらず、
 「出産に男はいらないの! でもインドは、今行かないと、一生行けないかもよ」なんて言って、送り出してくれました。

 その他、日本一周や他のアジアの国へ旅したときも、彼女は、1度として僕を引き止めたことはありません。


 そして今回も…
 「タバコが値上げするたびに “禁煙ブーム” が起こるじゃない。そういう人って、社会でも流行や環境に流されているのよね。自分の意思と価値観で生きている人が、今の日本には少ないわねぇ」と、言い放ちます。

 ごもっとも、です。

 でも、僕に対しては、こんなイヤミを言うんですよ。
 「おとうさんなんか、私と結婚していなかったら、今頃、のたれ死んでいるわよ」

 何を言う! かあさんに出会ってなかったら、今頃は……


 はい、たぶん、インドの片隅でホームレスをしていたかもしれませんね。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:01Comments(1)つれづれ

2010年10月03日

いよいよ、ランキング3位!

 今日の上毛新聞、第10面の読書欄。
 「週間ベスト10」(19日-25日、前橋・煥乎堂本店調べ) によると、拙著の『群馬の小さな温泉』が、売り上げランキングの第3位にランクアップしているではありませんか!
 先週が第5位ですから、着実にランキングを伸ばしております。

 読者の皆さま、本当にありがとうございます。感謝!

 昨年出版した『ぐんまの源泉一軒宿』に比べると、だいぶ早いスピードで売れています。
 前著も発行日は、まったく今回と同じ9月17日でした。
 でも昨年、煥乎堂のランキングに名前を現したのは、11月に入ってからです。
 上毛新聞に広告が掲載されてから、売り上げに火が着いた感じでした。

 でも今回は、まだ新聞広告は掲載されていません。
 宣伝は早くて来週、10月の中旬になりそうです。
 現在、各書店にて、前著の『ぐんまの源泉一軒宿』が便乗販売により、また売れ出したと聞いています。
 相乗効果というのは、あるんですね。

 実は、毎度のことですが、煥乎堂書店は、出版元から直で本が入荷されるため、県内では一番早い販売となります。
 よって、ランキングに登場するのも、他書店よりも、ひと足早いのです。

 紀伊国屋書店や文真堂書店への入荷は、煥乎堂書店より遅れること2週間。
 先週、やっとほとんどの書店に陳列されました。

 前橋けやきウォーク内にある紀伊国屋書店にいたっては、現在、異例の店内4ヵ所にて陳列されています。
 ありがたい限りです。
 フェアコーナー、温泉、旅行、郷土史と棚を変えて、販売されていました。
 前著は、これにレジ周りが加わって5ヵ所販売でしたから、圧巻です!

 紀伊国屋書店さん、ぜひ、今回もレジ周りにおいてくださいね。
 よろしくお願いいたします。

 コンビニでも、すでに完売の店舗が出始めていると聞いています。
 これからが秋本番です。

 紅葉と温泉!
 いよいよ、ベストシーズンを迎えます。

 群馬の温泉の素晴らしさ、ぜひ再発見してくだい。
   


Posted by 小暮 淳 at 18:37Comments(0)著書関連

2010年10月02日

プロジェクトK 総会

 昨日は、群馬ロイヤルホテルにて、「プロジェクトK」の結成満4周年を記念した第5回総会が開催されました。
 結成当時からのメンバーであり、副代表を務める僕も当然、出席して来ました。

 「プロジェクトK」とは、群馬県内外で活動しているクリエイターの集団です。
 コピーライターやデザイナー、カメラマン、イラストレーターなど、現在18名のメンバーが登録されています。
 昨日は、うち16名が出席しました。

 和歌山県在住のデザイナーと、宮崎県在住のイラストレーターが欠席したのみです。
 一番遠いところからは、鹿児島県鹿児島市より、斯文堂(しぶんどう)という印刷会社の営業マン、川畑浩二さんが飛行機に乗って駆けつけてくださいました。

 定刻、午後6時より総会開始。
 代表の桑原一氏によるあいさつ、および一年間の活動内容、今後の予定等が報告されました。

 約30分の総会の後、懇親会へ。
 乾杯のあいさつは、当会の顧問であります、絵本作家で木彫家の野村たかあき氏。
 歓談の途中で、副会長である僕が、多少スピーチをしました。


 ま、それにしてもこの会のメンバーは濃い人たちが多いですよ。
 仕事と創作のクオリティーも高いのですが、そのぶんテンションもプライドもチョモランマ級!

 例えば、フリーカメラマンでドッグアーチストの酒井寛氏。
 僕とは45年来付き合っている幼なじみの朋友ですが、小学生の頃からテンションも独自の人生観も、何一つ変わっていません。
 「仕事は、食えないくらいが、ちょうどいい」という、信念を貫いています。

 「食えるくらいじゃないの?」と、昨晩も誰かに突っ込まれていましたが、彼はガンとして言い放ちます。
 「食えるくらい働くとダメ! 人間それだけで終わってしまう。食えないくらいの危機感がいいんだ!」

 カメラマンといえば、昨晩は僕の本の表紙を撮ってくれた竹沢佳紀くんも出席です。
 はい、もうお分かりの方もいますね。当ブログではお馴染みの海パンカメラマンこと、あの“竹ちゃんマン”です。
 テンションの高さでは、当会ピカイチでしょうね。
 「小暮さん、次の本の表紙も俺に撮らせてくださいよ! いい写真、撮りまっせ~~!!!」
 耳元で叫ばれると、クラクラしてきます。

 でも、このテンションの高さが、フリーという不安定な人生を支えているのでしょうね。
 根暗のフリーって、あまり見かけないですもの。

 二次会場では、さらにヒートアップして、“フリーランスで生きることはどんなに素晴らしいか論”が白熱。
 あまりに加熱し過ぎたため、しまいには 「結局フリーって、サラリーマンをする才能がない人たちじゃん」というデザイナーのK君の、ひと言で、討論は突然、終結してしまいました。

 「本当だ、私、毎日、同じ時刻に出勤できないもの……」とイラストレーターの I女史。


 結論、我々フリーランスのクリエーターは「他人より秀でている才能があったために組織に属さないのではなく、ただ単に勤めができない落ちこぼれである」という見解に達したのでした。

 そのわりには、誰一人落ち込んでいません。

 相変わらず、“水と空気と自由はタダ”と思い込んでいる輩(やから)たちなのです。

 実に楽しい、愉快な、かけがえのない仲間たちであります。
  


Posted by 小暮 淳 at 15:44Comments(0)つれづれ

2010年10月01日

「前橋まつり」出演日時決定!

 本日、前橋市にぎわい商業課より連絡があり、前橋まつりの出演日時が決定しました。



 『GO!GO!温泉パラダイス』
 歌と踊り/じゅん&クァパラダイス

●日時/10月9日(土) 16時30分~17時
●会場/文化交流広場(にこにこパーキング)


 さあ、手拭いかタオルを持って、集まれ~!
 一緒に、楽しく 「オンパラ」 を踊りましょう!


■「前橋まつり」イベントの問い合わせは……
  前橋市商工観光部 にぎわい商業課 TEL.027-210-2273  


Posted by 小暮 淳 at 15:51Comments(0)ライブ・イベント

2010年10月01日

オンパラ練習 <バンド篇>

 今年も、オンパラの季節がやって来ました!
 前橋まつり出演まで、あと1週間。ということで、昨晩はバンド班の練習がありました。


 「オンパラ」とは……

 我がバンド 「じゅん&クァパラダイス」 が歌う『GO!GO!温泉パラダイス』(作詞/作曲 小暮淳)の通称です。
 でも現在では、もっと幅広い意味を持ち、「オンパラする?」と言えば、ただ単に歌うだけではなく“踊る”ことまで含むようになりました。
 すでに歌・カラオケのCDに加え、踊り練習用のDVDもプロモーション用に製作され、県内の観光・温泉関係機関には配布されています。

 「じゅん&クァパラダイス」は、3つの班で形成されています。
 まず、演奏と歌を担当するバンド班。
 合いの手・コーラス・踊りを担当する女性2人のユニット「オンパラシスターズ」。
 そして、その都度、会場で自由参加となる踊り手のみなさん、通称「踊り隊」の方々です。

 数年前から、タオルを使って踊る、この踊りが面白いということで、各方面から「覚えたいからDVDを送ってほしい」という団体が増えてきました。
 例えば、老人ホーム。
 お年寄りたちのボケ防止に、活用されています。

 歌詞に県内26温泉地名が盛り込んであるので、温泉地のお祭りでも流れたり、踊ったりしていただいています。


 昨晩は、久々にバンドメンバーが集まりました。
 でも、すぐに勘は戻るものですね。
 通しで2回練習しただけで、ほぼ完璧の仕上がりです。
 それよりも、今から当日の酒盛りの話に熱中してしまいました。

 祭りって、いいですよね。
 昼真っから、酒が飲めますもの。うちのバンドメンバーは全員、シラフで演奏をしたことがありません。
 ライブ = 飲み会、ですからね。困ったもんです。


 来週は、踊り班の練習があります。
 こちらは、誰でも自由参加です。
 はじめての人でも、オンパラシスターズの綺麗なおねえさんたちが、懇切丁寧に指導してくださいます。

 祭り当日、着物か浴衣で一緒に踊れる方、ふるってご参加ください。参加費は無料です。
 男性の参加も大歓迎!


●日時/10月5日(火) 19:00~21:00
●会場/群馬県生涯学習センター 4F 音楽練習室
●指導/オンパラシスターズ
 ※手拭いorタオルを持参してください。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:29Comments(0)ライブ・イベント