温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2010年11月29日

謎学の旅⑭ 「食用生物 “天狗の麦飯”」


 その謎学の旅は、知人が言ったひと言から始まりました。

 「昔、嬬恋村で、土を食べたことがある」

 この後、いくら彼を追及しても、そこはどこだったのか? それは何だったのか? 誰に食べさせられたのか? 彼はまったく覚えていなかったのです。

 あの日から、僕は独自の調査をつづけて、ついに “食べれる土” を探し当てたのです。
 ところが、その調査の結果は、はるかに僕の予想を超えていました。
 さらに、僕を好奇心のるつぼへと陥れたのです。

 実は、その土は、土ではなく、土によく似た「食用生物」だったのです。


 世界に類例のない、この日本特有の生物の名は、『天狗の麦飯』。
 体長1~2mm、名前のとおりツブツブ状の生物で、麦飯に似ているという。

 名前の由来は、飢饉(ききん)により、腹をすかせた村人のために、天狗がこの食用生物を配って、飢えをしのいだという伝説からきているようです。
 これは、ぜひ一度、食してみたい究極のグルメであります。


 某月某日、ついに、その日がきました。
 願っていると、チャンスは突然に現れるものです。
 どんなチャンスが訪れたかは、詳しくかけません。絶滅の危機にある生物であるため、関係者は盗掘・乱掘を恐れているからです。

 仮にKさんとしましょう。
 その人と、群馬県と長野県境にある湯の丸高原で、待ち合わせました。

 あいさつも早々に、リフトに乗り込み、湯の丸山を目指します。
 山頂駅からは、「つつじ平」を群馬県側へ入り、約30分ほど歩きました。
 ここまで来ると、もう登山コースからはずれているため、観光客や登山者は、人っ子一人いません。

 ツツジの群生の先に、突然、賽(さい)の河原のような草木の生えない、こんもりとした地表が見えました。


 『天狗の麦飯』 は古来より、「飯粒」「味噌土」などの異名があり、本州中部の戸隠山・黒姫山・浅間山などの火山性高地に分布し、長野県では天然記念物に指定されている非常に貴重な生物です。
 しかし、この不思議な生物は、群馬県内でも発見されています。
 Kさんによれば、角間山南斜面と嬬恋村内の河川敷、そしてここ湯の丸山山中に自生が確認されているとのことです。


 Kさんが石をどかして、木の枝で地面をほじくると、黄褐色の土が出てきました。
 そして、「どうぞ、食べてみてください」と、僕の手のひらの上に謎の生物をのせました。

 コイツの正体は藍藻類で、食べても人体には無害だと聞いていますが、かなり勇気のいる食事です。
 指でつまんでみるとやわらかく、クニュッとつぶれます。

 うわぁぁ、気も持ち悪りー!

 いざ、覚悟! 口の中へ放り込む。

 ムッ? 

 砂を噛んでるようなジャリジャリとした味気なさ……。

 決して、おいしいものではありません。
 が、確かに、飢えだけは、しのげそうですね。


 ティッシュペーパーにくるんで持って帰りましたが、数日後に開いてみたら、パサパサに乾燥していて、ただの砂になっていました。 


 謎学の旅はつづく。
  


Posted by 小暮 淳 at 21:20Comments(4)謎学の旅

2010年11月28日

温泉宿泊券プレゼント!

 2006年11月号より丸4年、月刊「Deli-J」(上毛新聞TRサービス) に連載していた 『源泉巡礼記』 は、先月号にて最終回を迎えました。
 と、いうことで、本日発行の12月号では、読者の方々に感謝を込めて、僕がこの1年間に取材した温泉旅館の中から、8軒の源泉一軒宿の “1泊2食付きペア宿泊券” をプレゼントする特別企画を組みました。
 すべて、僕が自信をもってお勧めできる自家源泉所有の宿ばかりです。ぜひ、この機会に宿泊券を当てて、至福の湯体験をしてください!


 プレゼント対象の宿は、以下の8軒です。

●半出来温泉 「登喜和荘」
●下仁田温泉 「清流荘」
●坂口温泉 「小三荘」
●藤岡温泉 「藤岡温泉ホテル」
●高崎観音山温泉 「錦山荘」
●奥嬬恋温泉 「干川旅館 別邸花いち」
●宝川温泉 「汪泉閣」
●川古温泉 「浜屋旅館」


 ※プレゼントの応募には、「応募券」が必要です(月刊「Deli-J」12月号に添付されています)。
 ※〆切り/12月20日(月)の消印まで有効
 ※問い合わせ/上毛新聞TRサービス TEL.027-280-5015

 ふるって、ご応募くださーい!
  


Posted by 小暮 淳 at 17:55Comments(2)執筆余談

2010年11月27日

四万温泉 「すみよしや 花の坊」

 昨晩は、四万温泉にて、「メディア懇親会」の忘年会がありました。
 会場は、ゆずりは地区にある「すみよしや 花の坊」。

 ひと口に “四万温泉” といっても、四万川沿いに連なる、とても細長い温泉地なのです。
 手前から「温泉口」「山口」「新湯(あらゆ)」「ゆずりは」「日向見(ひなちみ)」と、5つの地区に分かれています。
 「ゆずりは」は四万川に架かる、ゆずりは大橋を渡った左岸に旅館が点在する温泉街です。

 「すみよしや 花の坊」に泊まるのは、2回目。
 2000年に開催された「探四万展(さがしまてん)」(四万温泉協会主催) に、作家およびパネリストとして招待された頃から、頻繁に四万温泉に通うようになりました。
 また当時は、毎年のように夏祭りに呼ばれ、バンド演奏をしていたものですから、四万温泉内の旅館は、かなり泊まり歩いていました。

 その後、取材では幾度となく訪れたことがありますが、宿泊は、本当に久しぶりでした。
 玄関前に立つと、あたかも京都の料亭のような石畳と庭園が、出迎えてくれます。
 さりげなく咲く野花、せせらぐ水の音、いつ訪ねても、落ち着いた和の空間に心がなごみます。

 女将の湯浅麻起子さんに、ご無沙汰のあいさつをして、部屋へ。
 新聞社の人と合流し、宴会前の前祝いと称して、早くもビールで乾杯が始まってしまいました。

 宴会は7時からだというのに、2時間前から続々と、僕らの部屋に人が集まってきました。
 気が付けば、テーブルの上は、ビールの空き缶がズラ~リ!
 完全に出来上がって、います。


 ま、いろいろ理由があって、ここで内容は公表できませんが、昨晩は通常の「メディア懇親会」ではありませんでした。
 前橋・高崎から集まったメンバーは、14人。
 これに対して、地元・四万温泉関係者が12人で、お出迎えです。

 中之条町長、四万温泉協会長・前会長・副会長、吾妻県民局長、観光国際協会理事長……

 そうそうたる顔ぶれです。


 前半は、来年、群馬県で開催される群馬DC(デスティネーションキャンペーン) 関連の話で盛り上がっていましたが、後半は、ギターやマンドリンを持ち出して、音楽好きたちのオンステージとなりました。
 当然、僕は 『GO!GO! 温泉パラダイス』 を熱唱させていただきました。

 二次会はスナックへ、三次会は各部屋で行われて、親睦を深めてまいりました。


 ちなみに 「すみよしや 花の坊」 の浴槽に引かれている温泉は、四万温泉では少数派の “湯の泉源泉” です。
 共同湯の「こしきの湯」が使用している源泉で、泉源は奥四万湖畔にあります。

 昔、この奥四万湖のダム建設中に、僕は泉源を訪ねたことがありました。
 赤沢林道から稲包山へ至る登山道の入口付近にありました。
 無人の野湯でしたが、現在は使用できません(と、聞いています)。
  


Posted by 小暮 淳 at 14:23Comments(2)温泉地・旅館

2010年11月26日

「温泉パラダイス」歌詞公開!

 先日のエフエム群馬に出演以来、我がバンド「じゅん&クァパラダイス」が歌う 『GO!GO! 温泉パラダイス』 の歌詞が知りたいとの声を方々から聞くようになりました。
 番組の中でも、後藤裕美アナウンサーから「どこで歌詞を見ることができますか?」との質問がありました。

 現在、『GO!GO! 温泉パラダイス』 のCD在庫は、ほとんどありません。
 県の観光関係、温泉地、各メディア(テレビ、ラジオ等) への配布用に作られたものです。
 在庫があったときのみ、僕の講演会にて販売していましたが、現在は行っていません。

 と、いうことで、「どーしても歌詞を知りたい!」という人たちのために、今日は特別に公開いたします。




     『GO!GO!温泉パラダイス』 湯の国 群馬県篇

                        歌・演奏/じゅん&クァパラダイス
                        詞・曲/小暮 淳                       


 1. あの娘の魅力に 水上(皆カミング)
    俺にぁ高嶺の 花敷よ
    無理を承知で 老(追い)神すれぱ
    私ゃ人妻 猿(去る)ヶ京

    ※GO!GO! 温泉パラダイス YUYU 湯の国ぐんま県
      GO!GO! 温泉パラダイス YUYU 湯の国ぐんま県

 2. 恋のゆくえは 白根(知らねえ)けれど
    万座ら(満更)でもないようで
    月夜野(月夜の)晩に あの娘を誘い
    人目忍んで 忠(チュー)治する

    ※くりかえし

 3. 可愛いあの娘の 尻焼を
    酔った拍子に 沢渡(触ったり)すれば
    「イヤン、バカン」と頬 赤城色
    染めて妙義に 色っぽい

    ※くりかえし

 4. 法師(奉仕)奉仕と 伊香保(いい顔)しながら
    あい川原湯(相変わらず) プロポーズすれば
    いつしか二人は 草(臭)津の仲に
    今じゃ俺の 嬬(妻)恋よ

    ※くりかえし

 5. おまえは俺の宝川
    藪塚だろが 霧積だろが
    川中でも お守りいたす
    浮気なんて いた四万せん

    ※くりかえし

 6. だけど仕事は 半出来で
    出世なんて 上牧(皆目) 梨(無し)木さ
    いそ磯(いそ)部と 今宵も飲み屋で
    憂さをはらして 下仁田(下ネタ)よ

    ※くりかえし
    ※くりかえし



 さ、どうでしたか?
 群馬の温泉名がいくつ入っていたか、わかりましたか?
 この歌詞を覚えれば、もう、あなたも群馬の温泉通ですね。

 曲を聴きたい人は、群馬県内のラジオ・テレビ局へリクエストをしてみてください。
 (エフエム群馬、群馬テレビ、ラジオ高崎、FM OZE、ラヂオななみ)
 上記のラジオ・テレビ局では、何度も放送されています。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:32Comments(0)ライブ・イベント

2010年11月25日

川原湯温泉 「高田屋」


 昨日をもって、川原湯温泉の「高田屋」が、“先行きが見えない” として無期限休業に入りました。
 創業は江戸時代、215年の歴史をもつ老舗旅館です。

 なんとも辛く、悲しく、新聞記事を読んで、体中に悪寒のような震えをおぼえました。
 今年7月の発表時、「ウソであってほしい」「昨日の日を迎える前に、撤回してほしい」と、せつに願っていましたが、残念なことに、昨日という日が訪れてしまいました。

 昨年9月、民主党への政権交代以降、今春に宿泊営業を休止した「柏屋」に続いて、2軒目の休業です。
 これで川原湯温泉は、最盛期には22軒もあった旅館が、たった5軒になってしまいました。


 「高田屋」7代目社長の豊田明美さんは、僕の中学の後輩であります。
  (県内温泉地の子供は、前橋市の学校へ越境入学することが少なくありません)
 「先輩と言えば、親も同然です!」と、某会合の席で笑いあったのが、最初の出会いでした。
 そのときは、まだ彼の肩書きは、専務でした。

 その後、僕は雑誌の取材で訪れたり、プライベートで泊まりに行ったり、幾度となく7代目主人として宿を守り継いで頑張っている彼の姿を見てきました。


 そして昨年の、まさかの “政権交代”。
 まさかの “ダム工事の中止”。

 それからは、彼の顔をテレビのニュースの中で見るようになりました。 



 実は、迷ったのです。

 結果、先に出版した拙著 『群馬の小さな温泉』 に、川原湯温泉は掲載されませんでした。

 取材のスタートは、今年の1月です。
 すでに川原湯温泉の雲行きは怪しくなっていました。
 当時はまだ、「柏屋」も「高田屋」も営業を行っていましたから、7軒の宿があったことになります。

 でも……

 皮肉ですね。
 もし、掲載が決まっていたら、僕は「高田屋」を取材していたもの。


 豊田君!
 いつになってもかまわないから、必ず再開してくださいね。待っていますよ。


 前橋一中~! ファイト!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:13Comments(2)温泉地・旅館

2010年11月23日

「祝日 よしもと」 生放送!


 エフエム群馬の出演は、1年ぶりでした。
 昨年のちょうどこの時期、前著 『ぐんまの源泉一軒宿』 の出版ネタで、櫻井三千代さんの番組 「SPANGLE!!!」(金曜日 11:30~) にゲスト出演して以来です。

 今日は祝日、ということで、さすらいのドリブラー高橋和美の 「チャンネル148」 は、お休み。
 代わりに、特番 「祝日 よしもと」が、オープンスタジオの 「クラブエア」 から生放送となりました。

 よしもとの芸人さんたちが、「群馬を知る!」をテーマに、トークする番組です。
 僕は、その2人目のゲストとして、スタジオに呼ばれました。
 コーナーテーマは 「群馬の温泉を知ろう!」です。

 お相手はアナウンサーの後藤裕美さんと、よしもと若手芸人 「5GAP」 の2人。
 僕の前に座っていた久保田さんは、高崎市の出身ということで、なかなか群馬の温泉にお詳しい。
 トークの中でも、宝川温泉に行ったことがあると、言ってましたね。

 若くても、さすが芸人さんです。
 トークが、とても、からみやすい!
 アナウンサーさんとのインタビューだと、どうしても一問一答のキャッチボールスピーチになってしまうんですよね。
 真面目な話のときは、いいんですけど、笑いを取りたいときは、けっこう間の見つけ方が難しいんです。
 でも芸人さんは、すぐに突っ込んでくれるし、突っ込んでも、すぐに返してくれますもの。
 さすがだなぁ~、と感心しながらトークを存分に楽しんじゃいましたよ。

 少し残念だったのは、持ち時間の15分が短かったことと、『GO!GO!温泉パラダイス』 がイントロから1番の歌に入るところで、トークが始まってしまったこと。
 ま、音楽番組ではなく、笑いのトーク番組ですから、それはそれでアリとしましょう。

 「クラブエア」 には、バンドのメンバーも駆けつけてくれていました。
 みんな、ありがとー!


 生放送出演後、ケータイには、たくさんのメールが入っていました。
 みんな、聴いていてくれたんですね。
 これまた感謝です。

 エフエム群馬のみなさ~ん、お世話になりました。
 本のいい宣伝になりました。
 また、次の里山本が出版されたら、スタジオに呼んでくださいね。

 よろしく、です!
  


Posted by 小暮 淳 at 20:28Comments(0)ライブ・イベント

2010年11月23日

「旅の手帖」12月号

 ありがたいことです。
 著書というのは、著者が書きっぱなしで、その後、面倒を見てやらなくても、一人で大きくなっていくのですね。
 まさに子どもと同じ。親はなくても子は育つ、です。


 現在、全国の書店で販売中の 「旅の手帖」12月号 (交通新聞社、580円) の100ページに、拙著 『群馬の小さな温泉』 の紹介記事が掲載されていました。
 “いました” というのも、掲載されて、出版元へ送られてきて、担当者から話を聞くまで、本人は知らなかったものですから。
 知らないところで、著書のヤツは、ひとりで頑張って、営業を続けていたのですね。
 我が著ながら、できの良い子であります(トンビがタカを産みましたかな?)。


 「旅の手帖」12月号では、僕の著書以外にも、草津温泉や焼きまんじゅう、B級グルメとして前橋市の「絹おろしそば」などの群馬ネタを紹介していのます。
 ぜひ、群馬ファンは、書店にてお求めください。

 いゃ~、群馬って、本当にいいですね。
   


Posted by 小暮 淳 at 10:56Comments(0)著書関連

2010年11月22日

戦略会議と企画会議


 今日は、2本の会議をこなしてまいりました。


 会議、といっても僕の場合、扱うネタが “温泉” ですから、ゆる~いんです。
 滅多に、会議室などではやりません。

 温泉入りながら、とか、居酒屋で飲みながら、とかが多いんですけどね。
 気心しれた編集者とは、「ランチしながら、どう?」なんてことも多々あります。

 今日は、中華料理屋で、戦略会議でした。
 なんの戦略か? といえば、来年9月出版予定の次回温泉本の “販売戦略” です。
 来年のことを言うと、鬼が笑うですって ?!

 確かに笑いたいくらい気の早い話なのですが、これから取材が始まるというのに、すでにタイアップ話等々、色々な引き合いが来ているので、著者を交えて、方向性の確認をしたのです。
 ということで、出席者は、出版担当者と広告担当者と、ディレクターと僕。

 ランチして、喫茶店に移動して、お茶して2時間半……
 なんとか、今回も僕の意向をそのまま反映させる形で、会議は終わりました。



 その足で、今度は、Deli-J(でりじぇい)編集室へ。

 11月号で連載の「源泉巡礼記」が最終回を迎えてしまったので、新年からの新企画会議です。
 でも今日は、もう3回目の会議なので、ほとんど決まっていた企画の確認と、取材の段取りで終わりました。

 いよいよ、来週からロケハン(担当編集者と事前の下見) と取材本番(カメラマン同伴) に入ります。
 今度の連載のテーマは、“昭和” です。
 懐かしい昭和の世界を求めて、僕が県内を訪ねて回ります。

 乞う、ご期待ください!
    


Posted by 小暮 淳 at 21:38Comments(0)執筆余談

2010年11月21日

『群馬の小さな温泉』 プレゼント!

 現在、発売中の「グラフぐんま」11月号(上毛新聞社、定価350円) に、拙著 『群馬の小さな温泉』 の読者プレゼントの記事が掲載されています。


 <以下、記事より抜粋>

 日ごろのご愛読に感謝して、9月に発売された『群馬の小さな温泉』(上毛新聞社発行、小暮淳著、定価1,000円) を5人にプレゼント。

 ベストセラー 『ぐんまの源泉一軒宿』 に続く第2弾。宿の数が10軒に満たない18の温泉地と36軒の宿を紹介。「小さな温泉」の魅力を再発見できる一冊。



 応募方法は、「グラフぐんま」11月号の33ページをご覧ください(締め切り/12月10日必着)。

 「グラフぐんま」は、県内主要書店、上毛新聞取り扱い販売店(上毛新聞を購読の方)、県庁県民センターで販売しています。

 ●問い合わせ/上毛新聞社事業局出版部 TEL.027-254-9966
  


Posted by 小暮 淳 at 19:45Comments(0)著書関連

2010年11月21日

出雲市15時48分


 昨晩は、珍しく飲み過ぎてしまいました。

 お相手は、旧友のT君です。
 彼は、中学・高校の同級生で、その後、ともに夢を追って、若い頃の東京時代を過ごしました。
 彼は写真学校、僕は音楽学校。
 夢は違っても、夢の大きさは同じ。良きライバルでもありました。

 「いつか俺たちの時代が来るぜぃー!」
 深夜のアパートの窓から、高層ビルの光に向かい、こぶしを握り締めながら大声で叫んだ青春の日……

 あれから30年、今でも彼とは、こうやって時々、会って、飲んで、夢のつづきを語り合っています。
 いゃ~、夕べも2人は、熱かったな~! 気が付けば、ヘロヘロになって3軒も居酒屋をハシゴしていました。



 出雲市15時48分

 23年前のこの時間から、僕の人生は、大きく変わりだしました。
 今思えば、ターニングポイントだったのですね。

 30歳を目前にして、僕はなんともやり切れない思いを、抱え込んでいました。
 結婚をして、家庭をもっていたにもかかわらず、無性に旅に出たくなってしまったのです。

 家内に事情を話し、本州一周を目指して旅へ出ることにしました。


 東海道から山陽、山陰へ。
 何日目かの晩、僕が滞在している山口市の宿に、T君から電話がかかってきました。

 「よく、ここに僕がいることが分かったね?」
 「キミの奥さんに聞いたのさ」
 「で、何の用だい?」

 彼の話を要約すれば、急に休みが2日間取れたから、僕に会いに来るというのです。

 「おいおい、ここがどこだと思っているんだよ。それに僕は、また移動してしまうよ」
 「じぁあ、今後のスケジュールは?」
 「明後日、ここを発ち、山陰地方をまわる予定だけど……」

 こんな会話をして、その晩は電話を切りました。
 そして、翌日。
 またしても、T君から宿に電話がかかってきました。

 「明日、キミは山口から11時51分の 『おき4号』 に乗ってくれ。そして出雲市で降りてほしいんだ。僕は明日、岡山から 『やくも7号』 に乗る。出雲市で再会だ!」


 翌日、彼に言われたとおり、僕は 『おき4号』 に乗り、出雲市で降りました。
 
 それが、15時48分。


 向かいのホームへ、同時に電車が滑り込んできます。
 なんと、『やくも7号』 です。

 こちらも、15時48分着!


 ホームへ降りると、彼が電車から降りて来ました。

 「よっ!」
 「さ、祝杯を上げるとしょう!」
 出雲の街へ、2人は消えて行きました。



 旅を終えた僕は、この日のことを小説に書いて、新聞社へ送りました。

 そして、数ヵ月後……
 この小説が、入選したのです。

 これを機に、僕は執筆活動へ、人生の方向を変えました。

 彼こそが、僕に文章を書かせた夢先案内人だったのです。


 ちなみに、拙著 『ぐんまの源泉一軒宿』 の表紙の写真を撮ってくれたカメラマンが、T君こと、綱島徹氏です。
  


Posted by 小暮 淳 at 12:50Comments(0)執筆余談

2010年11月20日

島人たちの唄⑦ 「夕暮れの井戸端会議」


 「家のカギなんて、かけたことないね」

 「島にドロボーなんて、いないもん」

 浜に面した道端に、一列になってイスを並べて、夕涼みをしている年寄りたち。
 島のあちこちで、よく見かける光景だ。


 「ドロボー入っても、すぐ捕まっちまうだわ」

 「ああ、船で逃げなかならんもん」

 「乗り場、止めちまえばええんだ」

 アッハハハー! ウワッハハハー!


 笑い声が浜通りに響き渡る。
 それをかき消すように、2人乗り 、3人乗りの原付バイクが行き交う。
 もちろん、ナンバープレートなんて付いていない。
 停めてあるバイクもクルマも、みんなキーは差したまま。
 それでも盗まれることはない、と言う。

 誰ともなしに 「ナンバー付いてないけど、あれ違反じゃないの?」 と尋ねると、すかさず1人の老人が応えた。

 「あれね、付けておくと違反なんだわっ」

 アッハハハー! ウワッハハハー!

 またもや、大爆笑が沸き起こった。

 「ウソだと思ったら、ほれ、駐在さんに訊いてみろ」
 「自転車あるで、奥におるよ」
 と、島でたった1つの交番を指さした。



 「駐在ひとりじゃ、取り締まれたもんじゃない。だって、そんなことしたら簀(す)巻きにされて、海に放り込まれちゃうもん」

 頭をかきかき、おまわりさんは苦笑いをした。
 この島に赴任して、4年が経つという。

 「本当は3年が任期だけどね。島って、なかなか来手がいないんよ」

 休みの日に、家族のいる名古屋へ帰るのが、唯一の楽しみなのだとも言った。

 「良く言えば、団結力。悪く言えば、島根性ってやつだな。よそ者が何か言えば、それが島中に広がる。やたらの事は、言えないよ。この間、急性胃炎になっちゃって、胃カメラを飲んできたんだ」

 そう言って、おまわりさんは腹をさすってみせた。
 そして、言葉を付け加えた。


 「俺が島に来たときは、ナンバーなんて1つも付いてなかったんだ。これでも少しは良くなったんだよ」

  


Posted by 小暮 淳 at 11:53Comments(0)島人たちの唄

2010年11月19日

FM特番に出演します


 エフエム群馬より、祝日の特別番組への出演依頼がありました。

 来週の火曜日(勤労感謝の日)の午後1時から、特番 『祝日 よしもと』 という番組だそうです。
 吉本の芸人さんと、群馬の温泉の魅力についてトークします。

 もちろん本の紹介、そして我がバンド、じゅん&クァパラダイスの 『GO!GO!温泉パラダイス』 も流れますよ。

 聴いて、ちょーだい!



 ☆エフエム群馬 86.3MHz
 ☆特番 『祝日 よしもと』 
 ☆11月23日(火・祝) 午後1時~2時55分
              (出演は、1時台の予定)
    


Posted by 小暮 淳 at 20:56Comments(2)ライブ・イベント

2010年11月19日

○○のために……


 こんなことを言うと、すごくヒドイ亭主で、最低の父親だと思われるかもしれませんが、誤解を承知で話せば、僕は “家族のために” 働いたことがありません。
 では「何のために仕事をしているのか?」と問われれば、やっぱり自分のためになんですね。

 だからって、家にお金を入れてないわけでは、ありませんよ。
 家のローンも生活費も、僕のために稼いだ中から、お金が “ある時” は入れてます。
 当然、ない時は、入れられません。
 この辺が、世のお父さんたちと、若干違うところでしょうか。

 このスタイル(生き方?)は、結婚をして、所帯を持った時から、家人には話してあります。
 「決して、家族のためには働かない」と……。
 だから、そんな頑固な夫、父ですから、家族も承知して暮らしています。

 僕の仕事は、フリーランスですから、収入は一定してません。
 思わぬ高収入の月もあれば、一円も稼げない月もあります。
 だから“ある時”は出せるけど、“ない時”は出せないのです。

 よって、子供たちには 「とーちゃん、またケンカしたから、 とーぶん家は貧乏だぞ」と、真実を告げることになります。
 すると子供たちも心得ていて、「わかった、バイトするよ」と自分の小遣いを稼ぎにでかけます。


 なぜ、僕は自分以外の人のために働かないのか?

 人間の一生は、睡眠時間を除けば、残りの半分以上を働いています。
 いえ、いえ、睡眠時間以上に働いている人もいるはずです。

 と、いうことは“仕事” が、その人の人生の“顔”だということになります。
 お医者さんはお医者さんの“顔”を、野球選手は野球選手の“顔”を、歌手は歌手の“顔”で一生を生き抜きます。

 もし、その“顔”となる仕事が、“誰かのため”だったら……
 ブッダやイエスならいざ知らず、人間なら必ず見返りや代償を求めます。
 一番、ポピュラーなものが、“お金”ですよね。

 でも、代償は労働と釣り合ってないと、不平不満を生みます。
 「こんなに働いてんのに、なんで安給料なんだよ」とか、「どーして俺よりアイツの方が、多く金をもらってんだよ」とかね。
 ひと昔前なら、“家族のために”働いているお父さんたちは、こんなことを言いました。

 「誰のおかげで、メシが食えてると思ってるんだー!」(ちゃぶ台をひっくり返す)


 みーんな、代償が欲しいんですよね。
 自分の“意”としないことをしている、代償が……

 だから僕は、代償を求めない人生を選んだのです。

 “自分のため”なら、見返りも代償もいりません。
 その仕事自体が、僕のためのものですから、それにより発生したギャラ(お金)は副産物(おまけ)みたいなものです。
 これは当然、家族へ分配されます。


 なんだか、我がままで自分勝手な人間のたわごとに聞こえましたかね?

 でも僕は思うんです。
 もし、僕の子供たちが 「お父さんのために学校へ行ってる」 なんて言ったら……。
 こんな不幸なことはありません。


 あなたは、何のために働いていますか?
  


Posted by 小暮 淳 at 14:30Comments(0)つれづれ

2010年11月18日

赤岩温泉 「誠法館」

 先日の出版祝賀パーティーには、たくさんの温泉関係の方々が臨席してくださいました。
 県の温泉協会をはじめ、温泉地の協会や組合、各旅館のご主人や女将さんたち……
 一堂に、こんだけの関係者が集まることも珍しいようで、「こういう場を持つことを長年、望んでいました。群馬の温泉に新しい息吹を吹き込んでくださり、感謝にたえません」と、群馬県温泉会長の岡村興太郎氏もおっしゃっていました。

 某温泉地の協会長さんは、「いやぁ、小暮さんの本は、温泉関係者が読んでも目からウロコです。書かれているように、実際、群馬県民でも、群馬の温泉を10コと言えないですよ」と、声をかけてくださいました。

 また、某温泉地の一軒宿のご主人は、「恥ずかしい話、知らない温泉がありました。赤岩温泉、知らなかったなぁ~」と頭をかきかき、話してくれました。

 いやいや、赤岩温泉は、群馬の中でも超マニアックな温泉地です。
 僕だって、こんな仕事をしていなければ、訪ねることはなかったと思います。


 群馬県内には、“赤岩” と名の付く温泉が2つあります。
 1つは、旧六合(くに)村の六合赤岩温泉。日帰り入浴施設の「長英の隠れ湯」が知られていますが、宿泊施設はありません。
 元祖、赤岩温泉「誠法館(せいほうかん)」は、みなかみ町須川。国道17号沿いにポツネンと建つ一軒宿の温泉旅館です。

 確かに、気づかないかもしれませんね。
 いや、国道沿いですから、看板は目にしたことはあるかもしれませんが、でも、僕はまだ、ここの湯に入ったという人に会ったことがありません。


 「赤岩」の名の由来は、国道が通る、ずっとずっと前のこと。
 ここが、かつては「赤岩の景」と呼ばれる景勝地だったからです。
 今でも一部が残って見えますが、宿の隣に大きな赤色の岩がそびえ立っています。

 宿の創業は、昭和34年。
 現主人の冨沢房一さんの祖父が、敷地内に源泉を掘りました。
 泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉。
 アルカリ性のやわらかい湯は、リウマチや神経痛に良く効くといわれ、今でも長期滞在する湯治客が多い宿です。

 僕は、ここの浴室と浴槽が、好きです。
 小さいながら、昔なつかしい湯小屋風のスギ丸太風呂なのです。
 湯舟は2槽に分かれていて、熱い湯とぬるい湯が交互に楽しめます。

 源泉の温度が約30℃ですから、当然沸かしているのですが、驚くことに、湯は完全かけ流しです。
 ぜひ、機会があったら、一度、昭和ノスタルジーな湯治場風情を体感してみてください。


 ただし、日帰り入浴は受け付けていません。宿泊客のみの至福体験ですので、あしからず。
   


Posted by 小暮 淳 at 17:56Comments(0)温泉地・旅館

2010年11月17日

本文最終校正

 里山本の二校(2度目の校正)が上がってきました。
 とりあえず、本文だけですが、ここまで来るとゴールがグッと近くなったと感じます。

 二校目は、どんな作業をするのかというと、初校で指摘した文字の訂正や写真の変更ヵ所が直っているかをチェックします。
 また、初校をデザイナーさんにもどす際に、修正会議をしていますので、そのとき話し合われたイメージどおりにデザインが出来上がっているかを見ます。

 本を出版する場合、このデザイナーさんとのコミュニケーションが、もっとも大切になってきます。
 まず著者がイメージするデザイン、次に編集者がターゲットとしている読者層をイメージするデザインを伝えます。当然、そのとき、デザイナーさんから、より良いアイデアが出れば取り入れます。
 この作業だけは、メールのやり取りではできません。

 著者、編集者、デザイナーが直接、顔を合わせて、まさに三位一体となって1つのデザインを作り上げます。


 で、二校目のゲラ(校正用に刷り出したプリント。「ゲラ刷り」ともいう)を見て、今、とっても満足感に浸っています。
 細かい直しは、まだこれから手を入れますが、一校目に比べると、数段にクオリティが高くなっています。

 出版物のデザインは、第一に “見やすさ” です。
 どんなに格好良くても、どんなに高度な技術を駆使しても、肝心要の文章が読みづらくては、デザインの意味がありません。
 何よりも文章の読みやすさが、最優先されます。

 文字の大きさ、書体、字間、行間の間合いなどをチェック!
 同一ページに、似たようなアングルの写真は入っていないか?
 固有名詞等、判読しづらい漢字にルビはふってあるか?

 これに、今回は、26話すべてに僕が歩いたコースの略地図が入りますから、チェック項目は多くなります。


 今週中に、本文の最終校正を入れると、今度は本文外の初校が上がってきます。
 まえがき、目次、凡例、全体マップ、入浴温泉一覧、あとがき、プロフィールなどです。

 ふぅ~、まだまだありますねぇ……
 原稿を入稿したのが8月の初旬です。すでに3ヵ月以上も、作業を続けています。
 連載が始まったのが平成18年の12月ですから、最初の取材から丸4年の歳月が流れたことになります。

 出版とは、つくづく骨の折れる仕事だと思います。
 でも、これが、いいんですよね。
 子育てと同じですよ。手間隙かけて、手塩にかけて育てた子は、大きくなってからも可愛いんです。


 おーい、早く出て来いよー!

 安産のお守りでも、買ってきましょうかね。
  


Posted by 小暮 淳 at 21:18Comments(4)著書関連

2010年11月16日

妖精目撃


 直木賞作家、朱川湊人氏の小説に 『妖精生物』 という短編があります。

 10歳の少女が、ある日、高架下でビンを並べて商いをしているおじさんから、奇妙な生き物を買うところから話は始まります。
 この生物は一見、クラゲのように水の中で、ふわふわと漂っているだけなのですが……
 その日以来、少女の日常に摩訶不思議な出来事が、次々と起こります。

 僕は、この小説を読んだとき、完全に忘れていた、ある出来事を思い出しました。


 それは、“妖精” を見た日のことです。


 あれは数年前の、真冬の夜。
 親しい友人らが集まる飲み会の席へ向かって、自転車をこいでいました。
 たぶん、7時前後だったと思います。
 歩道を走っていると、何か光るものが僕を追い抜いて行きました。
 といっても、そんなに速いスピードではありません。僕のこぐ自転車より、少しだけ速いくらいですから、ずーっと目で追うことができました。

 自転車に乗った僕の右側、上方。
 車道と歩道の間。
 電線よりは低い位置です。

 まるで、「お先に失礼!」みたいに、ゆっくりと追い抜いて行ったのです。光の玉が!

 大きさは、距離からしてピンポン玉くらいに見えましたが、奇妙なことに、線香花火のような火の粉を散らしているのです。
 最初は、ロケット花火が水平に飛んできたのかと思ったくらいです。
 でも、それにしてはスピードが遅過ぎますし、煙もでていません。また、まったく音もしませんでした。

 スロースピードで僕を追い抜いて行った光の(火の?)玉は、電柱1本分くらい先で、突然、パッと消えてしまいました。


 飲み屋に着いた僕は、友人らに第一声 「真冬に大きなホタルを見ちまったよ」 と、話し出しました。
 すると、僕の目撃談を聞いていたS君が、
 「それ、妖精かもね」と、ぽつり。

 「えええーっ 、妖精?! 」と一同、びっくり。

 「そう、妖精だ。目撃例はいくつもある。ところで、その光はさ、まっすぐ飛んでたかな? それとも、フラフラと蛇行して飛んでいた?」とS君。
 「まっすぐ飛んでいたよ」と僕。


 すると、またもや彼は仰天なことを言ったのです。


 「じゃぁ、淳ちゃんが見たのは、オスだね」

 「オスだぁーーー?!?!?!?! 」一同。

 「そう、オス。でも消えちゃったんだよね。惜しいなぁ~。どこかガラス面にとまれば、足跡が採取できたのに」

 「足跡だぁーーー?!?!?!?! 」一同。

 おいおい、みんな何のことだか、さっぱり分からんのだよ、S君! 説明したまえ!


 「メスの足跡は、点の連続。オスの足跡はカギ状になっている」
 
 待て待て、どーして、そんなに詳しいだよ。お前?


 その後、延々とS君の妖精についての講義が始まったのです。
 なんでも、彼の知り合いに、妖精の捕獲に成功して、飼っていたことのある男がいるのだそうだ。
 どこまで信じていい話なのやら……。


 ということで、あまりに話がバカバカし過ぎて、小説を読むまで妖精のことは、すっかり忘れていたのです。

 その後、僕は、妖精に会っていません。
  


Posted by 小暮 淳 at 15:51Comments(0)つれづれ

2010年11月15日

祝賀パーティーの画像


 昨日の祝賀パーティーの画像が、続々と友人のブログにアップされています。

 下記検索にて、ご閲覧ください。


 ●クラウン“wakuwaku”の“あ、は、は”日記
 ●きゃろっとぷらん blog

  


Posted by 小暮 淳 at 21:10Comments(2)著書関連

2010年11月15日

感謝感謝の祝賀パーティー

 「いつもの小暮さんと違いますね」
 「小暮さんでも緊張することあるの?」

 ふぅ~、はい、朝から緊張しまくりでした。
 若い頃から歌っていたので、ステージに立つのは慣れっこだし、近年は講演やセミナー、講座などで話をしているので、人前で話すことも、普通の人よりは慣れているはずなのに、この緊張感はなんだ?
 朝から、緊張の原因をさぐっていたのです。


 午後2時半、受付開始。
 「高崎ちんどん倶楽部」の方々によるウェルカムチンドンの演奏が始まり、僕は会場入口で、来場者のお出迎えです。
 あれよあれよのうちに、受付には長蛇の列が……
 県の温泉や観光関係者、出版や雑誌関係者、旅館のご主人、女将さん、そして友人、知人、愛人(?)のみなさんが、「おめでとうございます」と言葉をかけて通り過ぎます。

 もー、ダメ!
 緊張がピークに達します。

 でも、分かりました。緊張の原因が!
 僕は100人でも200人でも、知らない人の前では、緊張したことがありません。
 でも、今日は違います。すべての来場者が、知っている人なのですよ。


 午後3時。
 会場が暗くなり、ステージだけがスポットに浮かび上がりました。
 エフエム群馬アナウンサーの川上直子さんの澄んだ声で、ナレーションが始まります。
 僕とディレクターの桑原一氏の出会い、温泉との出会い、そして出版への軌跡……。

 再度、会場が明るくなり、司会者・川上さんのあいさつと、ウェルカムちんどんの紹介。

 来賓あいさつは、群馬県温泉協会会長の岡村興太郎様と、上毛新聞社事業局長の嶋田均様。
 日頃から、大変お世話になっているお二方です。
 岡村会長は、僕が「群馬県温泉アドバイザー」の研修会講師を務めたのが、最初の出会いです(当ブログ、法師温泉「長寿館」参照 )。嶋田局長は、今年2月の「群馬女性懇話会」で講師を務めた時の主催者です(当ブログ、「講演が無事終わりました」参照)。

 そして乾杯は、群馬県観光国際協会理事長の田村亮一様。
 四万温泉「やまぐち館」社長でもある田村理事長とは、10年前の「探四万展(さがしまてん)」(四万温泉協会主催)に、僕が作家およびパネリストで参加した時からのお付き合いです。最近では「メディア懇親会」でも、ご一緒しています。

 しばしの歓談。
 100名近い来場者、全員あいさつを目指して、ビール片手に会場を回りますが、呼び止められ、酒をつがれ、1ヶ所の滞留時間が長くなり、なかなか思うように、あいさつは進みません。


 祝電披露の後、各界の代表者のスピーチが始まりました。

 『ぐんまの源泉一軒宿』の掲載旅館から、法師温泉「長寿館」常務の岡村国男様。
 『群馬の小さな温泉』の掲載旅館から、上牧温泉「辰巳館」社長の深津卓也様。
 岡村常務は、今回の本だけでなく、すべての雑誌取材での担当者です。
 深津社長は、幼なじみの親戚です。とにかく業界では今、注目の若手社長です。

 つづいて、NHK文化センター前橋教室支社長の高山承之様。
 群馬県デザイン協会会長の山嵜勝之様。
 高山支社長は、僕が講師を務める温泉教室の代表者です。ご本人も大の温泉好きで、僕の本を毎回楽しみにしていてくださる方です。
 山嵜会長は、桑原氏の所属するデザイン協会の会長。僕も何度か酒席でご一緒しています。昨年は、宇都宮で開催されたイベントに参加して、一晩中飲み明かしました。本人も、そのことをスピーチしてくださいました。

 
 また、しばしの歓談をはさみ、ラストは出版側からのあいさつです。

 上毛新聞社事業局出版部部長の富澤隆夫氏。
 富澤部長の説明は不要ですね。僕の本を世に出してくれた編集者です。

 そして今日のもう1人の主役、アートディレクターの桑原一氏。
 来場の方へのお礼とともに、本ができるまでのいきさつを話します。とーぜん、カメラマンの竹沢佳紀君を紹介。ステージ上
へ。当ブログでおなじみの竹ちゃんマンが、初お披露目です。

 どん尻に控えしは、著者の小暮淳さんです。はい、僕です。
 実は、会場には、僕が過去にかかわった雑誌のスタッフが大勢来ていました。
 過去にさかのぼり、「月刊 上州っ子」「月刊 Deli-J」「月刊 ぷらざ」の経歴と当時のスタッフを紹介しました。
 今の僕があるのは、あの頃があったから……。それを伝えたかったのです。

 ちょっぴり長過ぎる(いつものこと)お礼のスピーチの後、いよいよ、お祭りです!

 ステージ上には、着物姿のオンパラシスターズが登場。
 他のメンバーらも続々、ステージに集まり、『GO!GO!温泉パラダイス』 の大合唱となりました。


 〆のあいさつは、群馬県観光国際協会専務理事の山口章様。
 山口専務とは、長年、県の情報誌の製作でお世話になっています。
 その専務の口から「来年は群馬DC(デスティネーションキャンペーン)です、グリーンドームで、この『GO!GO!温泉パラダイス』を踊りましょう!」との発言が飛び出し、会場からは歓喜の声があがりました。


 2時間なんて、終わってみれば、あっという間なんですね。
 でも僕は、今日までの長い長い歳月を振り返っていました。「人生って、なんて長いんだろう」なんて感じながら、来場者全員を見送らせていただきました。

 人生は長いけど、“群馬の温泉のブランド化” への道は、まだまだ始まったばかりです。

 今日からも、ただひたすらに、夢に向かい、歩き続けるのみです。


 会場へ集まってくださった、たくさんの皆さん、本当にありがとうございました。
 また、会場には来られなかったけれど、たくさんの生花、花かご、祝電をいただきました。
 ありがとうございました。
 感謝の気持ちで、今でも胸がいっぱいであります。

 今後とも、よろしくお願い申し上げます。
  


Posted by 小暮 淳 at 17:35Comments(0)著書関連

2010年11月14日

返り咲き、2位!


 やりましたー!

 今日の上毛新聞(10面)、「週間ベスト10」(前橋・煥乎堂本店調べ)で、拙著 『群馬の小さな温泉』が、 またまた売り上げランキング第2位に返り咲きました。
 先週の9位から、一気に7ランクUP!
 一度はランキング外に落ちたものの、見事に復活し、さらにランキングを伸ばしました。

 あんたは、エラ~イ!
 我が著書ながら、ほめてあげたいです。
 その、あきらめない精神力は素晴らしい。著者にも少し分けてくださいな(僕はとっくに、あきらめてましたから)。

 くしくも今日は午後より、その拙著の出版記念祝賀パーティーが開かれる日です。

 いやいや、集まってくださる皆さんに、いい土産になります。
 きっと、出版部長さんが、満面の笑みを浮かべながら、スピーチで報告してくれることでしょう。
 今日は、記念すべき、素晴らしい日になりそうですよ。


 さてさて、開宴まで、あと5時間。
 スタッフは昼には会場入りしているとのこと。
 音響等のリハがあるので、僕も午後1時過ぎには入ります。

 では、パーティーの模様は、また明日のブログにて。

 行って、きまーす!



 『群馬の小さな温泉』出版記念 および 『ぐんまの源泉一軒宿』1万部達成祝賀パーティー
 ●日時/平成22年11月14日(日) 午後3時~5時まで
 ●場所/群馬ロイヤルホテル 2階 鳳凰の間
  


Posted by 小暮 淳 at 10:18Comments(0)著書関連

2010年11月13日

群馬のブランド

 今週は、コラムを1本書きました。
 某社から近々創刊される冊子に、寄稿依頼があったのです。


 「原稿料は、おいくらで?」
 と担当編集者のS氏。

 僕はこんな場合、よっぽどの低料金でないかぎり、先方の言い値でお受けしています。
 その旨を伝えると…
 「では、他の先生方と同じでよろしいですか?」とS氏。
 「えっ、他にも執筆者がいるんですか?」と僕。

 ここからが、驚きの展開です。

 「はい、各ジャンルごとに、ご依頼しています。
  ソムリエの田崎真也さん、経済アナリストの森永卓郎さん、メイクアップアーティストの藤原美智子さんです」

 なななななななな、なんですとーー!
 田崎真也だ?! 森永卓郎だ?! 藤原美智子だ?!

 おいおい、カンベンしてくれよ。他の執筆者は一流の文化人じぇねーかよ!
 こちとら、B級温泉ライターぜよ(なぜか、土佐弁になる)。
 そりぁー、ラベルいや、レベルが違い過ぎるぜー。

 いきなり、気おくれしてしまった。

 「いえいえ、温泉といえば小暮先生ですから、ぜひ、書いてください」
 (先生、先生と呼ばれるほどのアホでなし!)


 と、いうことで、受けてしまったのです。
 原稿量は、たかだか800字程度(原稿用紙にして2枚)なので、臆することはないのですが、いかんせん、同じ誌面の執筆者はそうそうたる方々ですから、力が入ります。
 「テーマは何でもけっこうです。群馬の温泉の魅力を紹介してください」
 とのことなので、群馬の温泉は日本一のブランドであることを書かせていただきました。

 2008年の日経リサーチの調査によれば、群馬県は「地域ブランド力」というのが、全国最下位なのだそうです。
 その後、ビリの座は茨城県に譲ったものの、相変わらず下から2番目ですから、茨城県を笑えません。いずれ、目クソ鼻クソの世界です。

 でも群馬には、温泉があるじゃあーりませんか!

 温泉地や源泉数、湧出量も全国平均から、ダントツに秀でていますが、群馬の温泉は、それだけではありません。
 その泉質の種類、効能の豊かさこそが、日本屈指の温泉大国として誇れるゆえんです。

 殺菌力の強い酸性泉から、美肌効果に優れたアルカリ性単純温泉や炭酸水素塩泉。保温力の高い塩化物泉、独特の腐卵臭がする硫黄泉。そして全国でも1%しか存在しない、泡の出る二酸化炭素泉などなど、泉質のほとんどが群馬県内に揃っています。
 まさに群馬は、温泉のデパート、温泉の博物館、温泉のディズニーランドなのです。


 湯の国群馬は、温泉パラダイス!

 やっぱり温泉は、群馬の最大ブランドなのであります。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:43Comments(0)執筆余談