温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2017年05月30日

整理券をゲットせよ!


 「サイン会がありますので、整理券をお配りしておりますが、お入れしておきましょうか?」
 「えっ、あ、……はい」

 まさか、「私がその著者で、本人だからいりません」 とは言えませんものね。
 レジのお姉さんから、しっかりと自分のサイン会の整理券を受け取ってきました。


 現在、紀伊国屋書店前橋店(けやきウォーク1F) にて、新刊 『金銀名湯 伊香保温泉』 の出版を記念した 「群馬の温泉シリーズ フェア」 が開催されています(6月11日まで)。
 期間中に、シリーズ本をご購入いただいた方には、サイン会の整理券を配付しています。

 で、僕もいただいてしまったというわけです。


 えっ、なんで自分で自分の本を買ったのかって?
 実は、自宅の書棚の在庫を調べていたら、自分の本が3冊見当らないかったのであります。
 ちょうど全シリーズが揃うフェアをやっているのですから、この機会に欠本を購入することにしたのです。

 さて、この整理券は、どうしましょうか?
 当日、自分で出して、自分で本にサインをする……というのもマヌケであります。
 ま、記念にとっておくことにしましょう。

 当日は、たくさんの読者とお会いできることを楽しみにしています。



   『金銀名湯 伊香保温泉』 出版記念
       小暮 淳サイン会

 ●日時  2017年6月10日(土) 14:00~15:30
 ●会場  紀伊国屋書店前橋店 特設会場
 ※当日は、整理券と購入した本をご持参ください。




   

 
   


Posted by 小暮 淳 at 10:38Comments(3)著書関連

2017年05月28日

病気と寿命は別のもの


 昭和2年(1927) 5月27日生まれのオフクロが、昨日、無事に “卒寿” を迎えました。
 ささやかながら、誕生パーティーを開きました。

 パーティーといっても、集まったのは両親とアニキと僕の4人だけです。
 オフクロの好きなチーズケーキを食べながら、紅茶で乾杯をしました。

 「90歳、おめでとう」
 「ありがとうございます。とっても幸せですよ」
 「まさか、オフクロがこんなに長生きするとはね?」
 「本当だね。神様は何で私をここまで生かしてくれたんかね?」
 「なんか、意味があるんだよ。きっと」

 その意味なら僕もアニキも、とっくに知っています。
 “まだ親孝行が足りないから” なのであります。


 以前にも何度かブログに書きましたが、オフクロは若い頃から 「病気のデパート」 と親戚から揶揄されるくらい病弱で有名でした。
 乳ガン、子宮ガン、脳梗塞、脳出血……と、何度も生死をさまよいながら生きてきた人です。
 誰もが短命だと思いながら、今日まで接してきました。
 そのオフクロが、卒寿を迎えることができたなんて、奇跡中の奇跡だと、僕とアニキは心底思っています。

 「病気と寿命は別ものなんだよ」
 これがオフクロの口ぐせです。
 決して順風満帆な人生じゃなかったけど、そして今も五体満足な生活じゃないけれど、オフクロはオフクロなりに精一杯生きています。

 何よりも毎日ベッドの上で、オヤジや息子たち、孫、ひ孫たちのことを心配してくれています。


 「生きているだけで、何もできなくてごめんなさいね」
 オフクロの、その言葉が来年も聞けますように……。
 もう少し、親不孝な息子でいたいと思います。
  


Posted by 小暮 淳 at 13:56Comments(0)つれづれ

2017年05月26日

紀伊國屋書店でフェア開催!


 明日から16日間、紀伊國屋書店前橋店にて、最新刊『金銀名湯 伊香保温泉』(上毛新聞社) の出版を記念した “群馬の温泉シリーズ フェア” が開催されます。

 シリーズフェアというタイトルが付いているだけあり、一堂に既刊本が勢揃いします。
 温泉ファンや読者のみなさん、全シリーズをコンプリートするチャンスですぞ!
 群馬の温泉シリーズの 「グラビア写真展」 も同時開催されます。

 また著者来店日には、サイン会も行いますので、会いに来て下さい。
 会場で、お待ちしています!



       『金銀名湯 伊香保温泉』 出版記念
         群馬の温泉シリーズ フェア

 ●期間  2017年5月27日(土)~6月11日(日) 10:00~22:00
 ●会場  紀伊國屋書店前橋店 (けやきウォーク前橋1F) 特設コーナー
        前橋市文京町2-1-1 TEL.027-220-1830
        ※サイン会 6月10日(土) 14:00~15:30
   


Posted by 小暮 淳 at 20:12Comments(4)著書関連

2017年05月24日

丸沼温泉 「環湖荘」④


 <沼のへりに沿うた小径の落葉を踏んで歩き出すと、ほどなくその沼の源というべき、清らかな水がかなりの瀬をなして流れ落ちている処に出た。そして三、四十間その瀬について行くとまた一つの沼を見た。大尻沼より大きい、丸沼であった。>
   (若山牧水 『みなかみ紀行』 より)

 大正11年(1922)10月、歌人の若山牧水は湖畔に投宿し、翌日、金精峠を越えて日光へ向かいました。
 丸沼が、『みなかみ紀行』 最後の宿泊地であります。


 開湯は江戸時代と伝わります。
 古くから沼の北方に温泉が湧いていることは知られていて、地元では 「沼入りの湯」 と呼ばれていました。
 いつ誰によって発見されたかは不明ですが、宿として創業は昭和8年(1933)。
 「丸沼温泉ホテル」 として開業されました。
 それ以前は、この沼の持ち主の別荘として使われていたといいます。

 昨日、僕は2年半ぶりに丸沼温泉(群馬県利根郡片品村) の一軒宿 「環湖荘(かんこそう)」 に行って来ました。
 前回は著書の取材でしたが、今回は僕が講師を務める野外温泉講座の受講生たちと訪ねました。
 標高1,430メートル。
 下界では連日の真夏日ですが、宿のまわりには、まだ雪が残っていました。


 それにしても美しい!
 相変わらず美しい!
 なんて美しいのだろう!!

 と、今回もただただ感動してきました。
 もちろん、日光国立公園に指定されている神秘的な湖も美しいのですが、なんと言ってもここの素晴らしさは、“湯の美しさ” です。

 毎分300リットル、自然湧出、自然流下、完全放流式により湛えられた温泉は、まさに湧き水のように清く澄み、惜しげもなく川のように浴槽の中を流れていきます。
 これぞ、単純温泉の鑑!
 そのけれん味のない、生真面目な湯に包まれていると、俗世間の気忙しさなど、洗い流されて行くのです。

 単純温泉を語るなら、まずは丸沼の湯に入ってから!
 群馬県内でベスト10入る、僕の愛すべき温泉の1つであります。


 もちろん、湯上がりには恒例の儀式が待っています。
 受講生らとともに、しばし下界の暑さを忘れ、高原の涼風に吹かれながら乾杯をしました。

 
 
   


Posted by 小暮 淳 at 12:08Comments(0)温泉地・旅館

2017年05月21日

本妻と愛人


 「えっ、それじぁ~、愛人と暮らしているんですか!?」


 先日の出版記念祝賀会の宴席でのことです。
 僕は各テーブルを回り、来賓の方たちに酌をしていました。

 「会長は、何をお飲みですか?」
 「ウーロン茶」
 「ウーロン茶? 冗談でしょう?」

 某会長のOさんとは、長い付き合いになります。
 業界では有名な酒好き、酒豪で通っている人物であります。

 「そんな会長は、初めてですよ。なんでですか?」
 「……うん、……クルマで来ちゃったから……」
 「だったら泊まればいいじゃないですか!」
 「……う~ん、明日、早いんだよなぁ~……」

 これ以上、無理じいはできません。
 「残念です。今夜は会長とトコトン飲めると思ったんですけど」
 とかなんとか言って、場を去ろうとした時です。
 ポツリと小さな声が聞こえてきました。

 「飲んじゃおうかな……」

 「えっ、今、なんて、おっしゃいましたか?」
 「お祝いの席だものね。やっぱり、飲みましょう!」
 ということで、まわりの来賓客たちにも勧められ、Oさんは、いきなりコップで冷酒を飲み出しました。


 「小暮さんはさ、こんだけ温泉をめぐっていると、温泉と結婚したようなものですね」
 とは、同席していた某観光関係者。
 「ですね。さしずめ温泉が本妻で、酒が愛人ってとこですか!」
 そう言って、座の笑いをとったのであります。

 するとOさん、いわく、
 「俺は、完全に酒と結婚しちゃったな」
 これまた爆笑であります。

 だから僕は、すかさず、こう言ってやりました。
 「ていうことは、愛人宅で暮らしてるっていうことですね!」
 何を隠そうOさんは、有名温泉旅館のご主人なのです。


 僕は、温泉が本妻で、酒が愛人。
 Oさんは、酒が本妻で、温泉が愛人。

 さて、どちらが世の男性にとって、うらやましい存在なのでしょうか?

 その答えを探しにOさんと僕は、宴のあと2次会と称し、伊香保の温泉街へと繰り出したのであります。
  


Posted by 小暮 淳 at 14:01Comments(2)温泉雑話

2017年05月19日

伊香保温泉大使に任命されました!


 Old boys, be ambassador.
 (中年よ、大使になれ!)


 昨日、伊香保温泉 (群馬県渋川市伊香保町) の 「HOTEL 天坊」 にて、新著 『金銀名湯 伊香保温泉』 の刊行記念祝賀会が開催されました。

 1部は、主催者である渋川伊香保温泉観光協会長の大森隆博氏のあいさつから始まり、群馬県温泉協会長の岡村興太郎氏など来賓のあいさつの後、著者である僕が記念講演を行いました。
 (その模様は、今日の上毛新聞に記事として掲載されたので、すでに、ご覧になった方もいるかもしれませんね)

 2部は会場をホールに移して、華々しく祝賀会が行われました。
 そこで、突然のサプライズが起きました!(今回も事前連絡はあったのですが)
 大森会長の開会あいさつの後、な、な、なんと!温泉大使の任命式が行われたのです。

 うすうす話は聞いていたものの、このタイミングでの任命式であります。
 本の出版と同時の大役任命に、驚くやら、うれしいやら、ステージの上で舞い上がってしまいました。

 大勢の招待客の拍手の中、「伊香保温泉大使」 を謹んでお受けいたしました。


 ご存知のとおり、伊香保温泉には2種類の源泉が湧いています。
 湧出時は無色透明ですが、鉄分が多いため空気に触れると酸化して、独特の茶褐色になる 「黄金(こがね)の湯」。
 もう1つは、無色透明でサラりとした肌に優しい 「白銀(しろがね)の湯」 です。
 「黄金の湯」 は良く温まり、婦人病に効能があることから “子宝の湯” として親しまれてきました。
 一方、「白銀の湯」 は化粧品の成分として知られるメタけい酸を多く含んでいることから “美肌の湯” と呼ばれています。

 体の内と外から美しく、そして健康になれる名湯、伊香保の湯を、ぜひ、ご堪能ください。

 以上、成り立てホッカホカの伊香保温泉大使からのPRでした。
 みなさん、よろしくお願いいたします。

  


Posted by 小暮 淳 at 19:31Comments(0)大使通信

2017年05月17日

川場温泉 「悠湯里庵」④


 久しぶりに川場温泉(群馬県利根郡川場村) の 「悠湯里庵(ゆとりあん)」 に泊まってきました。
 どれくらい久しぶりなんだろうと調べてみたら、2010年12月に僕が講師を務める野外温泉講座で行って以来だったのです。
 その年は 『群馬の小さな温泉』(上毛新聞社) を出版した年で、本や雑誌の取材で何度も訪ねています。

 昨日は、報道・旅行関係者を集めた 「プレスDAY」 が開催され、僕も招待されたのであります。
 実は僕、招待状をいただいた時から、すっごく楽しみにしていたのです。
 以前、訪ねた時は宿泊棟がまだ、かやぶき民家を移築した4棟(8部屋) だけだったのですが、3年前に別館(10部屋) がオープンしたのです。

 で、その別館 「悠山」 というのが裏山の急斜面に建てられていて、な、な、なんと! モノレールに乗って行くのです。
 その話を聞いたときから、一度乗ってみたくて、この日を待ちわびていたのであります。


 日本百名山の一座、武尊山(ほたかさん) に湧く川場温泉は、昔から 「脚気(かっけ)川場」 といわれ、脚気患者が多く湯治に訪れていた名薬湯です。
 こんな伝説が残されています。

 弘法大師が諸国行脚の際、この村で食事をとろうとしましたが、どこにも水がなくて困っていると、一人の老婆が遠方より水を汲んできて世話をしてくれました。
 その厚意に心を打たれた大師が、杖を地面に立てたところ、温泉が湧き出したといいます。
 この湯は 「弘法の湯」 といわれ、今でも湧出地には弘法大師堂が祀られ、尊像が安置されています。


 「悠湯里庵」 は、薬師温泉(群馬県吾妻郡東吾妻町) 「旅籠(はたご)」 の姉妹館として、2010年3月にオープンしました。
 「旅籠」 同様、見事なかやぶき民家と長屋門が出迎えてくれます。
 圧巻は、長屋門の隣に立つ壮大な本陣屋敷。
 山形県から移築したという3階建てに匹敵する古典的な兜作りのかやぶき屋敷です。
 初めて訪れる人は、そのスケールの大きさと、展示されている調度品などの絢爛さに、感嘆の声を上げるほどです。

 ロビーから本館宿泊棟へは、電動カートに乗って移動。
 そこからはモノレールに乗って、別館へ。
 さらに展望台まで上がれば、川場盆地を見渡すことができます。

 ちょうど田植えが始まったところで、四方を山々に囲まれた棚田が、鏡のように空を映していました。
 まさに、日本の原風景を一望する絶景です。
 その美しさに、ただただ息をのんで、見惚れていました。


 夜の懇親会では、初めて会うプレス関係者がほとんどでしたが、何人かは顔見知りのライターや編集者もいて、温泉談義に花を咲かせてきました。
 もちろん、pH9.2の強アルカリ性を誇る源泉かけ流しの内風呂も堪能してきました。

 久しぶりに取材から離れて、のんびり温泉と宿を満喫した一日でした。

   


Posted by 小暮 淳 at 21:26Comments(0)温泉地・旅館

2017年05月15日

「母の日」 のプレゼント


 何年か前から僕は、「母の日」 のプレゼントを買わなくなってしまいました。
 正確に言えば、平成27年の 「母の日」 からです。
 それまでは毎年、花だったり、オフクロの好きな和菓子を買って、届けたものです。

 その年に何が起きたのかといえば、それは、とっても些細な理由なんです。
 僕が書いている “群馬の温泉シリーズ” の出版日が、5月になったというだけのこと。
 それ以前は、4月だったり、9月だったのです。

 2年前に出版した 『尾瀬の里湯』 が5月9日。
 昨年出版した 『西上州の薬湯』 が5月10日。
 そして今回出版した 『金銀名湯 伊香保温泉』 が5月15日です。

 早い話が、プレゼントを買う手間を省いて、著書にサインを入れて渡しているのです。


 「ばあちゃん、元気かい?」
 昨日、僕は実家に、寝たきりのオフクロを訪ねました。

 「いいところに来たね。オシッコをさせてくれないかい」
 本を手渡そうとして、出鼻をくじかれてしまいました。
 オフクロは、夜寝るときは紙オムツをしていますが、昼間はベッドの脇に置いてあるポータブルトイレで用を足します。
 でも1人では、ズボンも下着も下ろせません。

 「終わったら、呼んでおくれ」
 そう言って僕は、カーテンを閉めて、リビングのイスに腰掛けて待ちます。
 やがて用を足し終え、下着とズボンをはかせて、またベッドに寝かせました。


 「今日は、なんの用だい?」
 「なんの用じゃないよ。母の日だよ」
 「あれ、そうだったかね」
 「甘い物でも買って来ようと思ったんだけどさ、ベッドの上で食べて、こぼすとアニキに怒られるだろ。だから、はい、これ! また本が出たんだよ」
 「へぇー、そうかい。また出したんかい! 大したもんだね」
 「でも、これが仕事だから」

 「だったら、ちゃんとイスに座って見たいよ。起こしてくれないかい」
 オフクロは、わざわざ車イスに乗り移り、リビングのテーブルまでやって来ました。

 「これで何冊目になるんだい?」
 「温泉は9冊目だよ」
 「ほかにも出しているよね?」
 「ああ、山歩きとか旅行記とか」
 「大したもんだよ。あたしは、うれしいよ」
 そう言って、オフクロは泣き出してしまいました。

 「プレゼント、甘い物じゃなくて、悪かったね」
 「なに、言ってるんだい。わたしは、こっちのほうがうれしいよ」
 「そう言ってくれるのは、ばあちゃんだけだよ」

 そしてオフクロは、こんなことを言いました。
 「お前はさ、お金がない、お金がないって、いっつも言うけどさ。お金じゃ買えないものを、こんなにも残しているじゃないか。お金なんて、いっくらあっても、あの世には持って行けないんだよ。この世に置いて行ったって、子どもたちが争そうだけだ。でも、本はいいよ。死んだ後も残るもの。何よりも、人の心に残る。お前、いい仕事しているよ。あたしは、うれしいんだよ」
 またしても号泣であります。


 かーちゃん、ありがとう。
 やっぱり、そんなことを言ってくれるのは、かーちゃんだけだよ。
 いつまでできるか分からないけど、かーちゃんが生きているうちは本をプレゼントするから、長生きしてくれよな。

 いくつになっても親離れできない息子で、ゴメン!
   


Posted by 小暮 淳 at 13:19Comments(4)つれづれ

2017年05月14日

新連載 『ぐんま湯けむり浪漫』


 群馬県民のみなさ~ん、こんにちは!

 「グラフぐんま」 って、知ってますか?
 知ってますよね!
 書店でも売っていますが、銀行や病院の待合室なんかに必ず置いてあるグラビア雑誌です。

 現在発行されている5月号は、ご覧になりましたか?
 えっ、まだ見てない!?
 だったら、すぐに書店か、閲覧できる所へ直行してください。
 温泉ファンは、必見ですぞ!!

 ということで、「グラフぐんま」(企画/群馬県 編集・発行/上毛新聞社 定価360円) の5月号から僕の連載がスタートしました。
 タイトルは、『温泉ライター小暮淳の ぐんま湯けむり浪漫』 です。

 記念すべき第1回の温泉地は、四万温泉(吾妻郡中之条町)。
 僕が温泉ライターを目指すきっかけとなった温泉地でもあります。
 そのへんのいきさつや伝説、歴史、泉質、効能などを詳しく書かせていただきました。


 なぜ、群馬県が “湯の国” といわれるのか?
 このシリーズでは、その魅力を解き明かします。
 ぜひ、ご愛読ください。

  


Posted by 小暮 淳 at 13:03Comments(0)執筆余談

2017年05月12日

老神温泉大使に任命されました!


 今日、老神温泉(群馬県沼田市利根町) にて、「大蛇まつり」 と 「全国へびサミット」 が開催され、僕も式典に出席してきました。

 午前10時、温泉街の中心にある赤城神社に関係者が集まり、神事がおごそかに始まろうとしたその時です。
 サプライズが起きました!(もちろん、事前連絡はありましたが)

 老神温泉観光協会長の金子充氏より名前が呼ばれ、
 「貴殿を老神温泉大使に任命いたします」 とのこと。
 本人は聞いていたので心の準備をしていましたが、驚いたのは会場にいた人たちです。

 「謹んでお受けいたします」
 赤城の神様の前で、老神温泉の発展と繁栄のために尽力することを誓ったのであります。


 ということで私、小暮淳は、昨年の 「みなかみ温泉大使」 「中之条町観光大使」 に続いて、3つめの大使に就任しました。
 今後は、各温泉地が “大使協定” を結び、最終的には “オール群馬” で全国へ向けて、“湯の国ぐんま” の魅力を発信できたらと考えています。

 読者のみなさん! 温泉ファンのみなさん!
 これからも応援をよろしくお願いいたします。  


Posted by 小暮 淳 at 19:54Comments(4)大使通信

2017年05月11日

出版記念基調講演会のお知らせ


 最新刊 『金銀名湯 伊香保温泉』(上毛新聞社) の出版を記念した祝賀会が、伊香保温泉で開催されます。
 祝賀会は関係者および招待者限定ですが、その前に一般公開の基調講演会を行うことになりました。

 入場無料、定員なし。
 どなたでも聴講することができます。
 当日は会場にて、著書の販売があります。
 時間のある方は、伊香保温泉へ遊びにきてください。



    『金銀名湯 伊香保温泉』 出版記念祝賀会
     基調講演 「伊香保はどんな所です?」

 ●日時  平成29年5月18日(木) 17:30~18:15
 ●会場  伊香保温泉 HOTEL 天坊 1F 「長峰」
 ●講師  小暮 淳 (温泉ライター)
 ●料金  無料 (当日、会場にお越しください) 
 ●問合  渋川伊香保温泉観光協会 TEL.0279-72-3151


  


Posted by 小暮 淳 at 22:20Comments(0)講演・セミナー

2017年05月11日

最新刊 『金銀名湯 伊香保温泉』 いよいよ発売!


 「おめでとうございます!」
 「カンパ~イ!」

 昨晩、といっても、まだ陽の高い午後5時。
 前橋市内の居酒屋に、この日を待ちわびた4人の男たちが集まりました。
 ディレクター、デザイナー、カメラマン、そして著者の僕。

 「群馬の温泉シリーズ」 第9弾となる最新刊 『金銀名湯 伊香保温泉』(上毛新聞社) が、昨日、納品となりました。
 発行日は5月15日です。
 読者の皆々様方のもとへ届くのは、もう少し先になりますが、そこは制作者の特権ということで、ひと足先に “祝勝会” を開くことになりました。

 「ついに、伊香保温泉まで来ましたね」
 「ですね。群馬を代表する日本の名湯ですからね」
 「売れるといいですね」
 「絶対、売れますとも」
 「目指せ、重版出来!」

 もう、夢が止まりません。


 過ぎてしまえば、あっという間の1年間ですが、この4人にしてみれば長い長い1年間だったのです。
 「でも、最高に楽しかったね」
 とカメラマンのS氏。

 彼と僕は、小学校1年生からの同級生であります。
 子どもの頃は、メンコやビー玉で遊んだ悪ガキ仲間。
 青年期は、一緒にレコーディングをした音楽仲間。
 そして今はカメラマンとして、僕の著書の表紙やグラビアの写真を撮ってくれています。

 そんな僕たちも来年は、還暦です。
 「これが50歳代最後の作品になったね」
 「記念すべき作品だよ」
 「我が人生に悔いはなし!」
 「おいおい、人生はまだ終わらないぞ」
 「ま、とりあえず “今日現在” ということで」

 「ということで、もう一度、乾杯!」


 書店に本が並ぶのは、10日~2週間後になると思います。
 せっかちな読者様は、ぜひ最寄りの書店に予約を入れてくださいな。

 『金銀名湯 伊香保温泉』(定価:1,200円+税)
 満を持して、いよいよ 発売です!
  


Posted by 小暮 淳 at 11:27Comments(2)著書関連

2017年05月08日

マロの独白(25) 老人を笑うな! 


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、10才です。

 長い長いゴールデンウィークが、やっと終わりやした。
 みなさんは、どこかへ行かれましたか?
 オイラですか? オイラはいつもと変わらず、散歩と昼寝と時々おやつの毎日でやんした。

 ご主人様ですか?
 ご主人様は年中無休のお忙しい人ですからね。
 家族とのコミュニケーションの時間もなく、東奔西走しておりましたよ。
 そして本来なら “休日” となるべき週末は、恒例の介護に明け暮れていました。


 このゴールデンウィーク中も大主人様(ご主人様のお父上) が、我が家にやって来ました。
 オイラとは、すっかり仲良しで、夕方の散歩は日課となっています。
 でも、笑っちゃうんですよ!
 大主人様ったら、何度オイラに会っても、
 「これはネコか? イヌか?」 って言うし、散歩中も相変わらず 「なんかオレの前を歩いている」 とか 「なにか、ついてきてるぞ!」 なんて大ボケをかますんですもの。
 オイラ、おかしくて、おかしくて、ついつい笑ってしまいます。

 そしたら、ご主人様に怒られてしまいました。
 「年寄りを笑うな!」 ですって。
 「えっ、笑ってはダメですか?」
 「子どもを叱るな来た道だ。年寄りを笑うな行く道だ」
 「なんですか、それ?」
 「なんだっけかな、たぶん仏教の言葉だと思うけど……」
 そう言って、ご主人様は大主人様の手を引きながら、野花が咲く田んぼ道を、黙々と歩くのでございます。


 以前、オイラはご主人様に、こんなことを訊いたことがあります。
 「ご主人様は、次男ですよね。ご両親と暮らしていないのに、どうして面倒を看ているのですか?」
 「なんでだろうね……」
 「親孝行なんでございますね」
 オイラが、そう言うと、ご主人様は、悲しそうな顔をして、ポロリと言いました。

 「親孝行なもんか。若い頃にした親不孝への罪滅ぼしだよ」
 「そんな、もんですかね?」
 「ああ、そんなものだよ」

 そう言えば数年前、ご主人様は、さるイベントに呼ばれて、介護をテーマに講演をなさったことがありました。
 その時の演題が、『不孝をすると親は長生きする』 でしたっけ。


 オイラはペットショップ生まれです。
 どこかに両親がいるのかな?
 いつか会って、一緒に散歩なんてしてみたいワン!
     


Posted by 小暮 淳 at 12:14Comments(5)つれづれ

2017年05月05日

グランドゴルフ連覇!


 グランドゴルフって知っていますか?
 ゲートボールとゴルフの間の子ようなスポーツ(?)です。
 最近は、ゲートボールよりも人気があるようです。

 我が町内でも以前はゲートボールが盛んに行われていましたが、何年か前からはグランドゴルフに替わってしまいました。
 僕も時々借り出されて、やったことがありますが、ゲートボールに比べると確かにルールが簡単なんです。
 これならば老若男女、初心者でもすぐにグランドに立ってプレーをすることができます。


 今年もゴールデンウィーク中に、町内対抗グランドゴルフ大会が開催されました。
 各班から6名1チーム、11チームが出場しました。

 今年、僕は5班の班長なんです。
 班長は基本、選手にはなれません。
 審判と決まっています。
 それと、選手の “接待” です。

 午前7時半、選手よりひと足早く会場(小学校の校庭) に集合。
 木陰にシートを広げて、まずは場所の確保であります。
 そしてクーラーボックスには、お茶とコーヒーの用意。
 これ、すべて班長の仕事です。


 午前8時半、プレーボール!
 1番から6番までの選手が、小旗の立つホールを目がけて、ボールを打ちます。
 初心者には 「落ち着いて、打ってくださいね」 と声をかけますが、僕のチームは6人中4人がプロなんです。
 プロ?
 ええ、老人会で毎日のようにプレーしているお年寄りのことです。

 8ホール×2回
 終わってみれば、我がチームはホールインワンを出した人が2人もいて、ぶっちぎりのトップで優勝。
 しかも、昨年に続いて2年連続の優勝です。

 「第1位は5班、小暮淳さんのチームです!」
 大会委員長の声に、飛び上がる老若男女。
 そして優勝トロフィーの授与。


 この町に越して来て23年……。
 最初は、よそ者扱いもされましたが、今ではすっかり溶け込んで、和気あいあいと暮らしています。

 次は、夏の納涼祭ですね。
 班長として、しっかりと町内の方々のために、ご奉仕したいと思います。

 隣保のみなさん、大変お疲れさまでした。
 優勝賞品の缶ビールを浴びるほど、お飲みくださいませ。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:34Comments(0)つれづれ

2017年05月03日

いとしのシュンラン


 <物心がついた頃から、山を歩いていた記憶がある。それは父が 「日本野鳥の会」 の会員だったことも大きく関係しているような気がする。今はもうない、生家の廊下には、つねにリュックが掛かっていた。休日の朝、晴れていれば、山がその日の小暮家の遊び場となった。(中略) この金のかからない遊びは、大人になって、自分が家族を持ってからも続けられた。我が家の子どもたちは、3歳になれば “山デビュー” をさせた。>
 『ぐんまの里山てくてく歩き』(上毛新聞社) より


 いつしか、趣味が仕事になっていました。
 でも、相変わらず高山は苦手で、低山ばかり歩いています。
 理由は、たった1つ!
 極度の高所恐怖症だからです。
 吊り橋、岩場、ハシゴやクサリは、ご法度です。

 しかも下山後は、必ず酒が飲みたくなるという中毒症状が現れる、やっかいな登山者なのです。
 となれば、クルマは使えません。
 帰りのことを考えれば、当然ですが電車やバスの公共交通機関を利用するしかありません。


 ということで昨日は、低山のメッカ、埼玉県の外秩父の山をいくつか縦走してきました。
 降り立ったのは、JR八高線の小川町駅。
 小川町は、「武蔵の小京都」 と呼ばれる美しい町です。
 古い町並みを抜けて、最初に目指したのは標高299mの仙元山。
 そう、ハイカーの間では、“早春の貴婦人” とも称されるシュンラン(春蘭) が咲くことで知られる人気の里山です。
 僕も過去に、この山で、その美しい淡黄緑色した花を見たことがあります。

 でも花が咲くのは、3~4月です。
 運が良ければ見られるかもしれませんが、少し時季が遅すぎます。
 また、地元の人の話では、心無いハイカーたちにより、だいぶ盗掘されてしまっているようです。


 でも、でもでもでも、会いた~い!
 そんな熱烈な思いが通じたのでしょうか!?
 山頂付近の山桜の根元の陰に、ひっそりと隠れるように一輪、咲いていたのです。

 その清楚で可憐な姿は、
 「あなたが来るのを、こうして、ここで待っておりました」
 と言わんばかりであります。
 「おお~、いとしのシュンランちゃん!」
 長年、離れ離れに暮らしていた恋人に会ったようで、大声を上げて狂喜乱舞してしまいました。


 神様は、いるんですね。
 仕事だけど、最高のゴールデンウィークとなりました。

 もちろん下山後は、駅前の居酒屋に駆け込み、カメラマン氏と祝杯を上げたことは言うまでもありません。
 「シュンランとの再会に乾杯!」
 来年も、会いに来るからね。
  


Posted by 小暮 淳 at 18:56Comments(0)取材百景

2017年05月01日

ライフスタイルの提案


 僕は2012年4月~2015年12月の約4年間、群馬テレビの夕方のニュース番組 「ニュースジャスト6」 のコメンテーターをしていました。
 あれから1年3ヶ月、久しぶりにニュース番組のコメンテーターを務めます。

 今回は、夜8時からの 「ニュースeye8」。
 「スタイルeye」 というコーナーで、温泉の話をします。
 テーマは、「ライフスタイルの提案」。
 季節ごとの温泉の選び方や入浴方法など、湯治の観点から健康と美容に効果的な温泉の利用術を紹介します。

 第1回目の出演は、5月4日(木)。
 ゴールデンウィーク中ということもあり、温泉宿に着いてから入浴までと、入浴後の注意点などをお話します。


    スタイルeye 「ライフスタイルの提案」

 ●放送局  群馬テレビ(地デジ3ch)
 ●番組名  「ニュースeye8」 20:00~21:00
 ●出演日  5月4日(木)、8月3日(木)、11月2日(木)、2月1日(木)
        ※変更される場合もあります。


 
 
   


Posted by 小暮 淳 at 21:46Comments(0)テレビ・ラジオ