2010年06月10日
色が変わる湯
群馬県内には、色のある温泉がいくつかあります。一般的には「にごり湯」などと呼ばれていますが、例の白骨温泉(長野県)の温泉偽装問題以降、色のある温泉は大変人気があります。
一番人気は、なんといっても乳白色の湯でしょう。万座温泉や草津温泉が有名ですね。硫黄成分が多く、独特の温泉臭があります。赤褐色といえば伊香保温泉や赤城温泉が思い浮かびます。
もう少しオレンジがかった柑橘系色が強くなると、相間川温泉(旧倉渕村)や榛名湖温泉(旧榛名町)があります。
珍しいところでは応徳温泉(旧六合村)の黒色! 正確には湯自体は無色透明なのですが、ススのような黒い湯花が無数に浮遊しています。湯上りは、体中が真っ黒くろすけ。シャワーを浴びないと、下着を汚します。
実はにごり湯のほとんどは、湧出時は無色透明です。浴槽に注がれた時点で空気に触れ、酸化を始めます。だから色のある湯は、老化した湯とも言えます。ですから、時間の経過とともに、さらに色を変える温泉も珍しくありません。
浅間隠温泉郷の一軒宿、鳩ノ湯温泉「三鳩楼」(東吾妻町)の湯は、訪ねるたびに色が違います。白かったり、青かったり、黄色くなったり。季節や天候によって毎日色が変わりますが「まれに無色透明になることもあるんだよ」とは、ご主人の弁。
僕が知る限り県内で一番色の変化が激しいのは、滝沢温泉「滝沢館」(旧粕川村)の露天風呂です。
まず湯舟に満たされた湯は、温度が低いため、加熱されます。この時点では、まだ無色透明です。しばらくすると黄褐色になり、やがて白濁を始めます。さらに時間が経過をすると、半透明になり、また透明へもどっていきます。
なんとも不思議な湯です。
湯口に竹樋があるので、これを使って源泉を流し込んでやると、あ~ら不思議! また黄褐色ににごり始めるじゃあーりませんか。
県内には、まだまだ面白い温泉が、たくさんありますよ。ぜひ、湯めぐり&湯くらべの旅を楽しんでください。
さて、今日訪ねる温泉の色は何色でしょうか? 楽しみです。では、行ってきまーす!
一番人気は、なんといっても乳白色の湯でしょう。万座温泉や草津温泉が有名ですね。硫黄成分が多く、独特の温泉臭があります。赤褐色といえば伊香保温泉や赤城温泉が思い浮かびます。
もう少しオレンジがかった柑橘系色が強くなると、相間川温泉(旧倉渕村)や榛名湖温泉(旧榛名町)があります。
珍しいところでは応徳温泉(旧六合村)の黒色! 正確には湯自体は無色透明なのですが、ススのような黒い湯花が無数に浮遊しています。湯上りは、体中が真っ黒くろすけ。シャワーを浴びないと、下着を汚します。
実はにごり湯のほとんどは、湧出時は無色透明です。浴槽に注がれた時点で空気に触れ、酸化を始めます。だから色のある湯は、老化した湯とも言えます。ですから、時間の経過とともに、さらに色を変える温泉も珍しくありません。
浅間隠温泉郷の一軒宿、鳩ノ湯温泉「三鳩楼」(東吾妻町)の湯は、訪ねるたびに色が違います。白かったり、青かったり、黄色くなったり。季節や天候によって毎日色が変わりますが「まれに無色透明になることもあるんだよ」とは、ご主人の弁。
僕が知る限り県内で一番色の変化が激しいのは、滝沢温泉「滝沢館」(旧粕川村)の露天風呂です。
まず湯舟に満たされた湯は、温度が低いため、加熱されます。この時点では、まだ無色透明です。しばらくすると黄褐色になり、やがて白濁を始めます。さらに時間が経過をすると、半透明になり、また透明へもどっていきます。
なんとも不思議な湯です。
湯口に竹樋があるので、これを使って源泉を流し込んでやると、あ~ら不思議! また黄褐色ににごり始めるじゃあーりませんか。
県内には、まだまだ面白い温泉が、たくさんありますよ。ぜひ、湯めぐり&湯くらべの旅を楽しんでください。
さて、今日訪ねる温泉の色は何色でしょうか? 楽しみです。では、行ってきまーす!
Posted by 小暮 淳 at 09:45│Comments(0)
│温泉雑話