2010年07月03日
「かけ流し」と「源泉かけ流し」
「かけ流し」と「源泉かけ流し」の違いを知ってますか?
とかく混同されて使われている言葉ですね。
「かけ流し」とは、読んで字のごとく、“湯を掛けて、流している”状態です。
ですから、使用されている温泉の質は問われません。
加水してようが、加温してようが、循環ろ過してようが、塩素消毒してようが、です。
だから湧出量の少ない温泉でも、充分に可能です。
一度溜めた温泉を、グルグル循環しながら、少しずつ新湯を足していけばいいのですから。
現在、「かけ流し」とうたっている温泉の8割は、この方式です。
正式には、「放流循環併用」とか「放流一部循環ろ過」と表示しなければならない利用形態です。
これに対して「源泉かけ流し」とは、“一切、湯に手を加えていない”状態の給湯方法です。
加水なし、加温なしは当然のこと。循環ろ過も塩素消毒もしてはいけません。
さらに厳しいことを言えば、源泉を貯湯タンクに溜めてもいけないのです(温泉は時間の経過とともに劣化するからです)。
もう、お分かりですね。
泉源(湧出地)から湧き出た温泉がノンストップで浴槽まで届き、浴槽内に留まることなくオーバーフロー(あふれ出す)している状態にのみ称される言葉なのです。
ですから「源泉かけ流し」が可能な温泉とは、泉温が42度以上の高温泉であり、湯量が豊富な温泉ということになります。
湯量は浴槽の大きさにもよりますが、、通常の旅館の内風呂で毎分80リットル以上は必要かと思われます。
露天風呂なんて、泉温が50度以上ないと、無理でしょうね。
ということで、本当の意味の「源泉かけ流し」の温泉とは、全国でも1割未満しか存在しないと言われています。
ただ、これは法律ではないので、意味を知らずに「うちは、源泉かけ流しですよ」とうたっている旅館や温泉施設は、ちまたにたくさんあります。
僕が知っている某温泉は、湧出量がとても少ないのに「源泉かけ流し」と堂々とパンフレットに書いていました。
実はこの温泉、浴槽に沸かした水道水を溜めて、いっぱいになった状態から源泉を足していました。当然、循環装置も付いています。
この場合、ただしくは「循環ろ過一部放流」ですよね。
ぜひ、ちょっぴり賢くなって、本当本物の「源泉かけ流し」の温泉を見つけてください。
幸い、群馬には、まだまだホンモノの温泉が、けっこう残っていますよ。
とかく混同されて使われている言葉ですね。
「かけ流し」とは、読んで字のごとく、“湯を掛けて、流している”状態です。
ですから、使用されている温泉の質は問われません。
加水してようが、加温してようが、循環ろ過してようが、塩素消毒してようが、です。
だから湧出量の少ない温泉でも、充分に可能です。
一度溜めた温泉を、グルグル循環しながら、少しずつ新湯を足していけばいいのですから。
現在、「かけ流し」とうたっている温泉の8割は、この方式です。
正式には、「放流循環併用」とか「放流一部循環ろ過」と表示しなければならない利用形態です。
これに対して「源泉かけ流し」とは、“一切、湯に手を加えていない”状態の給湯方法です。
加水なし、加温なしは当然のこと。循環ろ過も塩素消毒もしてはいけません。
さらに厳しいことを言えば、源泉を貯湯タンクに溜めてもいけないのです(温泉は時間の経過とともに劣化するからです)。
もう、お分かりですね。
泉源(湧出地)から湧き出た温泉がノンストップで浴槽まで届き、浴槽内に留まることなくオーバーフロー(あふれ出す)している状態にのみ称される言葉なのです。
ですから「源泉かけ流し」が可能な温泉とは、泉温が42度以上の高温泉であり、湯量が豊富な温泉ということになります。
湯量は浴槽の大きさにもよりますが、、通常の旅館の内風呂で毎分80リットル以上は必要かと思われます。
露天風呂なんて、泉温が50度以上ないと、無理でしょうね。
ということで、本当の意味の「源泉かけ流し」の温泉とは、全国でも1割未満しか存在しないと言われています。
ただ、これは法律ではないので、意味を知らずに「うちは、源泉かけ流しですよ」とうたっている旅館や温泉施設は、ちまたにたくさんあります。
僕が知っている某温泉は、湧出量がとても少ないのに「源泉かけ流し」と堂々とパンフレットに書いていました。
実はこの温泉、浴槽に沸かした水道水を溜めて、いっぱいになった状態から源泉を足していました。当然、循環装置も付いています。
この場合、ただしくは「循環ろ過一部放流」ですよね。
ぜひ、ちょっぴり賢くなって、本当本物の「源泉かけ流し」の温泉を見つけてください。
幸い、群馬には、まだまだホンモノの温泉が、けっこう残っていますよ。
Posted by 小暮 淳 at 17:11│Comments(0)
│温泉雑話