2010年07月10日
野栗沢温泉 「すりばち荘」
一昨日訪ねた宝川温泉は、その昔「白鷹の湯」と呼ばれていました。
これは温泉の発見伝説により付いた名前です。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国征伐の折り、一羽の白い鷹(たか)に導かれて湯を発見し、傷を癒やしたという伝説に基づいています。
実は、このように動物発見伝説が残る温泉は、全国にたくさんあります。県内でも、鹿沢温泉の“鹿”、霧積温泉の“犬”、猿ヶ京温泉の“猿”、鳩ノ湯温泉の“鳩”などなど、摩訶不思議な話から面白民話まであり、それだけで1冊本が書けそうです。
でも、そのほとんどは伝説で、史実に基づいてはいません。
ところが、県内に1つだけ、伝説でも民話でもなく、昭和の時代に動物が発見して、人間に湯の恵みを与えてくれた温泉があります。それも、外国の動物です!
群馬県最南端の温泉、野栗沢温泉(上野村)を見つけたのは、「アオバト」という南国の鳥でした。
アオバトは東南アジアのごく限られた地域に分布する渡り鳥です。上野村には、昔から毎年5月~10月の半年間、やって来るといいます。
では、何でこんな山奥にやって来るのでしょうか?
実はこの鳥、海水を飲むことで知られている鳥で、上野村に湧く、海水に似た塩分の多い源泉を飲みにやって来るのです。
その数、約3000羽!
僕は以前、『すりばち荘』に泊まり、ご主人の黒沢武久さんに早朝5時に叩き起こされ、源泉の湧く岩場までアオバトを見に行ったことがあります。
とにかく圧巻のひと言でした。泉のまわりが一面、鮮やかな黄緑色に染まるのです。それもハトですから、デカイんです。
「野栗沢の人は、昔からこの鳥を捕まえて食べていた」と黒沢さんは言います。
肉は滋養強壮にてきめん効果があり、産後の肥立ちの悪い婦人に食べさせたといいます。
また、泉は“魔法の水”で、これを飲んで畑仕事をすると、不思議と疲れを知らないそうです。
『すりばち荘』では飛来期中、パック料金にて宿泊客をアオバト観察に連れて行ってくれます。
興味のある方は、ぜひ一度体験してみてください。
絶対、感動します!(神秘的で、鳥肌が立ちますよ)
これは温泉の発見伝説により付いた名前です。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国征伐の折り、一羽の白い鷹(たか)に導かれて湯を発見し、傷を癒やしたという伝説に基づいています。
実は、このように動物発見伝説が残る温泉は、全国にたくさんあります。県内でも、鹿沢温泉の“鹿”、霧積温泉の“犬”、猿ヶ京温泉の“猿”、鳩ノ湯温泉の“鳩”などなど、摩訶不思議な話から面白民話まであり、それだけで1冊本が書けそうです。
でも、そのほとんどは伝説で、史実に基づいてはいません。
ところが、県内に1つだけ、伝説でも民話でもなく、昭和の時代に動物が発見して、人間に湯の恵みを与えてくれた温泉があります。それも、外国の動物です!
群馬県最南端の温泉、野栗沢温泉(上野村)を見つけたのは、「アオバト」という南国の鳥でした。
アオバトは東南アジアのごく限られた地域に分布する渡り鳥です。上野村には、昔から毎年5月~10月の半年間、やって来るといいます。
では、何でこんな山奥にやって来るのでしょうか?
実はこの鳥、海水を飲むことで知られている鳥で、上野村に湧く、海水に似た塩分の多い源泉を飲みにやって来るのです。
その数、約3000羽!
僕は以前、『すりばち荘』に泊まり、ご主人の黒沢武久さんに早朝5時に叩き起こされ、源泉の湧く岩場までアオバトを見に行ったことがあります。
とにかく圧巻のひと言でした。泉のまわりが一面、鮮やかな黄緑色に染まるのです。それもハトですから、デカイんです。
「野栗沢の人は、昔からこの鳥を捕まえて食べていた」と黒沢さんは言います。
肉は滋養強壮にてきめん効果があり、産後の肥立ちの悪い婦人に食べさせたといいます。
また、泉は“魔法の水”で、これを飲んで畑仕事をすると、不思議と疲れを知らないそうです。
『すりばち荘』では飛来期中、パック料金にて宿泊客をアオバト観察に連れて行ってくれます。
興味のある方は、ぜひ一度体験してみてください。
絶対、感動します!(神秘的で、鳥肌が立ちますよ)
Posted by 小暮 淳 at 12:40│Comments(0)
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