2011年01月10日
夢のカケラ
納戸で探し物をしていたら、“夢のカケラ” を見つけました。
1本のカセットテープです。
小暮淳 「はじめての旅」 1,000円
ジャケットには、1984・8・26/STEREO とありますから、27年前にレコーディングしたアルバムです。
いっぺんに記憶が、あの熱い熱い夏の日に飛んで行きました。
夢破れ、でも夢を捨てきれずに、東京から帰って来たのは、その前年のこと。
まだ、未練タラタラで、東京のライブハウスなんかに通っていました。
そんな僕に、バイト先で声をかけてくれたのが、H君でした。
「知り合いの店で、歌わないか? 僕も手伝うからさ」
と、初めて前橋市内のカフェバーでも、定期的にライブをすることになったのです。
そして1年後の夏……
僕らは、1ヶ月間をかけてレコーディングをしました。
僕らとは、アレンジとギターをH君が担当、ミキサーは旧友のS君にお願いしました。
ドラムやキーボード、コーラスなどは、その都度、友人のそのまた友人らを頼って、演奏してもらいました。
そして、作詞と作曲とボーカルは僕の担当です。
タイトル曲の「はじめての旅」を含め、全7曲の収録に、青春をかけた夏でした。
今日、あらためて聴いてみました。
もっと照れくさいものかと思ったのですが、不思議と聴き入ってしまいました。
なんだか熱いものまで、込み上げて来ましたよ。
20代の若き自分から、メッセージをもらった感じがしたのです。
「未来のオレは、頑張っているかい?」ってね。
実は僕は、若い頃の自分がキライだったのですよ。
生意気で、何もできないくせに、口ばっかりで、いつも世の中を斜に構えて見ていた記憶があるものですから。
でも、アルバムを聴いて、「生意気は生意気なりに、一生懸命、自己表現をしていたんだな」と、昔の自分と和解できたような気がしたのです。
小さな小さな夢のカケラだけれど、あの日があったから、今の自分がここにいるのも確かなんですよね。
あれから27年……
そろそろ夢のつづきを完成させてあげないと、ですね。
Posted by 小暮 淳 at 21:30│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
おぉΣ(・∀・;)
熱い ハートの持ち主で
今も 叫び続けているようですが
自分の場合は
カビた カメラとご対面した時かな( ̄ー ̄)
貧乏だと 学ぶチャンスもないと 簡単に諦めました
m(__)m 駄文失礼しました
熱い ハートの持ち主で
今も 叫び続けているようですが
自分の場合は
カビた カメラとご対面した時かな( ̄ー ̄)
貧乏だと 学ぶチャンスもないと 簡単に諦めました
m(__)m 駄文失礼しました
Posted by momotaka at 2011年01月11日 12:44
momotakaさんへ
いえいえ、情熱だけで生きてきてしまった男なんですよ。
周りからは、“無計画”“無鉄砲” の人生だと揶揄されています。
「人生をなめている」とも、よく言われます。
いえいえ、情熱だけで生きてきてしまった男なんですよ。
周りからは、“無計画”“無鉄砲” の人生だと揶揄されています。
「人生をなめている」とも、よく言われます。
Posted by 小暮 at 2011年01月11日 22:57