2011年02月26日
民話に魅せられて
僕はライターですから、常に取材対象となる被写体を追いかけています。
時にそれは、アジアの国々であったり、小さな離島であったり、10年くらい前からは温泉をテーマに取材活動を続けています。
実は、それ以前から追いかけているテーマの1つに、“民話” があります。
現在、民話をテーマにした仕事(連載) は2つ。
1つは、高崎市のフリーペーパー「ちいきしんぶん」に、不定期ですが 『民話と伝説の舞台』 というエッセーを連載しています。
これは、荒唐無稽な民話や伝説の舞台を探し、何百年と経った現在でも実存する場所・物・人(子孫や末裔)にスポットを当て、史実と照らし合わせながら検証するというシリーズです。現在、第8話まで連載されています。
(※当ブログ「お気に入り」にて、バックナンバーの閲覧ができます)
もう1つは、6年前から毎年発行している民話カレンダー 『ぐんま 伝説の風光』(財団法人 放射線利用振興協会) です。
これは、群馬県内の伝説や民話の中から、僕が風光明媚な舞台のある話を探し、指定した場所へカメラマンが行って撮影をするというもの。もちろん、カレンダーですから、それはそれは美しい写真ばかりですよ。
この写真に、僕が民話や伝説の解説コピーを書いています。
ちなみに今年(2011年版) のカレンダーは……
●1月~2月 『赤城姫の伝説』 写真/赤城山・大沼(前橋市)
●3月~4月 『花電車に化けたタヌキ』 写真/東武鉄道(太田市)
●5月~6月 『女堀と桜姫』 写真/赤堀花しょうぶ園(伊勢崎市)
●7月~8月 『強清水の滝いわれ』 写真/強清水の滝(沼田市)
●9月~10月 『岩神の飛石』 写真/岩神稲荷神社(前橋市)
●11月~12月 『草津開湯伝説』 写真/草津白根山・湯釜(吾妻郡草津町)
で、今日は、僕がいつも資料でお世話になっている民話本をたくさん世に送り出している、群馬の民話研究家の第一人者であり、現・群馬社会福祉大学講師でもあられる、酒井正保先生の講演を聴きに行ってきました。
もう、この日を待ちに待っていたのですよ。
あこがれの先生にお会いできて、じっくり講義を受けられるなんて!
それも、会場が我が家から自転車で行ける隣町の「上川淵公民館ホール」だったのです。
演題は 『上川淵の民話を訪ねて~民話が教えてくれたもの~』
いやー、素晴らしかった!
先生のお歳は、略歴によれば、今年で82歳とのことですが、そのかくしゃくとしていること!
声も良く通り、話もユーモアに富んでいて、間の取り方も絶妙でした。
さらに、身振り手振りのボディーパフォーマンスも見事で、聴講者は先生の話にクギ付けでした。
前半では「神話」と「伝説」と「民話」の違いについてや、人間の生き方を教えてくれる民話の大切さを話され、後半では上川淵地区に残る民話を5つも朗読してくださいました。
民話についてだけではなく、同じく講演をする者としても、その話術に学ぶものが多く、大変勉強になりました。
先生、いつまでもお元気で、これからも素晴らしい民話の世界を伝承してください。
本当に、今日はいい一日でした。
今晩は、酒井先生の本を開きながら、美酒に酔いたいと思います。
時にそれは、アジアの国々であったり、小さな離島であったり、10年くらい前からは温泉をテーマに取材活動を続けています。
実は、それ以前から追いかけているテーマの1つに、“民話” があります。
現在、民話をテーマにした仕事(連載) は2つ。
1つは、高崎市のフリーペーパー「ちいきしんぶん」に、不定期ですが 『民話と伝説の舞台』 というエッセーを連載しています。
これは、荒唐無稽な民話や伝説の舞台を探し、何百年と経った現在でも実存する場所・物・人(子孫や末裔)にスポットを当て、史実と照らし合わせながら検証するというシリーズです。現在、第8話まで連載されています。
(※当ブログ「お気に入り」にて、バックナンバーの閲覧ができます)
もう1つは、6年前から毎年発行している民話カレンダー 『ぐんま 伝説の風光』(財団法人 放射線利用振興協会) です。
これは、群馬県内の伝説や民話の中から、僕が風光明媚な舞台のある話を探し、指定した場所へカメラマンが行って撮影をするというもの。もちろん、カレンダーですから、それはそれは美しい写真ばかりですよ。
この写真に、僕が民話や伝説の解説コピーを書いています。
ちなみに今年(2011年版) のカレンダーは……
●1月~2月 『赤城姫の伝説』 写真/赤城山・大沼(前橋市)
●3月~4月 『花電車に化けたタヌキ』 写真/東武鉄道(太田市)
●5月~6月 『女堀と桜姫』 写真/赤堀花しょうぶ園(伊勢崎市)
●7月~8月 『強清水の滝いわれ』 写真/強清水の滝(沼田市)
●9月~10月 『岩神の飛石』 写真/岩神稲荷神社(前橋市)
●11月~12月 『草津開湯伝説』 写真/草津白根山・湯釜(吾妻郡草津町)
で、今日は、僕がいつも資料でお世話になっている民話本をたくさん世に送り出している、群馬の民話研究家の第一人者であり、現・群馬社会福祉大学講師でもあられる、酒井正保先生の講演を聴きに行ってきました。
もう、この日を待ちに待っていたのですよ。
あこがれの先生にお会いできて、じっくり講義を受けられるなんて!
それも、会場が我が家から自転車で行ける隣町の「上川淵公民館ホール」だったのです。
演題は 『上川淵の民話を訪ねて~民話が教えてくれたもの~』
いやー、素晴らしかった!
先生のお歳は、略歴によれば、今年で82歳とのことですが、そのかくしゃくとしていること!
声も良く通り、話もユーモアに富んでいて、間の取り方も絶妙でした。
さらに、身振り手振りのボディーパフォーマンスも見事で、聴講者は先生の話にクギ付けでした。
前半では「神話」と「伝説」と「民話」の違いについてや、人間の生き方を教えてくれる民話の大切さを話され、後半では上川淵地区に残る民話を5つも朗読してくださいました。
民話についてだけではなく、同じく講演をする者としても、その話術に学ぶものが多く、大変勉強になりました。
先生、いつまでもお元気で、これからも素晴らしい民話の世界を伝承してください。
本当に、今日はいい一日でした。
今晩は、酒井先生の本を開きながら、美酒に酔いたいと思います。
Posted by 小暮 淳 at 18:23│Comments(2)
│講演・セミナー
この記事へのコメント
民話(’_’)
何処か 説教臭く 戒め的な香りが 漂いますが
猿ケ京ホテルに泊まると
餅つき&地元民話の 時間があり
昔は 楽しみに行きました。
世代交代が始まり ホテルの方向性が変わり
(;^_^A
行かなくなりました
勿論 悪くなった訳ではなく好みの問題ですが
何処か 説教臭く 戒め的な香りが 漂いますが
猿ケ京ホテルに泊まると
餅つき&地元民話の 時間があり
昔は 楽しみに行きました。
世代交代が始まり ホテルの方向性が変わり
(;^_^A
行かなくなりました
勿論 悪くなった訳ではなく好みの問題ですが
Posted by momotaka at 2011年02月27日 22:22
momotakaさんへ
先日の水上温泉での僕の講演会に、猿ヶ京ホテルの若社長が聴講してくださいました。
大女将と若女将は、以前取材でお会いして知っていましたが、若社長にお会いするのは初めて。講演後に声をかけてくださり、あいさつをしました。
なかなかの好青年であります。
先日の水上温泉での僕の講演会に、猿ヶ京ホテルの若社長が聴講してくださいました。
大女将と若女将は、以前取材でお会いして知っていましたが、若社長にお会いするのは初めて。講演後に声をかけてくださり、あいさつをしました。
なかなかの好青年であります。
Posted by 小暮 at 2011年02月28日 12:04