2011年05月16日
小野上温泉 「旅館 花山」②
「小暮さんのブログを見て、『宝塚系の美人女将に会いに来た』 というお客様がいましたよ。困りますわ……」
今日、旅館 花山を訪ねて、開口一番の女将のセリフです。
最初に僕が、取材で旅館 花山に泊まったのが昨年の3月。
その時に書いたブログのことを言っているのです。
でも、本当のことですから。
今日だって、同行のカメラマン氏は、3代目女将の新井春代さんに会うなり、
「本当に美人ですね」
と僕に耳打ちしたくらいです。
ウソは書いてないのですから、女将に怒られる筋合いはありません。
と、いうことで、
「“美人の湯” に入ると、女将のように美人になれるという記事を書きましょう!」
と相成りました。
小野上温泉というと、まだまだ日帰り温泉センターのイメージが強くて、旅館があることを知らない人も多いようですね。
それも致し方ないことです。
センターのオープンが昭和53年という、群馬県内の日帰り温泉施設のさきがけ的存在なのですから。
でも当時はまだ、塩川温泉でした。
塩川温泉の「小野上村温泉センター」が、いつしか「小野上温泉センター」と略して呼ばれるようになり、温泉名まで「小野上温泉」と言うようになってしまったのです。
さらに、平成5年に開設されたJR吾妻線の駅名まで「小野上温泉駅」と名づけてしまったのですから、塩川温泉の名前はどこかへ行ってしまいました。
それでも、しばらくは国道の入り口に「塩川温泉」の看板が出ていたんですけどね。
平成18年、渋川市との合併を機に、源泉名と温泉地名を正式に「小野上温泉」と改名しました。
ま、僕としては塩川温泉の名を残して欲しかったんですけどね。
名前の通り、泉質も塩化物泉なのですよ。
昔は、塩辛い味の泉が湧いていて、川のように流れ出していたのでしょう。
残念なことです。
(水上温泉も昔は、湯原温泉と言ってました。残念なことです)
旅館 花山は、宿名のように、館内も館外も花に囲まれています。
それもそのはず、女将の春代さんは、フラワーデザイナーでもあるんです。
と、いうことで今回は、女将が花を生けている姿をメインに撮影しました。
カメラマンのワタちゃんも、張り切る張り切る!
「美人は絵になりますなぁ~」
と鼻の下をのばしながらの撮影でした。
で、昼食は、自慢料理の “そば” をいただきました。
運良く、震災後のキャンセルの影響で、昨年の秋に収穫したそば粉が残っていたのです(実にラッキーでした)。
そう、旅館の隣の畑では、毎年そばを栽培しているのですよ。
部屋の窓から眺める、一面の白いそばの花は、それはそれは綺麗なのです。
秋には、そばの花を見に
冬には、新そばを食しに
またまた出かけたいと思います。
女将さ~ん、ごちそうそまでした。
Posted by 小暮 淳 at 22:03│Comments(0)
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