2011年10月21日
巨大舌切バサミ
今週は、東奔西走しています。
昨日に引き続き、今日も向かったのは、西上州。
磯部温泉であります。
とは言っても、温泉取材ではありません。
ということは、風呂にも入っていません。
温泉地へ行って、温泉に入らずに帰ってくるのは、僕としては大変珍しいことです。
訪ねたのは、“舌切雀のお宿” で有名な 「磯部ガーデン」 であります。
では、温泉も入らずに、何をしに行ったのか?
はい、「ハサミ」 を見にであります。
大きな “舌切バサミ” を、 この目で確かめに行ってきたのです。
実は、僕は長年、趣味の範疇で、群馬県内の民話や伝説を調べています。
ところが、いつしか調べるだけでは物足りなくなってしまい、「なぜ、その民話が生まれたのか?」「実は、史実があって、事実に基づいているのではないか?」「今でも主人公の子孫がいるのではないか?」 などなど、興味は好奇心となって、気が付いたら仕事になっていたのです。
数年前は、情報誌に 「編集長がゆく」 と題して、県内の謎を旅したコラムを連載していました。
(※当ブログ内、カテゴリー「謎学の旅」参照)
で、現在は、高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」(ライフケア群栄) に、『民話と伝説の舞台』 と題して、群馬県内が舞台の民話をほじくり出しては、その真偽を検証したエッセーを連載しています。
で、今回は、日本の五大昔話の1つに数えられている 『したきりすずめ』 にスポットを当てて、そのお伽話の発祥の地とされている磯部を訪ね、取材をしてきました。
えー、えー、今回も荒唐無稽な爆笑ネタをたくさん拾ってきましたよ!
おじいさんが可愛がっていた “ちゅん” という雀の舌を、おばあさんが、ちょん切ったという大きなハサミが・・・
長さ30センチ×幅27センチの、それはそれは大きなハサミです。
あまりに大き過ぎて、おばあさんが持てないんじゃないの? と突っ込みを入れたくなるような立派なハサミです。
と、思えば、欲張りばあさんが担いできたという、大きな葛籠(つづら) もあります。
でも、こんなのは、まだまだ序の口なんです!
あんなモノやこんなモノなど、これでもかっ!というくらい、お伽話発祥の地をアピールしています。
でも、そこには、“なぜ、ここが 「舌切雀のお宿」 なのか?” という真実までもが隠されていたのです。
いゃ~、民話って、面白いですねぇ~!
これだから、民話探訪&検証あそびは、やめられませんって。
※『民話と伝説の舞台』 第12話、「舌切雀のハサミ」(仮) は、12月2日発行の「ちいきしんぶん」 にて掲載されます。
Posted by 小暮 淳 at 18:46│Comments(2)
│取材百景
この記事へのコメント
磯部温泉の足湯は、良いお湯ですよねえ~。
そのまま、裸になって入りたくなるような素晴らしい温泉でした。
足湯だけではもったいない。
ぜひ、小さくても良いので、源泉掛け流しの浴槽を作ってくださいよ。
磯部のみなさん、良い温泉なんだからもったいない。
そのまま、裸になって入りたくなるような素晴らしい温泉でした。
足湯だけではもったいない。
ぜひ、小さくても良いので、源泉掛け流しの浴槽を作ってくださいよ。
磯部のみなさん、良い温泉なんだからもったいない。
Posted by ヒロ坊 at 2011年10月21日 19:34
ヒロ坊さんへ
久しぶりに訪ねたら、足湯前の 「長寿館」 が閉館してました。
とっても、残念ですね。
久しぶりに訪ねたら、足湯前の 「長寿館」 が閉館してました。
とっても、残念ですね。
Posted by 小暮 at 2011年10月22日 01:39