2012年10月08日
ハハハ、ゲンキデス。
母親とは、ありがたいものです。
50歳を過ぎた息子でも、可愛いらしいんですよ。
このところ会う人、会う人から
「お母さんの具合は、いかがですか?」
と訊かれます。
えっ、なんで知ってるの?
と一瞬戸惑うのですが、すぐにブログに書いたことを思い出します。
僕の友人、知人や仕事関係者は、マメにこのブログをチェックしてくれているようです。
それでも、ドキッと驚かされたのが、初対面の人から母の容態について心配されたときでした。
たった今、名刺交換をしたばかりの人から
「お母様は、その後、お元気になられましたか?」
と言われると “えっ、うちのオフクロって、そんなに有名人なの?”って勘違いしてしまいます。
「いつもブログを拝見していますから」
と言われて、やっと二の句が継げるというものです。
すべて、ブログの効用であります。
※(オフクロが入院した経緯については、当ブログ9月28日「日本中が抱えている」参照)
たくさんの皆さんに、ご心配をしていただき、ありがとうございます。
おかげさまで、オフクロの容態は、日に日に回復に向かっております。
ただし、高齢ということもあり、なかなか退院の目処(めど)が立ちませんが、元気に病院内を歩けるまでになりました。
オフクロが入院しているのは、高齢者専門のリハビリテーション病院です。
どこが悪いわけでもなく、病気を持っているわけでもありません。
高齢老化による体力不足です。
御歳85歳ですから、無理もありません。
またしばらく出張が続くため、今日の午後、病室を訪ねてきました。
3階の個室で、悠々とラジオなんかを聴いていましたよ。
「なんで来たんだい。昨日も来たじゃないか」 とオフクロ。
「また明日から出張だからさ。当分、来られないと思って」 と僕。
「私なら大丈夫だよ。食事も三度三度しっかり食べているし、だいぶ前より元気になっただろう?」
「ああ」
「それより、不規則な生活をしているお前のほうが心配だよ。身体あっての仕事なんだからね。頑張っているのは嬉しいけどさ、無理はしないでおくれよ」
ふと、ベッドの脇を見ると、新聞が開いて置かれています。
見れば僕の新刊本の広告が掲載されているJ新聞と、連載が載っているA新聞です。
「病室へ来る人に見せてあげてるんだけど、息子の自慢しているみたいだから止めたほうがいいね」
と、新聞を片付けようとするオフクロ。
「いいさ、自慢すれば。自慢の息子でいられてオレも嬉しいよ」
と、とりあえず年寄りの楽しみを取り上げては悪いと思い、僕は新聞を元の位置に戻しました。
「テレビも見たんだよ。みんなと食堂で。ちょうど、お前が出ていてね・・・やっぱり、これも自慢になっちゃうね(笑)」
と、嬉しそうに話すオフクロ。
先日、僕がコメンテーターで出演したニュース番組のことを言っているようです。
これら息子自慢のネタのすべては、僕の家内から仕入れているようであります。
そう思うと、実の娘じゃないのに、良くやってくれている家内にも感謝!感謝!
「出張から帰ったら、また来るよ」
「無理しなくていいよ」
ハハハ、ゲンキデス。
Posted by 小暮 淳 at 21:49│Comments(0)
│つれづれ