2012年10月22日
あこがれの湯酒屋で
昨日、無事に 「みなかみオンパク」 のフィナーレイベントが終了しました。
(※「オンパクフィナーレ」の詳細は、当ブログ10月19日「歌って踊って♪オンパク フィナーレ」参照)
みなかみ町長さんをはじめ、観光協会のみなさん、大変お疲れさまでした。
そして、今月10日に開催していただいた出版記念祝賀会に続いて、またしても拙著の 『みなかみ18湯〔上〕』 の発売記念の祝いも兼ねていただき、なんとお礼を申し上げてよいか、本当に感謝感謝であります。
また、会場には、このブログの読者もたくさん駆けつけてくださいました。
「ああ、ライターという職業に就いていて、本当に良かった~!」
と心底、喜びをかみしめていましたよ。
読者のみなさんにも、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
3時から開演したイベントも、5時には閉会となりました。
もう、ノドはカラカラです。
早く温泉に入って、キューッとビールを流し込みたいものです。
と、いうことで、猿ヶ京温泉の会場をあとにして、昨晩の宿となる上牧温泉「辰巳館」へ移動。
とりあえず、ひとっ風呂浴びて、浴衣に着替え、半纏(はんてん) を羽織って、観光協会の人たちと、水上温泉の温泉街(湯原地区) へと繰り出したのであります。
まずは軽く食事をしなが、生ビールとハイボールを2杯ずついただき、火照(ほて)った身体を冷ましに、夜の温泉街をプラリプラリと・・・。
「射的をやりませんか?」
とM嬢が、いきなり遊技場の中へ。
「いいでしょう、勝負といきましょう!」
と男性陣も場内へ。
おいおい、たかが、生ビールとハイボールで酔っ払っちまったか?!
というか、射的なんてやるのは、何十年ぶりだ?
なかなか当たりません。難しいものですね。
それでも全員の共同作業で、商品をゲット!
子供だましのオモチャですが、「では、孫のみやげにいただきます」 と僕がいただきました。
「小暮さんが、好きそうな店があるんですよ」
と言って、F社長が、率先して路地裏へと入って行きました。
「ここなんですがね……」
と指差した先には、超昭和チックな場末のスナックのような居酒屋のような飲み屋がありました。
あれ、ここ、知っている!
この1年間、取材でこの界隈に入り込んでは、店の前を通るたびに 「ああ、いいなぁ~、こんな店で飲んでみたいなぁ~」 と、昼間の外観を眺めていたのです。
「私もね、今回が2回目なんですよ。地元でも知る人ぞ知る、飲み屋ですよ」
と、F社長は得意げに、扉をあけたのであります。
う、う、うおおおおーーーっ!
ち、ち、小さい、せ、せ、狭ーーい!
僕が知る限り、今までで一番小さい飲み屋かも知れません。
カウンターが1つ。
それも左右対称のL字型。
右に4人、左に4人座れば、もう身動きが取れません。
一番奥の人がトイレに行くときは、全員起立!
「ハハハ八、驚いたかい? お客さんには 『厨房(ちゅうぼう) のほうが広いじゃねーか!』 ってイヤミを言われるんだよ」
と、瀬川映子似のママが 「せがわえいこでぇーす」 とモノマネをしながら登場しました。
もう、それだけで充分だ。
来た甲斐があったというものだよ。
おしんこをつまみながら、コップに注がれた日本酒をあおれば、気分は完全に 「酒場放浪記」 の吉田類状態であります。
「小暮さんも温泉街の飲み屋だけを集めた本を書いたらいかがですか?」
とM嬢に言われて、
「いいね、それ、いただきだな。温泉街の居酒屋だから “湯酒屋” と名づけよう!」
「いいですね、『小暮淳の湯酒屋放浪記』 なんて」
とF社長におだてられて、気分も上々。
しばらく、このネタで杯をを重ねました。
「私で5代目なんだよ。はい、これは奥で私の母が揚げた天ぷら。味がついているから、そのままで食べてね」
とママがカウンター越しに出した皿には、まるで桜エビのかき揚げのような、ピンク色の天ぷらがのっていました。
「中は、紅しょうがなのよ」
これがウマイのなんのって、ひと口食べたら手が止まらなくなってしまいました。
味付けは、紅しょうがだけなんですよ。
「こうゆうのが、ごちそうっていうんですよね」
と言いながら、パクパク!
いつしか酒は、芋焼酎をロックで、グビグビ!
気が付けば、早くも午前様です。
でも、なんだか、すごーく、いい夢が見れそうな夜でした。
湯酒屋「安兵衛」 のママさん、素敵な夜をありがとうございました。
Posted by 小暮 淳 at 20:48│Comments(4)
│酔眼日記
この記事へのコメント
みなかみオンパクフィナーレお疲れさまでした(^o^)v
クイズ正解でいただいた「みなかみ18湯」は知人にプレゼントしたいと思います。みなかみ町長さんは気さくなお父さんですね。本当に楽しい時間でした。林泉さん、みなかみ観光協会さんのスタッフさんたち、たっちさんご夫妻など小暮ファミリーの一員の至福な時でした。桑原さんと会話できたことも嬉しかったです。あ!1つだけ心残りが…
小暮さんとまだ握手してもらっていないのとハグしてもらっていないこと(笑)
クイズ正解でいただいた「みなかみ18湯」は知人にプレゼントしたいと思います。みなかみ町長さんは気さくなお父さんですね。本当に楽しい時間でした。林泉さん、みなかみ観光協会さんのスタッフさんたち、たっちさんご夫妻など小暮ファミリーの一員の至福な時でした。桑原さんと会話できたことも嬉しかったです。あ!1つだけ心残りが…
小暮さんとまだ握手してもらっていないのとハグしてもらっていないこと(笑)
Posted by 草津っ娘? at 2012年10月23日 00:11
草津っ娘?さんへ
遠いところまで、ありがとうございました。
さすが、この夏の講座を受けた人たちは温泉通ですね。
もう1人のクイズ正解者も、受講生の方でしたよ。
またイベントがありましたら報告しますので、ぜひ参加してください。
ご主人様にも、よろしくお伝えください。
遠いところまで、ありがとうございました。
さすが、この夏の講座を受けた人たちは温泉通ですね。
もう1人のクイズ正解者も、受講生の方でしたよ。
またイベントがありましたら報告しますので、ぜひ参加してください。
ご主人様にも、よろしくお伝えください。
Posted by 小暮 at 2012年10月23日 17:38
オンパクフィナーレお疲れ様でした。
本当に、歌って踊るオンパクフィナーレで、いろんな意味で汗だくで、楽しかったです!!無料参加なのに、温泉クイズで、「みなかみ18湯[上]」まで、いただいて、恐縮です。群馬温泉クイズ、面白かったです。
今回の著書で、「宿の数だけ、物語がある」源泉の数だけ泉質も異なる。と、改めて、認識し、群馬有名温泉地にも、再度、宿泊したい。と思いました。また、既刊本でも、小暮さんの文を読み、歴史や宿の物語を回顧しながら、湯舟に浸かるのが、楽しいですね!!真田信之が傷を癒した湯、小松姫の知行地の温泉地、化石で見た、メタセコイヤが、今、ここにある。とか!!
カメラマンさんも、マニアックな写真で、良いですね!SLではなく、115系と200系新幹線など。たくあん、食べたくなりました。手作りでしょうか?
今後も、出来る限り、講座やイベントに参加したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
本当に、歌って踊るオンパクフィナーレで、いろんな意味で汗だくで、楽しかったです!!無料参加なのに、温泉クイズで、「みなかみ18湯[上]」まで、いただいて、恐縮です。群馬温泉クイズ、面白かったです。
今回の著書で、「宿の数だけ、物語がある」源泉の数だけ泉質も異なる。と、改めて、認識し、群馬有名温泉地にも、再度、宿泊したい。と思いました。また、既刊本でも、小暮さんの文を読み、歴史や宿の物語を回顧しながら、湯舟に浸かるのが、楽しいですね!!真田信之が傷を癒した湯、小松姫の知行地の温泉地、化石で見た、メタセコイヤが、今、ここにある。とか!!
カメラマンさんも、マニアックな写真で、良いですね!SLではなく、115系と200系新幹線など。たくあん、食べたくなりました。手作りでしょうか?
今後も、出来る限り、講座やイベントに参加したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
Posted by マッチ at 2012年10月24日 04:53
マッチさんへ
こちらこそ、いつもいつも熱心に参加していただき、ありがとうございます。
マッチさんのように読解していただけると、著者として大変光栄に感じます。
“宿の数だけ物語がある”
この言葉を私訓として、取材活動を続けていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
こちらこそ、いつもいつも熱心に参加していただき、ありがとうございます。
マッチさんのように読解していただけると、著者として大変光栄に感じます。
“宿の数だけ物語がある”
この言葉を私訓として、取材活動を続けていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 at 2012年10月24日 11:32