2012年10月30日
月夜野温泉 みねの湯 「つきよの館」⑩
たぶん、僕が今までで、一番行っている温泉旅館は 「つきよの館」 です。
なんでなんでしょうか・・・ね?
地図にも載らない小さな温泉で、最初に訪ねたとき、道に迷ってしまったからでしょうか?
だけど、たどり着くと、とってもアットホームで、女将さんもスタッフもみんな温かくて、「また来よう!」 と思えるからかもしれません。
そして、あの絶景の “天空の湯舟” が、何度訪ねても感動が薄れないからでしょうね。
今日はNHK文化センターの温泉講座 「続・探訪!ぐんまの小さな温泉」 で、受講生たちと 「つきよの館」 を訪ねてきました。
実は、この講座、今月から2012年度の後期講座<秋編>がスタートしたのであります。
前期は、4月から6ヶ月。
後期は、10月から3ヶ月です。
後期講座の受講申込は、在講生の継続受講が優先され、空きが出た人数だけ、キャンセル待ちの受講生が補充されるシステムになっています。
ところが今回も、全員継続となり、バスの座席に欠員はありませんでした。
(何年もキャンセル待ちをしている方、本当に申し訳ございません)
と、いうことで、慣れ親しんだ知った顔ばかりを乗せて、バスは関越自動車道を北へと走りました。
沼田ICを下りて、最初に向かったのは、沼田市にある国指定天然記念物の 「薄根の大クワ(桑)」 であります。
みなさんは、知ってましたか?
この大クワ、根元周囲約5.7m、樹高約13m、枝張りは東西約18メートルで、日本一の大きさ!
しかも、樹齢は推定1500年!
新潟県佐渡市の 「羽吉の大クワ」、北海道小樽市の 「恵美須神社の大クワ」 とともに、日本の 「クワの三名木」 に数えられています。
その中でも、ダントツの立派さを誇っているのだと、解説をしてくれた樹木医が言っていました。
バスはさらに北上して、天狗の霊峰 「迦葉山(かしょうざん)」 へ。
子供の頃以来ですから、約45年ぶりにシンボルの大天狗面を見てきました。
あの時、オヤジが免許取り立てで、サイドブレーキをかけずに車から降りてしまったため、車内に残された僕ごと車が坂道を下ってしまった、イヤ~な記憶を思い出してしまいました。
で、どうなったって?
はい、周囲にいた大人たち4、5人が追いかけて車を止めました。
オヤジですか?
はい、唇まで真っ青になって、突っ立っていました。
あのとき、崖から車が落ちていたら、今の僕はいませんでしたね。
望郷ラインの紅葉は、今が見頃です。
例年に比べると遅い色づきですが、三峰山は全山が燃えるように染め上がっていましたよ。
そして、紅葉狩りのあとは、お待ちかねの温泉です。
「あ~ら、せんせ~い! ようこそ、お越しくださいました~!」
女将の都筑理恵子さんが、いつものようにジョークを飛ばしながら、お出迎えです。
「ったく、女将は! 今日は本当に先生で来たから、まっ、いいか」
と、この時ばかりは、女将のジョークを素直に受け入れました。
食堂でコーヒーをいただき、まずは一息ついて、それから全員、我先にと “天空の湯舟” へ。
「うわぁ~、先生の言うとおりだぁ~」
「正面に見えるのが、大峰山ですか?」
と、大はしゃぎの受講生たち。
「いえ、正面は新幹線の上毛高原駅がある味城山ですよ。その右側が大峰山、その隣が吾妻耶山です」
プッカ、プッカ、プカ~リ・・・
みんなで、湯の舟に乗って、天空のお散歩です。
眼下には棚田が広がる、山里の風景。
やっぱり、ここは、僕の指定席ですね。
いつ訪ねても、何度訪ねても、ここからの眺めは、身も心も芯から癒やしてくれますもの。
「先生お気に入りの女将さんもいるしねッ!」
誰かが言ったひと言に、全員が爆笑。
笑い声が、浴室の中を響き渡りました。
受講生のみなさん、後期講座も、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 21:07│Comments(3)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
天空の湯舟、大好きです
新幹線が遠くに見え隠れして、まるでジオラマを見てるみたい。
飽きることが無い月夜野の景色。
小暮師匠と同じく、女将と従業員のみなさんが大好き。
やばい、小暮師匠と三角関係(この単語はもはや死語かな?)になっちゃう
新幹線が遠くに見え隠れして、まるでジオラマを見てるみたい。
飽きることが無い月夜野の景色。
小暮師匠と同じく、女将と従業員のみなさんが大好き。
やばい、小暮師匠と三角関係(この単語はもはや死語かな?)になっちゃう
Posted by ヒロ坊 at 2012年10月31日 08:31
ヒロ坊さんへ
三角関係は、よろしくありません。
いっそのこと、みんなで合コンをして、グループ交際をしましょう!
合コン会場は、もちろん 「月のテラス」 です。
三角関係は、よろしくありません。
いっそのこと、みんなで合コンをして、グループ交際をしましょう!
合コン会場は、もちろん 「月のテラス」 です。
Posted by 小暮 at 2012年10月31日 13:40
小暮師匠へ
合コンしてみたい、いや、しなければならない
おやじの合コン、良い響き
合コンなど無かった時代に育ったおやじ世代は、合コンに憧れています
昔の男女の出会いはダンパ(ダンスパーティー)でした
フォークダンスしか踊ったことがない田舎者には、ジルバやマンボが踊れる訳がありません
都会育ちの同級生に、可愛いい子は、みんな持っていかれます
今は、中学生からダンスが必修とのこと
おやじ達の時代にも、必修にしてほしかった
話が、とんでもない方向に進んでしまいましたが、ようは合コン大賛成を言いたかったのです
合コンしてみたい、いや、しなければならない
おやじの合コン、良い響き
合コンなど無かった時代に育ったおやじ世代は、合コンに憧れています
昔の男女の出会いはダンパ(ダンスパーティー)でした
フォークダンスしか踊ったことがない田舎者には、ジルバやマンボが踊れる訳がありません
都会育ちの同級生に、可愛いい子は、みんな持っていかれます
今は、中学生からダンスが必修とのこと
おやじ達の時代にも、必修にしてほしかった
話が、とんでもない方向に進んでしまいましたが、ようは合コン大賛成を言いたかったのです
Posted by ヒロ坊 at 2012年10月31日 17:56