2013年03月19日
今日が、来た!③
ライターにとっての 「楽しみ」 は、取材です。
様々な場所に行け、色々な人たちに会え、話が聞け、得ること多いからです。
「喜び」 は? と問われれば、やはり雑誌や新聞に自分の文章が掲載されたり、書籍となって書店で販売された時でしょうね。
この 「喜び」 のために、この仕事をしていると言っても過言ではありません。
「苦しみ」 ですか?
大した苦しみはありませんけれど、しいて言えば原稿の執筆ですかね。
基本的にはキライではありませんから、 “苦痛” とまではいきませんが、根気のいる作業です。
特に、書籍の出版になると、コツコツ、コツコツと原稿を書きためていく、地道な作業の積み重ねとなります。
で、その根気のいる地道な作業から解放される瞬間というのが、この世のモノとは思えないほどの 「快感」 なのであります。
今日、その快感の絶頂を迎えました。
先日、来月出版される 『みなかみ18湯』(上毛新聞社) の下巻が、「校正チェック」 を迎えたことを書きました。
この 「校正チェック」 が、すべて修正されて、本日、最終のゲラ(印刷時と同じ状態のプリント) となり出てきました。
泣いても、笑っても、これがファイナル・チェックであります。
と、いうわけで、またしてもディレクターとデザイナーと著者が、顔を合わせました。
「すり合わせ」 と呼ばれる作業です。
大きなテーブルに、修正された新しいゲラの山と、赤字の入った校正紙の山が積まれます。
これを 「表紙」 から、最終ページの 「奥付」 まで、1枚1枚、訂正カ所が直っているかをチェックします。
本文はもちろんのこと、目次や地図といった細部にわたりチェックを続けます。
「以上ですね。では、これで明日、印刷へ送ります。お疲れさまでした」
と、長い長い旅のゴールを告げるディレクター氏の声を聞いた瞬間 ・・・
ドッカ~~~~ン!
と、打ち上げ花火が僕の体から脳天を突き抜けて行きました(恍惚)。
カ ・ イ ・ カ ・ ン
気分は、映画 『セーラー服と機関銃』 の薬師丸ひろ子状態であります。
毎度毎度、この瞬間は、なんとも言えぬ放出感と脱力感に体と脳がシビレまくるのであります。
さーて、次は、来年出版予定のシリーズ第6弾です。
休む間もなく、取材活動を開始しますぞ!
でも、今晩くらいは、ひとり祝い酒をしながら、エクスタシーの余韻に酔いしれたいと思います。
Posted by 小暮 淳 at 21:29│Comments(2)
│著書関連
この記事へのコメント
小暮さん、おはようございます。
原稿確認しました。うちの源泉の説明、動力揚湯になってましたよ。
掘削自噴に直しておきましたが、この間違いは致命的じゃないですか。
宜しくお願いしますよ。
原稿確認しました。うちの源泉の説明、動力揚湯になってましたよ。
掘削自噴に直しておきましたが、この間違いは致命的じゃないですか。
宜しくお願いしますよ。
Posted by 川古温泉 at 2013年03月20日 09:00
川古温泉さんへ
この度は大変お世話になりました。
「掘削自噴」の件、気になって、元の原稿をチェックしてみましたが、ちゃんと「掘削自噴」になっていました。
たぶん、デザイナーさんの処理ミスだったようです。
ご心配をおかけして、申し訳ありません。
ちゃんと修正されていますので、ご安心ください。
この度は大変お世話になりました。
「掘削自噴」の件、気になって、元の原稿をチェックしてみましたが、ちゃんと「掘削自噴」になっていました。
たぶん、デザイナーさんの処理ミスだったようです。
ご心配をおかけして、申し訳ありません。
ちゃんと修正されていますので、ご安心ください。
Posted by 小暮 at 2013年03月20日 12:33