2013年04月04日
“おにいさん” と呼んで
長女は、僕のことを 「おとう」 と言います。
次女は、「とと」。
長男だけが、正調で 「おとうさん」 と言います。
(当然ですが、長女の亭主も、「おとうさん」 と言います)
以上は、身内の話です。
ところが、他人なのに、僕のことを 「おとうさん」 と呼ぶ人たちが、何人もいるんですよ。
さる昼時、うどん屋でのこと。
僕がカウンターで、うどんをすすっていると・・・
「あれっ? おとうさんじゃないですか!」
と背後から声をかけられました。
おとうさん?
声からして、息子ではない。
あ、もしかして、娘ムコかも? と振り返ると、そこに立っていたのは、かつて僕が編集人をしていた雑誌スタッフのM君でした。
「ご無沙汰しています。おとうさんも、昼ですか?」
そーなんです。
なぜか、当時のスタッフたちは、僕のことを 「おとうさん」 と呼ぶ人が多いんです。
先日、飲み会の席で、当時の女性スタッフと一緒になりました。
彼女が、僕の元スタッフだと知っている人が、こんなことを訊きました。
「ねえ、小暮さんってさ、どんな編集長だったの?」
まあ、彼女だって、僕のいる前で面と向かって、悪くは言えませんからね。
「このままですよ」 とか 「楽しい人ですよ」 くらいの言葉が返ってくると思っていました。
そしたら・・・
「ええ、みんなの “おとうさん” です」
とは、拍子抜けしてしまいました。
もう、10年以上も前のことですから、僕も自分がどんなキャラだったか忘れてしまいましたけどね。
“おとうさんキャラ” って、どんなんでしょうか?
そういえば、かつての男性スタッフから、こんなことを言われたことがありました。
「編集長が、義理のお父さんだったらいいなぁ。理想です」
とは、意味深な発言であります。
「実の父親じゃ、ダメなのか?」
と問えば、
「いゃ~、実の息子じゃ、キツイでしょう。疲れますよ(笑)」
とは、ほめられているのか、けなされているのか、よく分かりません。
でもね、それだけ編集室が、アットホームで家族的な付き合いをしていたということなんでしょうな。
それゆえ編集室を卒業した今でも、こうやって会えば僕のことを 「おとうさん」 って気軽に呼んでくれるんだと思います。
だから、決してイヤではないんですよ。
どちらかと言えば、うれしいことなんですけどね。
ただ、
問題は、
僕と彼ら、彼女らとの年齢差なんですよ。
確か、一番離れているスタッフでも、ひと回りだったと思います。
どう考えても、親子じゃないでしょう!
しいて言うならば、歳の離れた “おにいさん” であります。
なんでキミたちは、僕のことを 「おにいさん」って呼ばないのですか?
ま、べつに、今のままでいいんですけどね。
Posted by 小暮 淳 at 18:32│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
こんばんわ~♪
おとう&とと・・・┐('~`;)┌時代錯誤年か言えませんねぇ(笑)
僕は温泉に行くと地元の人から「お兄さん何処から来たんだい!?」
頻繁に声を掛けられ温泉談義に盛り上がります!
宇都宮の屋台横丁でも地元の年輩の方に二度も奢って貰った事もあります♪
話し掛け易いタイプなんですかね(笑)
おとう&とと・・・┐('~`;)┌時代錯誤年か言えませんねぇ(笑)
僕は温泉に行くと地元の人から「お兄さん何処から来たんだい!?」
頻繁に声を掛けられ温泉談義に盛り上がります!
宇都宮の屋台横丁でも地元の年輩の方に二度も奢って貰った事もあります♪
話し掛け易いタイプなんですかね(笑)
Posted by うえちゃん at 2013年04月05日 19:30
うえちゃんへ
ちなみに家内のことは、「おかあ」 と 「かか」 であります(笑)。
確かに古臭い気はしますが、「パパ」「ママ」よりは、いいでしょう。
ちなみに家内のことは、「おかあ」 と 「かか」 であります(笑)。
確かに古臭い気はしますが、「パパ」「ママ」よりは、いいでしょう。
Posted by 小暮 at 2013年04月06日 14:07