2013年08月09日
五十半ばの迷い坂
昨日は、僕の55回目の誕生日でした。
いよいよ、50代も折り返し。
四捨五入すれば、還暦であります。
えっ、ついにオレも 「アラ還」(アラウンド還暦) か?
と驚きましたが、アラ還とは、60歳前後の人のことをいうそうですから、もう少し間がありそうです。
アラ還予備軍といったところでしょうかね。
誰だって若い頃は、自分がオヤジやオフクロの年齢になるなんて、考えも、想像もしませんでした。
そして、その年にたどり着くまでには、たくさんの出来事、たくさんの時間があったはずなのに、不思議なものです。
たどり着いて、振り返って見ると、ついこの間のような気がするのです。
えっ、ちょっと待ってよ!
まだまだ、やりたいこと、やるはずだったことが山ほどあったのに・・・
と、なまけていた自分を棚に上げて、いつもいつも後悔の連続です。
「三十にして立つ」
といいますが、今思えば、30歳の自分なんて、志もなく、ただ面白おかしく毎日を過ごしていました。
「四十にして惑わず」
40歳は “不惑の年” なんていいますが、僕は完全に迷っていました。
フリーになって3年目で、ぽつりぽつり仕事はありましたが、それでもはたから見たら失業者同然であります。
「五十にして天命を知る」
だなんて・・・
やっとこさっとこ、ライターとして歩けるようになった幼稚園児であります。
そして昨日、50代の折り返し地点を通過しました。
まだまだ、夢も志しも半ばであります。
いったい、いつになれば 「立つ」こと、「惑わぬ」こと、「天命を知る」ことが、できるのでしょうか?
なんだか、自分が他人より20年も30年も遅れているように思えて仕方がないのです。
でもね、これだけは、言えます。
昔より、若いときより、誕生日を祝ってくれる人たちが、たくさんいるってこと。
昨日も一日、友人知人からメールをいただきました。
中には、こんな可愛いメールもありましたよ。
< じいじ おめでと >
3歳になる孫からです。
もちろん、まだ字が書けませんから、嫁いだ長女が、孫の写真に文字を入れて送ってくれたのです。
「そうか、あいつ、ちゃんと覚えていてくれたんだ・・・」
そう思ったら、娘の小さい頃の顔が浮かんできて、つい、ウルウルと涙腺がゆるんでしまいました。
失ったものもたくさんあるけれど、得たもの、増えたものもたくさんある人生なのだと、昨晩はしみじみと1人で、家内からプレゼントされた下着を身に付けながら、次女からもらったつまみを肴に、長男が買ってくれた酒を飲み干しました。
五十半ばは、まだまだ心臓破りの迷い坂。
されど、振り返れば、確かに幾すじもの夢の轍(わだち) が見えます。
さーて、勝負はこれからだ!
てっぺん目指して、登り続けますぞ!
Posted by 小暮 淳 at 21:53│Comments(3)
│つれづれ
この記事へのコメント
はじめまして!そして遅れましたがお誕生日おめでとうございます!お孫さんいらっしゃるのですね。嬉しい言葉ですよね!家も年齢も少し下ですが…まあ、人生いろいろありました。
また新たに嫁いだ娘たちのほうに、いろんなことが出てきてますが…頑張らねば!です。体に気をつけて毎日を大切に生きてゆきたいですね。
(^.^)。
また新たに嫁いだ娘たちのほうに、いろんなことが出てきてますが…頑張らねば!です。体に気をつけて毎日を大切に生きてゆきたいですね。
(^.^)。
Posted by ぷり at 2013年08月10日 05:14
先生 お誕生日おめでとうございます。お元気でなによりのおめでとうございます。幾歳になっても「夢を見続けましょう」「夢を見る即ち生きている証拠」夢に乾杯・乾杯 明日にむけて乾杯・乾杯
Posted by しをちゃん at 2013年08月10日 13:32
ぶりさんへ
はじめまして!
そして、ありがとうございます。
歳を重ねると不安も増えますが、そのぶん楽しみも増えるというもの。
苦あれば、楽あり!
きっと娘さんたちからも、そのうち朗報が届きますよ。
しをちゃんへ
ありがとうございます。
体調は、いかがですか?
かつて日本人が経験したことのないような猛暑日が続いています。
ご自愛くださいませ。
そして、また夢を見に出かけましょうね!
はじめまして!
そして、ありがとうございます。
歳を重ねると不安も増えますが、そのぶん楽しみも増えるというもの。
苦あれば、楽あり!
きっと娘さんたちからも、そのうち朗報が届きますよ。
しをちゃんへ
ありがとうございます。
体調は、いかがですか?
かつて日本人が経験したことのないような猛暑日が続いています。
ご自愛くださいませ。
そして、また夢を見に出かけましょうね!
Posted by 小暮 at 2013年08月10日 15:49