2013年12月13日
藤岡温泉 「藤岡温泉ホテルリゾート」②
前回、藤岡温泉を訪れたのは、雑誌の連載取材ですから、かれこれ4年ぶりになります。
藤岡市上日野。
藤岡市内といえども、市街地から車で深い谷間をクネクネと、清流・鮎川沿いを行くこと約30分。
いささか不安になりかけた頃に、立派なホテルが見えてきます。
実は、このホテル、以前は 「藤岡温泉ホテル」 といいました。
2年前の夏に経営が替わり、名前も 「藤岡温泉ホテルリゾート」 と改名しました。
さらにそれ以前(平成7年まで) は、現在の別館と隣接する温泉センターが、日帰り入浴施設として営業していました。
当時の温泉名は、「ひの谷温泉」。
施設名は、「あずさの湯」 でした。
「あっ、あずさの湯 なら行ったことある!」
という年配の温泉ファンも多いんじゃありませんかね。
県内でも、日帰り温泉の草分け的な入浴施設として、人気を博していた温泉です。
俗に 「美人の湯」 といわれるアルカリ性の高い温泉として、県外からも多くの浴客が訪れていました。
僕が4年前に訪ねた時と、施設自体は、まったく同じです。
ただスタッフが、すっかり入れ替わってしまったので、あらためて現在の支配人や企画部長とあいさつをして、取材の協力をお願いしました。
「小暮さんが書かれた記事は、最近まで館内に貼ってありましよ」
と言われて、気分も上々!
さっさく部屋で浴衣に着替えて、自慢の 「美人の湯」 へ。
pH9・8!
強アルカリ泉は、今も健在です。
そのヌル、ツル、スベ感は、僕が知る限り、県内トップクラスであります。
その凄さは、浴槽に入る前の、かけ湯をした時点で分かること!
桶で湯をくみ、体にかけた途端、「あれ?」 と違和感を覚えます。
体を流れ落ちる湯のスピードが、ゆっくりなんです。
そう、トロリとしたゲル状に感じるんですよ。
だから当然、床は滑ります。
浴室内には、
“注意 すべります”
と、大きく書かれていました。
これでも、アルカリ性が強過ぎるため加水をしているとのこと。
と、いうことは、加水していない源泉は、どんだけトロトロしているんでしょうか?
湯の中では、完全に、ひとりローションプレイ(?)状態であります。
さする体はヌルヌルで、まるでウナギ触っているよう。
翌朝、見送りに出てきてくださった部長さんに、
「湯がいいんだから、もっともっと湯の良さをアピールしたほうがいいですよ」
と言ったら、
「ぜひ、お願いします」
と頼まれてしまいました。
はい、分かりました!
では、ここで発表します。
藤岡温泉を 「群馬三大ツルスベ温泉」 の1つに、認定いたします。
決定!
Posted by 小暮 淳 at 22:14│Comments(0)
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