2014年06月22日
旧友再会~あれから40年
40年という歳月は、ハンパないですね。
だって懐かしいという感情を通り越して、「誰でしたっけ?」 の連発ですもの。
昨晩、卒業以来、40年ぶりに中学の全体同窓会があり、出席してきました。
と、いっても、僕が卒業した中学は、前橋市内一のマンモス中学校です。
当時、10クラスありました。
だもの、同じクラス以外の人は、出身小学校が一緒か、同じ部活動に所属でもしていないかぎり、ほとんど交流がありません。
さらに、40年という永い永い年月が流れているのですから、もう、会場はミラクルワールドです。
知っているようで、知らない人たちの群れの中で、それでも同じ時代に同じ空気を吸っていたというだけで、なんとなく親近感の湧く、不思議な時間を過ごしてきました。
昭和48年度(1974年) の卒業生の数は、413人。
うち物故者が13人、所在不明者が17人。
これって、スゴイことだと思いませんか!
物故者の数が多いか少ないかは分かりませんが、所在不明者が413人中17人しかいなかったなんて、なんという調査能力でしょうか!
幹事のみなさんが、優秀だったのでしょうね。
大変、ご苦労様でした。
で、昨晩の出席者数は、188人!
約半分近い卒業生が、出席したのであります。
この数字は、同窓会史上、過去最多出席者だったそうです。
これまた、幹事のみなさんのお手柄であります。
まあ、受付開始の午後5時20分から、会場は大変な騒ぎであります。
あっちのテーブルで 「うわわ~!」、向こうのテーブルでも 「おおおお~!」、男も女も悲鳴のような喚声を上げています。
「あっ、小暮君? 私、○組の××です」
そう言って、誰もが首からさげたクラスと氏名の書かれたプラカードを見せます。
「ああ~、覚えています。お寺の近くの△△子ちゃんだよね」
「そーーう、うれしい! 覚えていてくれて!」
「だって、△△子ちゃん、あの頃と全然変わってないもの、一発で分かったよ」
なーんて、わけありませんって。
あの頃は、15歳ですよ。40年経った今が、全然変わってないわけないじゃありませんか!
ウソも方便です。
顔を見ただけでは、まったく分かりません。
でもね、互いにクラスと名前、共通キーワードを探し当てると、急に想い出がよみがえってくるんですね。
「グレコ、久しぶり! だいぶ活躍じゃない。オレ、本全部買って持っているよ」
と、うれしい言葉をかけてくれた人が、何人もいました。
でもね、“グレコ” なんて呼ばれたのは、それこそ40年ぶりですよ!
だって高校の同級生は、みんな僕のことは 「ジュン」 って呼びますからね。
「グレコ」 というアダナは、小学校~中学校の同級生だけです。
それでも、うれしいじゃないですか。
「テレビ、見ているよ」 「ラジオ、聴いたぜ」 「新聞の連載、毎週読んでいるからね」 なんて、口々に声をかけてもらいました。
なかには、「ブログを毎日読んでいます」 なんていう人もいたりして。
同級生って、ありがたいものですね。
40年も会っていないのに、知らないところで、僕のことを気にかけてくれていたんですね。
「小暮さんの講演会を聴きに行ったことがあります」
と声をかけてくれたのは、なんと!現在の母校の校長先生でした。
驚くやら、うれしいやら、本当にビックリしました。
でも、校長先生といっても、僕らと同世代なんですけどね。
学年で1、2を競う美人のマドンナが、今でも変わらずに美しかったり。
童顔で小柄だった男の子が、巨漢のハゲおやじになっていたり。
と、思えば、おデブだった女の子が、すらりとした美熟女に変身していたりして。
人それぞれ、悲喜こもごもの40年間を露呈しているのでありました。
えっ、僕ですか?
ええ、一様に、「変わってねぇ~!」 と言われましたけどね。
さらに、「相変わらず風貌も軽いし、言動も軽いわね」 なーんて、ほめられちゃったりして(大きなお世話です)。
「小暮はさ、よっぽど苦労していないんだな」
だなんて、ほっといてください!
そして2次会、3次会と河岸を替えるごとに、酒も深まり、夜も更けていきました。
フォー・エバー・ヤング!
Posted by 小暮 淳 at 20:23│Comments(0)
│つれづれ