2014年09月01日
老神温泉 「亀鶴旅館」
<旅館の前に立つと、湯が良い宿かどうかは、なんとなく分かるものです。>
以前、そうブログに書いたことがありました。
※(2014年8月10日 「老神温泉 旅館 石亭」 参照)
またしても、ドンピシャ!
その佇まいを見ただけで、分かってしまいました。
群馬県沼田市の老神(おいがみ)温泉には、片品川に架かる3つの橋があります。
上流から 「牧水橋」、「大楊(おおよう)橋」、「内楽橋」 です。
亀鶴(きかく)旅館は、真ん中の大楊橋のたもとに建つ、たった5部屋だけの小さな旅館です。
看板には旅館名の上に “親戚つきあいのできる” と書かれています。
そして、玄関に掛かるのれんには、“ゆっくり 休まっしゃい” の文字・・・
「ごめんください」
と声をかければ、
「はーい」
と明るい声が返ってきました。
わ、わ、若~い!
娘さんですか?
違うの!
じゃあ、若女将ですか?
えっ、2代目の女将さーーーん!!!!!!
と、ビックリするくらい、温泉旅館にミスマッチなアイドル系の女将さんの登場です!
なんでも15年前に嫁いで来たらしんですけど、先代はすでに亡くなっていて、今はご主人と2人だけで旅館を切り盛りしているそうです。
だから、そこそこ歳は行っているはずなんですけどね。
いえいえ、まったく歳には見えません。
AKBのメンバーでもおかしくありませんよ(ベタボメです)
でも旅館は、昭和50年の創業当時のまま。
湯治宿の雰囲気満載です(シブイ)。
「見てのとおりの古い宿ですからね。うちは、安さで勝負です」
という1泊2食のお値段は、7,300円~(税別)。
しかも素泊まり3,800円~、素泊まり朝食付きが4,700円~という安さ。
さらには、夜8時以降の 「深夜到着プラン」 2,700円~なんていうのもあって、安さだけでなくて、アイデアでも勝負しています。
で、問題は湯であります。
が、これが、これでもかっていうほどにザバサバと浴槽に注ぎ込まれています。
もちろん “加水なし” なんですが、源泉の温度が約60℃ありますからね。
ん~~、かなり熱いですよ。
まさに、生一本であります。
“猫肌”の僕ですが、女将さんの笑顔を思い浮かべながら、忍の一字で肩までしっかりと浸かってきました。
女将さんはアイドル系ですが、お湯はクールでマッチョなガテン系であります。
Posted by 小暮 淳 at 21:05│Comments(0)
│温泉地・旅館