2015年01月02日
元年宣言
「今年は “再生元年” ですね」
毎年2日は、午前中に年賀のあいさつに出かけるのが恒例です。
もう、かれこれ30年近く、同じ人を訪ねています。
僕にとって、物書きの道を指南してくださった人生の師、野村たかあき先生です。
先生は木彫家であり、絵本作家でもあります。
冒頭のセリフは、今日、お会いした時の先生の第一声です。
実は僕、先生と知り合った翌年から毎年、年賀状にその年の志しを記してきました。
<今年は○○元年です> と・・・
これは意志の弱い僕なりの自分を鼓舞するアイデアだったのです。
自分は、黙って実行する 「不言実行タイプ」 の人間じゃない。
だったら恥をしのんでも言葉に出して、有言実行できる人間になろう!
そして、どうせなら一番厳しい人に聞いてもらって、その1年間を評価してもらう!
そんな思いから始まった “元年宣言” であります。
今年は、「再生」 がテーマです。
もちろんNPO法人 『湯治乃邑(くに)』 として、従来の湯治場の復活および再生を目指すことがメインですが、でも、それだけではありません。
今年は、フリーのライターとして活動を始めて、ちょうど20年になる節目の年でもあります。
初志貫徹!
もう一度、原点にかえり、自分の生き方が間違っていなかったかどうかを確かめながら、仕事をしたいと思ったのです。
温泉地=湯治場、だったはずが、いつしか観光地化されています。
同じように、自分自身の “ズレ” や “ゆがみ” を発見して、軌道修正をしたいと思うのです。
そして同時に、再生する喜びを味わえたらと・・・
Posted by 小暮 淳 at 20:10│Comments(0)
│つれづれ