2015年01月21日
はじめの一歩
今日は第3水曜日。
NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 の月例役員会議の日です。
午後から高崎市の事務所へ行ってきました。
去年の夏から何度となく通っている道。
高崎駅西口から歩いて、約20分。
古い町並みが続く、閑静な住宅街の一角にあります。
僕は毎回、この駅から事務所までの道程を楽しんでいます。
もちろん車でも行けますが、駐車場の数に限りがあるので、会議の時は必ず歩くようにしています。
高崎市は古い町名が残されていて、いいですね。
鞘(さや)町や羅漢町、九蔵町、歌川町・・・
前橋市は空襲で焼け野原になってしまったため、戦後、区画整理が進んで、なつかしい町名がほとんど消えてしまいましたもの。
古い町並みは、それだけで散策が楽しくなります。
さてさて、今年最初の役員会議であります。
プロジェクターを使って、結成からこれまでの歩みの報告、および現在着手している案件の現状と予定を話し合いました。
現在、我々が取りかかっている案件は2件。
宿を閉めてしまったN温泉の再生と、未使用源泉の活用を考えるH温泉です。
すでに2件とも昨年から会員が現地に入り、オーナーや地域住民との話し合いを行っています。
僕も何度か同行して、説明会などを開いています。
“湯治場の再生は地域の人たちと共に”
これが我々の基本理念です。
かつての湯治場は、外部の人たちのための観光施設ではなく、“地域の社交場” であったからです。
だから使用されていないキャンプ場や廃校など、周辺施設の再利用も含めて、地域住民との連携を進めています。
約2時間の有意義な会議を終え、僕はまた暮れなずむ高崎の街を歩き出しました。
NPOの活動は始まったばかり。
やっと歩き出した幼児と同じです。
まずは、はじめの一歩から!
少しずつ、できることからコツコツと歩を進めていきたいと思います。
Posted by 小暮 淳 at 20:41│Comments(0)
│湯治乃邑