2016年07月06日
伊香保温泉 「和心の宿 オーモリ」②
玄関の軒下に、いくつも吊るされた鉢植え。
その下で、風鈴が揺れています。
この時季、伊香保温泉では各旅館が、夏の風物詩 「ほおずき」 を飾ります。
う~ん、風流ですね。
赤いほおずきの実にばかり目が行きますが、よく見ると可憐で小さな白い花が、けな気に咲いています。
しばらく足を止めて、見入ってしまいました。
オーモリさんを訪ねるのは、4年ぶりのこと。
前回は朝日新聞に連載していた 『湯守の女房』 というエッセイでの取材でした。
だから、その時にお会いしたのは、女将の大森典子さんだけでした。
※(当ブログの2012年9月3日 「伊香保温泉 和心の宿 オーモリ」 参照)
でも今回は、ゆっくり泊まっての取材と言うことで、3代目主人の隆博さんも同席してくださいました。
隆博さんは伊香保温泉協会長ということもあり、以前から会合や宴席などで、たびたびお会いしています。
また、女将は僕の友人の友人ということもあり、以前から親しくさせていただいています。
ということで、昨晩はサプラズゲストとして、ご夫妻と共通の友人2人が、駆けつけてくれました。
目的は、もちろん取材後の酒宴であります。
というか、どこまでが取材で、どこからが酒宴なのか分らないまま、生ビール→ワイン→冷酒と進み、宴もたけなわとなったときです。
カメラマン氏からの 「小暮さんが女性と飲んでいる写真を撮りたいので、場所を替えませんか?」 と提案。
食事処からパーティールームへ移動して、ちょっぴりアダルトな雰囲気の中、ハイボールを飲みながら僕と女将と女友達の3ショットの撮影会となりました。
もちろん、それだけでは終わりません。
カラオケのマイクが回り出し、リクエストにお応えして、ふだんは歌わないAKBやサザンなんかも歌ったりして、それはそれは大いに盛り上がったのであります。
気が付けば、時刻は午前様。
部屋に戻るとカメラマン氏が、
「こんなに楽しい取材は初めてですね」
と、ご満悦の様子。
これって取材なのかな?
って一瞬思いましたが、考えてみたら僕の温泉取材は、いつだって酒びたりなのであります。
いい湯、いい宿、いい酒。
そして、いい友がいてこそ、いい仕事ができるというものです。
(と、いうことにしておきましょう)
ご主人、女将さん、大変お世話になりました。
Posted by 小暮 淳 at 21:35│Comments(0)
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