2016年08月10日
伊香保温泉 「ホテル きむら」
伊香保温泉は、ワンダーランド!
訪ねれば訪ねるほど、巡れば巡るほど、知れば知るほど、ますます、もっと先を見たくなります。
僕は現在、ライフワークのように毎週、伊香保温泉を歩いています。
昨日は、ロープウェイに乗って、温泉街を一望する物聞山(ものききやま) の山頂へ。
標高976mの見晴展望台からは、絶景の大パノラマを堪能!
前橋市内は猛暑でも、ここは別天地です。
高原の午後を満喫してきました。
山から下りれば、もちろん待っているのは温泉です。
昨晩は、3代目主人の木村幸久さんのご厚意により、「ホテル きむら」 に泊めていただきました。
「ホテル きむら」 は、ロープウェイから降りて、右に行った最初の宿です。
玄関の入口に、大きなセピア色した写真が貼られているのに気づきました。
昭和初期の伊香保石段街の風景で、富岡製糸所の女工さんたちが大勢写っています。
目を凝らして、よーく見ると、女工さんたちが立つ石段の脇に、看板が写っています。
「湯宿 木村利平客室」 と読めます。
説明書きには、<時の流れを物語る貴重なケヤキ彫り看板はフロントの壁面に現物が飾られている> とあります。
もちろん、フロントに立った僕の第一声は、
「その看板、見せてください!」
昭和40(1965)年、先代が現在地に移転し、現在の「ホテル きむら」 が誕生したとのことです。
4階の大浴場にある展望露天風呂は、畳敷きの樽風呂という珍しい造り。
子持山や小野子山の稜線を西陽が照らす夕景を眺めつつ、サラリとした 「白銀(しろがね) の湯」をのんびりと浴みました。
湯から上がれば、目指すは1つ!
1分でも早く、食事処にたどり着き、生ビールを注文すること。
「カンパイ! お疲れさまでした」
と、カメラマン氏と祝杯を上げていると……
「レディース&ジェントルメ~ン!!」
とステージのどん帳が上がり、マジックショーの始まりです。
子ども連れの多い夏休み期間中は、毎日、ショーがあるのだとか。
それも大掛かりな、イリュージョンマジックです。
美女の胴体がバラバラになったり、箱に入れられた女性と外の男性が一瞬に入れ替わったり、絵に描かれたハトが突然本物になって飛び出したり……。
子どもでなくても、ハラハラドキドキしながら見ちゃいましたよ。
だって、ふだんはテレビの中でしか見たことのないマジックが、実際に目の前で起きているのですからね。
お子さんたちには、いい夏休みの思い出になったことでしょうな。
小さな宿から大きなホテルまで、石段街から大自然まで、いろいろあって伊香保は楽しいのです。
Posted by 小暮 淳 at 21:42│Comments(0)
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