2016年10月17日
oh!コーエツ !!
石原さとみちゃんが好き!
なーんて言うと、「へぇー、小暮さんって、ああいうタイプが好みなんだ」 と思われそうですが、ハイ、それで結構です。
年甲斐もなく、娘ほど若い女の子を好きになりました。
と言っても、最近ではありませんよ。
映画 『包帯クラブ』(2007年) を観てからのファンであります。
そんな彼女のドラマが始まりました。
『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)
さとみちゃん演じる河野悦子(略して「こうえつ」) が、ファッション誌の編集者を夢みながらも、配属された校閲部で奮闘するコメディードラマです。
校閲とは?
一般の人には、聞き馴染みのない言葉だと思います。
これは、文章の誤字や脱字、内容の間違いを直す仕事です。
出版や雑誌の編集では欠かせない、重要な部署であります。
そういう僕も、昔は雑誌の編集者として毎月、校閲作業をしていました。
現在は、する側からされる側になっています。
当然ですが、僕の著書にも出版される前に、何人もの校閲者による厳しい文章チェックが入ります。
だから、このドラマ、他人事じゃないんですよ。
おまけに、主役がさとみちゃんだしね。
ワクワクしちゃいます。
そんな折り、珍しく知り合いの印刷関係者から校閲の依頼を受けました。
90歳になるおばあさんが自叙伝を自費出版をされるとかで、その文章チェックを頼まれたのです。
何も考えずに 「はいはい、いいですよ」 なんて、二つ返事で引き受けたのですが、これが、さあ大変!
文章って、書き慣れている人と素人さんのものでは、雲泥の差なんです。
ふだん僕は、プロが書いた文章しか読んでいませんからね。
いきなり、お手上げ状態です。
誤字・脱字の部類は、いくつあっても一向に構いません。
プロだって、やらかしますから。
でも、素人さんの場合、すでに文章自体が文章として成り立っていないのです。
「てにをは」 はもちろんのこと、主語も述語もありません。
会話文も、登場人物が不明で、誰が話した言葉なのかが、さっぱり分りません。
と思えば、話の時代が、行ったり来たり。
完全に、構成を無視して、思いつきで書いているんですね。
気が付いたら原稿は赤字だらけで、もう原稿としての体を成していない状態になっていました。
これだったら、僕がゴーストライターになって、書き直したほうが早いくらいです。
やっぱ、校閲って地味で大変な仕事ですね。
さとみちゃん、がんばれ~!
Posted by 小暮 淳 at 20:43│Comments(0)
│執筆余談