2016年11月01日
おばあさんが転んだ
「いま、どこにいる? 来れないか?」
「無理だよ、これからライブだもの」
日曜日の朝、突然、アニキからケータイに電話がありました。
いやな予感が、脳裏を走ります。
「なんかあったの?」
「オフクロが転んだ」
「転んだ? それでケガは?」
「ケガはないけど、腰を打ったらしくて、ベッドから動けなくなった」
なんでもアニキが別の部屋でテレビを観ている1時間の間に、車イスから転げ落ちたらしい。
気づいた時には、ひっくり返ったカメのように仰向けになって、手をバタバタさせてたという。
しかも、そばにはオヤジがいて、「ばあちゃん、なんでそんなところで寝てるんだ! 早く新聞を取って来い!」 と息巻いていたという。
幸い、リビングには床暖房が施されていたため、オフクロが冷たくなることはありませんでしたが、またまた、やっかいなことになりました。
ちょうど3ヶ月前には、オヤジが転んで騒動を起こしたばかりです。
※(当ブログの2016年7月29日 「おじいさんが転んだ」 参照)
これだから年寄りからは、目が離せません。
「イタイ、いたたたたーーーー!」
ベッドの上で、オフクロが叫びます。
ついに車イスでの移動も不能になったため、1人でトイレに行けません。
介助に付いても難しい様子なので、紙オムツをはかせることにしました。
「あああーーー、死んじゃうよ~~!!」
ベッドの上でのたくり舞うオフクロは、小さくてやせ細っていて、サルの赤ちゃんのようです。
「まるで、捕まった宇宙人だな」 とアニキ。
「ああ、あの有名な写真のね」 と僕。
オフクロには失礼ですが、兄弟で大笑いしてしまいました。
「さて、これからどうするかだ」
「だね」
「お前、今週、2人は同時に看れないだろう?」
「オヤジだけならなんとかなるけど」
僕ら兄弟は、両親がデイサービスやショートステイに行っている以外の日は、交替で介護をしています。
くしくも今週は僕の当番でした。
「オフクロの腰の痛みが取れるまで、預けることにしよう」
「そうしてもらえると助かるけど」
「ただ、急だからな。部屋が空いているかどうか…」
そして昨日の午後、担当のケアマネージャーから連絡があり、オフクロを今日から1週間預かってもらえることになりました。
さて残るは、ボケ老人のオヤジだけです。
でもこいつが、なかなか手ごわいのであります。
さあ、かかって来い! じいさんよ!!
Posted by 小暮 淳 at 11:08│Comments(1)
│つれづれ
この記事へのコメント
t.k.さんへ
ご連絡、ありがとうございます。
実は、そのサイトがあることは知っていました。
僕のブログが、そっくり載っているブログがあることも知っています。
とても不思議に思っていたのですが、そういうことだったのですね。
グンブロに伝えておきます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
ご連絡、ありがとうございます。
実は、そのサイトがあることは知っていました。
僕のブログが、そっくり載っているブログがあることも知っています。
とても不思議に思っていたのですが、そういうことだったのですね。
グンブロに伝えておきます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 2016年11月02日 00:10