2016年12月22日
カレンダー・レディー
今でも、僕のことを 「編集長」 と呼ぶ人たちがいます。
僕は過去に、3つの雑誌の編集長を務めたことがあります。
だから当時のスタッフは、僕が雑誌の編集を辞めた後でも、「小暮さん」 とは呼ばずに、旧役職名で呼んでくれます。
最初は、「もう僕は、キミたちの編集長じゃないよ」 と訂正していたのですが、「編集長っていうのは、編集長のニックネームだと思ってください」 とかなんとか言われて、そのまま今日まで来てしまいました。
だから元スタッフから 「編集長」 と呼ばれることには慣れたのですが、たった1人だけ今でも違和感を感じ続けている人がいます。
その人は、Kさんという女性です。
彼女は、僕が編集長をしていた雑誌に、僕が辞めてから入ったスタッフです。
だから本来は、彼女にとって僕は、編集長ではありません。
なのに、僕が編集室を訪ねると、決まって 「編集長、ご無沙汰しています」 と声をかけてくれるようになりました。
それこそ、「僕はキミの編集長じゃないんだから、おかしいよ」 と思うのですが、彼女にとっても “ニックネーム” になってしまっているようです。
でもね、本当の編集長がいるわけですから、その人が2人の会話を聞いたら、さぞかし張り合いが悪いのじゃないかなって、不安に思うのであります。
そんなKさんから、今年もひと足早く、クリスマスカードとプレゼントが届きました。
<来年は入社から丸10年を迎えます。節目の年も宜しくお願いします!>
と書かれたメッセージ。
そして、恒例の卓上カレンダーです。
毎年、僕は彼女から届く、このカレンダーを楽しみに待っています。
今年も残りわずかとなりました。
過ぎ去った1年間を振り返りつつ、新しいカレンダーのページをめくります。
1月、2月、3月……
5月で手が止まります。
順調に取材と執筆が進めば、この頃には新刊が出版されているわけです。
6月、7月、そして8月
来年の8月8日は、火曜日なんですね。
僕の誕生日です。
いよいよ、還暦にリーチです。
50代最後の夏を、どう生きようか?
思いっ切り、暴れてやろうか!?
考えただけで、ワクワクしてきます。
Kさん、毎年毎年、素敵なプレゼントをありがとうございます。
あれもやりたい、これもしてみたい、それも……
夢と期待に胸がふくらむ本当に素敵なプレゼントです。
10年の節目の年に、思い出に残るような仕事が、一緒にできるといいですね。
来年もよろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 21:50│Comments(0)
│つれづれ