2018年07月13日
無事、下山しました!
“出版は登山に似ている”
さしずめ著者にとっての 「登頂」 は、脱稿(原稿を書き終えること) です。
達成感という絶景を味わいます。
しかし登山とは、山頂に立つことではなく、無事に帰ること。
下山して、初めて登山が完結します。
では、出版において下山とは?
編集者、カメラマン、デザイナーたちとの制作です。
完成に向けて、チームワークを駆使して、一歩一歩丁寧に仕上げていきます。
今日、最後の制作会議を終えました。
「すり合わせ」 という作業です。
1校、2校と校正を終えたゲラ刷り(校正用に刷った印刷物) の最終チェックを行いました。
「お疲れさまでした」
「それでは、これでお願いします」
表紙、本文、奥付等のチェックを終え、ここから先は、すべてをデザイナーと編集者に託します。
後は、野となれ山となれ!
泣いても笑っても、出版日は来るのです。
そして僕らは、「下山」 を無事に終えました。
でも、下山口で振り返っても見えるのは、うっ蒼と生い茂った森だけです。
そう、たった今、スタッフ全員で抜けて来た深い森が見えるだけ。
あと、もう少し歩かなくてはなりません。
山のふもとの町のバス停まで……
そこから振り返った時、僕らが制覇した山の全容が見えるはずです。
(その間に、印刷~製本と作業が行われます)
そしてバスに揺られ、電車を乗り継ぎ、我が家に帰る頃、本が書店に並びます。
☆ 小暮淳・著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん/定価 1.000円税込) は、8月8日の発売です。
●問合・予約/ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
Posted by 小暮 淳 at 20:07│Comments(0)
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