2018年11月26日
ガンバレ! 人生百年
去年よりも今年、先月よりも今月と、日を追うごとに急速に老化が進んでいます。
僕の両親のことです。
オフクロは91歳。
脳梗塞と脳出血を患い、現在でもリハビリ施設に入院しています。
体の麻痺や言語障害はなくなりましたが、体力が乏しく、寝たきりの生活を続けています。
オヤジは94歳。
この歳まで病気一つせず、生きてきました。
健康がとりえの人でしたが、10年前から認知症が進んでいます。
もう家族のことは誰一人分かりませんが、頭以外は “健康” なので、デイサービスとショートステイを組み合わせながら在宅介護をしています。
ただ、肉体の老化は、凄まじいスピードで進んでいます。
立つ、起きる、歩く、座るという動作は、一人ではできません。
当然、介助が必要なのですが、いよいよ、介助付きでも危なくなってきました。
段差があると足が上がらない、歩くのにも一歩がなかなか踏み出せない、何よりも立っているだけで膝から崩れ落ちてしまいます。
「あー、疲れたよ」
「疲れたって、今、立ったところだよ」
「横になりたいよ。布団を敷いておくれ」
「まだ昼間だよ。寝るには早いよ」
「そうかい、オレは何をしたらいいんだい?」
そんな堂々めぐりの会話が、繰り返されます。
でも、無理はありません。
足を見れば、ガリガリですもの。
太ももは、細ももです。
ふくらはぎもありません。
膝から下は、ただの棒のようです。
これでは、歩くことも立つことも、できませんって!
ただ、おかげさまで食欲だけはあります。
食べて、寝て。起きて、食べて。そして、寝て。
そんな毎日が、何年も続いています。
オヤジ、人生百年時代なんだってさ。
あと6年じゃないか!
がんばろうぜ!
もっと、足に筋肉を付けなくっちゃ!
イッチニ、イッチニ、イッチニ……
今日も僕のかけ声とともに、部屋からトイレまでの数メートルを頑張って歩いています。
Posted by 小暮 淳 at 13:34│Comments(0)
│つれづれ