2019年05月18日
どこかで 誰かが⑬ 連載の力
<「はつらつ温泉」 初めて読みました。いいお話ですね。>
知人の男性から、メールが届きました。
「はつらつ温泉」 とは、高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」 に毎月連載しているコラムのことです。
彼が読んだのは、今週発行号に掲載された第37話の 「好きな温泉探し」 のようです。
この回では、僕が講師を務める温泉講座について書きました。
泉質や効能を知ることも大切ですが、講座では “いい温泉探し” をするのではなく、みんなで自分の “好きな温泉探し” の旅をしているという内容です。
早いもので、この連載もスタートから丸3年が過ぎ、4年目に入りました。
で、ふと思ったのであります。
彼は高崎市在住で、僕が 「ちいきしんぶん」 という冊子に連載をしていることも知っているのに、<初めて読んだ> と知らせてきたのです。
たまたま見たのかもしれませんが、それにしても <初めて読む> までに3年の月日を要したということです。
そう考えると、つくづく “連載” とは、続けることに意味があるのだと思いました。
だって、もし、今年の3月で 「丸3年でキリがいいから」 と連載を打ち切っていたら、彼は永遠に僕のコラムを読めなかったし、メールを送ってくることもなかったわけです。
このブログにも書きましたが、以前、イギリスに暮らす友人が、偶然、日本から送ってもらった雑誌の中に、僕の書いた記事が載っていたことに感動して、わざわざ国際電話をかけてきたことがありました。
※(当ブログの2018年8月10日 「どこかで誰かが⑩ロンドンの旧友」 参照)
このときも、「単発の記事ではなく、連載だったから彼の目に留まったのだ」 と思いました。
そう、連載の持つ “力” が、偶然の確率を大きくして必然に変えるのだと!
その昔、雑誌社の記者を辞め、フリーランスのライターになることを決心した若き日のこと。
「絶対、新聞や雑誌に連載を書けるライターになる」
と、心に誓いました。
単発の無記名記事ばかり書いていた駆け出しの頃です。
“使い捨てライター” なんて、呼ばれたくないと……
あれから四半世紀。
なんとかライターを職業として今日まで暮らして来たけれど、どこまで走り続けられるのやら。
生涯現役ライターの道は、まだまだ続きそうです。
Posted by 小暮 淳 at 12:09│Comments(2)
│執筆余談
この記事へのコメント
まったくテーマ違いのコメントになってしまいますが、お許しください!
さきほど知ったのですが、BIGLOBE等の旅サイトが行っている「みんなで選ぶ第11回温泉大賞」で、県別部門で群馬県が「東の横綱」になってました☆彡
おめでとうございます!!とり急ぎ~!
さきほど知ったのですが、BIGLOBE等の旅サイトが行っている「みんなで選ぶ第11回温泉大賞」で、県別部門で群馬県が「東の横綱」になってました☆彡
おめでとうございます!!とり急ぎ~!
Posted by ムク at 2019年05月20日 11:33
ムクさんへ
よっしゃーーーっ!!!
ついに、“湯の国ぐんま” の時代が来ました!
温泉地部門では、絶対王者の草津が11年間連続、横綱の座を守り続けていますが、今回は小結に伊香保が昇格しました!
♪ GOGO温泉パラダイス YUYU湯の国ぐんま県 ♪
よっしゃーーーっ!!!
ついに、“湯の国ぐんま” の時代が来ました!
温泉地部門では、絶対王者の草津が11年間連続、横綱の座を守り続けていますが、今回は小結に伊香保が昇格しました!
♪ GOGO温泉パラダイス YUYU湯の国ぐんま県 ♪
Posted by 小暮 淳 at 2019年05月20日 22:18