2019年08月05日
ゼロ市町村と平成温泉
群馬県内には、約100の温泉地があります。
“温泉地” とは、宿泊施設がある温泉のことです。
ですから、日帰り入浴施設は含まれません。
で、県内には35の市町村があります。
一番、温泉地が多い市町村は、みなかみ町です。
18湯あります(現在、2ヶ所が休業中ですが……)。
次いで、吾妻町や片品村、嬬恋村、中之条町など上位は、すべて県北部の町村が占めています。
当然ですが、1つも温泉地が無い “ゼロ市町村” も存在します。
今まで、そんなことは何も気にかけていなかったのですが、さる不都合が生じてしまいました。
それは、不公平感です。
僕は数年前から群馬県が企画するグラビア雑誌に、県内の温泉を紹介する記事を連載しています。
問題は、県の雑誌というところです。
自分の独断と偏見で自由に書ける著書とは違い、「次は○○温泉でお願いします」 と依頼されます。
第1回、四万温泉(中之条町)
第2回、老神温泉(沼田市)
第3回、野栗沢温泉(上野村)
第4回、川場温泉(川場村)
第5回、下仁田温泉(下仁田町)
と続き、
第19回、川古温泉(みなかみ町)
第20回、磯部温泉(安中市)
と回を重ねてきました。
ここまで、市町村の重複はありません。
で、ついに 「不公平を無くすために県内くまなく」 という理由から “ゼロ市町村” にもスポットを当てることになったのです。
つまり、何百年という歴史はないけれど、「平成時代に掘削により湧いた温泉を所有する市町村も紹介して欲しい」 ということです。
確かに、観光的には人気の温泉施設がある市や町や村があります。
ちょっと、調査してみる必要がありそうです。
ということで、今日は朝から某村を訪ね、30年前に温泉が湧いたという共同浴場と湯を引いている施設のロケ、それと役場に寄って話を聞いてきました。
開湯伝説や老舗旅館は存在しませんが、それなりに平成の時代に紆余曲折したボーリング温泉の歴史がありました。
これも時代が、令和に変わったからできる企画ですかね。
“平成温泉をゆく”
ご期待ください。
Posted by 小暮 淳 at 19:47│Comments(0)
│執筆余談