2020年03月14日
残念ながら最終回
すでに新聞報道等で、ご存じの方も多いかと思います。
群馬県の情報誌 『グラフぐんま』(企画/群馬県、編集・発行/上毛新聞社) が、来月4月10日発行の4月号をもって廃刊されることになりました。
『グラフぐんま』 は昭和42(1967)年創刊。
来月号で第622号を数えます。
写真を大きく扱ったワイドな紙面で、県政情報や地域情報をふんだんに発信してきました。
現在の発行部数は約15,000部、年9回発行。
書店でも販売されていますが、主に学校や図書館、医療機関、金融機関、郵便局などには無料配布されているため、多くの県民に愛されてきました。
今回の廃刊について県の広報課は、「スマートフォンの普及により、県民が待合室などでグラフを読む機会が減った」 からと理由を説明。
県民がインターネット上で、さまざまな写真を手軽に見られるようになった影響が大きいとしています。
令和になり、ますます紙面による活字離れが進んでいるということの表れのようです。
僕は平成29(2017)年の5月号から 『温泉ライター小暮淳の ぐんま湯けむり浪漫』 というシリーズを連載しています。
今までに26温泉地を紹介しました。
そして今週、27温泉地目の原稿を仕上げたばかりでした。
突然の県の発表に多少の驚きはありましたが、これも時代の流れです。
廃刊は、うすうす感じていました。
本当は、もっともっとたくさんの温泉を県民のみなさんに紹介したかったんですけどね。
これだけは、仕方ありません。
『グラフぐんま』 の連載を楽しみにされていた読者のみなさん、本当に長い間、ありがとうございました。
来月号が最終回となってしまいましたが、僕の “湯けむり浪漫” は、これからも続きます。
また、別の紙面でお会いしましょう!
Posted by 小暮 淳 at 13:08│Comments(0)
│執筆余談