2020年05月28日
コロナ知らず
緊急事態宣言が解除され、徐々に日常が戻りつつあるようですが、みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?
僕の場合、依然、“サンデー毎日” が続いています。
思えば、こんな日常は、この仕事に就いて以来、初めての体験です。
バブルの恩恵もなく、リーマンショックの影響も受けず、可もなし不可もなし、いつだってマイペースで生きてきました。
が、今回だけは、参りました!
ライターという仕事は、デスクワークが主だと思われがちですが、実は執筆は全体の半分以下なのです。
しかも、その執筆も取材があってこそ発生する仕事なので、外出自粛が続けば、おのずと執筆もなくなります。
困ったものです。
ところが世の中には、まったくコロナ禍とは無関係な職業の人たちがいます。
誰だと思いますか?
「相変わらずアトリエに、こもっています」
「毎日、作品を創っています」
そうです! 芸術家と呼ばれる人たちです。
画家、彫刻家、陶芸家など、古くから付き合いのある友人・知人と、電話やメールで話をすると、決って 「何も変わらない」 との言葉が返ってきます。
唯一の変化は、個展や作品展などのイベントが中止になったくらいのようです。
うらやましい!
彼ら彼女らにとって、作品を創るということは、“売れる”“売れない” に関わらず、その作業自体が日常なのです。
ライブ活動のある音楽家やミュージシャンとは、創作のスタイルが異なるようであります。
ゆえに、コロナの影響を最も受けにくい職業といえるかもしれません。
僕にとって、うらやましい職業の人たちは、まだいます。
イラストレーターやデザイナーです。
彼ら彼女らは、芸術家たちとは違い、クライアントからの発注があってこそ成り立つ職業です。
ゆえに、コロナの影響は受けています。
仕事の受注量は、確実に減少しているようです。
でも、しかーし!
僕がうらやましいのは、そもそもが自宅でのデスクワークなのだから、外出自粛という事態が苦ではないということです。
「仕事は減りましたが、日常は変わりませんね」
「そもそも出不精だから、この仕事を選んだのですから」
とは、やっぱり、うらやましーい!
それに引き換え、僕の場合は、まさに人生そのものが 「マグロの回遊」 ですからね。
泳ぎ続けていないと、死んじゃうんです。
一時もジッとしていられない性格なのですから……
ということで、毎日せっせと、無駄にウォーキングとサイクリングに出かけています。
ああ、なんと落ち着きのない人生なのでしょう。
ただの貧乏性かもしれませんけど。
Posted by 小暮 淳 at 10:07│Comments(0)
│つれづれ