2020年06月09日
謎学は楽し!
「そろそろ、いかがですか?」
「大丈夫ですか?」
「3密を避ければ、いいでしょう。何より読者が待っていますよ」
とかなんとか、編集長と電話のやり取りがあり、急きょ、編集会議を開きました。
僕は一昨年(2018年8月)、『民話と伝説の舞台』 という著書を出版しました。
これは高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」 の2007年8月~2018年7月に連載されたエッセイを、まとめたものです。
そして、この本には、サブタイトルが付いています。
“謎学の旅” です。
ということで、民話と伝説の謎学の旅は、本の出版を機に連載を終了しましたが、読者には好評だったため、引き続き、昨年の2月より “シリーズ2” として、新たに 「ぐんま謎学の旅」 が始まりました。
今回のシリーズは、民話や伝説に限らず、ミステリースポットなど、まことしやかに伝わる不思議な現象や歴史の事象を徹底解析する、相変わらずバカバカしくて、ちょっぴりためになる企画なのであります。
ところが昨年12月の 「マリア像を探せ! 隠れキリシタンの里を訪ねて」 の掲載以降、コロナ自粛もあり、連載は途切れていました。
でも、いよいよ、満を持して、再連載スタートです!
「小暮さん、その後、ケサランパサランは順調に育っていますか?」
「順調かどうか、何の変化もないよ」
「では、ケサランパサランのネタは無理ですかね?」
「ああ、子どもでも産んでくれればね。観察記録でも書けるんだけど……」
会議は、難航していました。
と、突然、何の脈略もなく、編集長が、
「K・Tって、前々から気になっていたんですよね」
「K・Tって、あのK・T?」
「ええ、そうです」
K・Tとは、群馬県民なら誰でも知っている歴上の人物です。
「人物追っても、仕方ないでしょう?」
と僕が言い終わらないうちに、待ってました!とばかりに編集長は、テーブルの上に数冊の本をドン!と積みました。
「外伝ですよ」
「ほほう! 外伝ね……」
しばらく時間をいただいて、僕はパラパラと書籍類に目を通しました。
「いかがです? 面白そうでしょう?」
「いいね、これはトリビアだね」
「しかも、しっかり舞台もあります。写真の撮影もできますよ」
「だね、次回は、これで決まりだな!」
ということで、すぐに取材日も決まりました。
掲載は、7月~8月の予定です。
乞う、ご期待!
謎学は楽し!
Posted by 小暮 淳 at 11:37│Comments(0)
│謎学の旅