2020年06月17日
戒厳令の夜明け
久しぶりに、呑んできました。
ウソです!
もとい、正確に表記します。
外で呑んだことを、久しぶりにブログに書きます。
緊急事態宣言が発令されてからというもの、不要不急の外出が厳しくなり、“のん兵衛” には肩身の狭い世の中になりました。
発令解除後、世の中は徐々に元の状態に戻りつつありますが、やれ 「3密」 だの、やれ 「ソーシャルディスタンス」 だの、依然、“のん兵衛” には、不自由な世の中であります。
のん兵衛のみなさんは、どんな自粛生活を送っていましたか?
もっぱら僕は、「一人呑み」 でしたが、ちまたでは 「リモート呑み」 なんていう可笑しな飲み会を開いている人たちもいたようで、あの手この手で、酒を切らさない生活を維持していたようでですね。
あっ、また、ちょっぴりウソをつきました。
“もっぱら一人呑み” といいましたが、時々、「闇酒」 を呑みに、こっそりと夜の街へ出かけました。
もう、時効だからいいですよね。
正直に、お話しします。
悪い仲間から “闇メール” が送られて来るのです。
「待ってました!」 と、出動要請がかかります。
抜き足、差し足、忍び足……
憲兵に見つからぬよう、非国民と呼ばれぬよう、そーっと、そーっと、夜の街へ出かけます。
「山」
「川」
「よし、入れ」
そんな合言葉はありませんが、平日の真昼間に集まり、美酒に酔うのであります。
闇の味は、蜜の味。
同じ 「みつ」 でも、こちらの蜜は大歓迎です。
そんな我慢(?) の戒厳令の期間を無事に乗り越えて、少しずつですが、僕らのん兵衛にも、以前のような日常が戻ってきました。
もう、後ろ指はさされません。
(もちろん、3密を避けて、ソーシャルディスタンスを保ちながらです)
「あっ、ジュンさん!」
「お久しぶりです」
「また、よろしくお願いします」
「こちらこそ」
「では、カンパイ!」
以前ほどのにぎわいは、まだないにしても、陽気な常連たちが、いつもの店に顔を出し始めました。
「やっぱり酒はさ、こうやって相手の顔を直接見ながら呑まなくちゃね」
「そーだよ、リモートだか、なんだか知らないけどよ、あんなのダメだよ。ノミニュケーションが、とれませんって」
いいぞ、いいぞ、だんだんメートルが上がって来たぞ!(死語かも)
良き酒、良き店、良き仲間が、帰ってきました。
戒厳令の夜明けじゃーーーっ!!!
Posted by 小暮 淳 at 12:00│Comments(0)
│酔眼日記