2020年09月01日
なみだ涙の四万ブルー
《絶景を見るための秘訣は、自然とひとつになることでした。》
聞き覚えのあるナレーションがテレビから流れてきました。
あれ?っと思い振り返ると、テレビ画面の中に、湖上でカヌーを楽しむ吉永小百合さんの姿が……
これって、以前も流れていたCMですよね。
JR東日本の 「大人の休日倶楽部」、『奥四万湖篇』。
確か、放送されていたのは今年の3月頃でした。
4月~6月に開催予定だった 「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」 に合わせて作られたPR用のCMです。
前作の 『古墳王国群馬篇』 に次いで、今度は、湖のある四万温泉(中之条町) が注目の観光スポットになるはずでした。
中之条町の観光大使と四万温泉大使を務める僕としても、大いに期待していました。
ところが!
突然、このコロナ騒動です。
デスティネーションキャンペーンのみならず、CMに合わせて奥四万湖で開催予定だったダムエレベーターの特別開放のイベントまで中止になってしまいました。
なのに、どうして今、また同じCMが流れ出したのでしょうか?
関係筋によれば、これはJR東日本側による配慮だったようです。
キャンペーン中に運行予定だった臨時列車や団体専用列車が運休になってしまったため、「地域の魅力が十分に発信できなかった」 として、異例の再放送を決めました。
温泉協会によれば、CMの効果は絶大で、「あの美しい湖は、どこですか?」 との問い合わせも多く、週末になると県外ナンバーの車が奥四万湖を目指して、大勢やって来るとのことでした。
もちろん僕も、過去には何度となく訪れています。
「四万ブルー」 と呼ばれる鮮やかな “青い水” は 、一度見たら目の奥に焼き付いて、忘れることができない美しさです。
運が良ければ、水を飲みに山から下りて来る天然記念物のニホンカモシカの姿にも出合えるかもしれません。
CMが流れるたび、うれしくて、うれしくて、目頭が熱くなります。
大使としてではなく、四万温泉ファンの一人として、四万の魅力を、もっともっと、たくさんの人に知っていただけたらと思います。
小百合さん、ありがとうございます!
Posted by 小暮 淳 at 15:05│Comments(0)
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