2020年09月19日
最終回!今日の毎日新聞
<心や体を癒やしに温泉に行く──。群馬県の温泉に詳しい前橋市在住のフリーライター、小暮淳さんは、そんな昔の 「湯治」 のような素朴な旅を自書や講演などで長年推奨してきた。>
(2020年9月19日付 毎日新聞首都圏版より)
いよいよ、最終回となりました。
今月5日付より、毎日新聞の首都圏版にて掲載が始まったシリーズ 『やすらぎの宿』 「霧積温泉 金湯館」 (全3回) が、今日、完結しました。
ざっと、これまでの記事の紹介をすると……
「上」 (第1回)
<偉人が愛した避暑地>
<人気小説の原点にも>
と題し、明治時代には避暑地として人気があり、伊藤博文や勝海舟などが訪れたことや、詩人・西条八十が書いた詩の一節をモチーフにした作家・森村誠一のベストセラー小説 「人間の証明」 の舞台になったことに触れています。
「中」 (第2回)
<110年一軒で守りつぐ>
<山津波被害後に託され>
との見出しで、度重なる災害と闘いながらも、家族で温泉と宿を守り続ける佐藤家 (湯守) のこれまでを追いながら、毎分300リットルという豊富な量を誇る湯の魅力についても記しています。
そして、今日の最終回 「下」 (第3回)
<秘湯で心や体癒やす>
<手つかずの自然 脅威に>
またしても襲いかかる自然の猛威!
昨年10月に群馬県を襲った台風10号により、県道が崩落し、通行止めになってしまった金湯館。
それでも湯治客らは、長野県側のルートから山道を3時間も歩いて、やって来てくれたといいます。
4ヶ月後の2月、県道が復旧したのも束の間、3月に入ると今度は新型コロナウイルスの感染拡大で、ふたたび秘湯の宿は苦境に立たされました。
そこで、僕の登場となります。
冒頭に続き、こうコメントしました。
<コロナ禍だからこそ小暮さんは源泉を守る温泉宿にエールを送る。「大きな宴会などはできずとも、行ったことがない近場の小さな温泉地の魅力を再確認するような機会になれば」>
筆者の尾崎記者、丁寧な取材と記事を、ありがとうございました。
今後、ますますの活躍を楽しみにしています。
Posted by 小暮 淳 at 11:54│Comments(0)
│温泉雑話