2020年12月01日
千里を走る馬に乗って
♪ 金もいらなきゃ 女もいらぬ
あたしゃ も少し背がほしい
ひと昔前、このギャグで一世を風靡したのは、確か 「玉川カルテット」 という浪曲漫才グループでした。
このフレーズに、もし自分を当てはめてみるならば、こうなります。
♪ 金もいらなきゃ 女もいらぬ
おいらは もっと酒がほしい
根っからの酒好きであります。
“芸は身を助ける” なんて言いますが、酒好きが高じて、昨年から 「ぐんまの地酒大使」 に任命されました。
酒って、いいでよね~!
だって、溺れても、決して裏切りませんもの。
これが、もし金や女だったら、溺れたら最後、裏切られて、捨てられて、散々な目に遭っているはずです。
そんな僕の心を知ってか、世の中には殊勝な方々がおられます。
最近、立て続けに、2本の酒が届きました。
1本は、ご存じ! 「赤兎馬(せきとば)」。
一時は、なかなか手に入らないことで話題になったことのある鹿児島県 (濱田酒造) の芋焼酎であります。
赤兎馬とは、三国志に登場する千里を走るという名馬の名。
その名のごとく、のど越し清涼にして、天を舞うような酔い心地が味わえます。
もう1本は、これまた入手困難な群馬の地酒 「浅間山(あさまやま)」(浅間酒造)。
実は、この酒、今回、初めて呑みました。
お恥ずかしい話、せっかく 「ぐんまの地酒大使」 に任命されているのだから、県内の全銘柄を制覇しておかなければ……と飲み歩いていたのですが、この酒だけが “未飲” でした。
そんな話を、きっとどこかで、僕は酔った勢いで話したんでしょうね。
そして、それを聞いていた人がいた。
「だったら送ってやろうじゃないか」
と、さっそく届けてくださったようであります。
ああ、なんたる幸せ!
呑むほどに、酔うほどに、僕の体は宙を舞います。
今宵もひとり、千里を走る馬に乗り、浅間山のまわりをグルグルと駆け回っております。
Oくん、I さん、ありがとうございました。
感謝!
Posted by 小暮 淳 at 13:53│Comments(0)
│酔眼日記