2020年12月06日
紙芝居会議
新聞に興味深いコラムが載っていました。
それは 「玉手箱」 の語源。
古い辞書の説では、「魂出匣」 (たまでばこ) だったとのことです。
昔、魂を身の外に出して保存すると、不死身になるという信仰があったようです。
そう考えると、浦島太郎が玉手箱を開けて老人になってしまったのも、自分の魂の入った箱を知らずに開けてしまったからと解釈することができます。
さてさて、浦島太郎といえば、たびたび、このブログでも紹介している群馬県伊勢崎市に伝わる “浦島太郎伝説” があります。
拙著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の中で、「竜宮へ行った男が持ち帰った3つの品」 というタイトルで紹介したところ、出版当時、新聞やラジオなどで取り上げられ、話題になりました。
「海のない群馬県に、なぜ浦島太郎伝説なの?」
やがて、この話題は、群馬から遠く離れた街頭芸人の耳に入り、月日を重ね、このたび “紙芝居” として口演されることになりました。
演目は、『いせさき宮子の浦島太郎』 です。
作/小暮 淳 (フリーライター)
画/須賀りす (画家・イラストレーター)
演/石原之壽 (壽ちんどん宣伝社 座長)
昨日は、その制作の最終会議でした。
3人が集まり、カット割りや文章およびタイトルの補修性が行われ、そして、ついに! 初演日が決定しました!
来年1月の最終土日。
会場は、伝説の地元、伊勢崎神社。
と、昨日の段階では、そこまでです。
今後、詳細が決まり次第、お知らせします。
昔懐かしい、街頭紙芝居の世界を再現いたします。
乞う、ご期待!
壽ちんどん宣伝社 新春街頭紙芝居
『いせさき宮子の浦島太郎』
●日時 2021年1月30日(土)、31日(日) 10:00~15:00
●会場 伊勢崎神社 境内 (群馬県伊勢崎市本町)
●演者 石原之壽 (いしはらのことぶき)
Posted by 小暮 淳 at 11:53│Comments(0)
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