2021年01月10日
ウイズコロナは悲喜こもごも
「ボロは着てても心は錦じゃ~!」
負け惜しみなのは分かっていても、そう叫ばずにはいられませんでした。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。
あまりに長引く “ウイズコロナ” は、私たちの生活や人生、はたまた未来までもを変えようとしています。
閉店せざるを得なくなった自営業者、リストラされた会社員、仕事を減らされたパートタイマー……。
それだけではありません。
ローンが払えずに家を手放した人、家賃を滞納して部屋を追い出された人……。
目に見えないところで、人々の限界はせまりつつあります。
ところが、意外や意外、一方で景気の良い話もあるのです。
なんでも、デパートでは宝飾品や時計、絵画などの高額商品が飛ぶように売れているといいます。
それもコロナ前よりもアップしているとか。
いったい、この現象は?
と、思案したところで貧乏人には、生涯解けない問題ですが。
答えは、富裕層のストレス解消による “巣ごもり消費” なのだといいます。
所得が高い人ほど、海外旅行などの娯楽やレジャーへの支出割合が高く、その分のお金が高額品に向かったようです。
「コロナ禍は、世の中からお金が消える経済危機ではない」
とは、さる識者の見解ですが、どうみても僕と僕のまわりからは、完全にお金が消えています。
コロナ禍は、ますます社会の格差を広げているようです。
いつの時代でも、いつの世でも、人々の暮らしは 「悲喜こもごも」 であります。
ついついウイズコロナの現状を語る場合、「悲」 ばかりがクローズアップされがちですが、庶民とは無関係な世界には、ちゃんと 「喜」 の部分が存在していたのですね。
新聞に宝飾時計店社長の、こんなコメントが載っていました。
<富裕層には200~300万円の時計が人気なのに加え、2019年までは全店で月に数本程度だった1本1000万円以上の時計の売り上げが、コロナ禍の今、毎日どこかの店舗で売れるようになった。>
ま、僕には関係ない話ですが、最後に、もう一度だけ叫んでもいいですか!?
「ボロは着てても心は錦じゃ~!」
Posted by 小暮 淳 at 12:13│Comments(0)
│つれづれ