2021年01月22日
最東端温泉地が変わる!?
「温泉地」 とは、“宿泊施設のある温泉” のことをいいます。
ですから、都道府県などの温泉地数には、日帰り温泉施設は含まれていません。
群馬県の場合、現在、約100ヶ所ありますが、一軒宿の廃業により、年々減少の一途をたどっています。
たぶん、正確には100ヶ所を切っていると思われます。
ただ、100年前は約70ヶ所でしたから、実際には増えていることになります。
なぜ増えたのか?
その答えは簡単です。
100年前は、そのほとんどが自噴泉だったのに対して、現在は半数以上が掘削泉だからです。
また1つ、群馬県内に掘削泉の温泉地が誕生するかもしれません。
<東武伊勢崎線川俣駅周辺整備の一環となる温泉掘削事業で、明和町と民間企業が出資したまちづくり会社 「邑楽館林まちづくり」 は、温泉の湧出を確認したことを明らかにした。>
(2021年1月19日付 上毛新聞より)
泉質/弱アルカリ性のナトリウム塩化物温泉
湧出量/毎分約130リットル
泉温/41.7度
とのことですが、まだ掘削途中のようで、温度は上がる可能性があるとのことです。
で、この温泉を何に利用するのか?
日帰り温泉施設ならば 「温泉地」 のカウントには入りませんが、どうやら新聞記事によれば <2022年開業予定のホテル内の温浴施設などで活用する方針> とあります。
となると、群馬県の温泉の歴史が変わることになります。
現在、最東端温泉地は、太田市の 「やぶ塚温泉」 です。
これが明和町となると、『つる舞う形の群馬県』(上毛かるた) のツルのくちばしの先っぽまで移行します。
もう、まさに群馬県の東の端で、これ以上東は、お隣の栃木県です。
これは、喜ぶべきことなのか、思案のしどころですが、完成すれば、事実上の群馬県最東端温泉地となります。
はたして、何という温泉地名になるのでしょうか?
今後の発表を待ちたいと思います。
Posted by 小暮 淳 at 14:25│Comments(2)
│温泉雑話
この記事へのコメント
先日その記事を読み、群馬県地図を見て場所を知りました。
一度も行ったことのない地区なので、楽しみなのですが・・・。
現在、渋川の日帰り温泉「花湯スカイテルメリゾート」が、敷地内に宿泊施設を建てています。
ここも、近いうちに群馬の温泉地に加わることになるのでしょうか。
名称は、渋川温泉でしょうか、それとも・・・?
掘削による日帰り温泉が、1部屋でも宿泊施設を併設したら温泉地になるのでしょうか?
温泉地というのは、もっと威厳のある神秘的な地域であってほしいと思うのは、昔の人間なんでしょうか?!
一度も行ったことのない地区なので、楽しみなのですが・・・。
現在、渋川の日帰り温泉「花湯スカイテルメリゾート」が、敷地内に宿泊施設を建てています。
ここも、近いうちに群馬の温泉地に加わることになるのでしょうか。
名称は、渋川温泉でしょうか、それとも・・・?
掘削による日帰り温泉が、1部屋でも宿泊施設を併設したら温泉地になるのでしょうか?
温泉地というのは、もっと威厳のある神秘的な地域であってほしいと思うのは、昔の人間なんでしょうか?!
Posted by ヒロ坊 at 2021年01月22日 15:33
ヒロ坊さんへ
たとえば、駅前のビジネスホテルが温泉を掘削すると、やはり、そこも温泉地としてカウントされてしまうんですね。
でも温泉地というと、開湯何百年と歴史のある自然湧出泉のイメージがありますよね。
もしかすると、それって昭和のイメージなのかもしれませんね。
令和の温泉は、かなり変貌すると思われます。
(ちょっと残念ですが)
たとえば、駅前のビジネスホテルが温泉を掘削すると、やはり、そこも温泉地としてカウントされてしまうんですね。
でも温泉地というと、開湯何百年と歴史のある自然湧出泉のイメージがありますよね。
もしかすると、それって昭和のイメージなのかもしれませんね。
令和の温泉は、かなり変貌すると思われます。
(ちょっと残念ですが)
Posted by 小暮 淳 at 2021年01月23日 11:20